2,160 / 2,518
第2160話 訓練Part2
しおりを挟む
これは想定していた中で、こちらが一番不利な状況と仮定している。ただ、ここまではやくこの状況になるとは思ってなかったんだよね。
魔導無線以外に長距離で情報を伝える物の存在を軽視していた証拠だな。俺も2本目の煙を見てやっと気付いたもんな。すっかりその方法を失念していた。
これはしっかりと準備をしていた軍の勝利だな。
こうなったら、最速で駐屯地まで移動をするべきだと判断して、ピーチが指示を出している。
俺たちが真っすぐに駐屯地に向かっていると、新しく黄色と緑の煙が上がった。何かを伝える狼煙なのだが、こちらには情報が何もないので、何を伝えているのかは分からない。分からないことは考えても意味が無いので、罠の可能性を考えながら可能な限り最速で移動を続けている。
見つかってから5分、訓練開始から15分経った頃、かなり遠くからだが魔法と矢が飛んできた。魔法は大した威力はなさそうなので、斥候が無理やり覚えた魔法って感じだな。だけど、牽制としてはもちろん効果があるので、時間稼ぎを始めたってことか?
足止めではなく時間稼ぎ。俺たちの進行方向からではなく、進行方向の左右から攻撃が来ているのが肝だな。多分、足止めはほとんどできないと判断して、可能な限り時間を稼ぐというのが、あの狼煙の意味だったのだろう。
こちらもさすがに無防備に魔法や矢を受ける訳にはいかないので、足を止めて魔法の着弾地点より手前で止まる必要がある。タフネスに自信はあるが、それを前面に押し出していい訓練ではないので、敵の攻撃にはしっかりと対応する形だ。
本気であれば、魔法ですべてを吹き飛ばせるが、今回はその方法は無しなので、止まったり魔法で相殺したり、壁を作って対応する方法を選択する。
想定はしていたが敵の初手なので、止まって回避するという選択をピーチは取ったみたいだな。次からは壁か相殺を狙うように、指示が出る。
再び走り出し、少し進むとまた魔法と矢が飛んでくる……先ほどより少し数が多いが、土の壁で直撃を避け2枚出した壁の間をみんなで走る。
次も同じように防ぐが、ピーチの指示が変わる。魔法の数が多かった方へ進路を変え、時間稼ぎをしてくる部隊に向かうみたいだな。
これはまず追いつけないと思う。だから、この方向転換には違う意味がある。進路を変えて時間稼ぎの攻撃をしにくくさせる事と、相手の部隊の体力と集中力を削ぐための方向転換だ。
さすがに追いつかれないと分かっていても、集団で攻められれば逃げるのが普通だ。斥候たちは追いつかれるかもしれないという、プレッシャーで俺たちとの距離をしっかりと考えながら行動する必要がある。
俺たちに取っては、多少移動距離が長くなるだけで、大したストレスにもならない。言うなら、時間稼ぎの攻撃の方がストレスを感じるな。足を止めたり、相殺したり、壁を作ったりしないといけないので、ちょっと面倒だと感じる。
少し敵の斥候を追いかけたところで、ピーチがまた最短距離で駐屯地に向かうコースに変更する。
俺らの様子を見て、慌てているのが良く分かるな。土木組の子たちは……今回はさすがに分かっているみたいだね。
『ピーチさんの指揮が上手いですね。このコースを取られると、さすがに私たちでも焦ってしまいますね。適度に斥候にもプレッシャーを与えていますし、今回はピーチさんの方が上手だったということですね』
『これは仕方がないと自分も思います。実力差を考えれば、しっかりと時間稼ぎにはなっていると思うので、合格点かと』
副官たちは、これでも問題ないのか……あまり時間は稼げてないけど、これで良しってことは、何かしらの対策が間に合うってことかな?
1~2分毎にこちらへ魔法や矢を撃ってきて、時間稼ぎが続く。時々コースを変えながら移動をするが、もともと遠距離の攻撃なので、多少の移動では敵の手を緩めることは出来なかった。
どうするのかなと考えていると、斥候からの攻撃の仕方が変わった。先ほどまでは、まとめてドカンと来ていたのだが、散発的に魔法や矢がとんでくる。
まとめられるより、散発的の方が対処が面倒なのだが、今までそれをやっていなかったのに、いきなり方針を変えるのはなんなんだろうな?
よくよく観察すると、駐屯地の方角からいくつも紫色の煙が何本も上がっている。
俺以外にも気付いているメンバーがおり、ピーチに報告が入る。
狼煙と同時に攻撃の仕方が変わったのは、間違いないと思われる。それが意味することが良く分からない。可能性として考えると、迎撃部隊が展開を開始したとかそんな感じだろうか?
狼煙が上がってから、大体20分くらいか? 駐屯地までの距離は……まだ20キロメートル以上あるな。敵の時間稼ぎが成功しているな。
散発的な攻撃を防ぎながら進んでいると、前方に兵士たちの集団が見えてきた。駐屯地まで15キロメートルをきった所かな? この距離で見えるってことは、数キロメートル先にいのかね。遠くても2キロメートルってところかな。
起伏もあるので正確な距離は分からないが、視認できるということはおそらく1~2キロメートル先くらいだろう。
それを見るとピーチが、停止の指示を出す。
猪突猛進って感じで突っ込むわけにもいかないので、速度を落として敵の部隊に近付くようだ。そして、またチームを3つに分け、時間稼ぎをしてくる斥候へ2チーム、見えている敵の防衛部隊に1チームを言う配分で攻めるように指示が出る。
斥候のいる位置からチマチマと牽制されるのは、イラつくので早めに合流させようということだろう。指示を出したコースが、少し迂回をして敵の部隊と合流しやすいような位置取りだ。
斥候を分断させても、俺たちでは追いつけない事になっているので、合流させてしまおうという魂胆らしい。
こちらに斥候からの牽制が来なくなったので、一気に防衛部隊との距離を詰める。その距離およそ500メートルを切った所だろう。魔法と改造銃を使って、攻撃を始める。
一方的に攻撃していると、敵部隊に動きがある。俺たちに向かって距離を詰めるような動きをしている。ピーチは進んできた分だけ下がり、一定の距離を保っている。
防衛部隊がこの後、どう動くのかが見ものだな。
魔導無線以外に長距離で情報を伝える物の存在を軽視していた証拠だな。俺も2本目の煙を見てやっと気付いたもんな。すっかりその方法を失念していた。
これはしっかりと準備をしていた軍の勝利だな。
こうなったら、最速で駐屯地まで移動をするべきだと判断して、ピーチが指示を出している。
俺たちが真っすぐに駐屯地に向かっていると、新しく黄色と緑の煙が上がった。何かを伝える狼煙なのだが、こちらには情報が何もないので、何を伝えているのかは分からない。分からないことは考えても意味が無いので、罠の可能性を考えながら可能な限り最速で移動を続けている。
見つかってから5分、訓練開始から15分経った頃、かなり遠くからだが魔法と矢が飛んできた。魔法は大した威力はなさそうなので、斥候が無理やり覚えた魔法って感じだな。だけど、牽制としてはもちろん効果があるので、時間稼ぎを始めたってことか?
足止めではなく時間稼ぎ。俺たちの進行方向からではなく、進行方向の左右から攻撃が来ているのが肝だな。多分、足止めはほとんどできないと判断して、可能な限り時間を稼ぐというのが、あの狼煙の意味だったのだろう。
こちらもさすがに無防備に魔法や矢を受ける訳にはいかないので、足を止めて魔法の着弾地点より手前で止まる必要がある。タフネスに自信はあるが、それを前面に押し出していい訓練ではないので、敵の攻撃にはしっかりと対応する形だ。
本気であれば、魔法ですべてを吹き飛ばせるが、今回はその方法は無しなので、止まったり魔法で相殺したり、壁を作って対応する方法を選択する。
想定はしていたが敵の初手なので、止まって回避するという選択をピーチは取ったみたいだな。次からは壁か相殺を狙うように、指示が出る。
再び走り出し、少し進むとまた魔法と矢が飛んでくる……先ほどより少し数が多いが、土の壁で直撃を避け2枚出した壁の間をみんなで走る。
次も同じように防ぐが、ピーチの指示が変わる。魔法の数が多かった方へ進路を変え、時間稼ぎをしてくる部隊に向かうみたいだな。
これはまず追いつけないと思う。だから、この方向転換には違う意味がある。進路を変えて時間稼ぎの攻撃をしにくくさせる事と、相手の部隊の体力と集中力を削ぐための方向転換だ。
さすがに追いつかれないと分かっていても、集団で攻められれば逃げるのが普通だ。斥候たちは追いつかれるかもしれないという、プレッシャーで俺たちとの距離をしっかりと考えながら行動する必要がある。
俺たちに取っては、多少移動距離が長くなるだけで、大したストレスにもならない。言うなら、時間稼ぎの攻撃の方がストレスを感じるな。足を止めたり、相殺したり、壁を作ったりしないといけないので、ちょっと面倒だと感じる。
少し敵の斥候を追いかけたところで、ピーチがまた最短距離で駐屯地に向かうコースに変更する。
俺らの様子を見て、慌てているのが良く分かるな。土木組の子たちは……今回はさすがに分かっているみたいだね。
『ピーチさんの指揮が上手いですね。このコースを取られると、さすがに私たちでも焦ってしまいますね。適度に斥候にもプレッシャーを与えていますし、今回はピーチさんの方が上手だったということですね』
『これは仕方がないと自分も思います。実力差を考えれば、しっかりと時間稼ぎにはなっていると思うので、合格点かと』
副官たちは、これでも問題ないのか……あまり時間は稼げてないけど、これで良しってことは、何かしらの対策が間に合うってことかな?
1~2分毎にこちらへ魔法や矢を撃ってきて、時間稼ぎが続く。時々コースを変えながら移動をするが、もともと遠距離の攻撃なので、多少の移動では敵の手を緩めることは出来なかった。
どうするのかなと考えていると、斥候からの攻撃の仕方が変わった。先ほどまでは、まとめてドカンと来ていたのだが、散発的に魔法や矢がとんでくる。
まとめられるより、散発的の方が対処が面倒なのだが、今までそれをやっていなかったのに、いきなり方針を変えるのはなんなんだろうな?
よくよく観察すると、駐屯地の方角からいくつも紫色の煙が何本も上がっている。
俺以外にも気付いているメンバーがおり、ピーチに報告が入る。
狼煙と同時に攻撃の仕方が変わったのは、間違いないと思われる。それが意味することが良く分からない。可能性として考えると、迎撃部隊が展開を開始したとかそんな感じだろうか?
狼煙が上がってから、大体20分くらいか? 駐屯地までの距離は……まだ20キロメートル以上あるな。敵の時間稼ぎが成功しているな。
散発的な攻撃を防ぎながら進んでいると、前方に兵士たちの集団が見えてきた。駐屯地まで15キロメートルをきった所かな? この距離で見えるってことは、数キロメートル先にいのかね。遠くても2キロメートルってところかな。
起伏もあるので正確な距離は分からないが、視認できるということはおそらく1~2キロメートル先くらいだろう。
それを見るとピーチが、停止の指示を出す。
猪突猛進って感じで突っ込むわけにもいかないので、速度を落として敵の部隊に近付くようだ。そして、またチームを3つに分け、時間稼ぎをしてくる斥候へ2チーム、見えている敵の防衛部隊に1チームを言う配分で攻めるように指示が出る。
斥候のいる位置からチマチマと牽制されるのは、イラつくので早めに合流させようということだろう。指示を出したコースが、少し迂回をして敵の部隊と合流しやすいような位置取りだ。
斥候を分断させても、俺たちでは追いつけない事になっているので、合流させてしまおうという魂胆らしい。
こちらに斥候からの牽制が来なくなったので、一気に防衛部隊との距離を詰める。その距離およそ500メートルを切った所だろう。魔法と改造銃を使って、攻撃を始める。
一方的に攻撃していると、敵部隊に動きがある。俺たちに向かって距離を詰めるような動きをしている。ピーチは進んできた分だけ下がり、一定の距離を保っている。
防衛部隊がこの後、どう動くのかが見ものだな。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる