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第1950話 もう少し!
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「さて、今日も頑張ろうか」
起きて食事を食べた俺たちは、リビングスペースで体をほぐし始めた。
「綾乃、今日は入り口を塞いでいくから、外に出られなくなる。緊急事態が起きたら、ロジーに頼んで穴を空けてもらってくれ、バザールの操るサイレントアサシンとエルダーリッチがいるから、そんなこと起きないと思うけどな」
「一応、皆さんが寝ている間に、周囲を硬化させているでござるから、物理的に壊すのは難しいと思うでござる。入り口を塞ぐ際は強化しないでござるが、魔法を使えずに距離を考えれば難しいと思うでござる」
バザールが、一応対策を立ててくれていた。寝る必要がないから、こういう細かいことに気を回してくれるこの骨っ子は、本当に気が利くな。
今日の予定を伝える。問題が起きなければ、夜には2人は帰れることを話しておく。順番的に、ウル⇒綾乃⇒ロジーの順になることも同時に話し、ロジーに許可をもらう。
早く帰りたいとロジーがごねたが、帰るまでお菓子食べ放題を許可すると、手のひらを返す。ウルとも食べて良いけど、ウルは食べ過ぎないように注意しておく。綾乃の許可を貰ってから食べるようにね。帰ったときにお母さんに怒られるかもしれないぞ!
じゃぁ、行ってくるぜ!
気合を入れなおし、外に出る。
バザールが魔法で入り口を塞ぎ、どこに入り口があったか分からないように偽装する。もともと見えにくい位置に入り口を作っていたが、更に分かりにくくなった。
「よし、今日もいつもと同じコースで行くぞ。バザールは、最悪補助に努めてくれ。ロジーは物で何とでもなるから、ウルと綾乃を同時に帰すことを目標にする。何かあれば、バザールよろしく頼む」
俺たちは、最終確認をして散開する。
「山の中は……やっぱり、人がいなくなってるな。2~3日連続で山狩りみたいなことをしていれば、人がいなくなっても仕方がないか。上限が決まっているみたいだしな。山の向こうで捉えた奴を、バザールが移動しやすくなるのは助かるな」
気になるのは、新しい敵がいつこの世界に召喚されるかだな。バザールの操るサイレントアサシンの戦闘力を考えれば、大抵の敵は問題ないと思うけどな。俺たちが連れ去られたのが寝起きだから朝だと思うけど、他の人間のタイミングは分からないんだよな……
「シュウ殿、何ブツブツ言っているでござるか?」
「えっ? あ、すまんすまん。いつもみたいに考えを口に出していたのか、気付かなかったわ」
どうやら、気付かないうちに声に出して、ブツブツ言っていたみたいだ。街中で見かけたらヤベエ奴上位にランクインするな。
たまに深夜に、大きな声を出している変な奴がいるけど、あれと同類かね? 否定したいけど、否定できない……
「ふぅ、変な事考える前に、敵を探そう」
短く息を吐いて、気合を入れなおす。
今まで以上に集中した。気配を探しながら移動するが、山の中には敵はいないようだな。気配を感じにくくなるとはいえ、ここまで何の気配もないと不気味だな。そもそも生態系が、俺の知っているのと違うから知識があてにならんのだよな。
さて、昨日は山沿いのジャングルとの境界線を探して、一昨日は北西側を探したんだったな。となると東に進んで、森と草原の境界線付近を探すか? 草原にメリットは無いけど、場所によっては背丈が高いから、敵に見つかりにくくはなるんだよな。
一先ず、境界線を目指そう。
東へ向かって進んでいると、所々に人のいた形跡があった。時間がどれだけ経っているか分からないので、頭の隅に置いて行動をすることにした。
「境界線は、俺たちのいる南側と変わらないな。ウルたちが帰ったら、こっちにも拠点を作るべきかな?」
「ん~某たちの事を考えると、追加で150人でござるよね? わざわざ新しく作る必要あるでござるかね?」
バザールに返されて、確かにその通りかもしれないな。
「バザール、俺たちが寝ている間は暇なんだろ? 穴掘ってこっちまで通路を作るのはどうだ?」
「そもそも、ウル殿がいなくなるのでござれば、拠点に戻ってくる必要はないのではござらんか?」
……拠点の居心地がいいので、帰りたくなっている自分がいることに気付いた。2~3日帰るのが遅くなることを考えると、多少無理してでも狩り続けた方が総合的には楽かもな。
「よし、敵を探すか」
「無かったことにしたでござるな。何かあったら話しかけてくださいでござる」
目視できる距離は……50メートルはなさそうだな。場所を探せばもっと先まで見えるだろうけど、移動をしながらの距離であれば、このくらいが限界だと思う。
昨日と同じように、気配を消さずにここに人がいると分かるように、気配を大きくしながら進んでいく。
30分もすると、俺に近付いてくる気配が感じられる。数は……3人。2人は方向が同じだが、もう1人は別方向からだな。2人の方は仲間なのかな? 2人に距離があるように思えるけど、もし2人が仲間じゃなければ殺し合うかもしれないか?
1人の方は放置して、2人の方に向かって進むか。移動を始めると、同時に止まった。やっぱり仲間か? 逃げられることを考えれば、殺してしまいたいな。ちょうど2人というのもいい感じだしな。
一気にスピードを上げる。2人は危険を感じたのか、俺のいる方向とは反対側へ移動を始めた。2人が接近するような感じで移動を始めている。協力して逃げるつもりか?
合流すると……止まった? 何やら急接近したり離れたりしている。
あ~これ、敵同士で今気付いた奴だな。遭遇したので、突発的に戦闘が始まった感じだ。これも漁夫の利と言っていいのかな? 足の止まった2人を強襲して、片方の首を刈り取る。
突然首の落ちた敵を見て、硬直しているアホがいるな。鑑定に反応があるので、神の駒の1人か。突発的な事には弱いのかもな。
「バザール、2人殺したから、残りは連れ帰るからよろしく」
起きて食事を食べた俺たちは、リビングスペースで体をほぐし始めた。
「綾乃、今日は入り口を塞いでいくから、外に出られなくなる。緊急事態が起きたら、ロジーに頼んで穴を空けてもらってくれ、バザールの操るサイレントアサシンとエルダーリッチがいるから、そんなこと起きないと思うけどな」
「一応、皆さんが寝ている間に、周囲を硬化させているでござるから、物理的に壊すのは難しいと思うでござる。入り口を塞ぐ際は強化しないでござるが、魔法を使えずに距離を考えれば難しいと思うでござる」
バザールが、一応対策を立ててくれていた。寝る必要がないから、こういう細かいことに気を回してくれるこの骨っ子は、本当に気が利くな。
今日の予定を伝える。問題が起きなければ、夜には2人は帰れることを話しておく。順番的に、ウル⇒綾乃⇒ロジーの順になることも同時に話し、ロジーに許可をもらう。
早く帰りたいとロジーがごねたが、帰るまでお菓子食べ放題を許可すると、手のひらを返す。ウルとも食べて良いけど、ウルは食べ過ぎないように注意しておく。綾乃の許可を貰ってから食べるようにね。帰ったときにお母さんに怒られるかもしれないぞ!
じゃぁ、行ってくるぜ!
気合を入れなおし、外に出る。
バザールが魔法で入り口を塞ぎ、どこに入り口があったか分からないように偽装する。もともと見えにくい位置に入り口を作っていたが、更に分かりにくくなった。
「よし、今日もいつもと同じコースで行くぞ。バザールは、最悪補助に努めてくれ。ロジーは物で何とでもなるから、ウルと綾乃を同時に帰すことを目標にする。何かあれば、バザールよろしく頼む」
俺たちは、最終確認をして散開する。
「山の中は……やっぱり、人がいなくなってるな。2~3日連続で山狩りみたいなことをしていれば、人がいなくなっても仕方がないか。上限が決まっているみたいだしな。山の向こうで捉えた奴を、バザールが移動しやすくなるのは助かるな」
気になるのは、新しい敵がいつこの世界に召喚されるかだな。バザールの操るサイレントアサシンの戦闘力を考えれば、大抵の敵は問題ないと思うけどな。俺たちが連れ去られたのが寝起きだから朝だと思うけど、他の人間のタイミングは分からないんだよな……
「シュウ殿、何ブツブツ言っているでござるか?」
「えっ? あ、すまんすまん。いつもみたいに考えを口に出していたのか、気付かなかったわ」
どうやら、気付かないうちに声に出して、ブツブツ言っていたみたいだ。街中で見かけたらヤベエ奴上位にランクインするな。
たまに深夜に、大きな声を出している変な奴がいるけど、あれと同類かね? 否定したいけど、否定できない……
「ふぅ、変な事考える前に、敵を探そう」
短く息を吐いて、気合を入れなおす。
今まで以上に集中した。気配を探しながら移動するが、山の中には敵はいないようだな。気配を感じにくくなるとはいえ、ここまで何の気配もないと不気味だな。そもそも生態系が、俺の知っているのと違うから知識があてにならんのだよな。
さて、昨日は山沿いのジャングルとの境界線を探して、一昨日は北西側を探したんだったな。となると東に進んで、森と草原の境界線付近を探すか? 草原にメリットは無いけど、場所によっては背丈が高いから、敵に見つかりにくくはなるんだよな。
一先ず、境界線を目指そう。
東へ向かって進んでいると、所々に人のいた形跡があった。時間がどれだけ経っているか分からないので、頭の隅に置いて行動をすることにした。
「境界線は、俺たちのいる南側と変わらないな。ウルたちが帰ったら、こっちにも拠点を作るべきかな?」
「ん~某たちの事を考えると、追加で150人でござるよね? わざわざ新しく作る必要あるでござるかね?」
バザールに返されて、確かにその通りかもしれないな。
「バザール、俺たちが寝ている間は暇なんだろ? 穴掘ってこっちまで通路を作るのはどうだ?」
「そもそも、ウル殿がいなくなるのでござれば、拠点に戻ってくる必要はないのではござらんか?」
……拠点の居心地がいいので、帰りたくなっている自分がいることに気付いた。2~3日帰るのが遅くなることを考えると、多少無理してでも狩り続けた方が総合的には楽かもな。
「よし、敵を探すか」
「無かったことにしたでござるな。何かあったら話しかけてくださいでござる」
目視できる距離は……50メートルはなさそうだな。場所を探せばもっと先まで見えるだろうけど、移動をしながらの距離であれば、このくらいが限界だと思う。
昨日と同じように、気配を消さずにここに人がいると分かるように、気配を大きくしながら進んでいく。
30分もすると、俺に近付いてくる気配が感じられる。数は……3人。2人は方向が同じだが、もう1人は別方向からだな。2人の方は仲間なのかな? 2人に距離があるように思えるけど、もし2人が仲間じゃなければ殺し合うかもしれないか?
1人の方は放置して、2人の方に向かって進むか。移動を始めると、同時に止まった。やっぱり仲間か? 逃げられることを考えれば、殺してしまいたいな。ちょうど2人というのもいい感じだしな。
一気にスピードを上げる。2人は危険を感じたのか、俺のいる方向とは反対側へ移動を始めた。2人が接近するような感じで移動を始めている。協力して逃げるつもりか?
合流すると……止まった? 何やら急接近したり離れたりしている。
あ~これ、敵同士で今気付いた奴だな。遭遇したので、突発的に戦闘が始まった感じだ。これも漁夫の利と言っていいのかな? 足の止まった2人を強襲して、片方の首を刈り取る。
突然首の落ちた敵を見て、硬直しているアホがいるな。鑑定に反応があるので、神の駒の1人か。突発的な事には弱いのかもな。
「バザール、2人殺したから、残りは連れ帰るからよろしく」
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