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第1916話 調べた結果
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ウルも落ち着いたので、おやつを食べに移動している。ウルが俺に抱き着いている状態だったので、抱きかかえたまま移動していると、
「「「とーたんだ!」」」
と言って、ミーシャたち3人が駆け寄ってきた。3人とも俺の体に抱き着いて、そこで気付いた。
「「「ウー姉?」」」
抱っこされているのがウルだったので、首を傾げている。ミーシャたちの前で、こうやって抱っこすることってほとんどなかったっけ? いつもミーシャたちを抱きかかえ、俺の近くにウルがいたっけ?
「「「何かいいことでもあったの?」」」
そんなことをウルに聞いているが、お前たち3人は何故にそこまでシンクロできるんだ? 双子とか三つ子でも、こんなにシンクロすることなんてないんじゃないか? そう思えるほど声が重なる娘たちをみていると、
「んふふ、秘密だよ! 今はまだ教えてあげられないけど、その内ミーちゃんたちにも教えて良いって、お父さんたちが言ってたから、それまでは秘密なの!」
嬉しそうにウルが言うもんだから、ミーシャたちが「ずるい!」とか言いながら、俺の体をグラグラ揺らす。ウルはダンジョンマスターのスキルを得たことは、約束通り秘密にしてくれたが、秘密を秘密のままにはしてくれなかった。
ちょっと誤算だったけど、まぁいいか。ウルの様子を見る限り嬉しいようなので、表情とか態度を隠すことができなかったのだから、仕方がないだろう。今も、ミーシャたちを見て、ドヤ顔ではないけど嬉しそうな顔を見せてるからな。
それよりも、そろそろ体をゆするのを止めちゃくれませんかね……
そんなことを考えていると、体を揺らしているミーシャたちをミリーたちが抱きかかえてくれた。
「これでみんな一緒でしょ? ミーシャたちはよくお父さんに甘えるんだから、たまにはウルお姉ちゃんにも譲ってあげないとね。1人だけ甘えられないのはかわいそうじゃないかな? ミーシャたちは、甘えられなくなってもいいのかな?」
抱かれた状態で顔を見合わせた3人が……
「「「嫌! ウー姉も一緒! みんなで仲良くする!」」」
ん~、この子たちは、声を合わせる訓練でもしているのかね? どうでもいいことを考えていると、ウルが嬉しそうに笑いながら、俺のお胸に顔を埋めてきた。
「ミーシャたちは、後でな。今はウルを甘やかしちゃうぞ」
そう言って、ウルの頭の上に頬をつけて、スリスリした。ミーシャたちが羨ましそうな表情をしている気がするが、これは君たちにとって羨ましい事なのだろうか?
抱っこをしたまま食堂へ入ると……黄昏た表情のシンラではなく、自信に満ち溢れている……とは違うな。おやつを食べるまでは、死んでもここを動かない! みたいな決意を固めている表情のシンラが、俺に向かって早く座るんだ! と圧力をかけてきた。
その両隣では、満足そうにシンラに抱きついているプラムたちがいる。この子たちは本当に変わらんな。ある意味みてて安心するわ。色々あったのに、忘れちまったのかね?
ミーシャたちは、久々に出てきたパフェに目を丸くして、喜んで食べ始めた。チラリとスカーレットの方を見ると、分かっていますよ、と言わんばかりの表情だ。
多分、今日のおやつはパフェじゃなかったが、ミーシャたちの気を逸らすと言う意味で、普段はあまり食べないオヤツに変えてくれたのだろう。さすスカである。ん~、何となく短縮してみたけど、悪口みたいに聞こえるな。
おやつが終わると、何かして遊ぶのかと思ったが、ミーシャたちはまだ終わっていない勉強があるらしく、1時間ほどお勉強の時間になるらしい。午前中に修行に力を入れ過ぎたみたいで、昼食後に少し眠ったのが原因のようだ。
無理するんじゃないぞ! ウルはスカーレットと勉強らしい。と思ったら、ミーシャたちにまだ知られたくないことがあるんですよね? と、スカーレットにこそっと耳打ちをされた。なるほど、ミーシャたちの事を考えてくれていたようだ。
早いうちに確認と検証をしたいとは思っていたけど、その時間を作ってくれたようだ。勉強するために部屋に戻るミーシャたちを見送って、ウルと検証するために……趣味部屋へ向かうことにした。
食堂には、満足そうな顔をしたシンラが、両隣からあーんをするかの如く、フォークに刺さったパンケーキを突き出されている。それを完全に無視している、お前さんの肝の強さに感心するわ。
ミーシャたちの勉強と同じように1時間くらい検証した結果、俺がこの世界に来た時のダンジョンマスターの能力に近い、という結論が出た。魔物も召喚できる種類が少なく、大したことの無い魔物ばかりだ。ユニーク系はいないようで、少し残念がっていたな。
俺もユニークが召喚できるようになったのは、しばらく経ってからだから、ウルもそのうちできるようになるさ。準ユニークと言ってもいい、ニコの分身がいるから我慢してくれ。
召喚できる物に関して、この世界については俺が来た当初と変わりがないが、ウルは地球の物も召喚できるようになっていたのだ。でも、ばらつきがあり、知らない物は召喚できなかった。
漫画やアニメ、小説などでイメージできる類のものは召喚できるのだが、知らない物や理解できないものは、ウルには召喚できないようだった。決定的に違うのは、地球で新作のゲームや漫画、お菓子などが出れば俺は召喚できるが、ウルには召喚できないみたいだ。
この世界にある物限定……みたいな感じがするな。実際には知識にある物、みたいな感じだけどな。
それでもウルは満足しているようで、鼻の穴を膨らまして、ムフーと言いそうな表情である。ケットシーが近くにいて、召喚したいものを言えば俺のリストから召喚できるので、ウルにとってマイナス点にはならないであろう。
さて、そろそろミーシャたちと合流しないと、何か気付かれてしまうかもしれないからな。内容は秘密にしてくれよな。もう少し大きくなったら、ミーシャたちに教えるから、それまでは内緒だぞ!
「「「とーたんだ!」」」
と言って、ミーシャたち3人が駆け寄ってきた。3人とも俺の体に抱き着いて、そこで気付いた。
「「「ウー姉?」」」
抱っこされているのがウルだったので、首を傾げている。ミーシャたちの前で、こうやって抱っこすることってほとんどなかったっけ? いつもミーシャたちを抱きかかえ、俺の近くにウルがいたっけ?
「「「何かいいことでもあったの?」」」
そんなことをウルに聞いているが、お前たち3人は何故にそこまでシンクロできるんだ? 双子とか三つ子でも、こんなにシンクロすることなんてないんじゃないか? そう思えるほど声が重なる娘たちをみていると、
「んふふ、秘密だよ! 今はまだ教えてあげられないけど、その内ミーちゃんたちにも教えて良いって、お父さんたちが言ってたから、それまでは秘密なの!」
嬉しそうにウルが言うもんだから、ミーシャたちが「ずるい!」とか言いながら、俺の体をグラグラ揺らす。ウルはダンジョンマスターのスキルを得たことは、約束通り秘密にしてくれたが、秘密を秘密のままにはしてくれなかった。
ちょっと誤算だったけど、まぁいいか。ウルの様子を見る限り嬉しいようなので、表情とか態度を隠すことができなかったのだから、仕方がないだろう。今も、ミーシャたちを見て、ドヤ顔ではないけど嬉しそうな顔を見せてるからな。
それよりも、そろそろ体をゆするのを止めちゃくれませんかね……
そんなことを考えていると、体を揺らしているミーシャたちをミリーたちが抱きかかえてくれた。
「これでみんな一緒でしょ? ミーシャたちはよくお父さんに甘えるんだから、たまにはウルお姉ちゃんにも譲ってあげないとね。1人だけ甘えられないのはかわいそうじゃないかな? ミーシャたちは、甘えられなくなってもいいのかな?」
抱かれた状態で顔を見合わせた3人が……
「「「嫌! ウー姉も一緒! みんなで仲良くする!」」」
ん~、この子たちは、声を合わせる訓練でもしているのかね? どうでもいいことを考えていると、ウルが嬉しそうに笑いながら、俺のお胸に顔を埋めてきた。
「ミーシャたちは、後でな。今はウルを甘やかしちゃうぞ」
そう言って、ウルの頭の上に頬をつけて、スリスリした。ミーシャたちが羨ましそうな表情をしている気がするが、これは君たちにとって羨ましい事なのだろうか?
抱っこをしたまま食堂へ入ると……黄昏た表情のシンラではなく、自信に満ち溢れている……とは違うな。おやつを食べるまでは、死んでもここを動かない! みたいな決意を固めている表情のシンラが、俺に向かって早く座るんだ! と圧力をかけてきた。
その両隣では、満足そうにシンラに抱きついているプラムたちがいる。この子たちは本当に変わらんな。ある意味みてて安心するわ。色々あったのに、忘れちまったのかね?
ミーシャたちは、久々に出てきたパフェに目を丸くして、喜んで食べ始めた。チラリとスカーレットの方を見ると、分かっていますよ、と言わんばかりの表情だ。
多分、今日のおやつはパフェじゃなかったが、ミーシャたちの気を逸らすと言う意味で、普段はあまり食べないオヤツに変えてくれたのだろう。さすスカである。ん~、何となく短縮してみたけど、悪口みたいに聞こえるな。
おやつが終わると、何かして遊ぶのかと思ったが、ミーシャたちはまだ終わっていない勉強があるらしく、1時間ほどお勉強の時間になるらしい。午前中に修行に力を入れ過ぎたみたいで、昼食後に少し眠ったのが原因のようだ。
無理するんじゃないぞ! ウルはスカーレットと勉強らしい。と思ったら、ミーシャたちにまだ知られたくないことがあるんですよね? と、スカーレットにこそっと耳打ちをされた。なるほど、ミーシャたちの事を考えてくれていたようだ。
早いうちに確認と検証をしたいとは思っていたけど、その時間を作ってくれたようだ。勉強するために部屋に戻るミーシャたちを見送って、ウルと検証するために……趣味部屋へ向かうことにした。
食堂には、満足そうな顔をしたシンラが、両隣からあーんをするかの如く、フォークに刺さったパンケーキを突き出されている。それを完全に無視している、お前さんの肝の強さに感心するわ。
ミーシャたちの勉強と同じように1時間くらい検証した結果、俺がこの世界に来た時のダンジョンマスターの能力に近い、という結論が出た。魔物も召喚できる種類が少なく、大したことの無い魔物ばかりだ。ユニーク系はいないようで、少し残念がっていたな。
俺もユニークが召喚できるようになったのは、しばらく経ってからだから、ウルもそのうちできるようになるさ。準ユニークと言ってもいい、ニコの分身がいるから我慢してくれ。
召喚できる物に関して、この世界については俺が来た当初と変わりがないが、ウルは地球の物も召喚できるようになっていたのだ。でも、ばらつきがあり、知らない物は召喚できなかった。
漫画やアニメ、小説などでイメージできる類のものは召喚できるのだが、知らない物や理解できないものは、ウルには召喚できないようだった。決定的に違うのは、地球で新作のゲームや漫画、お菓子などが出れば俺は召喚できるが、ウルには召喚できないみたいだ。
この世界にある物限定……みたいな感じがするな。実際には知識にある物、みたいな感じだけどな。
それでもウルは満足しているようで、鼻の穴を膨らまして、ムフーと言いそうな表情である。ケットシーが近くにいて、召喚したいものを言えば俺のリストから召喚できるので、ウルにとってマイナス点にはならないであろう。
さて、そろそろミーシャたちと合流しないと、何か気付かれてしまうかもしれないからな。内容は秘密にしてくれよな。もう少し大きくなったら、ミーシャたちに教えるから、それまでは内緒だぞ!
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