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第1715話 対策を考える
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「シュウ様が考案した索敵補助魔法では、ゴーレムは反応しませんね」
ソフィーが先ほどのことを思い出して、俺が考案した方法で反応が無かったことに悩んでいるようだ。
「イテテテテ、待て待て、みんなで回復するな。実際には痛くないけど、そう感じてるだけだから。問題ないから大丈夫だって!」
しっかり防御してダメージは最小限だったので本当は痛くなかったのだが、なんとなくイテテテテって言ってしまったら、心配した妻たちが全員で回復魔法を使ってきた。心配してくれるのは分かるけど、みんなで回復はやり過ぎだっての!
「ビックリした。魔法生物でも無機物を素とした魔物には、聞きにくいかもしれないな。ゴーレムとかってもともと魔法の効きが悪いもんな。一定ライン以上の威力が無いと、魔法の効果が出ないってどうなんだろうな」
「そうかもしれませんが、さすがにシュウ様が不意打ちで、2度目の攻撃を受けるようなことは、避けたいのですが」
「はいは~い。ちょっと前に、ミーちゃんたちがピースを見てカッコいい! って言ったのを思い出したんだけど、あのタイプの銃で攻撃しても反応はないのかな?」
シェリルが、そんな事を言った。
む? 娘たちにピース、サブマシンガンをみせたのは誰だ? この世界でセーフティーが銃に罹っているとはいえ、かなり危ないはずなのに、そんな事を考えていると、
『シュウ君、ごめんなさい。シュウ君には話してなかったのですが、ゲームなどで銃を知っていたミーシャたちに質問された時に、ピースを見せてどういうものか教えたの。その際にミーシャたち1人につき3人とスライム3匹を付けて、何度か撃たせてみたの。危ないから、同じような物を見つけても触らないように教え込みながらね』
無線からミリーの声が聞こえてきた。マンガ好きなミーシャたちなら、銃についても聞きたくなるよな。もし危ないからって言葉だけだったら、あの子たちは絶対に納得しないだろう。ある程度知りたい欲が治まれば、興味をなくすとでも判断したのかな?
『その後に、全員の銃と予備の銃を確認して、すべて娘たちの手が届かない場所に保管しています』
偶然にも見つけられないように、銃はしっかりと隠してくれたようだな。個人認証用が必要な箱の中にでも隠しているのかな。
「了解、ミリー。ピースか……普段使っている弾丸だと、跳弾が怖いな。物にぶつかった後に変形する、鉛とかに弾丸を変えるか? そうすれば跳弾せずに潰れるんじゃないか? それで反応してくれたらいいんだけどな」
斥候組の妻たちが自分の腕輪に入っているピースを取り出し、動作確認を行い始めた。腕輪の中に入れていたのなら、時間での劣化も温度による変形もないので、本当に軽く確認するだけで済んでいる。
俺はチェルシー・マリア・ソフィーの3人に鉛の弾丸を入れたマガジンを3個ずつ渡す。急ぎで作ったので、1人3個分しか作れなかった。
ピースの元となった銃は、本来は50発まで弾丸が入るマガジンなのだが、改造されているピースは弾薬いらずで、マガジンに100発も詰め込むことができる。推進剤になる弾薬変わりは、銃本体に埋め込まれた魔核が代わりに使う、火魔法なので飛んでいく弾頭の部分だけで問題ないのだ。
本来の弾頭のサイズであれば、下手したらさらに倍ほどの弾を入れられるかもしれないが、詰まりやすかったので今のサイズにおさまっている。
少し移動速度を落として進んでいくと、ゴーレムらしき塊をいくつも発見する。銃弾を何発か打ち込んでみたが反応なし。本当に魔物では無いのだろうか? シュリが近くまで行きハンマーで叩いても動かないので、ゴーレムでは無かったようだ。
それから更にゴーレムらしき塊を見つけては攻撃してみるが、25階で追加で見つかる事はなかった。
「この配置が計算尽くだったら、このダンジョン作った奴、かなりいい性格してるな。この階が適正レベルの冒険者とかだったら、あの不意打ちで何人か死んでいる可能性の方があったかもな。多分、油断した頃にまたゴーレムがいるだろうな」
思わず口にしてしまった。適正レベルの冒険者たちであれば、進むのにかなり神経をすり減らして進む事になっただろう。気軽に進められるのは、俺たちだからだろうな。
「もしかしたら、あのゴーレムもそこまで強くないかもしれませんよ。不意打ちでケガをさせるくらいに、強さを落としている可能性だってあると思います。ケガをするレベルであれば、戻らずに進む事を考えると思います。神経がすり減った時に、強いゴーレムを置いている、その可能性も高いと思われます」
キリエの言うことには一理ある。死人が出れば退却をする可能性の方が高いな。怪我をするだけで回復できるなら、進む可能性が高くなる。そう考えると、あのゴーレムは弱かった可能性もあるのか。
俺が攻撃を受けたせいで、次の瞬間にミンチ、粉々になっていたので、強さを測り間違えたかもな。
神経をすり減らした後を狙うなら……
「次は29階の可能性が高そうだな」
何人か頷いているので、俺と同じことを考えた妻もいるようだ。
26~28階まで神経をすり減らしながら進んだのにゴーレムが湧かずに、29階で油断した所にガブッと! きそうだな。
でも、もしかしたら29階じゃなくて、魔物の変わる5の倍数の30階で、不意打ちに出てくるかもしれないか? 今までのパターンなら、30階からは亜人の他に魔物が追加されるだろうし。考えても、分からんな。
「サーチアンドデストロイではありませんが、疑わしきはすべて攻撃していきましょう。最低でもシュウ様に攻撃される事はないように行きますよ!」
う~~ん、過保護が発動した。生身ではなくドッペルの体なのにな。
俺も妻たちに怪我をしてほしくないと思うのと一緒だと思うけど、今回は俺が不意打ちされたせいで、マウントが妻たちにあるんだよな。まぁしょうがないよね。
みんなに守られながら、斥候が使う用の弾丸を用意しておこう。移動しながらでも、クリエイトゴーレムで弾頭の形を作るくらい簡単だからな! 20個は1度に作れる。
左の手の上に20個分の弾頭を作れる鉛を置いてイメージ!
・・・
・・
・
ほい、完成!
正直、弾頭を作るより作った弾頭をマガジンに入れる方が面倒だ。手伝ってもらうにも、さっきの不意打ちがあるせいで警戒に力を入れているから、マガジンに入れてくれないんだよね。
むー、弾頭を入れるためだけのゴーレムでも作るか? いい考えだ! 次の休憩時にでも試作してみるかな。
ソフィーが先ほどのことを思い出して、俺が考案した方法で反応が無かったことに悩んでいるようだ。
「イテテテテ、待て待て、みんなで回復するな。実際には痛くないけど、そう感じてるだけだから。問題ないから大丈夫だって!」
しっかり防御してダメージは最小限だったので本当は痛くなかったのだが、なんとなくイテテテテって言ってしまったら、心配した妻たちが全員で回復魔法を使ってきた。心配してくれるのは分かるけど、みんなで回復はやり過ぎだっての!
「ビックリした。魔法生物でも無機物を素とした魔物には、聞きにくいかもしれないな。ゴーレムとかってもともと魔法の効きが悪いもんな。一定ライン以上の威力が無いと、魔法の効果が出ないってどうなんだろうな」
「そうかもしれませんが、さすがにシュウ様が不意打ちで、2度目の攻撃を受けるようなことは、避けたいのですが」
「はいは~い。ちょっと前に、ミーちゃんたちがピースを見てカッコいい! って言ったのを思い出したんだけど、あのタイプの銃で攻撃しても反応はないのかな?」
シェリルが、そんな事を言った。
む? 娘たちにピース、サブマシンガンをみせたのは誰だ? この世界でセーフティーが銃に罹っているとはいえ、かなり危ないはずなのに、そんな事を考えていると、
『シュウ君、ごめんなさい。シュウ君には話してなかったのですが、ゲームなどで銃を知っていたミーシャたちに質問された時に、ピースを見せてどういうものか教えたの。その際にミーシャたち1人につき3人とスライム3匹を付けて、何度か撃たせてみたの。危ないから、同じような物を見つけても触らないように教え込みながらね』
無線からミリーの声が聞こえてきた。マンガ好きなミーシャたちなら、銃についても聞きたくなるよな。もし危ないからって言葉だけだったら、あの子たちは絶対に納得しないだろう。ある程度知りたい欲が治まれば、興味をなくすとでも判断したのかな?
『その後に、全員の銃と予備の銃を確認して、すべて娘たちの手が届かない場所に保管しています』
偶然にも見つけられないように、銃はしっかりと隠してくれたようだな。個人認証用が必要な箱の中にでも隠しているのかな。
「了解、ミリー。ピースか……普段使っている弾丸だと、跳弾が怖いな。物にぶつかった後に変形する、鉛とかに弾丸を変えるか? そうすれば跳弾せずに潰れるんじゃないか? それで反応してくれたらいいんだけどな」
斥候組の妻たちが自分の腕輪に入っているピースを取り出し、動作確認を行い始めた。腕輪の中に入れていたのなら、時間での劣化も温度による変形もないので、本当に軽く確認するだけで済んでいる。
俺はチェルシー・マリア・ソフィーの3人に鉛の弾丸を入れたマガジンを3個ずつ渡す。急ぎで作ったので、1人3個分しか作れなかった。
ピースの元となった銃は、本来は50発まで弾丸が入るマガジンなのだが、改造されているピースは弾薬いらずで、マガジンに100発も詰め込むことができる。推進剤になる弾薬変わりは、銃本体に埋め込まれた魔核が代わりに使う、火魔法なので飛んでいく弾頭の部分だけで問題ないのだ。
本来の弾頭のサイズであれば、下手したらさらに倍ほどの弾を入れられるかもしれないが、詰まりやすかったので今のサイズにおさまっている。
少し移動速度を落として進んでいくと、ゴーレムらしき塊をいくつも発見する。銃弾を何発か打ち込んでみたが反応なし。本当に魔物では無いのだろうか? シュリが近くまで行きハンマーで叩いても動かないので、ゴーレムでは無かったようだ。
それから更にゴーレムらしき塊を見つけては攻撃してみるが、25階で追加で見つかる事はなかった。
「この配置が計算尽くだったら、このダンジョン作った奴、かなりいい性格してるな。この階が適正レベルの冒険者とかだったら、あの不意打ちで何人か死んでいる可能性の方があったかもな。多分、油断した頃にまたゴーレムがいるだろうな」
思わず口にしてしまった。適正レベルの冒険者たちであれば、進むのにかなり神経をすり減らして進む事になっただろう。気軽に進められるのは、俺たちだからだろうな。
「もしかしたら、あのゴーレムもそこまで強くないかもしれませんよ。不意打ちでケガをさせるくらいに、強さを落としている可能性だってあると思います。ケガをするレベルであれば、戻らずに進む事を考えると思います。神経がすり減った時に、強いゴーレムを置いている、その可能性も高いと思われます」
キリエの言うことには一理ある。死人が出れば退却をする可能性の方が高いな。怪我をするだけで回復できるなら、進む可能性が高くなる。そう考えると、あのゴーレムは弱かった可能性もあるのか。
俺が攻撃を受けたせいで、次の瞬間にミンチ、粉々になっていたので、強さを測り間違えたかもな。
神経をすり減らした後を狙うなら……
「次は29階の可能性が高そうだな」
何人か頷いているので、俺と同じことを考えた妻もいるようだ。
26~28階まで神経をすり減らしながら進んだのにゴーレムが湧かずに、29階で油断した所にガブッと! きそうだな。
でも、もしかしたら29階じゃなくて、魔物の変わる5の倍数の30階で、不意打ちに出てくるかもしれないか? 今までのパターンなら、30階からは亜人の他に魔物が追加されるだろうし。考えても、分からんな。
「サーチアンドデストロイではありませんが、疑わしきはすべて攻撃していきましょう。最低でもシュウ様に攻撃される事はないように行きますよ!」
う~~ん、過保護が発動した。生身ではなくドッペルの体なのにな。
俺も妻たちに怪我をしてほしくないと思うのと一緒だと思うけど、今回は俺が不意打ちされたせいで、マウントが妻たちにあるんだよな。まぁしょうがないよね。
みんなに守られながら、斥候が使う用の弾丸を用意しておこう。移動しながらでも、クリエイトゴーレムで弾頭の形を作るくらい簡単だからな! 20個は1度に作れる。
左の手の上に20個分の弾頭を作れる鉛を置いてイメージ!
・・・
・・
・
ほい、完成!
正直、弾頭を作るより作った弾頭をマガジンに入れる方が面倒だ。手伝ってもらうにも、さっきの不意打ちがあるせいで警戒に力を入れているから、マガジンに入れてくれないんだよね。
むー、弾頭を入れるためだけのゴーレムでも作るか? いい考えだ! 次の休憩時にでも試作してみるかな。
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