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第2227話 出発!
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さすがにシンラたちがぐったりしているので、着せ替え人形は中断させた。妻たちはもう少しとか言っているが、シンラたちのこの喜びようを見なさい。普段俺に冷たくしているプラムとシオンが、めっちゃ尊敬してます! みたいな表情をしてるんだぞ。
止めるように声をかけた俺が一番ビックリするような表情をしているのに、まだ続けたいというならさすがに一緒に旅行にはいけないな。浮かれてテンションが上がるのはかまわないが、自分以外の人に迷惑をかけるのはさすがにね。
ブラウニーたちを多めに連れて、子どもたちと俺だけで行ってくるぞ?
そう言うと、妻たちは慌てて着せ替え人形にしていたシンラたちを解放する。解放するというと、なんか語弊がありそうだが、状況的にはしっくりくる表現なので、妻たちは少し反省してほしい所である。後、こっそり服を持って来ていたブラウニーたちも、少しは反省しなさい。
ブラウニーたちのお仕置きは、シルキーたちに任s……アマレロ、お前も混ざってたのか。スカーレット! 厳しくお仕置きしておいてくれ。参加していたブラウニーたちとアマレロは、1日間完全休養をさせるように! 家事をしたら連帯責任で、全員の完全休養が1日延びるからな!
手伝っていたブラウニーとアマレロは絶望した表情をする。家精霊のシルキーとブラウニーは、家事をしている時が一番輝いていて、疲れも知らずに働き続ける種族だ。だから、それを禁止するということは、最大の罰である。
完全休養を言い渡されたわけではないブラウニーたちも、顔を青くしていた。それほど重い罰ということだ。
妻たちがもう着せ替え人形にはしないと言っているのに、シンラたち3人は俺から離れようとしない。いつも無下に扱われている身としては嬉しいが、近くにいるのが自分の身を守るため……というのが少し寂しい。
めったにない事なので、こんな状況でも嬉しく思ってしまう自分が悲しい。
シンラなんかは俺に胡坐をかいて座らせ、窪みの所に自分のお尻を入れて、左右にプラムとシオンを装備して、その上で後ろから俺に3人を守るようにお腹に手を回させている。
この様子を見て妻たちは、少しは反省してくれたようだ。着せ替え人形は相当苦だったのだと気付いてもらえたようだぞ。シンラの強固な姿勢嫌いじゃないぞ。
出発するから準備が終わったら集まるようにみんなへ伝える。
俺は……必需品のブッ君は常に持ち歩いているので、荷物は問題ない。足りなければ召喚すればいいだけだしな。こだわりがあるとすれば、パンツ位だ。ブリーフやトランクスはダメだ。苦手なのでボクサーパンツがあれば問題ない。
俺の下着の好みなんて聞いて得する人間もいないので忘れよう。服も基本的にはこだわりがなく、今は妻たちが交換する服を、ブラウニーたちがコーディネートしてくれているんだよな。
ただ1つだけ注文を付けていることがあった。タグとかがチクチクして苦手なので、首の後ろのやつは取っている。ボクサーパンツの腰付近に来るタグも苦手なので、とるようにお願いしている。
食事の時みたいにテコでも動かない雰囲気のシンラたち3人のせいで、俺はボーっとするしかできない。俺に守られている3人は、近くから妻たちがいなくなったので少し安心しており、プラムとシオンと一緒にアニメを見始めた。
う~ん、さすがに少女アニメはおじさんには辛いかな……
黄昏るしかなくなったので、スライムを呼んで俺の背もたれになってもらった。体勢をあまり変えすぎるとシンラたちに怒られるので、結構背筋が伸びている状態だ。
20分もすると準備が終わったのか、みんなが食堂へ集まってきた。
点呼を取ってダンジョン農園に作ったゲートから、マイワールド内に設置した船に直接移動する。
移動の時には着せ替え人形にならないのに、シンラたちはまだ警戒をしていて、俺が3人を運ぶことになった。3人も成長しているので、抱きかかえるのが大変だと言ったら、シンラが肩車の状態になり、シンラとプラムは俺にダブルバイセップスのように腕を動かさせ、力こぶの所へ座っている。
移動の間だけならまあ耐えられるので、俺が我慢することになった。
到着すると、ウルやミーシャたちは、久しぶりの船に大はしゃぎだ。シンラたちは、良く分からないがテンションが上がっており、俺の頭をバカスカ叩いてくる。
こらこら、そんなに頭を叩いてはしゃがないの! 力こぶを作る体勢で移動しているから、結構きつい体勢なんだぞ!
そんなことを言っても、耳に入っていないためバシバシ叩くのは変わらない。妻たちに助けてもらいたいが、先ほどの事もありシンラたちに警戒されていて、あまり近付いてこない……本当に貧乏くじばかり引いている気がするわ。
さて、俺はシンラたちを連れて操縦室へ移動する。普通なら、誰かが操縦し続けないといけないのだが、今回は誰かに操縦させるつもりはなく、各エリアの入り口に船を入れると、水流で移動するように工夫している。
かなり大きな船なので、どのくらいの速度が出るか実験できていない。今日の移動で大体の速度を割り出して、他のエリアの水の流れを考える予定だ。
シンラたちを操舵室の窓の近くへ座らせて、どこへ向かいたいか聞いてみることにした。
見事に3人とも違う方を指したので、どうやって決めるか考えていたら、3人がジャンケンを始め、シオンが勝ったのでシオンが指を指した方へ向かう。どのエリアに到着するんだろうな。
船の運転免許なんて持っていないが、スキルの宝珠で運転を覚えたので、問題なく操縦することができている。
しばらく走らせていると、シオンがここ! と言って、強く言うエリアへ船を動かしていく。
ここは……あ~いきなり富士山のエリアか、本栖湖から見える景色を作ったから……一度降りることになるのだが、今日いきなりは微妙じゃないだろうか……
船を動かしていると、ここではなくもう1つ隣の所だったようで、怒られてしまった。
止めるように声をかけた俺が一番ビックリするような表情をしているのに、まだ続けたいというならさすがに一緒に旅行にはいけないな。浮かれてテンションが上がるのはかまわないが、自分以外の人に迷惑をかけるのはさすがにね。
ブラウニーたちを多めに連れて、子どもたちと俺だけで行ってくるぞ?
そう言うと、妻たちは慌てて着せ替え人形にしていたシンラたちを解放する。解放するというと、なんか語弊がありそうだが、状況的にはしっくりくる表現なので、妻たちは少し反省してほしい所である。後、こっそり服を持って来ていたブラウニーたちも、少しは反省しなさい。
ブラウニーたちのお仕置きは、シルキーたちに任s……アマレロ、お前も混ざってたのか。スカーレット! 厳しくお仕置きしておいてくれ。参加していたブラウニーたちとアマレロは、1日間完全休養をさせるように! 家事をしたら連帯責任で、全員の完全休養が1日延びるからな!
手伝っていたブラウニーとアマレロは絶望した表情をする。家精霊のシルキーとブラウニーは、家事をしている時が一番輝いていて、疲れも知らずに働き続ける種族だ。だから、それを禁止するということは、最大の罰である。
完全休養を言い渡されたわけではないブラウニーたちも、顔を青くしていた。それほど重い罰ということだ。
妻たちがもう着せ替え人形にはしないと言っているのに、シンラたち3人は俺から離れようとしない。いつも無下に扱われている身としては嬉しいが、近くにいるのが自分の身を守るため……というのが少し寂しい。
めったにない事なので、こんな状況でも嬉しく思ってしまう自分が悲しい。
シンラなんかは俺に胡坐をかいて座らせ、窪みの所に自分のお尻を入れて、左右にプラムとシオンを装備して、その上で後ろから俺に3人を守るようにお腹に手を回させている。
この様子を見て妻たちは、少しは反省してくれたようだ。着せ替え人形は相当苦だったのだと気付いてもらえたようだぞ。シンラの強固な姿勢嫌いじゃないぞ。
出発するから準備が終わったら集まるようにみんなへ伝える。
俺は……必需品のブッ君は常に持ち歩いているので、荷物は問題ない。足りなければ召喚すればいいだけだしな。こだわりがあるとすれば、パンツ位だ。ブリーフやトランクスはダメだ。苦手なのでボクサーパンツがあれば問題ない。
俺の下着の好みなんて聞いて得する人間もいないので忘れよう。服も基本的にはこだわりがなく、今は妻たちが交換する服を、ブラウニーたちがコーディネートしてくれているんだよな。
ただ1つだけ注文を付けていることがあった。タグとかがチクチクして苦手なので、首の後ろのやつは取っている。ボクサーパンツの腰付近に来るタグも苦手なので、とるようにお願いしている。
食事の時みたいにテコでも動かない雰囲気のシンラたち3人のせいで、俺はボーっとするしかできない。俺に守られている3人は、近くから妻たちがいなくなったので少し安心しており、プラムとシオンと一緒にアニメを見始めた。
う~ん、さすがに少女アニメはおじさんには辛いかな……
黄昏るしかなくなったので、スライムを呼んで俺の背もたれになってもらった。体勢をあまり変えすぎるとシンラたちに怒られるので、結構背筋が伸びている状態だ。
20分もすると準備が終わったのか、みんなが食堂へ集まってきた。
点呼を取ってダンジョン農園に作ったゲートから、マイワールド内に設置した船に直接移動する。
移動の時には着せ替え人形にならないのに、シンラたちはまだ警戒をしていて、俺が3人を運ぶことになった。3人も成長しているので、抱きかかえるのが大変だと言ったら、シンラが肩車の状態になり、シンラとプラムは俺にダブルバイセップスのように腕を動かさせ、力こぶの所へ座っている。
移動の間だけならまあ耐えられるので、俺が我慢することになった。
到着すると、ウルやミーシャたちは、久しぶりの船に大はしゃぎだ。シンラたちは、良く分からないがテンションが上がっており、俺の頭をバカスカ叩いてくる。
こらこら、そんなに頭を叩いてはしゃがないの! 力こぶを作る体勢で移動しているから、結構きつい体勢なんだぞ!
そんなことを言っても、耳に入っていないためバシバシ叩くのは変わらない。妻たちに助けてもらいたいが、先ほどの事もありシンラたちに警戒されていて、あまり近付いてこない……本当に貧乏くじばかり引いている気がするわ。
さて、俺はシンラたちを連れて操縦室へ移動する。普通なら、誰かが操縦し続けないといけないのだが、今回は誰かに操縦させるつもりはなく、各エリアの入り口に船を入れると、水流で移動するように工夫している。
かなり大きな船なので、どのくらいの速度が出るか実験できていない。今日の移動で大体の速度を割り出して、他のエリアの水の流れを考える予定だ。
シンラたちを操舵室の窓の近くへ座らせて、どこへ向かいたいか聞いてみることにした。
見事に3人とも違う方を指したので、どうやって決めるか考えていたら、3人がジャンケンを始め、シオンが勝ったのでシオンが指を指した方へ向かう。どのエリアに到着するんだろうな。
船の運転免許なんて持っていないが、スキルの宝珠で運転を覚えたので、問題なく操縦することができている。
しばらく走らせていると、シオンがここ! と言って、強く言うエリアへ船を動かしていく。
ここは……あ~いきなり富士山のエリアか、本栖湖から見える景色を作ったから……一度降りることになるのだが、今日いきなりは微妙じゃないだろうか……
船を動かしていると、ここではなくもう1つ隣の所だったようで、怒られてしまった。
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