2,186 / 2,518
第2186話 呼び出す必要あった?
しおりを挟む
妻たちも昼間からお酒を飲むつもりは無いらしく、お茶セットを注文して話を始めたみたいだな。全員甘い物が好きなようで、お菓子の注文もしている。
妻たちは運動を良くしているから分かるが、グリエルたちの奥さんもスタイルが崩れてない気がする。やましい気持ちは全くないのだが、この世界でお金持ちの専業主婦だと、比較的ポッチャリさんが多い気がするんだけどな。
「シュウ様、言いたいことは分かりますが、私たちの妻はシュウ様の奥様のおかげで、今や私たちより腕っぷしが強いですよ」
グリエルから言われた一言で、大体の事を察知した。
俺の妻たちは良く運動をする。ジムもそうなのだが、戦闘訓練もなかなかのレベルで行っているのだ。それのおかげということは、グリエルたちの奥さんもそれに付き合って、レベルが上がっているということだろう。
チラッとレベルを見させてもらったが、グリエルたちがレベル500に対して、奥さんたちは600を超えており、スキルも軒並み10になっている。これじゃあ、グリエルたちじゃ敵わないな。
こいつらは庁舎の仕事などをしているが、奥さんたちは日中時間があるから、妻たちと運動することもあるのだろう。グリエルたちは、簡単に死なないようにレベルを上げただけだから、訓練した奥さんたちには勝てないのは当たり前か。
腕っぷしの問題だけではなく、3人の奥さんたちは全員、夫を尻に敷いているタイプなので、精神的にも立場が上だったりするみたいだな。昔はそうでもなかったのに、今は奥さんたちの方が色々と強いみたいだな。
俺も同じだとケラケラ笑っていると、妻たちに怒られたのでこの辺にしておこう。
まず雑談を始める前に、グリエルたちはビールを注文した。これはこの世界で作られているモノではなく、日本のメーカーの物だ。3人とも好みが違うようで、メーカーの名前を言って注文している。お酒の名前だと思ってメーカーの名前を言っているあたり、面白いところではある。
一応、地ビールみたいな形で、ブラウニーたちが作るビールもあるのだが、価値が高いので量を飲みたい場合は、1DPで半ダースは買えるメーカー品を注文するようになっていた。ちょっと贅沢したい時が、ブラウニーたちのビールということらしい。
まぁ、地球の企業って本当に凄いよな。特に日本の企業の飲食物の努力はビックリする。高品質で大量に生産する技術って、本当に凄いもんな。
よく言われるケースでは、チョコレートがあるだろう。
日本で1コインで買える板チョコ等は、世界では考えられないらしい。高品質で低価格。上を見れば美味しいものは沢山あるが、あの値段でここまでの高品質を維持するのは、無理だと言われている。だけどそのせいで、高級チョコレートの浸透が薄かったりするらしい。
安くて美味しい物があるのに、高いお金を出して買おうと思う人が少ないのだとか。他にも、日本人の口に合わせて作られているかいないかで、購入する人が増減するからな。
個人的な話をすれば、俺は高級料理より、居酒屋とかの料理の方が好きだったりする。雰囲気もあるだろうけど、口に合うものが多いんだよね。
俺はまだお腹がいっぱいなので、簡単に食べられる……枝豆あたりを注文しよう。グリエルたちがビールなら、枝豆も食うだろう。
グリエルたちは始めにと言って、最近の庁舎での出来事などを話してくれた。
庁舎の中で、何組かカップルができていて、そのうちに2~3組が結婚を考えているらしい。給料的には、どちらかが働いていればお金に困ることは無いので、子どもができたら退職を考えているのだと言っていたと教えてくれた。
めでたい事ではあるが、庁舎って人で不足だったりするんだよね。優秀な人材が集まるから、出向という形で他の街へ行ってもらったりするので、人手が少なくなってしまうのだ。帰ってくるならいいんだけど、大体が領主代行に引き留められていて、帰ってこれないって言うね……
そんな状況で人がへっても困るので、追加の人員を雇わないとな……とグリエルは渋い顔をしている。学校卒業する子たちに目をつけているようだが、卒業はもう少し後で、学ぶ時間も必要だから間に合うのだろうか?
すぐに子どもを産むわけじゃないから、大丈夫かな?
少し他愛のない話をして、今日感じた治療師たちの状況について話してみた。
「そう言われると、治療師たちは一見休みが多く見えますが、決まったシフトで働いていて、交換もあまりしていなので、自由な時間はかなり少ないですね。彼女たちの今までの苦労を考えると、この状態でも天国のような物でしょうが、かといって働く時間の調整は……難しくないですか? ゼニスさんどうです?」
「ん~、治療師たちの不満ってあまり聞いたことがありませんね。だれそれに付きまとわれているといった、人間関係であったり、引き抜きされたくないが強引に連れていこうとする人たちの相談位で……今までの環境を考えると、現状でも恵まれているのだと感じているのでしょうね。配慮が足りませんでしたね」
そういって色々考えてみるが、人を増やして人員に余裕を持たせて、シフトをある程度自由に組めるようにするべきか? といった話が出るが、すぐに増やせるものでもないし、意識改善も行う必要があるので難しい……
「実験的に、その支部の治療師たちを全員休みにして、ブラウニーたちの店に招待するって言うのはどうだ? そうしたら、少し意識改善につながらないか? あの店は贅沢で多少高いけど、予約が困難ってことで価値が高い店だしな」
「休んでいる間に人が来た場合はどうするんですか?」
「新しく数人の治療師部隊を作って、そのメンバーに行ってもらうとか考えてたんだけど、どうかな? これなら全体の人数を増やすより簡単にできるだろ? 妻たちに相談して俺も協力すれば、実験はできると思うけど、悪くないんじゃないか?」
3人がうなりをあげるが、現状できる事と言えばこのくらいしかないだろう。こいつらを強引に呼んでみたが、よくよく考えれば分かった事なのに……まぁ、たまにはこんな時間があってもいいよな。パワハラも激しいが、その分楽しんでもらえれば……
しばらく、あーでもないこーでもないと4人で話し合った結果、治療師は同じ境遇の人たちを採用しているので、必要数に達したら新しく俺の言った治療師部隊を作ろうという話になった。その間に、俺や妻たち、他にも回復魔法が使えるメンバーで、治療師たちを休ませて支部のみんなで何かできればと計画することになった。
妻たちは運動を良くしているから分かるが、グリエルたちの奥さんもスタイルが崩れてない気がする。やましい気持ちは全くないのだが、この世界でお金持ちの専業主婦だと、比較的ポッチャリさんが多い気がするんだけどな。
「シュウ様、言いたいことは分かりますが、私たちの妻はシュウ様の奥様のおかげで、今や私たちより腕っぷしが強いですよ」
グリエルから言われた一言で、大体の事を察知した。
俺の妻たちは良く運動をする。ジムもそうなのだが、戦闘訓練もなかなかのレベルで行っているのだ。それのおかげということは、グリエルたちの奥さんもそれに付き合って、レベルが上がっているということだろう。
チラッとレベルを見させてもらったが、グリエルたちがレベル500に対して、奥さんたちは600を超えており、スキルも軒並み10になっている。これじゃあ、グリエルたちじゃ敵わないな。
こいつらは庁舎の仕事などをしているが、奥さんたちは日中時間があるから、妻たちと運動することもあるのだろう。グリエルたちは、簡単に死なないようにレベルを上げただけだから、訓練した奥さんたちには勝てないのは当たり前か。
腕っぷしの問題だけではなく、3人の奥さんたちは全員、夫を尻に敷いているタイプなので、精神的にも立場が上だったりするみたいだな。昔はそうでもなかったのに、今は奥さんたちの方が色々と強いみたいだな。
俺も同じだとケラケラ笑っていると、妻たちに怒られたのでこの辺にしておこう。
まず雑談を始める前に、グリエルたちはビールを注文した。これはこの世界で作られているモノではなく、日本のメーカーの物だ。3人とも好みが違うようで、メーカーの名前を言って注文している。お酒の名前だと思ってメーカーの名前を言っているあたり、面白いところではある。
一応、地ビールみたいな形で、ブラウニーたちが作るビールもあるのだが、価値が高いので量を飲みたい場合は、1DPで半ダースは買えるメーカー品を注文するようになっていた。ちょっと贅沢したい時が、ブラウニーたちのビールということらしい。
まぁ、地球の企業って本当に凄いよな。特に日本の企業の飲食物の努力はビックリする。高品質で大量に生産する技術って、本当に凄いもんな。
よく言われるケースでは、チョコレートがあるだろう。
日本で1コインで買える板チョコ等は、世界では考えられないらしい。高品質で低価格。上を見れば美味しいものは沢山あるが、あの値段でここまでの高品質を維持するのは、無理だと言われている。だけどそのせいで、高級チョコレートの浸透が薄かったりするらしい。
安くて美味しい物があるのに、高いお金を出して買おうと思う人が少ないのだとか。他にも、日本人の口に合わせて作られているかいないかで、購入する人が増減するからな。
個人的な話をすれば、俺は高級料理より、居酒屋とかの料理の方が好きだったりする。雰囲気もあるだろうけど、口に合うものが多いんだよね。
俺はまだお腹がいっぱいなので、簡単に食べられる……枝豆あたりを注文しよう。グリエルたちがビールなら、枝豆も食うだろう。
グリエルたちは始めにと言って、最近の庁舎での出来事などを話してくれた。
庁舎の中で、何組かカップルができていて、そのうちに2~3組が結婚を考えているらしい。給料的には、どちらかが働いていればお金に困ることは無いので、子どもができたら退職を考えているのだと言っていたと教えてくれた。
めでたい事ではあるが、庁舎って人で不足だったりするんだよね。優秀な人材が集まるから、出向という形で他の街へ行ってもらったりするので、人手が少なくなってしまうのだ。帰ってくるならいいんだけど、大体が領主代行に引き留められていて、帰ってこれないって言うね……
そんな状況で人がへっても困るので、追加の人員を雇わないとな……とグリエルは渋い顔をしている。学校卒業する子たちに目をつけているようだが、卒業はもう少し後で、学ぶ時間も必要だから間に合うのだろうか?
すぐに子どもを産むわけじゃないから、大丈夫かな?
少し他愛のない話をして、今日感じた治療師たちの状況について話してみた。
「そう言われると、治療師たちは一見休みが多く見えますが、決まったシフトで働いていて、交換もあまりしていなので、自由な時間はかなり少ないですね。彼女たちの今までの苦労を考えると、この状態でも天国のような物でしょうが、かといって働く時間の調整は……難しくないですか? ゼニスさんどうです?」
「ん~、治療師たちの不満ってあまり聞いたことがありませんね。だれそれに付きまとわれているといった、人間関係であったり、引き抜きされたくないが強引に連れていこうとする人たちの相談位で……今までの環境を考えると、現状でも恵まれているのだと感じているのでしょうね。配慮が足りませんでしたね」
そういって色々考えてみるが、人を増やして人員に余裕を持たせて、シフトをある程度自由に組めるようにするべきか? といった話が出るが、すぐに増やせるものでもないし、意識改善も行う必要があるので難しい……
「実験的に、その支部の治療師たちを全員休みにして、ブラウニーたちの店に招待するって言うのはどうだ? そうしたら、少し意識改善につながらないか? あの店は贅沢で多少高いけど、予約が困難ってことで価値が高い店だしな」
「休んでいる間に人が来た場合はどうするんですか?」
「新しく数人の治療師部隊を作って、そのメンバーに行ってもらうとか考えてたんだけど、どうかな? これなら全体の人数を増やすより簡単にできるだろ? 妻たちに相談して俺も協力すれば、実験はできると思うけど、悪くないんじゃないか?」
3人がうなりをあげるが、現状できる事と言えばこのくらいしかないだろう。こいつらを強引に呼んでみたが、よくよく考えれば分かった事なのに……まぁ、たまにはこんな時間があってもいいよな。パワハラも激しいが、その分楽しんでもらえれば……
しばらく、あーでもないこーでもないと4人で話し合った結果、治療師は同じ境遇の人たちを採用しているので、必要数に達したら新しく俺の言った治療師部隊を作ろうという話になった。その間に、俺や妻たち、他にも回復魔法が使えるメンバーで、治療師たちを休ませて支部のみんなで何かできればと計画することになった。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる