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第2146話 今回の壁の作り方
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「シュウ、なにから取り掛かる?」
声をかけてきたのは、リンドだ。街となる一番手前につくなり、俺にどうするか尋ねてきた。
「壁は俺が作るから、街の道は皆に任せていいか? 後終わったら、堀を作って欲しいけど問題ないか?」
リンドは、少し悩む姿をしてから、問題ないと言うことで、妻と土木組のメンバーをいくつかの班にわけていく。一緒にしていいのかと思ったが、土木組のメンバーを中心にして妻たちがフォローするらしい……手伝いか?
役割分担は出来ているみたいなので、問題ないのかもしれないな。それにリンドは全体の指揮をとるから、妻たちに指示を出し続けるのには無理がある。だから、知識のある土木組が中心となって作業する形にするそうだ。
言われてみれば理にかなった判断だな。指示を出しておけば、妻たちにも出来なくはないが、効率を考えれば知識のある土木組と組ませれば、かなりよくなるだろう。魔法を行使する技術は、土木組にも負けないので、しっかりと指示を出してくれる人間がいれば、妻たちの能力をフルに活かせるだろう。
リンドは、班分けを行った後、班長を決めその班長に大まかな指示を出している。細かい部分は、随時連絡を取り合いながら指示を出すようだ。そして俺が一番初めにしたのは、作成予定の街の中心まで移動して、リンドが指揮をとるための高台を作った。およそ30メートルほどの高さの石の塔だ。
そこからリンドが双眼鏡などを使い、指示を出していく形らしい。
今回は、全体の造りがほぼ決まっているので、ディストピアを作った時みたいな、行き当たりばったりではなく、しっかりと初めから指揮に任せて街を作成することとなる。
俺はリンドが指揮をとる塔を作った後、一番遠くの領地を分けている壁付近へ来ている。俺の壁作りの起点はここらしい。ここから街を囲むように壁を作っていくこととなる。
ディストピアを作った時は、堀を掘ると同時にそこの土を利用して壁を作って、クリエイトゴーレムを使い魔核を埋め込んで頑丈な壁にしたが、今回は魔核を使う予定は無いので、土を圧縮して使うとなると、かなり面倒なことになる。
どれだけ魔法で圧縮しても、土は土なのでメチャクチャ硬くはできるが、強度をあげると脆くなってしまう。これは、同じように作った街の壁に亀裂が入ったりしている、と報告を受けて発覚した事実だ。
初めは、何でこんなことになるのか分からなかったけど、圧縮した土の壁は時間と共に崩れやすくもなっていくそうだ。実験の結果、10~20年は何とかなるだろうが、最終的には重さで崩壊を始めてしまうという結果が出ている。
結果は分かったのだが、そうなる理由は良く分かっていない。専門家という訳ではないので窯会理由までは分からなかったが、崩れるという結果は分かっているので、土から作った壁は壊して、新しく石でやレンガで作り直している。
意思は、近くに採石できる場所がなかったので、土魔法使いたちを動員して、大量に石を作らせて壁を作ったらしい。魔導列車を使って、こちらからも石を送り出していたっけな。
領地を囲っている壁は、クリエイトゴーレムを使っているので崩れることは無いが、強度の問題が発生しないか定期定期に調査が行われている。魔核で強化と修復がされているので、魔核が壊れない限りは問題ないはずだが、念のための調査である。
で、今回はどうするかというと、DPで石を生み出してそれを使って壁を作る手法だ。
一枚板の石だと、何かの拍子に一気に壊れてしまうので、統一された規格の石を規則正しく積むのが今回の壁作りだ。縦横が1メートル幅が2メートルの石を規則正しく積んでいき、魔法で隙間をモルタルのような性質の素材で埋めていく。
ということで、俺は人造ゴーレムを取り出す。その数100体。2体1組で50組を作り、DPで生み出した石を運ばせ、指示通りに積んでいくように命令する。
俺は、ズレがないか間違っていないかを確認しながら、随時魔法を使いくっつけていくのが仕事だ。
この話をした時に、リンドは無理だろうといっていたが、簡単な絵を描いて詰んでいく方法を説明したら納得してくれた。要は高い壁を作るのに、人造ゴーレムの判断能力では無理だと感じていたのと、そこまで大きな石となると、詰むのが困難ではということだったので、それを解消した形だ。
簡単に言えば、1段目をある程度作って2段目、3段目と段を増やしていき、階段状にすることが目的だと説明した。人造ゴーレムの身体能力からすれば、1メートルの段差などあってないような物だ。1体でも石を持てるが、バランスを考えて2体でチームを組ませているのだ。
人間以上に連携をとるのが美味い人造ゴーレムであれば、流れ作業も簡単な物である。
俺の目の前で驚くほど速いスピードで、石が積まれていく。っと、石を積む前に地面を圧縮して硬め、水はけも悪くないようにして、基礎になる部分から石を積んでいる。
壁の厚さは4メートル、高さは10メートル……街の壁としては十分だろう。高レベル……多分200ほどあれば、この壁を乗り越えることは出来るんじゃないかと思うが、それを言えばキリがないのでこの高さだ。
ここの領地の境界線に使われている壁の高さは、15メートルほどなので低く見えるが、それは比べる相手が悪いというものだ。
この街の壁は角という角は作らずに、緩く弧を描き街を囲むように壁を作るので、弧になる部分は人造ゴーレムたちへの指示が大変になるかな?
今のところは直線で問題ないのだが、2キロメートルほど作ったら弧になる部分に差し掛かるので、少し心配になる。心配になる反面、レ〇ブロックのように積まれていく石を見て、ちょっと子どもに帰った気分になっているのは、どういった心境なんだろうか?
自問自答しても答えは出ないが、何となくおかしくて笑ってしまう。
意思を生み出して、詰まれた石を魔法でくっつけていく。時折ミスがあるので、修正も加えながら作業が進んでいく。
声をかけてきたのは、リンドだ。街となる一番手前につくなり、俺にどうするか尋ねてきた。
「壁は俺が作るから、街の道は皆に任せていいか? 後終わったら、堀を作って欲しいけど問題ないか?」
リンドは、少し悩む姿をしてから、問題ないと言うことで、妻と土木組のメンバーをいくつかの班にわけていく。一緒にしていいのかと思ったが、土木組のメンバーを中心にして妻たちがフォローするらしい……手伝いか?
役割分担は出来ているみたいなので、問題ないのかもしれないな。それにリンドは全体の指揮をとるから、妻たちに指示を出し続けるのには無理がある。だから、知識のある土木組が中心となって作業する形にするそうだ。
言われてみれば理にかなった判断だな。指示を出しておけば、妻たちにも出来なくはないが、効率を考えれば知識のある土木組と組ませれば、かなりよくなるだろう。魔法を行使する技術は、土木組にも負けないので、しっかりと指示を出してくれる人間がいれば、妻たちの能力をフルに活かせるだろう。
リンドは、班分けを行った後、班長を決めその班長に大まかな指示を出している。細かい部分は、随時連絡を取り合いながら指示を出すようだ。そして俺が一番初めにしたのは、作成予定の街の中心まで移動して、リンドが指揮をとるための高台を作った。およそ30メートルほどの高さの石の塔だ。
そこからリンドが双眼鏡などを使い、指示を出していく形らしい。
今回は、全体の造りがほぼ決まっているので、ディストピアを作った時みたいな、行き当たりばったりではなく、しっかりと初めから指揮に任せて街を作成することとなる。
俺はリンドが指揮をとる塔を作った後、一番遠くの領地を分けている壁付近へ来ている。俺の壁作りの起点はここらしい。ここから街を囲むように壁を作っていくこととなる。
ディストピアを作った時は、堀を掘ると同時にそこの土を利用して壁を作って、クリエイトゴーレムを使い魔核を埋め込んで頑丈な壁にしたが、今回は魔核を使う予定は無いので、土を圧縮して使うとなると、かなり面倒なことになる。
どれだけ魔法で圧縮しても、土は土なのでメチャクチャ硬くはできるが、強度をあげると脆くなってしまう。これは、同じように作った街の壁に亀裂が入ったりしている、と報告を受けて発覚した事実だ。
初めは、何でこんなことになるのか分からなかったけど、圧縮した土の壁は時間と共に崩れやすくもなっていくそうだ。実験の結果、10~20年は何とかなるだろうが、最終的には重さで崩壊を始めてしまうという結果が出ている。
結果は分かったのだが、そうなる理由は良く分かっていない。専門家という訳ではないので窯会理由までは分からなかったが、崩れるという結果は分かっているので、土から作った壁は壊して、新しく石でやレンガで作り直している。
意思は、近くに採石できる場所がなかったので、土魔法使いたちを動員して、大量に石を作らせて壁を作ったらしい。魔導列車を使って、こちらからも石を送り出していたっけな。
領地を囲っている壁は、クリエイトゴーレムを使っているので崩れることは無いが、強度の問題が発生しないか定期定期に調査が行われている。魔核で強化と修復がされているので、魔核が壊れない限りは問題ないはずだが、念のための調査である。
で、今回はどうするかというと、DPで石を生み出してそれを使って壁を作る手法だ。
一枚板の石だと、何かの拍子に一気に壊れてしまうので、統一された規格の石を規則正しく積むのが今回の壁作りだ。縦横が1メートル幅が2メートルの石を規則正しく積んでいき、魔法で隙間をモルタルのような性質の素材で埋めていく。
ということで、俺は人造ゴーレムを取り出す。その数100体。2体1組で50組を作り、DPで生み出した石を運ばせ、指示通りに積んでいくように命令する。
俺は、ズレがないか間違っていないかを確認しながら、随時魔法を使いくっつけていくのが仕事だ。
この話をした時に、リンドは無理だろうといっていたが、簡単な絵を描いて詰んでいく方法を説明したら納得してくれた。要は高い壁を作るのに、人造ゴーレムの判断能力では無理だと感じていたのと、そこまで大きな石となると、詰むのが困難ではということだったので、それを解消した形だ。
簡単に言えば、1段目をある程度作って2段目、3段目と段を増やしていき、階段状にすることが目的だと説明した。人造ゴーレムの身体能力からすれば、1メートルの段差などあってないような物だ。1体でも石を持てるが、バランスを考えて2体でチームを組ませているのだ。
人間以上に連携をとるのが美味い人造ゴーレムであれば、流れ作業も簡単な物である。
俺の目の前で驚くほど速いスピードで、石が積まれていく。っと、石を積む前に地面を圧縮して硬め、水はけも悪くないようにして、基礎になる部分から石を積んでいる。
壁の厚さは4メートル、高さは10メートル……街の壁としては十分だろう。高レベル……多分200ほどあれば、この壁を乗り越えることは出来るんじゃないかと思うが、それを言えばキリがないのでこの高さだ。
ここの領地の境界線に使われている壁の高さは、15メートルほどなので低く見えるが、それは比べる相手が悪いというものだ。
この街の壁は角という角は作らずに、緩く弧を描き街を囲むように壁を作るので、弧になる部分は人造ゴーレムたちへの指示が大変になるかな?
今のところは直線で問題ないのだが、2キロメートルほど作ったら弧になる部分に差し掛かるので、少し心配になる。心配になる反面、レ〇ブロックのように積まれていく石を見て、ちょっと子どもに帰った気分になっているのは、どういった心境なんだろうか?
自問自答しても答えは出ないが、何となくおかしくて笑ってしまう。
意思を生み出して、詰まれた石を魔法でくっつけていく。時折ミスがあるので、修正も加えながら作業が進んでいく。
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