2,072 / 2,518
第2072話 誰かに分かってもらいたいこの気持ち!
しおりを挟む
領主の仕事を終え、みんなの所へ戻る。馬車から下りると、目の前の光景が変わっていた。
俺が向こうに行く前は、生活空間のように仕切られていたが、今は……茶色い地面がむき出しになっている。俺がいない間に、この馬車以外は撤収したみたいだ。その理由は、後ろにある3段ほど高くなっている場所に、すでに拠点が完成していたからだ。
まだ夕食にもならない時間だが、ここにあったすべての機能を拠点へ移動させたのだろう。拠点が使えるようになっている事にも驚いているが、それ以上に説明してくれる人が誰もいないことに驚いている。
普段なら、誰かしらがここで待機していて、説明をしてくれるのだが……今日は誰もおらず、状況から判断した結果の内容だ。
トボトボと拠点に向かって歩いていると、シンラを先頭にプラムとシオン、その後ろにミーシャたちが付き添って散歩をしているのを発見する。運動不足にならないように歩いているのだろうか?
シンラは俺を見つけると、駆け足でこっちに向かってきた。
到着すると、
「おとーは、何で建物建てないでどでサボってたの?」
と、ボディーをえぐるような質問をしてきた。建物はお母さんたちの方が得意で、途中からの参加だと邪魔になるから、違う仕事をしたいたんだよ。と説明するが、分かってもらえなかった。そもそも、何で初めから作業に参加していなかったのか問われ、丁寧に説明するも理解してもらえず。
ミーシャたちは分かってくれているのだが、下の子たちは仕事をしていない姿しか見ていないので、まったく理解できていない様子だった。プラムとシオンには元から冷たくされることが多いから平気かと思っていたが、あの目は俺の心をえぐってくるな……
これは妻たちに相談しないと、俺の心が持たない気がする。妻たちに俺が作業に参加する必要は無いと言われても、絶対に参加できるようにしてもらわないと……マジで心が折れそうだ。
俺が気落ちしている様子をみて、ミリーが心配して近寄ってきてくれたのだが、俺の話を聞いて大笑いしている。興味を持った妻たちも後から近くに来て、ミリーに話を聞くと笑いをこらえたように噴き出す者が続出した。
言いたいことは分かるよ。俺も君たちの立場だったら笑う自信はある。でもね、当事者となるとかなり辛いんだよ。マジで立ち直れなくなるから、俺が仕事している姿を見せられるようにしてほしいって、土下座をする勢いでお願いした。
だけど、建物が完成してしまっており、中の設備に関しては明日になるのだが、子どもたちの前で物を作る作業は、もうほとんど残っていなかったのだ……
兵士たちの駐屯する予定地の整備に関しては、シンラたちが見ても何をしているか分からないだろうし、安全が確保されていても、難民が街を作る予定地には連れていくつもりは無い。
そう考えると、拠点になる建物を建てる時が、唯一子どもたちが見て分かりやすい仕事をしている光景だったと気付いた。目の前で芝生を生やしたりもしていたが、あれは俺がやっているようには見えないからな。
これなら、訓練場なんかの整備は後回しにして、建物の建設に携わっておくべきだった……
シンラたちからの冷たい視線は、この際甘んじて受け入れるしかないだろう。ここの境界線である壁を作った気はしているが、それを子どもたちに伝えたところで、胡散臭い目で見られるだけだろう。
もっと言えば、君たちが住んでいるディストピアの大半は、俺と妻たちで作ったんだけどね! それを言っても絶対に信じてもらえない。妻たちだけなら、目を輝かせて妻たちを見るだろうが、そこに俺が加わるだけで胡散臭く見られてしまうだろう。
あの視線は、娘が父親の物と一緒に洗濯しないで! とか言われるのと同じくらい、精神的にきつい気がするのだが、妻たちよ誰か助けてくれ……
妻たちは俺の視線を受けて目を逸らすだけだった。子どもたちに何て説明していいか分からないから、防衛本能で俺の視線を見なかったことにしている……夜になれば、あんなに可愛らしくなる妻たちなのに、こういう時は本当に強かである。
俺が気を落としているのを理解してくれたのか、土木組の子たちがシンラたちへ近付いて来た。
シンラたちもよく遊んでくれるお姉ちゃんという認識で、今日建物を建てている姿を見て尊敬しているようなまなざしを向けていた。
その土木組の子たちがシンラたちを抱きかかえて、俺との出会いから魔法の使い方、土木工事の仕方などを俺から教えてもらったと熱弁してくれた。土木組は、俺の事を多分尊敬してくれているから、こういった言葉が出てくるんだろうな。
その話を聞いたシンラたちの反応は……ジト目でこちらを見る、というものだった。土木組の子たちがいくら説明しても、シンラたちは信用をしてくれていないようだ。俺ってそんなに信用無いような行動をとっているか?
日本の小学1年生でも、ここまで的確に理解できないと思うが、この子たちは何でここまで色々理解できるんだ……俺にどうしろって言うのさ! 一生懸命頑張っているはずなんだけどな……
シンラたちの説得は諦めよう。俺が陣頭指揮をとっても問題ない兵士たちの駐屯地の区画分けの時に、子どもたちを連れて行って、見ても分かりにくい作業を、見た目を派手にして行ってやると心に決めた。
本来なら、簡単な線を引いたり塀を立ってたりするだけでいいのだが、子どもたちが好むような派手な見た目で魔法を使って、お父さんは凄いんだぞ! というところを見せてやろう。
夕食後にミーシャたちにシンラたちをお風呂へ連れて行ってもらい、何人か妻をつけておいた。その間に、土木工事の中心的立場だったリンドと、土木組の子たちを呼んで、明日の作業について話し合いをすることにした。
俺が先頭で作業することに全員が難色を示したが、俺はシンラたちからの視線の痛さを涙ながらに語り、ドン引きされながらもその立場をむしり取った。細かい指示はリンドにしてもらうが、子どもたちが見て分かりやすい作業は、基本的に俺に回してもらえることになった。
リンド的には、土木組に魔法に頼らない知識も伝えながら行いたいそうだが、それは俺が実践することで土木組に教えることになった。特にリンドが今回考えていたのは、橋の作り方だ。
地球のように、吊り橋タイプの様な橋は作るのは難しく、魔法のある世界ならではなのか、桁橋や眼鏡橋の様なアーチ形は、比較的簡単に作ることが可能なのだ。その橋の作り方をできれば教えたいと考えていたらしい。
大丈夫大丈夫、そのくらいなら俺も教えられるから!
と言ったものの、詳しいことは分からないので、分かりやすい橋の説明本を召喚して、徹夜で読み込んだ。きちんとメモも取って、重要な部分は教えられるようになっているから問題ない! もし足りない部分があれば、リンドが説明してくれるさ!
俺が向こうに行く前は、生活空間のように仕切られていたが、今は……茶色い地面がむき出しになっている。俺がいない間に、この馬車以外は撤収したみたいだ。その理由は、後ろにある3段ほど高くなっている場所に、すでに拠点が完成していたからだ。
まだ夕食にもならない時間だが、ここにあったすべての機能を拠点へ移動させたのだろう。拠点が使えるようになっている事にも驚いているが、それ以上に説明してくれる人が誰もいないことに驚いている。
普段なら、誰かしらがここで待機していて、説明をしてくれるのだが……今日は誰もおらず、状況から判断した結果の内容だ。
トボトボと拠点に向かって歩いていると、シンラを先頭にプラムとシオン、その後ろにミーシャたちが付き添って散歩をしているのを発見する。運動不足にならないように歩いているのだろうか?
シンラは俺を見つけると、駆け足でこっちに向かってきた。
到着すると、
「おとーは、何で建物建てないでどでサボってたの?」
と、ボディーをえぐるような質問をしてきた。建物はお母さんたちの方が得意で、途中からの参加だと邪魔になるから、違う仕事をしたいたんだよ。と説明するが、分かってもらえなかった。そもそも、何で初めから作業に参加していなかったのか問われ、丁寧に説明するも理解してもらえず。
ミーシャたちは分かってくれているのだが、下の子たちは仕事をしていない姿しか見ていないので、まったく理解できていない様子だった。プラムとシオンには元から冷たくされることが多いから平気かと思っていたが、あの目は俺の心をえぐってくるな……
これは妻たちに相談しないと、俺の心が持たない気がする。妻たちに俺が作業に参加する必要は無いと言われても、絶対に参加できるようにしてもらわないと……マジで心が折れそうだ。
俺が気落ちしている様子をみて、ミリーが心配して近寄ってきてくれたのだが、俺の話を聞いて大笑いしている。興味を持った妻たちも後から近くに来て、ミリーに話を聞くと笑いをこらえたように噴き出す者が続出した。
言いたいことは分かるよ。俺も君たちの立場だったら笑う自信はある。でもね、当事者となるとかなり辛いんだよ。マジで立ち直れなくなるから、俺が仕事している姿を見せられるようにしてほしいって、土下座をする勢いでお願いした。
だけど、建物が完成してしまっており、中の設備に関しては明日になるのだが、子どもたちの前で物を作る作業は、もうほとんど残っていなかったのだ……
兵士たちの駐屯する予定地の整備に関しては、シンラたちが見ても何をしているか分からないだろうし、安全が確保されていても、難民が街を作る予定地には連れていくつもりは無い。
そう考えると、拠点になる建物を建てる時が、唯一子どもたちが見て分かりやすい仕事をしている光景だったと気付いた。目の前で芝生を生やしたりもしていたが、あれは俺がやっているようには見えないからな。
これなら、訓練場なんかの整備は後回しにして、建物の建設に携わっておくべきだった……
シンラたちからの冷たい視線は、この際甘んじて受け入れるしかないだろう。ここの境界線である壁を作った気はしているが、それを子どもたちに伝えたところで、胡散臭い目で見られるだけだろう。
もっと言えば、君たちが住んでいるディストピアの大半は、俺と妻たちで作ったんだけどね! それを言っても絶対に信じてもらえない。妻たちだけなら、目を輝かせて妻たちを見るだろうが、そこに俺が加わるだけで胡散臭く見られてしまうだろう。
あの視線は、娘が父親の物と一緒に洗濯しないで! とか言われるのと同じくらい、精神的にきつい気がするのだが、妻たちよ誰か助けてくれ……
妻たちは俺の視線を受けて目を逸らすだけだった。子どもたちに何て説明していいか分からないから、防衛本能で俺の視線を見なかったことにしている……夜になれば、あんなに可愛らしくなる妻たちなのに、こういう時は本当に強かである。
俺が気を落としているのを理解してくれたのか、土木組の子たちがシンラたちへ近付いて来た。
シンラたちもよく遊んでくれるお姉ちゃんという認識で、今日建物を建てている姿を見て尊敬しているようなまなざしを向けていた。
その土木組の子たちがシンラたちを抱きかかえて、俺との出会いから魔法の使い方、土木工事の仕方などを俺から教えてもらったと熱弁してくれた。土木組は、俺の事を多分尊敬してくれているから、こういった言葉が出てくるんだろうな。
その話を聞いたシンラたちの反応は……ジト目でこちらを見る、というものだった。土木組の子たちがいくら説明しても、シンラたちは信用をしてくれていないようだ。俺ってそんなに信用無いような行動をとっているか?
日本の小学1年生でも、ここまで的確に理解できないと思うが、この子たちは何でここまで色々理解できるんだ……俺にどうしろって言うのさ! 一生懸命頑張っているはずなんだけどな……
シンラたちの説得は諦めよう。俺が陣頭指揮をとっても問題ない兵士たちの駐屯地の区画分けの時に、子どもたちを連れて行って、見ても分かりにくい作業を、見た目を派手にして行ってやると心に決めた。
本来なら、簡単な線を引いたり塀を立ってたりするだけでいいのだが、子どもたちが好むような派手な見た目で魔法を使って、お父さんは凄いんだぞ! というところを見せてやろう。
夕食後にミーシャたちにシンラたちをお風呂へ連れて行ってもらい、何人か妻をつけておいた。その間に、土木工事の中心的立場だったリンドと、土木組の子たちを呼んで、明日の作業について話し合いをすることにした。
俺が先頭で作業することに全員が難色を示したが、俺はシンラたちからの視線の痛さを涙ながらに語り、ドン引きされながらもその立場をむしり取った。細かい指示はリンドにしてもらうが、子どもたちが見て分かりやすい作業は、基本的に俺に回してもらえることになった。
リンド的には、土木組に魔法に頼らない知識も伝えながら行いたいそうだが、それは俺が実践することで土木組に教えることになった。特にリンドが今回考えていたのは、橋の作り方だ。
地球のように、吊り橋タイプの様な橋は作るのは難しく、魔法のある世界ならではなのか、桁橋や眼鏡橋の様なアーチ形は、比較的簡単に作ることが可能なのだ。その橋の作り方をできれば教えたいと考えていたらしい。
大丈夫大丈夫、そのくらいなら俺も教えられるから!
と言ったものの、詳しいことは分からないので、分かりやすい橋の説明本を召喚して、徹夜で読み込んだ。きちんとメモも取って、重要な部分は教えられるようになっているから問題ない! もし足りない部分があれば、リンドが説明してくれるさ!
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる