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第1766話 湖へ
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昨日は、泳いだ後に子どもたちと遊んでから、家に帰り食事を食べて寝た。
従魔や子どもたちにまみれて寝たので、起きた時に大変だった。顔の上にニコが乗ってくるし、両手片足はミーシャたちに抱き枕にされているし、シンラはいつの間にか腹の上で寝てるし、プラムとシオンは俺の横顔を足蹴にするように寝てるし……なんだこれ?
そして、プラムとシオンは夢の中で歩いているのか、ハイハイしているのか先ほどから一生懸命足を動かしていて、俺の頬を蹴ってくるのだ。それで目が覚めた。
子どもたちの向こうに、妻たちも寝ているのだが半数ほどは目を覚まして、俺の様子を見て笑っていた。
こうなれば……俺の顔を蹴っているプラムの足を、パクリ! くわえてやると、ビックリしたのか目を覚まし泣き始めてしまった。
その鳴き声でみんなが目を覚ましたのだが、俺の様子を見て呆れていた。だって、しょうがないだろ! 動けない状態で顔を蹴られてたら、こんな感じでしか反撃できないんだぞ!
妻たちに泣かしたことを怒られしょんぼりしていると、ミーシャたちが頭をよしよししてくれた。俺の天使たちよ! ありがとう。可愛いぞ!
プラムにずっと叩かれているが、俺が悪かったのですべてを受け入れるしかない。だけどさ、今度から顔を蹴るのは止めていただけますかね?
そんなことを言ってもプラムに通じるわけもなく、次第に従魔たちに命令をして攻撃をしてきた。従魔たちは妻たちのお仕置きが怖いが、プラムの願いも叶えてやりたいという板挟みにあい、取った行動は……スライムたちの投擲だった。
痛みはないけど、まとわりつかれるこれは……結構面倒である。一番面倒なのは、スライムたちが遊びだと勘違いして、何度も何度も投げるように従魔たちに要求するところだ。
スライムたちの気が済むまで付き合っていると、朝食の時間になった。スミレとブルムに手を引かれ食堂へ向かう。
「お父さん、今日は湖に行きたいです。船に乗ってのんびりしませんか?」
ウルからこういうことを言われるのは、珍しいな。船に乗ってのんびりか……悪くないな。行きたいメンバーを募集して、一日のんびりしますか。海産物のバーベキューも悪くないな。
こうして、休日の予定が決まった。
プラムとシオンは、あまり乗り気ではないが、シンラがめっちゃ乗り気だったのでついていくような形だ。お前も、あの船に魅力を感じるのか? さすが俺の息子だ!
朝食を食べ、準備を整えてから湖へ向かう。あまり使われることの無い、メガヨットに乗り込み思い思いに行動を始める。
子どもたちは水着に着替えて、昨日に引き続きプールを楽しむようだ。メガヨットの甲板にあるプールで、みんなが遊び始めた。
俺も水着に着替えているので、子どもたちと一緒に水遊びをすることにした。
シンラはいつものようにスライムに乗って、オッサンくさい座り方をして浮いている。プラムとシオンは、シンラに近付くな! と水鉄砲をこっちに向けて、撃ってくる。お返しに同じ水鉄砲で撃ち返しているので、遊びが成立しているような物だろう。
ウルたちは、ミリーに泳ぎ方を習っているな。
水の中で遊ぶと疲れるので、プラムとシオンはプールから出て寝ている。シンラは変わらずスライムに座ってのんびりとしている。こいつって、本当にオッサンみたいに時間をのんびり使うよな。
ウルたちもしばらくすると、疲れてしまったようでスライムベッドで横になっている。
さて……シンラの真似でもしてみるか。俺は、スライムがいなくても沈むことは無いので、プカーと浮かびながらブッ君で読書を始める。
顔に物が落ちた痛みで目が覚めた。
どうやら、ブッ君を読んでいたが眠ってしまい、手から力が抜けて顔に落ちてきたようだ。寝ながら使うスマホあるあるではないだろうか?
シンラはすでに寝ており、とても優雅だな。
妻たちは、日陰に集まってお話をしているようだ。何の話をしているのやら?
シンラをスライムたちに任せプールを上が……る。深い方のプールには、従魔たちが浮いていた。お前ら、本当に自由にしているな。
海を眺めていると、下から声が聞こえた。
どうやら、シルキーたちに頼まれていた食材を魚人たちが持て来てくれたようだ。籠を降ろして、その中に食材を入れてもらい引き上げ、お礼を言っておく。
引き上げた籠の中には、俺の好物もたくさん入っているな。まだ生きてる奴もいるな。
食材を確認していると、いつの間にか起きてきていたウルたちが、興味を持ったのか近付いてきた。
「とーたん、これ何?」
ミーシャがそう言って、自分の顔より大きい伊勢えびを捕まえて、俺の方へ突き出してくる。前にも見たこと無かったっけ?
「それはね、エビだよ。伊勢えびっていうんだ」
「「「エビ!」」」
ミーシャたちは、エビフライの思い出したのだろう。この子たちの好物の一つだ。
「でも、エビフライのエビこんなに大きくないよ? こんなに大きかったら、口に入らないね!」
ミーシャは、笑顔でそんなことを言っている。
「そのエビでフライにしても悪くないかもしれないけど、俺的には半分に切って殻のまま焼いたのを食べるのが好きだな」
今度は、タラバガニを持ち上げて何か聞いてきた。他にも、見たことの無いものが多かったのか、興味が勝り普通ならためらいそうな物を持ち上げては、色々聞いてきた。
中には、よく食べている物もあり、初めて生きている状態の物を見て感動していた姿が印象的だったな。
娘たちは、伊勢えびのエビフライを食べてみたいということで、シルキーたちに希望を出していたが、一人で食べきれるものでは無いので、却下されていた。その代わり大ぶりの車エビで、エビフライを作ってもらえることになり、喜んでいた。
俺は、前に食べた伊勢えびのエビ味噌をウニと混ぜて半分に切った身にぬって、香ばしく焼き上げたものをリクエストしておいた。サザエもあったので壺焼きと、シャコガイの刺身なんかも準備してもらった。
海鮮バーベキューは美味いな。
カキも出てきたし、季節がバラバラな気がするが、美味いから問題なし!
あ、タラバガニのしゃぶしゃぶと、ボイルした毛ガニのカニ味噌をつけて身をつけて食べたりもしたよ。マジで美味かった。
従魔や子どもたちにまみれて寝たので、起きた時に大変だった。顔の上にニコが乗ってくるし、両手片足はミーシャたちに抱き枕にされているし、シンラはいつの間にか腹の上で寝てるし、プラムとシオンは俺の横顔を足蹴にするように寝てるし……なんだこれ?
そして、プラムとシオンは夢の中で歩いているのか、ハイハイしているのか先ほどから一生懸命足を動かしていて、俺の頬を蹴ってくるのだ。それで目が覚めた。
子どもたちの向こうに、妻たちも寝ているのだが半数ほどは目を覚まして、俺の様子を見て笑っていた。
こうなれば……俺の顔を蹴っているプラムの足を、パクリ! くわえてやると、ビックリしたのか目を覚まし泣き始めてしまった。
その鳴き声でみんなが目を覚ましたのだが、俺の様子を見て呆れていた。だって、しょうがないだろ! 動けない状態で顔を蹴られてたら、こんな感じでしか反撃できないんだぞ!
妻たちに泣かしたことを怒られしょんぼりしていると、ミーシャたちが頭をよしよししてくれた。俺の天使たちよ! ありがとう。可愛いぞ!
プラムにずっと叩かれているが、俺が悪かったのですべてを受け入れるしかない。だけどさ、今度から顔を蹴るのは止めていただけますかね?
そんなことを言ってもプラムに通じるわけもなく、次第に従魔たちに命令をして攻撃をしてきた。従魔たちは妻たちのお仕置きが怖いが、プラムの願いも叶えてやりたいという板挟みにあい、取った行動は……スライムたちの投擲だった。
痛みはないけど、まとわりつかれるこれは……結構面倒である。一番面倒なのは、スライムたちが遊びだと勘違いして、何度も何度も投げるように従魔たちに要求するところだ。
スライムたちの気が済むまで付き合っていると、朝食の時間になった。スミレとブルムに手を引かれ食堂へ向かう。
「お父さん、今日は湖に行きたいです。船に乗ってのんびりしませんか?」
ウルからこういうことを言われるのは、珍しいな。船に乗ってのんびりか……悪くないな。行きたいメンバーを募集して、一日のんびりしますか。海産物のバーベキューも悪くないな。
こうして、休日の予定が決まった。
プラムとシオンは、あまり乗り気ではないが、シンラがめっちゃ乗り気だったのでついていくような形だ。お前も、あの船に魅力を感じるのか? さすが俺の息子だ!
朝食を食べ、準備を整えてから湖へ向かう。あまり使われることの無い、メガヨットに乗り込み思い思いに行動を始める。
子どもたちは水着に着替えて、昨日に引き続きプールを楽しむようだ。メガヨットの甲板にあるプールで、みんなが遊び始めた。
俺も水着に着替えているので、子どもたちと一緒に水遊びをすることにした。
シンラはいつものようにスライムに乗って、オッサンくさい座り方をして浮いている。プラムとシオンは、シンラに近付くな! と水鉄砲をこっちに向けて、撃ってくる。お返しに同じ水鉄砲で撃ち返しているので、遊びが成立しているような物だろう。
ウルたちは、ミリーに泳ぎ方を習っているな。
水の中で遊ぶと疲れるので、プラムとシオンはプールから出て寝ている。シンラは変わらずスライムに座ってのんびりとしている。こいつって、本当にオッサンみたいに時間をのんびり使うよな。
ウルたちもしばらくすると、疲れてしまったようでスライムベッドで横になっている。
さて……シンラの真似でもしてみるか。俺は、スライムがいなくても沈むことは無いので、プカーと浮かびながらブッ君で読書を始める。
顔に物が落ちた痛みで目が覚めた。
どうやら、ブッ君を読んでいたが眠ってしまい、手から力が抜けて顔に落ちてきたようだ。寝ながら使うスマホあるあるではないだろうか?
シンラはすでに寝ており、とても優雅だな。
妻たちは、日陰に集まってお話をしているようだ。何の話をしているのやら?
シンラをスライムたちに任せプールを上が……る。深い方のプールには、従魔たちが浮いていた。お前ら、本当に自由にしているな。
海を眺めていると、下から声が聞こえた。
どうやら、シルキーたちに頼まれていた食材を魚人たちが持て来てくれたようだ。籠を降ろして、その中に食材を入れてもらい引き上げ、お礼を言っておく。
引き上げた籠の中には、俺の好物もたくさん入っているな。まだ生きてる奴もいるな。
食材を確認していると、いつの間にか起きてきていたウルたちが、興味を持ったのか近付いてきた。
「とーたん、これ何?」
ミーシャがそう言って、自分の顔より大きい伊勢えびを捕まえて、俺の方へ突き出してくる。前にも見たこと無かったっけ?
「それはね、エビだよ。伊勢えびっていうんだ」
「「「エビ!」」」
ミーシャたちは、エビフライの思い出したのだろう。この子たちの好物の一つだ。
「でも、エビフライのエビこんなに大きくないよ? こんなに大きかったら、口に入らないね!」
ミーシャは、笑顔でそんなことを言っている。
「そのエビでフライにしても悪くないかもしれないけど、俺的には半分に切って殻のまま焼いたのを食べるのが好きだな」
今度は、タラバガニを持ち上げて何か聞いてきた。他にも、見たことの無いものが多かったのか、興味が勝り普通ならためらいそうな物を持ち上げては、色々聞いてきた。
中には、よく食べている物もあり、初めて生きている状態の物を見て感動していた姿が印象的だったな。
娘たちは、伊勢えびのエビフライを食べてみたいということで、シルキーたちに希望を出していたが、一人で食べきれるものでは無いので、却下されていた。その代わり大ぶりの車エビで、エビフライを作ってもらえることになり、喜んでいた。
俺は、前に食べた伊勢えびのエビ味噌をウニと混ぜて半分に切った身にぬって、香ばしく焼き上げたものをリクエストしておいた。サザエもあったので壺焼きと、シャコガイの刺身なんかも準備してもらった。
海鮮バーベキューは美味いな。
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