2,213 / 2,518
第2213話 休みを取ることになった
しおりを挟む
息が苦しくなって目が覚めたことが分かった。苦しくなったと言っても、口と鼻を完全に塞がれた状態ではなく、布越しに少し重たい物を顔に押し付けられている状態だ。
この起こされ方も久しぶりな気がする。少し強く息を吸えば、空気は確保でいるのだが、その際に嗅ぎ慣れた匂いが一緒にするのだ。それに、今日は匂いだけでなく、声も聞こえるので間違いなくシンラが顔の上にへばりついている状態だ。
両手を押さえられているということは無いので、シンラの脇の下に手を入れて持ち上げる。プラムとシオンの声もしていたので、近くにはいると思うがどういう状況なのだろうか?
持ち上げられたシンラは、何故か満面の笑みで「おはよー」と気の抜けるような挨拶をしてきた。
プラムとシオンは……声のする方へ顔を向けてみると、手足をバタバタさせ母親に抱っこされていた。
う~~む。シンラは、2人から解放されて笑顔、シオンとプラムはシンラから離されて不満。こんな感じだろうか?
それより、何でピーチたちがここにいるのか疑問になったので、聞いてみた。
「昨日は、スカーレットさんから話を聞いて、ゆっくりと寝かせてあげようという話になって、今日はなかなか起きてこないから下の子たちを連れて起こしに来ただけですね」
なるほど、起きるのが遅いから起こしに来たのね。分かりやすいシンプルな理由だ。で、その時間は……
「えっ!?」
思わず声に出てしまうほど、自分の起きた時間にビックリした。
時計を見ると、既に11時を指していたのだ。
何がどうなってこんなに寝ていたのだろうか? 軽く12時間以上寝ているのだが……まだ寝れそうな気配がする。ロングスリーパーではないので、6~8時間寝れば十分、4時間とかでも目が覚めていたはずなのに、12時間か……
疲れていただけならこうはならないよな。何か不調でもあるのかね? とりあえず、こっちでやることは終わったから帰るだけだから、ディストピアに帰ったらしばらく休みますかね。
シンラを抱っこすると顔を叩かれるので、小脇に抱えて運ぶ。何が楽しいのか、キャッキャと笑いながら手足をバタバタさせている。それを見たプラムとシオンは、何か楽しそうと母親たちの腕の中で暴れる。
子どもが暴れるからと言って、俺を注意するのは間違ってるんじゃないか? 確かにシンラをこの状態にしたのは俺だけど、抱っこすると俺の顔を叩くんだから、そっちを治してもらわんと抱っこも出来ないぞ。もうちょっとすれば、抱っこすることも無くなるだろうから遅いかもしれないけどな。
今日は特に予定は無いけど、緊急でしなきゃいけない事とかは無いかな?
ピーチたちに聞いてみても、今の所は特に連絡を受けていないとのことだ。
ちょっと早い昼食にするか迷う時間ではある。家族だけでなく他の家の子たちもいるので、今回は1時間我慢しよう。もう1時間も無いけど、我慢をすれば昼食を食べれる時間なので、無理を言って食べる必要もないだろう。
ディストピアだったら食べてただろうけど、時間的に午前中の仕事をして……って、仕事に行っている時点で、朝食はしっかり食べているからノーカンだな。
シンラを食堂で解放してスライムに乗せる。そうすると母親たちに降ろされたプラムとシオンがシンラに近付くが、シンラがスライムに指示を出して追いかけっこが始まる。2人とも、いつの間にか走れるようになってるな。成長は早いな。
ちょっと前にも同じこと思った気がするけど、そう感じるんだから仕方がない。
特に高速ハイハイをして、2人から逃げるシンラの姿は、つい最近の事のように思えるけど、今はハイハイせずにスライム乗るか走ってるんだよな。本当に成長が早いな。
少し時間が空いたので、グリエルとガリアに連絡を入れてみる。
『昨日の今日で連絡してくるなんて、何か問題でもありましたか?』
って思われていたみたいだな。
「特にトラブルなんかは無いんだけど、昨日拠点に帰ってから……」
スカーレットとのやり取りとそこからの一連の流れを説明した。電源を切るように寝て、気付いたら12時間以上寝ていたってだけの話なんだけど、みんなにも心配されていることを話した。
『確かに珍しいですね……それだけ長く寝たとなると、大きな怪我をした時とか無茶をしたとき以外には、無かったのではないでしょうか? 周りの人たちが心配になるのも頷けますね。しばらくは領主の仕事を代行しておきますので、ゆっくり休んでください。どうしても判断を仰ぎたい場合は、連絡させてもらいます』
グリエルたちも心配しているような様子だな。領主の仕事を代行してくれるなら、そのまま領主になっても……
『あっ、仕事を代行したからといって、領主になりたいわけではないので勘違いしないでくださいね。部下が育ってきて、やっと仕事が落ち着いてきて、休めるようになってきたのに、忙しくしないでくださいね』
電話越しに声も聞こえてないし、顔も見えていないのに何で考えていることがバレたんだ……それに、忙しくなるって程仕事量なんて無いだろ、そこまで嫌がるかね?
『隙があれば領主を薦めてくるので、見えなくてもバレバレです。シュウ様の仕事の半分以上は、奥様方がこなしているんですよ。自分の仕事もあるのに、領主の仕事もしていたら大変です。それに、嫌がるといいますが、シュウ様が一番嫌がってますよね? 人に押し付けないでくださいね』
うぐっ……また考えていることがバレた。俺の周りは、エスパーしかいないのか!?
グリエルたちからも、しばらく休むように言われたので、今回はゆっくり休もう。帝国に派遣しているワイバーンたちも心配だが、そこらへんは俺がいなくても誰かが調整してくれるはずだ。ダメなら連絡が来るだろう。
帰ってから何をするか、少しワクワクしている。まとまった休みって、とっているようであまりとっていないっぽいから、ゆっくりと何をするか考えるか。
子どもたちと、どこかに遊びに行ってもいいかもしれないな。下の子たちはクルージングに行った事無いし、ちょうどいいかもしれないか? でも、妻たちは交代で門に詰めるんだったな……船にゲートをつければいいか。
そこらへんは、後で妻たちに相談しようか。
この起こされ方も久しぶりな気がする。少し強く息を吸えば、空気は確保でいるのだが、その際に嗅ぎ慣れた匂いが一緒にするのだ。それに、今日は匂いだけでなく、声も聞こえるので間違いなくシンラが顔の上にへばりついている状態だ。
両手を押さえられているということは無いので、シンラの脇の下に手を入れて持ち上げる。プラムとシオンの声もしていたので、近くにはいると思うがどういう状況なのだろうか?
持ち上げられたシンラは、何故か満面の笑みで「おはよー」と気の抜けるような挨拶をしてきた。
プラムとシオンは……声のする方へ顔を向けてみると、手足をバタバタさせ母親に抱っこされていた。
う~~む。シンラは、2人から解放されて笑顔、シオンとプラムはシンラから離されて不満。こんな感じだろうか?
それより、何でピーチたちがここにいるのか疑問になったので、聞いてみた。
「昨日は、スカーレットさんから話を聞いて、ゆっくりと寝かせてあげようという話になって、今日はなかなか起きてこないから下の子たちを連れて起こしに来ただけですね」
なるほど、起きるのが遅いから起こしに来たのね。分かりやすいシンプルな理由だ。で、その時間は……
「えっ!?」
思わず声に出てしまうほど、自分の起きた時間にビックリした。
時計を見ると、既に11時を指していたのだ。
何がどうなってこんなに寝ていたのだろうか? 軽く12時間以上寝ているのだが……まだ寝れそうな気配がする。ロングスリーパーではないので、6~8時間寝れば十分、4時間とかでも目が覚めていたはずなのに、12時間か……
疲れていただけならこうはならないよな。何か不調でもあるのかね? とりあえず、こっちでやることは終わったから帰るだけだから、ディストピアに帰ったらしばらく休みますかね。
シンラを抱っこすると顔を叩かれるので、小脇に抱えて運ぶ。何が楽しいのか、キャッキャと笑いながら手足をバタバタさせている。それを見たプラムとシオンは、何か楽しそうと母親たちの腕の中で暴れる。
子どもが暴れるからと言って、俺を注意するのは間違ってるんじゃないか? 確かにシンラをこの状態にしたのは俺だけど、抱っこすると俺の顔を叩くんだから、そっちを治してもらわんと抱っこも出来ないぞ。もうちょっとすれば、抱っこすることも無くなるだろうから遅いかもしれないけどな。
今日は特に予定は無いけど、緊急でしなきゃいけない事とかは無いかな?
ピーチたちに聞いてみても、今の所は特に連絡を受けていないとのことだ。
ちょっと早い昼食にするか迷う時間ではある。家族だけでなく他の家の子たちもいるので、今回は1時間我慢しよう。もう1時間も無いけど、我慢をすれば昼食を食べれる時間なので、無理を言って食べる必要もないだろう。
ディストピアだったら食べてただろうけど、時間的に午前中の仕事をして……って、仕事に行っている時点で、朝食はしっかり食べているからノーカンだな。
シンラを食堂で解放してスライムに乗せる。そうすると母親たちに降ろされたプラムとシオンがシンラに近付くが、シンラがスライムに指示を出して追いかけっこが始まる。2人とも、いつの間にか走れるようになってるな。成長は早いな。
ちょっと前にも同じこと思った気がするけど、そう感じるんだから仕方がない。
特に高速ハイハイをして、2人から逃げるシンラの姿は、つい最近の事のように思えるけど、今はハイハイせずにスライム乗るか走ってるんだよな。本当に成長が早いな。
少し時間が空いたので、グリエルとガリアに連絡を入れてみる。
『昨日の今日で連絡してくるなんて、何か問題でもありましたか?』
って思われていたみたいだな。
「特にトラブルなんかは無いんだけど、昨日拠点に帰ってから……」
スカーレットとのやり取りとそこからの一連の流れを説明した。電源を切るように寝て、気付いたら12時間以上寝ていたってだけの話なんだけど、みんなにも心配されていることを話した。
『確かに珍しいですね……それだけ長く寝たとなると、大きな怪我をした時とか無茶をしたとき以外には、無かったのではないでしょうか? 周りの人たちが心配になるのも頷けますね。しばらくは領主の仕事を代行しておきますので、ゆっくり休んでください。どうしても判断を仰ぎたい場合は、連絡させてもらいます』
グリエルたちも心配しているような様子だな。領主の仕事を代行してくれるなら、そのまま領主になっても……
『あっ、仕事を代行したからといって、領主になりたいわけではないので勘違いしないでくださいね。部下が育ってきて、やっと仕事が落ち着いてきて、休めるようになってきたのに、忙しくしないでくださいね』
電話越しに声も聞こえてないし、顔も見えていないのに何で考えていることがバレたんだ……それに、忙しくなるって程仕事量なんて無いだろ、そこまで嫌がるかね?
『隙があれば領主を薦めてくるので、見えなくてもバレバレです。シュウ様の仕事の半分以上は、奥様方がこなしているんですよ。自分の仕事もあるのに、領主の仕事もしていたら大変です。それに、嫌がるといいますが、シュウ様が一番嫌がってますよね? 人に押し付けないでくださいね』
うぐっ……また考えていることがバレた。俺の周りは、エスパーしかいないのか!?
グリエルたちからも、しばらく休むように言われたので、今回はゆっくり休もう。帝国に派遣しているワイバーンたちも心配だが、そこらへんは俺がいなくても誰かが調整してくれるはずだ。ダメなら連絡が来るだろう。
帰ってから何をするか、少しワクワクしている。まとまった休みって、とっているようであまりとっていないっぽいから、ゆっくりと何をするか考えるか。
子どもたちと、どこかに遊びに行ってもいいかもしれないな。下の子たちはクルージングに行った事無いし、ちょうどいいかもしれないか? でも、妻たちは交代で門に詰めるんだったな……船にゲートをつければいいか。
そこらへんは、後で妻たちに相談しようか。
0
あなたにおすすめの小説
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
スキル【レベル転生】でダンジョン無双
世界るい
ファンタジー
六年前、突如、異世界から魔王が来訪した。「暇だから我を愉しませろ」そう言って、地球上のありとあらゆる場所にダンジョンを作り、モンスターを放った。
そんな世界で十八歳となった獅堂辰巳は、ダンジョンに潜る者、ダンジョンモーラーとしての第一歩を踏み出し、ステータスを獲得する。だが、ステータスは最低値だし、パーティーを組むと経験値を獲得できない。スキルは【レベル転生】という特殊スキルが一つあるだけで、それもレベル100にならないと使えないときた。
そんな絶望的な状況下で、最弱のソロモーラーとしてダンジョンに挑み、天才的な戦闘センスを磨き続けるも、攻略は遅々として進まない。それでも諦めずチュートリアルダンジョンを攻略していたある日、一人の女性と出逢う。その運命的な出逢いによって辰巳のモーラー人生は一変していくのだが……それは本編で。
小説家になろう、カクヨムにて同時掲載
カクヨム ジャンル別ランキング【日間2位】【週間2位】
なろう ジャンル別ランキング【日間6位】【週間7位】
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる