ダンマス(異端者)

AN@RCHY

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第2228話 初エリア!

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 シオンの案内で着いたのは偶然なのか、シンラたちが一番興奮していたマチュピチュの遺跡群を作ったエリアだった。外観を壊さないように遺跡群は下に見えるようにしているので、上から眺める形になっているエリアだ。

 疲れているようだが、あそこに降りてみたいか聞いてみると、目をキラキラ光らせて降りたいと言っていたので、昼食を食べた後に、シンラたちに自由に探索させてみようか。そのために連れてきたスライムたちもいるので、安全の確保は問題ない。

 ということで今日の予定が決まった。

 エリアに入ったので水流が船を押してくれる。

 マップ先生で船の挙動を確認すると、俺が望んだような形で船が流されているので、問題ないと判断して操舵室から離れる。罰を与えるスライムたちの一部をここに配置して、異常があったら呼びに来るように命令しておく。

 見事にやる気がありません! みたいな仕草をするが、何時間同じ体勢でも苦痛を感じない最強の待ち狩りのできるスライムなので、不満をアピール仕草でしかない。あまりやりすぎると、また怒られることが分かっているので、のんびりとし始めたな。

 反省したような仕草をするが、ポーズだということが分かっているので、俺たちは半ばあきらめて対応しているが、注意しないと際限なく悪戯をし始めてしまうので、暖簾に腕押し、糠に釘だったとしても注意する必要があるのだ。

 相変わらず3人が離れないので、シンラの肩車は変わらないが、プラムとシオンはシンラのお尻当たりのズボンを掴めるように、俺がおんぶする形になっている。先ほどの体勢に比べれば、かなり楽になっているので助かる。

 プラムたちも肩越しに前が見えるので、シンラを掴める位置で前が見えることに満足してくれている。

 戻ると妻たちとミーシャたちがどこにいくのか、楽しそうに話していた。俺の様子を見ると苦笑しており、近付くとシンラたちが暴れ出すことが分かっているので、遠くから生温かく見守る形のようだ。

 手伝う気はあっても近付けないので、しばらくは俺がこの子たちの相手をする必要だありそうだな。

 今は入り口なので、マチュピチュのような遺跡群が見えてくるのは、30分はかかるだろう。その間この子たちの集中力が持つわけもないので、始めにシンラたちが興味を持つであろう空間に移動しよう。

 どこにいくのかペシペシと叩いているので、良い所と言ってごまかして船の中へ入っていく。妻たちには、ちょっと行ってくると手で合図する。

 ワクワクとした様子がしているが、どんなことを楽しみにしているか気になるところだ。

 俺たちようのシアタールームとは別に、子どもたち用のシアタールームも準備したので、この子たちも満足してくれるのではないだろうか?

 もともとなかったのだが、昨日コッソリと改造しておいたので、妻たちもこの部屋の存在を知らなかったりする。入り口は隠し部屋っぽくしているので、ここにあると知っていないとなかなか気付けないようになっている。

 妻たちには気配察知があるので、中にシンラたちがいれば見つかってしまうだろうがその可能性を考えて、気配察知の効果を無効にするスキルを付与している。違和感を感じ取れたらこの部屋が分かるだろうが、こんなところでそこまで気合を入れる妻がいるかどうかだな。

 シンラたちを入り口に案内すると、何もないと不満をあらわにして、バシバシと力強く叩き始めた。

 俺の頭は太鼓じゃないんだから、そんなに叩くんじゃありません。とりあえず降りなさい。

 ここはな、ここに手をかざして、ここのボタンを押すと中に入れるんだぞ。やって見なさい。

 疑う表情をしてこっちを見てくるが、俺の行ったとおりに操作すると、何もなかったところに扉ができた。その様子を見ていた3人は、テンションがうなぎ上りになり、何言っているか分からない状況になっている。

 子どもたち専用と言ったのは理由があり、床と壁が衝撃吸収クッションになっており、更に安産を期す為にスライムたちも配置している。スライムたちは、悪戯をしていないグループがここで待機している。

 なんかめっちゃはしゃいでるけど、少し大人しくならんのかね?

 5分程して疲れたのか、3人がペタンと床に座る。ギミックに喜んではしゃいでいただけであって、ここが何の部屋なのか分かっておらず、ポカンとしている。

 そんなシンラたちを更に喜ばすギミックを……ポチッとな。

 さっきまで見ていたアニメが流れ始める。そうすると、3人が並んで座りスライムたちが背もたれになって、アニメを見始めた。

 1話分見た頃には、遺跡群が見えてくる頃かと思うので、少しここで休んでおくれ。俺も疲れたので、のんびりとさせてもらうよ。スライムたちよ、寝ていたら起こしてくれな。

 アニメは大体オープニングからエンディングの終わりで、24分くらいが多いので、ちょうどいい時間だと思う。

 では、お休み。

 すぐに寝てしまったようで、顔を叩かれる感触で目が覚めた。叩いていたのはシンラで、早く起きろと顔が言っていた。

 俺が体を起こすと、3人は既にスライムにまたがっており、移動準備万端なようだ。抱きかかえなくてよかったことに、少し安堵する。

 隠し部屋から出て甲板へ戻ると、ミーシャたちの声がしているので、そろそろ遺跡群が見えてきそうなのだろう。

 一番景色のいい所へ移動すると、少し遠くに見える遺跡群にシンラたちが釘付けになる。柵を乗り越えそうになっているので、お供のスライムたちが止めているので安全ではあるが、心配になる光景でもあるな。

 段々と近付いてくる遺跡群にテンションの上がっているシンラたちだが、お前さんたちが見たいと言っていたのは覚えているだろうか? この様子だと覚えていなそうなので、新鮮な状態で見れるのがいいかもしれんな。

 上から見ると、こんな感じで見えるんだな。俺が見ていた景色って、人が撮ってるから遺跡の中で撮ってたり、少し上から撮っている物が多かったから、ここまで上空から見る景色って見たこと無いんだよな。

 もしドローンとかを飛ばせたら、こんな景色が見れるんだろうな……という景色を今見ている。

 世界遺産とかに登録されているからなのか、遺跡に被害を与えないためなのかは知らないが、飛行禁止区域のようで、空撮している写真はほとんどない。

 一応、許可制ではあるが、色々と手続きが面倒なようで、諦める人が多いとかなんとか。

 ただ、許可に必要なお金は、日本円にして約3万円ほどらしい。

 なんで知っているかと言えば、神の力で翻訳されたマチュピチュのガイド本が今手元にあるので、そこから得た情報だ。
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