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第1797話 突入
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「サイレントアサシン1陣目、突入時間になりました。全方位から突入開始。3階建ての建物、地下に1階分のスペース有り。各個捜索開始」
スプリガンのオペレーターが、作戦の状況説明を始めた。
「勇者パーティーの斥候の人間が起床。サイレントアサシンの存在に気付くが、視認できずに混乱している模様。その間に、3階の捜索終了。マップ先生と視認による確認に差異無し。引き続き2階の捜索開始。1階を捜索していたサイレントアサシンに、被害あり。3体が死亡。勇者にやられた模様」
斥候は、サイレントアサシンを認識できなかったようだが、勇者は認識してサイレントアサシンを倒したようだな。生身の肉体を持っていないサイレントアサシンを倒せるのは、スキルのおかげか? 勇者の称号のおかげか? 神授のスキルのおかげか?
どれが正解か分からないが、倒せる手段を持っているということだ。被害は拡大するだろうが、この家の隅々まで調べる必要があるので、仕方がないだろう。
「1階から地下へ向かう途中に、勇者2人が立ちはだかっており、捜索ができていません。2階の捜索終了。こちらも差異無し。1階への援軍として、勇者たちとの戦闘へ参加。物量で押し込もうとしていますが、何故か勇者たちに阻まれます」
勇者たちは、サイレントアサシンが誰から放たれたか、予想できているのだろう。この動きから考えれば、こいつらは俺の存在を理解しているということになる。警戒をしていなければ、できない行動をとっている気がする。
そして気になるのが、勇者たちが地下へ進ませようとしていないことだ。そこに隠したい何かがあるのか? 認識できない存在がいるのか、聖国のスパイと分かる証拠があったりするのか?
「突入した1000体のサイレントアサシンの内、231体が消滅。56体が戦闘続行不能になっています。起きてきた勇者の仲間も加わり、殲滅速度が上がっています」
通れない上に、援軍も来てこちらが不利になっているな。サイレントアサシン自体は、隠密行動に長けているだけで、そこまで強いわけではない。強化したと言っても、勇者の称号の前ではたかが知れている。
問題は、その先に何があるか? ということだ。
「オペレーター、残りの9000の内7000を突入させろ。残り2000は、今から作る通路を通って地下に突入させろ。念のため四ヶ所から突入できるように、建物の四方から地下通路を作る。500ずつ突入させるんだ」
そう指示を出し、俺は、勇者たちの住んでいる建物の地下に向かって、ダンマスのスキルを使い通路を作成する。
「勇者の2人が地下へ向かいました。仲間も何人か引き連れているようです。建物内の地下への入り口にも仲間が残っているため、そちらからの突入は厳しい様子」
勇者は地下に移動したのか……通路が出来たことを察知したのか? それとも別行動のサイレントアサシンを、察知したのか? だが、一足遅い! 勇者が来る前に突入したサイレントアサシンたちは、すべての部屋を捜索していた。
「サイレントアサシンより連絡あり。マップ先生に映っていない存在を確認。男性2人、女性4人を確認した模様。行方の分かっていなかった6人だと思われます。
男性2人は激しく暴行されており、全身傷だらけの様子。目はえぐられており、歯もすべて無く、爪などをすべて剥がされている模様。
女性4人は、両手を鎖で縛られベッドに縛り付けられており、暴行及び強姦された形跡有り。目がうつろになっており、酷い扱いを受けたと思われます」
やはりここにいたのか……となると、この2人のどちらかが、隠蔽系の神授のスキルの持ち主ってことだな。
そういえば、勇者たちの称号を確認した際に、称号が何も確認できなかったとか言っていなかったか? 勇者だったら、勇者の称号が確認できないのはおかしいよな……報告がありダンマスのスキルで確認したときは、称号があったのに……
俺は慌ててダンマスのスキルで、勇者たちの称号を確認する。やはり勇者の称号が無かった。称号を選択して隠せるということか? じゃあ何であの時は隠さずに、今は隠しているんだ?
でも、こいつらが元凶なのは分かった。ならすることは1つ。断罪だ。だが、このまま対応すると、捕らわれている人たちまで巻き込んでしまうことになる。どうにかしないとな……
「サイレントアサシンたちを家の前に集合させろ。勇者パーティーで全員が出てきたところで、地下へゲートを設置する。シュリ、ドッペルを使い6人を保護してくれ。マイワールド経由で、フレデリクの商会付属治療院へ運び込め」
そう指示を出して、妻たちをドッペルを準備させる。
勇者たちが建物の外へ出たことにより、攻撃の威力を上げてきた。全員が庭に揃ったところで、ゲートを使い6人を救出。勇者が1人、ドッペルに気付き慌てて地下へ降りていく。既に撤退しているが、ゲートはまだそこにある。
勇者がゲートに気付き、少し悩んだ後に触れた。
馬鹿が! 妻たちが脱出した後に、ゲートを壊して新しいゲートを設置したのだ。そのゲートの行き先は、マイワールドに作った、極悪ダンジョンだ。俺、綾乃、バザールの3人で作った、俺たちの考える最悪のダンジョンと称して作った、ふざけたダンジョンだ。
入り口が手に届く位置にあったら戻られてしまうので、ゲートを移動すると天井に設置したゲートから真っ逆さまに落ちる仕掛けだ。地上まで100メートルはあるが、レベル400も超えていれば死ぬことは無いだろう。
このダンジョン、何が極悪かと言えば……このバカ勇者が落とされた位置が、入り口でありダンジョンの最奥でもあるのだ。
いかにもダンジョンの入り口っぽい最奥からの出口を作成し、本当の出入り口で唯一の脱出口でもある、ゲートの存在を忘れさせるための罠だ。
地上に出れば何とかなると思うだろうが、世界が違うため出ることも出来ない。そして、入ってきた入り口を思い出し、またダンジョンへもぐる……という流れである。
こっちの目的は達成したので、サイレントアサシンたちを引き揚げさせる。この短い時間の間に、3529体ものサイレントアサシンたちが、勇者たちの手によって殺されていた。
かなりの損失だな。
勇者パーティーは、地下に向かった勇者の様子を見るために、地下へ向かいゲートを発見する。1時間ほど悩み、フル装備でゲートに触れ全員がマイワールドへ叩き落とされた。
その時点でゲートを消したので、もうあのダンジョンから帰ることはできない。まな板の鯉のごとく、調理されるのを待つ身となった。
すぐに殺さない理由は、弱ったところでこちらの手で殺すためだ。
これだけ迷惑をかけたのだ、罪の深さを思い知らせるつもりだ。特に勇者には、死にたくなるほどの苦痛の地獄に叩き込んで、解放されて安心した次の瞬間に殺してやる。
しばらくはダンジョンに放置して、気力を削いでやろう。ネタで作るにはDPをかけ過ぎたダンジョンだ。使い道のない死蔵する予定だったダンジョンの存在を思い出し、急遽このダンジョンへ勇者たちを叩き込んだのだ。
スプリガンのオペレーターが、作戦の状況説明を始めた。
「勇者パーティーの斥候の人間が起床。サイレントアサシンの存在に気付くが、視認できずに混乱している模様。その間に、3階の捜索終了。マップ先生と視認による確認に差異無し。引き続き2階の捜索開始。1階を捜索していたサイレントアサシンに、被害あり。3体が死亡。勇者にやられた模様」
斥候は、サイレントアサシンを認識できなかったようだが、勇者は認識してサイレントアサシンを倒したようだな。生身の肉体を持っていないサイレントアサシンを倒せるのは、スキルのおかげか? 勇者の称号のおかげか? 神授のスキルのおかげか?
どれが正解か分からないが、倒せる手段を持っているということだ。被害は拡大するだろうが、この家の隅々まで調べる必要があるので、仕方がないだろう。
「1階から地下へ向かう途中に、勇者2人が立ちはだかっており、捜索ができていません。2階の捜索終了。こちらも差異無し。1階への援軍として、勇者たちとの戦闘へ参加。物量で押し込もうとしていますが、何故か勇者たちに阻まれます」
勇者たちは、サイレントアサシンが誰から放たれたか、予想できているのだろう。この動きから考えれば、こいつらは俺の存在を理解しているということになる。警戒をしていなければ、できない行動をとっている気がする。
そして気になるのが、勇者たちが地下へ進ませようとしていないことだ。そこに隠したい何かがあるのか? 認識できない存在がいるのか、聖国のスパイと分かる証拠があったりするのか?
「突入した1000体のサイレントアサシンの内、231体が消滅。56体が戦闘続行不能になっています。起きてきた勇者の仲間も加わり、殲滅速度が上がっています」
通れない上に、援軍も来てこちらが不利になっているな。サイレントアサシン自体は、隠密行動に長けているだけで、そこまで強いわけではない。強化したと言っても、勇者の称号の前ではたかが知れている。
問題は、その先に何があるか? ということだ。
「オペレーター、残りの9000の内7000を突入させろ。残り2000は、今から作る通路を通って地下に突入させろ。念のため四ヶ所から突入できるように、建物の四方から地下通路を作る。500ずつ突入させるんだ」
そう指示を出し、俺は、勇者たちの住んでいる建物の地下に向かって、ダンマスのスキルを使い通路を作成する。
「勇者の2人が地下へ向かいました。仲間も何人か引き連れているようです。建物内の地下への入り口にも仲間が残っているため、そちらからの突入は厳しい様子」
勇者は地下に移動したのか……通路が出来たことを察知したのか? それとも別行動のサイレントアサシンを、察知したのか? だが、一足遅い! 勇者が来る前に突入したサイレントアサシンたちは、すべての部屋を捜索していた。
「サイレントアサシンより連絡あり。マップ先生に映っていない存在を確認。男性2人、女性4人を確認した模様。行方の分かっていなかった6人だと思われます。
男性2人は激しく暴行されており、全身傷だらけの様子。目はえぐられており、歯もすべて無く、爪などをすべて剥がされている模様。
女性4人は、両手を鎖で縛られベッドに縛り付けられており、暴行及び強姦された形跡有り。目がうつろになっており、酷い扱いを受けたと思われます」
やはりここにいたのか……となると、この2人のどちらかが、隠蔽系の神授のスキルの持ち主ってことだな。
そういえば、勇者たちの称号を確認した際に、称号が何も確認できなかったとか言っていなかったか? 勇者だったら、勇者の称号が確認できないのはおかしいよな……報告がありダンマスのスキルで確認したときは、称号があったのに……
俺は慌ててダンマスのスキルで、勇者たちの称号を確認する。やはり勇者の称号が無かった。称号を選択して隠せるということか? じゃあ何であの時は隠さずに、今は隠しているんだ?
でも、こいつらが元凶なのは分かった。ならすることは1つ。断罪だ。だが、このまま対応すると、捕らわれている人たちまで巻き込んでしまうことになる。どうにかしないとな……
「サイレントアサシンたちを家の前に集合させろ。勇者パーティーで全員が出てきたところで、地下へゲートを設置する。シュリ、ドッペルを使い6人を保護してくれ。マイワールド経由で、フレデリクの商会付属治療院へ運び込め」
そう指示を出して、妻たちをドッペルを準備させる。
勇者たちが建物の外へ出たことにより、攻撃の威力を上げてきた。全員が庭に揃ったところで、ゲートを使い6人を救出。勇者が1人、ドッペルに気付き慌てて地下へ降りていく。既に撤退しているが、ゲートはまだそこにある。
勇者がゲートに気付き、少し悩んだ後に触れた。
馬鹿が! 妻たちが脱出した後に、ゲートを壊して新しいゲートを設置したのだ。そのゲートの行き先は、マイワールドに作った、極悪ダンジョンだ。俺、綾乃、バザールの3人で作った、俺たちの考える最悪のダンジョンと称して作った、ふざけたダンジョンだ。
入り口が手に届く位置にあったら戻られてしまうので、ゲートを移動すると天井に設置したゲートから真っ逆さまに落ちる仕掛けだ。地上まで100メートルはあるが、レベル400も超えていれば死ぬことは無いだろう。
このダンジョン、何が極悪かと言えば……このバカ勇者が落とされた位置が、入り口でありダンジョンの最奥でもあるのだ。
いかにもダンジョンの入り口っぽい最奥からの出口を作成し、本当の出入り口で唯一の脱出口でもある、ゲートの存在を忘れさせるための罠だ。
地上に出れば何とかなると思うだろうが、世界が違うため出ることも出来ない。そして、入ってきた入り口を思い出し、またダンジョンへもぐる……という流れである。
こっちの目的は達成したので、サイレントアサシンたちを引き揚げさせる。この短い時間の間に、3529体ものサイレントアサシンたちが、勇者たちの手によって殺されていた。
かなりの損失だな。
勇者パーティーは、地下に向かった勇者の様子を見るために、地下へ向かいゲートを発見する。1時間ほど悩み、フル装備でゲートに触れ全員がマイワールドへ叩き落とされた。
その時点でゲートを消したので、もうあのダンジョンから帰ることはできない。まな板の鯉のごとく、調理されるのを待つ身となった。
すぐに殺さない理由は、弱ったところでこちらの手で殺すためだ。
これだけ迷惑をかけたのだ、罪の深さを思い知らせるつもりだ。特に勇者には、死にたくなるほどの苦痛の地獄に叩き込んで、解放されて安心した次の瞬間に殺してやる。
しばらくはダンジョンに放置して、気力を削いでやろう。ネタで作るにはDPをかけ過ぎたダンジョンだ。使い道のない死蔵する予定だったダンジョンの存在を思い出し、急遽このダンジョンへ勇者たちを叩き込んだのだ。
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