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第2001話 癒しの時間
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あれから2日が過ぎた。話し合いはしていないが、庁舎や領主館などで働いている人たちからも情報を得るために、状況を説明したメールを発信して、思っていることや考えていることを返信してもらっている。
「ん~、やっぱり手掛かりになるような情報はないか……俺たちが議論した内容が、再度上がっているからみんなも同じように考えるんだなって、分かったくらいだな」
返信されてくるメールを、呼んでは種類ごとに割り振ってフォルダに突っ込んでいく。種類ごとと言っても、ザックリ分けているだけなので大した意味は無いが、魔法的・薬物・病気みたいな感じに、何となく分けてどのくらいの数になるかな、程度の考えで分けている。
いろんな意見が出た後なので、俺たちの知らない魔法的要因で亡くなっているのでは? と返信されたメールが多かった。自分なりの考察を書いているが、魔法の専門家ではないのでできるような発想も多かった。
少ないが呪いというものもあったな。闇魔法とか関係なく、超常現象に近い何かの力で指定された内容で発動しているのでは、という内容もあったな。知られていない技術系等に呪術的な何かがあったとしても、どういう風に条件設定をすると現状の様な事が起こせるのか、説明できる人はいなかった。
俺たちが知らないことだったとして、証明することができないからどうにもならないんだよね。他にも、年齢や性別などを細かく設定して、違う死因で殺すことができるのかできるのか……憶測の域を出ないのだ。
ただ、呪術的な何かだったとすると、この世界の技術ではないと思う。ダンマス・勇者・転生者の誰かがこの世界に来る前から持っている技術だろう。スキルとして呪術は存在していないので、こちらが知るすべはないんだよな。
本当に嫌になってくるぜ。
先ほどから俺のお腹や脇腹に衝撃が何発もある。痛いわけじゃないが、何でこんなことをされているのか謎である。俺の胡坐の上にはシンラが鎮座しており、シュッシュとか言いながら俺の腹筋を殴っている。
プラムとシオンは膝の上に座っており、スライムたちに支えられている。その2人がシンラの真似をして、俺の脇腹を執拗に殴ってくるのだ。子どもたちにじゃれつかれていると考えれば、微笑ましい光景なのだが……脇腹の2人は、力加減を間違えているんじゃないかね?
家にいるわけじゃないのだが、ここしばらく俺と顔を合わせる時間が減っていたため、ミーシャたちが散歩がてら庁舎にある俺の部屋にやってきたのだ。それについてきたシンラたちという構図のようだ。
娘たちは外出の許可を貰えれば、自分たちだけでここに来ることができるので、心配して会いに来てくれた感じだな。お供にスライムたちやオオカミたちが、10匹単位で付いてくる過保護な状態だけどな。俺の従魔たちは、街中で人気なので怖がられることがないのが、せめてもの救いかね。
そんな大人数での移動となれば、シンラが気付かないわけはなく、行くとごねてそれを真似したプラムたちも一緒に来たようだ。さすがに下の子たちは、歩いてこられる距離ではないので、乗り物に乗ってきている。
人力車のような席が付いた乗り物をオオカミの1匹が曳いて、座席に3人が乗って庁舎にやってきた時には、呼び出されて何事かと思ったよ。到着すると、シンラたちが勝手に動かないように、スライムに半ば埋もれる形で奇声をあげていたので、ビビったよ。
シンラのあげていた奇声は、頭のおかしい人たちのような物ではなく、シンラたちが飽きないように、動き出さないように、ゆっくりと動いていたことに対してはしゃいでいる感じだった。
シンラたちがいるのに、ミーシャたちだけしかいなかったことに疑問を覚えたが、スライムたちが責任を持って庁舎まで連れていくように命令が出されていたみたいだ。
スキンシップを行うが、ミーシャたちは執務室が気になるのか、特に何もないが探検しているようだ。シンラは俺の胡坐に収まりたいのか、よじ登ってそこに収まっている。プラムたちは真似して登ろうとしたが登れずに、俺に乗せろと訴えてきたので乗せている形だ。
そして、お腹を殴られるという状態に陥っている。どうしてこうなったのやら?
お供の妻たちは、苦笑しながら俺の方を見ている。俺と同じく返信されてくるメールを呼んでいる状況なので、出来ればプラムたちを引き取ってほしいのだが……無理ですかね。
10分くらい叩き続けていると、疲れたのかお腹への衝撃が無くなる。視線を落とすと、お腹空いたと訴えてきた。
時計を見れば、12時を過ぎており、お腹への攻撃は昼食の訴えだったのか?
食堂に連れていこうと立ち上がる前に、ミーシャたちが戻ってきて、ごはんにするなら預かっているからと、机の上に並べ始める。
ミーシャたちは俺たちと同じものを食べても問題は無いが、シンラたちには少し食べやすくする必要があるので、食堂で働いている人に迷惑をかけるところだった。
昼食を考えて、子どもたちに庁舎へ行く許可を出した感じかね?
ミーシャたちが準備してくれた食事に、待ちきれない弟妹たち。でもな、一応その服は外行きだから、エプロンつけるから動くなよ。
この子たちは、食べ方が汚いという訳ではないが、上手く食べれずに裾を汚したりしてしまうので、洗いやすい手の通せるような……例えとしてよくないが、美容室で散髪をするときにつけてもらうあれに似ている。こっちは裾が汚れないように、手首のところにゴムが入っているタイプだ。
シンラは大人しく俺に着けられてくれるが、プラムとシオンは暴れるので、妻たちにお願いした。
食事を食べ始めると、ミーシャたちが猫たちの餌の事を気にし始めた。自分たちの仕事なのに、誰にも頼んできていない! とあたふたするが、すぐに連絡が入り、ブラウニーたちが躾をしながら餌を与えたようだ。
食事が終わり帰るかと思ったが、下の子たちの昼寝でそこから1時間ほどしてから、お供についてきていた妻たちと一緒に帰っている。シンラたちに妻が付いてきてなかったのは、帰りはいるからかね?
ダマたちはいるが、人間は1人になったので若干開放的だ。ソファーに寝転がりながら、メールを読み進めていく。お腹に衝撃を感じて見てみるとダマが乗っており、少しは休むように助言してきた。もう、おやつの時間みたいだな。
頭を使い過ぎたのか、糖分が足りないかもしれないな。食堂に行って何か食べる物を貰いに行くかね。
「ん~、やっぱり手掛かりになるような情報はないか……俺たちが議論した内容が、再度上がっているからみんなも同じように考えるんだなって、分かったくらいだな」
返信されてくるメールを、呼んでは種類ごとに割り振ってフォルダに突っ込んでいく。種類ごとと言っても、ザックリ分けているだけなので大した意味は無いが、魔法的・薬物・病気みたいな感じに、何となく分けてどのくらいの数になるかな、程度の考えで分けている。
いろんな意見が出た後なので、俺たちの知らない魔法的要因で亡くなっているのでは? と返信されたメールが多かった。自分なりの考察を書いているが、魔法の専門家ではないのでできるような発想も多かった。
少ないが呪いというものもあったな。闇魔法とか関係なく、超常現象に近い何かの力で指定された内容で発動しているのでは、という内容もあったな。知られていない技術系等に呪術的な何かがあったとしても、どういう風に条件設定をすると現状の様な事が起こせるのか、説明できる人はいなかった。
俺たちが知らないことだったとして、証明することができないからどうにもならないんだよね。他にも、年齢や性別などを細かく設定して、違う死因で殺すことができるのかできるのか……憶測の域を出ないのだ。
ただ、呪術的な何かだったとすると、この世界の技術ではないと思う。ダンマス・勇者・転生者の誰かがこの世界に来る前から持っている技術だろう。スキルとして呪術は存在していないので、こちらが知るすべはないんだよな。
本当に嫌になってくるぜ。
先ほどから俺のお腹や脇腹に衝撃が何発もある。痛いわけじゃないが、何でこんなことをされているのか謎である。俺の胡坐の上にはシンラが鎮座しており、シュッシュとか言いながら俺の腹筋を殴っている。
プラムとシオンは膝の上に座っており、スライムたちに支えられている。その2人がシンラの真似をして、俺の脇腹を執拗に殴ってくるのだ。子どもたちにじゃれつかれていると考えれば、微笑ましい光景なのだが……脇腹の2人は、力加減を間違えているんじゃないかね?
家にいるわけじゃないのだが、ここしばらく俺と顔を合わせる時間が減っていたため、ミーシャたちが散歩がてら庁舎にある俺の部屋にやってきたのだ。それについてきたシンラたちという構図のようだ。
娘たちは外出の許可を貰えれば、自分たちだけでここに来ることができるので、心配して会いに来てくれた感じだな。お供にスライムたちやオオカミたちが、10匹単位で付いてくる過保護な状態だけどな。俺の従魔たちは、街中で人気なので怖がられることがないのが、せめてもの救いかね。
そんな大人数での移動となれば、シンラが気付かないわけはなく、行くとごねてそれを真似したプラムたちも一緒に来たようだ。さすがに下の子たちは、歩いてこられる距離ではないので、乗り物に乗ってきている。
人力車のような席が付いた乗り物をオオカミの1匹が曳いて、座席に3人が乗って庁舎にやってきた時には、呼び出されて何事かと思ったよ。到着すると、シンラたちが勝手に動かないように、スライムに半ば埋もれる形で奇声をあげていたので、ビビったよ。
シンラのあげていた奇声は、頭のおかしい人たちのような物ではなく、シンラたちが飽きないように、動き出さないように、ゆっくりと動いていたことに対してはしゃいでいる感じだった。
シンラたちがいるのに、ミーシャたちだけしかいなかったことに疑問を覚えたが、スライムたちが責任を持って庁舎まで連れていくように命令が出されていたみたいだ。
スキンシップを行うが、ミーシャたちは執務室が気になるのか、特に何もないが探検しているようだ。シンラは俺の胡坐に収まりたいのか、よじ登ってそこに収まっている。プラムたちは真似して登ろうとしたが登れずに、俺に乗せろと訴えてきたので乗せている形だ。
そして、お腹を殴られるという状態に陥っている。どうしてこうなったのやら?
お供の妻たちは、苦笑しながら俺の方を見ている。俺と同じく返信されてくるメールを呼んでいる状況なので、出来ればプラムたちを引き取ってほしいのだが……無理ですかね。
10分くらい叩き続けていると、疲れたのかお腹への衝撃が無くなる。視線を落とすと、お腹空いたと訴えてきた。
時計を見れば、12時を過ぎており、お腹への攻撃は昼食の訴えだったのか?
食堂に連れていこうと立ち上がる前に、ミーシャたちが戻ってきて、ごはんにするなら預かっているからと、机の上に並べ始める。
ミーシャたちは俺たちと同じものを食べても問題は無いが、シンラたちには少し食べやすくする必要があるので、食堂で働いている人に迷惑をかけるところだった。
昼食を考えて、子どもたちに庁舎へ行く許可を出した感じかね?
ミーシャたちが準備してくれた食事に、待ちきれない弟妹たち。でもな、一応その服は外行きだから、エプロンつけるから動くなよ。
この子たちは、食べ方が汚いという訳ではないが、上手く食べれずに裾を汚したりしてしまうので、洗いやすい手の通せるような……例えとしてよくないが、美容室で散髪をするときにつけてもらうあれに似ている。こっちは裾が汚れないように、手首のところにゴムが入っているタイプだ。
シンラは大人しく俺に着けられてくれるが、プラムとシオンは暴れるので、妻たちにお願いした。
食事を食べ始めると、ミーシャたちが猫たちの餌の事を気にし始めた。自分たちの仕事なのに、誰にも頼んできていない! とあたふたするが、すぐに連絡が入り、ブラウニーたちが躾をしながら餌を与えたようだ。
食事が終わり帰るかと思ったが、下の子たちの昼寝でそこから1時間ほどしてから、お供についてきていた妻たちと一緒に帰っている。シンラたちに妻が付いてきてなかったのは、帰りはいるからかね?
ダマたちはいるが、人間は1人になったので若干開放的だ。ソファーに寝転がりながら、メールを読み進めていく。お腹に衝撃を感じて見てみるとダマが乗っており、少しは休むように助言してきた。もう、おやつの時間みたいだな。
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