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第2013話 朝の一幕
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ミリーたちと部屋に戻り、少しイチャイチャしてから眠りについた。
意識が覚醒してくると、体が重い事に気付いた。そして呼吸もしづらい……この起こされ方、久しぶりな気がするな。両手にいるのは、ミーシャたち3人の内2人か? どちらかをなんとかしないと、顔に乗っているシンラをどうにもできない……いや、待てよ……
一生懸命に表情筋を動かし、シンラの腹に攻撃を仕掛けてみることにした。俺を起こすために顔に張り付いているだけだろうから、二度寝してても眠りは浅いのではないだろうか?
その考えは正しく、必死に表情筋を動かしていると、シンラが身をよじり始めた。顔を細かく左右に振る攻撃も加えると、我慢の限界が来たのか俺の顔から転がり落ちるようにベッドの上に……スライムの上に落ちた。
シンラの様子を見て、俺が何かをしたと判断したプラムとシオンが、胸の上やお腹の上に立ち足踏みを始めた。ジャンプとかではなく、足踏みだ。
そうするとどうなるかというと、体重が軽いのでマッサージみたいになっている。できれば背中が良かったけど、胸の辺りを踏んでくれ、気持ちいぞ! おっとシオンよ、お腹を踏むのはちょっと勘弁してほしいのだが……止めてくれないのね。じゃあ、腹筋のトレーニング代わりに力を入れる。
これが思ったより良かった。程よく力を入れると、筋肉をほぐしてくれるような感じになる。おぉ、上手い上手い。シオン、ちょっと待て! それ以上下に向かうことは許さないぞ! 俺のイチモツ付近に移動するのは止めるんだ!
この子なら行きかねない! と焦っていると、いつの間にか腕の重さが消えており、体の上で足踏みしていた2人を、姉たちが回収してくれた。助かったぜ……
珍しくミリーたちも朝寝坊をしており、俺の後に同じように起こされている。でもさ、両手を固定するまでは良いんだけど、その後はシンラたちが優しく撫でたりして起こしていたのだ。扱いが違いすぎやしませんかね?
いやね、妻たちに同じようなことをしてほしいんじゃなくて、俺もあんな感じで優しく起こしてほしいんだけど、何で君たちは過激に起こそうとするのですかね?
朝食を食べに移動しないとな。妻たちを起こし終えたシンラが俺の元に戻ってきた。何がしたいんだ?
えっと、なになに? 両手で抱き上げて、体を半回転させて……上下じゃなくて前後を逆ね。了解了解。次にそのまま頭を越して首の後ろに……って肩車かい!
シンラが着地する前に、サポート役のスライムが俺の体をよじ登ってたわ。しっかりフィットして、落ちにくく座りやすい感じになっているみたいだ。おでこに手を回すとかならいいんだけど、髪の毛をむしるように掴むのは止めてくれ。地味に痛いんだよそれ。
プラムとシオンも神r名を追いかけて寄ってきたが、さすがにお前らも一緒に肩車するのは無理だ。そう考えていると、猛攻撃を受けた。仕方がないので、2人とも捕まえて両脇に抱えるように持つことにした。
体をお腹の位置で固定された2人は、抗議としてか手足をバタバタさせ始める。しばらくすると、嫌がっていた声が笑い声のように聞こえてきた。
どうも、手足をバタバタさせるのが楽しかったみたいで、めっちゃはしゃいでいる感じだ。デジャヴを感じる。確かミーシャたちも同じことしてなかったっけ?
チラッと後ろからついてきているミーシャたちを見ると、スッと目を逸らした。身に覚えのある光景なんだろうな。やっぱり血のつながった姉妹ってことだな。
騒いでいると食堂に到着した。
そうすると、シンラは俺の背中を伝って降りていく。俺の服が伸びるから、力いっぱい握るのはよそうぜ。言ってくれれば降ろしてやるんだからさ。プラムたちも降ろすと、ミーシャの指揮でキッチンへ向かって行き、猫たちの餌を受け取った。
最近よく見る光景なのだが、猫たちに芸を仕込んでいるようで、猫なのにお手とおかわりができるように訓練中だ。
従魔として生み出された猫と、ミヤは問題なく行っているのだが、猫から魔獣化した猫たちは、お手をすることが不服なのか、すごく嫌そうな顔をしている。だけど、餌がもらえると分かっているので、仕方がなくやっているんだぞ! といった空気感がすごい。
今日の朝食は、いつもと変わらないと言っていいのか、ビュッフェである。和食が続いていた気がするから、今日はパン食にしようかな?
子どもたちが猫に餌やりをしているのに、自分だけ食べるわけにはいかないので、待っていると……おかしいな、餌をあげて戻ってきたと思ったら、既にお皿には料理が乗せられていた。
ミーシャとプラム、シオンはパン食みたいだな。トーストにバターやジャムを塗ってもらっており、サラダなんかもバランスよく盛られている。この子たちが自分で取っているわけではなく、ごはんかパンを自分で選び、その他はブラウニーが用意している。
俺も普段はそうしているが、今日は自分で選びたくなったので、トーストをシュガーマーガリンでよろしく。でも、砂糖は控えめでお願い。ほのかに甘い感じがいい。
手のひらより少し小さめの木製のボウルにレタスを敷いて、マカロニサラダを盛る。2皿目には、キュウリの千切り、水菜をサッと湯通しした物、大根の千切り、サラダチキンをほぐした物を、胡麻ドレッシングで和えたサラダ。3皿目に、スクランブルエッグにカリカリベーコン、茹でたブロッコリーとアスパラを乗せる。
もう少し食べれそうだけど、これ以上はさすがに1度ではもっていきすぎかな?
席に着くと、シンラが一生懸命ハグハグ言いながら、お米を食べている。というか、こいつは分けて食べることをしないので、シンラの食事だけは大体が、丼物だったりする。それでも、栄養価を考えて食事を提供してくれるブラウニーたちは優秀である。
あ、食事の順番として、先にサラダを食べてから、ごはんを食べるのが習慣だな。ダイエットしている人みたいに、食事の順番に気を使う……という訳ではなく、食べさせてもらっている時からの癖のような物だ。
パン食の場合は、薄い食パンにこれでもか! と言うほど具材が詰まっている、クラブサンドのような物を食べているな。好き嫌いがないのは良い事だ。
初めに2皿目のサラダを食べていく。朝から贅沢だな……全部食べ終わり、ちょうどいいタイミングでトーストが運ばれてくる。ほのかに甘いトーストを食べながら、他の皿も食べていく。カリカリに焼けたベーコン美味しいです!
全部平らげてから考える……まだ食べたりが、どうしようか? サンドイッチにしよう。10種類以上ある中から6種類を選び、席へもどり食事を再開する。
食パンにして一斤近く食べているな。それにサラダも山盛り……地球にいたときなら、この3分の1くらいしか食べていなかったような気がする。この世界に来て食事量が増えたのは実感していたが、改めて考えるとすげえな。シュリはこの数倍食べているんだけどな。
食事が終わり、昨日の件についての報告をすることになった。
意識が覚醒してくると、体が重い事に気付いた。そして呼吸もしづらい……この起こされ方、久しぶりな気がするな。両手にいるのは、ミーシャたち3人の内2人か? どちらかをなんとかしないと、顔に乗っているシンラをどうにもできない……いや、待てよ……
一生懸命に表情筋を動かし、シンラの腹に攻撃を仕掛けてみることにした。俺を起こすために顔に張り付いているだけだろうから、二度寝してても眠りは浅いのではないだろうか?
その考えは正しく、必死に表情筋を動かしていると、シンラが身をよじり始めた。顔を細かく左右に振る攻撃も加えると、我慢の限界が来たのか俺の顔から転がり落ちるようにベッドの上に……スライムの上に落ちた。
シンラの様子を見て、俺が何かをしたと判断したプラムとシオンが、胸の上やお腹の上に立ち足踏みを始めた。ジャンプとかではなく、足踏みだ。
そうするとどうなるかというと、体重が軽いのでマッサージみたいになっている。できれば背中が良かったけど、胸の辺りを踏んでくれ、気持ちいぞ! おっとシオンよ、お腹を踏むのはちょっと勘弁してほしいのだが……止めてくれないのね。じゃあ、腹筋のトレーニング代わりに力を入れる。
これが思ったより良かった。程よく力を入れると、筋肉をほぐしてくれるような感じになる。おぉ、上手い上手い。シオン、ちょっと待て! それ以上下に向かうことは許さないぞ! 俺のイチモツ付近に移動するのは止めるんだ!
この子なら行きかねない! と焦っていると、いつの間にか腕の重さが消えており、体の上で足踏みしていた2人を、姉たちが回収してくれた。助かったぜ……
珍しくミリーたちも朝寝坊をしており、俺の後に同じように起こされている。でもさ、両手を固定するまでは良いんだけど、その後はシンラたちが優しく撫でたりして起こしていたのだ。扱いが違いすぎやしませんかね?
いやね、妻たちに同じようなことをしてほしいんじゃなくて、俺もあんな感じで優しく起こしてほしいんだけど、何で君たちは過激に起こそうとするのですかね?
朝食を食べに移動しないとな。妻たちを起こし終えたシンラが俺の元に戻ってきた。何がしたいんだ?
えっと、なになに? 両手で抱き上げて、体を半回転させて……上下じゃなくて前後を逆ね。了解了解。次にそのまま頭を越して首の後ろに……って肩車かい!
シンラが着地する前に、サポート役のスライムが俺の体をよじ登ってたわ。しっかりフィットして、落ちにくく座りやすい感じになっているみたいだ。おでこに手を回すとかならいいんだけど、髪の毛をむしるように掴むのは止めてくれ。地味に痛いんだよそれ。
プラムとシオンも神r名を追いかけて寄ってきたが、さすがにお前らも一緒に肩車するのは無理だ。そう考えていると、猛攻撃を受けた。仕方がないので、2人とも捕まえて両脇に抱えるように持つことにした。
体をお腹の位置で固定された2人は、抗議としてか手足をバタバタさせ始める。しばらくすると、嫌がっていた声が笑い声のように聞こえてきた。
どうも、手足をバタバタさせるのが楽しかったみたいで、めっちゃはしゃいでいる感じだ。デジャヴを感じる。確かミーシャたちも同じことしてなかったっけ?
チラッと後ろからついてきているミーシャたちを見ると、スッと目を逸らした。身に覚えのある光景なんだろうな。やっぱり血のつながった姉妹ってことだな。
騒いでいると食堂に到着した。
そうすると、シンラは俺の背中を伝って降りていく。俺の服が伸びるから、力いっぱい握るのはよそうぜ。言ってくれれば降ろしてやるんだからさ。プラムたちも降ろすと、ミーシャの指揮でキッチンへ向かって行き、猫たちの餌を受け取った。
最近よく見る光景なのだが、猫たちに芸を仕込んでいるようで、猫なのにお手とおかわりができるように訓練中だ。
従魔として生み出された猫と、ミヤは問題なく行っているのだが、猫から魔獣化した猫たちは、お手をすることが不服なのか、すごく嫌そうな顔をしている。だけど、餌がもらえると分かっているので、仕方がなくやっているんだぞ! といった空気感がすごい。
今日の朝食は、いつもと変わらないと言っていいのか、ビュッフェである。和食が続いていた気がするから、今日はパン食にしようかな?
子どもたちが猫に餌やりをしているのに、自分だけ食べるわけにはいかないので、待っていると……おかしいな、餌をあげて戻ってきたと思ったら、既にお皿には料理が乗せられていた。
ミーシャとプラム、シオンはパン食みたいだな。トーストにバターやジャムを塗ってもらっており、サラダなんかもバランスよく盛られている。この子たちが自分で取っているわけではなく、ごはんかパンを自分で選び、その他はブラウニーが用意している。
俺も普段はそうしているが、今日は自分で選びたくなったので、トーストをシュガーマーガリンでよろしく。でも、砂糖は控えめでお願い。ほのかに甘い感じがいい。
手のひらより少し小さめの木製のボウルにレタスを敷いて、マカロニサラダを盛る。2皿目には、キュウリの千切り、水菜をサッと湯通しした物、大根の千切り、サラダチキンをほぐした物を、胡麻ドレッシングで和えたサラダ。3皿目に、スクランブルエッグにカリカリベーコン、茹でたブロッコリーとアスパラを乗せる。
もう少し食べれそうだけど、これ以上はさすがに1度ではもっていきすぎかな?
席に着くと、シンラが一生懸命ハグハグ言いながら、お米を食べている。というか、こいつは分けて食べることをしないので、シンラの食事だけは大体が、丼物だったりする。それでも、栄養価を考えて食事を提供してくれるブラウニーたちは優秀である。
あ、食事の順番として、先にサラダを食べてから、ごはんを食べるのが習慣だな。ダイエットしている人みたいに、食事の順番に気を使う……という訳ではなく、食べさせてもらっている時からの癖のような物だ。
パン食の場合は、薄い食パンにこれでもか! と言うほど具材が詰まっている、クラブサンドのような物を食べているな。好き嫌いがないのは良い事だ。
初めに2皿目のサラダを食べていく。朝から贅沢だな……全部食べ終わり、ちょうどいいタイミングでトーストが運ばれてくる。ほのかに甘いトーストを食べながら、他の皿も食べていく。カリカリに焼けたベーコン美味しいです!
全部平らげてから考える……まだ食べたりが、どうしようか? サンドイッチにしよう。10種類以上ある中から6種類を選び、席へもどり食事を再開する。
食パンにして一斤近く食べているな。それにサラダも山盛り……地球にいたときなら、この3分の1くらいしか食べていなかったような気がする。この世界に来て食事量が増えたのは実感していたが、改めて考えるとすげえな。シュリはこの数倍食べているんだけどな。
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