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第2252話 俺の思考がとっ散らかった
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それにしても、液タブとかペンに反応するPCとかって、もう少しだけ書けるまでにラグがあった気がするんだけど、見ている限りではそのラグは全く感じられない。極僅かな差だからこっちに来る前の俺には、大したことが無かった覚えがある。
だけど、この世界に来てステータスが上がったせいで、少しのラグでも動体視力が良くなっているため違和感が強かったんだよな。
それが全く感じられないレベルになっているのだから驚きだな。まぁ、鉛筆や筆で書くような感触は無いのが、少し残念な所だろう。あれはあれで、書いているという実感がわくので悪くは無いんだよな。
液タブ、ペンに反応するPCが気になったので、少し検証するために今一番性能がいいものを呼び出してみた。昔に比べれば多少マシにはなっているが、やはり気になってしまうくらいにはラグがある。
今の技術ではどんなに頑張っても、機材を経由する分レスポンスが遅くなるのは仕方がない。おそらくほとんどの人が気になっていない、スマホやパッドのタッチパネルのレスポンスでも、ステータスの高い俺には少しラグがあるように感じる。
って、あ~召喚する時に魔改造して覚えていなかったけど、レスポンスの速さもいじった気がするな。そのおかげで今使っている端末は、苦無く操作ができるんだったな。でもブッ君は、レスポンスはあげていないが気にならないな。
元々、本をめくるという動作に時間がかかって、ページをめくる音も聞こえるので気になっていないんだと思う。
色々変な俺ではあるが、集中する時に使う道具はこだわっている事を思い出した。魔改造して遊んでいるのは否めないが、その恩恵をフルに受けてストレスなく色々が使えているんだな。
シンラたちが勉強を始めて1時間ほどすると、休憩をするためかブラウニーたちが飲み物を運んできた。
午前中は、30分に一度水分補給をしていたな。ブラウニーたちが気をつけてくれるから、良く動きよく学べる環境を安心して子どもたちに提供できるのだろう。
俺の好物であるミルクティーが出てきたのは、俺が一緒にいることもあるが、俺の影響でミーシャたちも好きだったりするのが原因だろう。
一口含んですぐに気付く。いつもと使っているミルクが違う……いつもに比べて、かなりミルクの味が濃厚に感じられる。ってことはおそらく、生クリームに近いミルクを使っているのだろう。
そこから浮かんでくるのは、おやつに食べたアイスだ。アイス用のダンジョン牛から採れる生クリームが、美味しいというのは聞いていた。それはアイスにするための味かと思っていたが、生クリームの状態でも美味しいということなのだろうか?
予想通りダンジョン牛のミルクではあったが、今回は生クリームにして使っているわけではなく、搾りたてのミルクを低温殺菌して使っている。
そもそもミルクと生クリームの違いとは、含まれる乳脂肪分の度合いが違う。一般的に売られている牛乳は3.8パーセントくらいで、生クリームは製品によっても違うが、18~50パーセントくらいの乳脂肪分があるらしい。それによって、濃厚さの感じ方が違うんだとさ。
味と言えば、搾乳する品種だけでなく、同じ品種でも個体が変わると、若干味が変わってくる。誤差のような感じもするが、そういったところまで管理するのがブラウニーたちなのだ。これって家精霊ではなく、酪農精霊なのではないだろうか?
家事仕事に酪農はさすがに含まれていないと思うのだが、ブラウニーたちが喜んで作業をしているので、無粋なツッコミはしないでおこう。
他にも言うと、同じ個体でも体調や餌によって味が変わってくる。鳥を育てる時の餌によって、肉の味が変わるのと一緒だろう。
それにしても、ミルクティーの味が全体的に濃いんだよな。ミルクの味わいだけでそうなっているとは思えないし、茶葉も変えたのかな?
俺の予想はあっているようで、間違っていた。
味は濃くなっているが、ミルク以外にも紅茶の味も強くなっているのは間違いないらしい。茶葉の量を増やしただけで、あとは変えていないんだとさ。それなら濃くなっても不思議じゃないな。
何で茶葉の量を増やしたのかを聞けば、納得する理由だった。
ミルクの味が強すぎて、紅茶の味が負けたんだとさ。だから茶葉の量を調整して味を調えたらしい。いつもより一回り小さなコップで出てきたのは、摂取量の調整なんだとさ。
これを飲むと口に残るから、最後に口をさっぱりするように、水出しの紅茶も持って来ているな。
昔はお寿司屋さんに行ってガリを食べたり緑茶を飲むのって、何でか分からなかったんだよな。でも今なら分かる。口の中をさっぱりさせる……リセットをさせるためにあったんだな。緑茶の方は未だによくわからないけど、ガリの方は分かる。
俺の主観だけど、ガリ自体は味が濃いものだと思うが、あの味で口の中に残っている脂分などがさっぱりするんだよな。他に言うと、食欲増進効果もあるんじゃないかと思ってる。
人によって意見は違うだろうけど、俺はそう感じている。
シンラたちは、ストローで一生懸命に吸っている。そんな姿はかわいいな。
後半戦の勉強が始まると、シンラはまた険しい顔をして、どこどこが違う……と悩み続けている。家系的には禿はいないけど、そのうち禿げたりしないよな?
シンラの将来の髪形を心配しながら……ってよく考えたら、毛根が死んでいても生やすことができる育毛剤があったわ。理屈は分からんが、普通は生えているところにだけ影響を及ぼす魔法薬……
どこからでも毛が生えるとなると心配だとのことで、手の甲とかで試してみたけど、人に影響があったのは、元々髪の毛の生えている場所だけだったな。
動物にも使えるようで、その場合は元々毛が生えていた場所以外には、影響がなかった。何処かと言えば、間違って肉球についてしまったのだが、肉球には影響はなかったけど、その周りの毛が増えてしまったので、処理するのに時間がかかったっけな。
本当に謎が多い世界だよな……DPって本当に何なんだろうな?
だけど、この世界に来てステータスが上がったせいで、少しのラグでも動体視力が良くなっているため違和感が強かったんだよな。
それが全く感じられないレベルになっているのだから驚きだな。まぁ、鉛筆や筆で書くような感触は無いのが、少し残念な所だろう。あれはあれで、書いているという実感がわくので悪くは無いんだよな。
液タブ、ペンに反応するPCが気になったので、少し検証するために今一番性能がいいものを呼び出してみた。昔に比べれば多少マシにはなっているが、やはり気になってしまうくらいにはラグがある。
今の技術ではどんなに頑張っても、機材を経由する分レスポンスが遅くなるのは仕方がない。おそらくほとんどの人が気になっていない、スマホやパッドのタッチパネルのレスポンスでも、ステータスの高い俺には少しラグがあるように感じる。
って、あ~召喚する時に魔改造して覚えていなかったけど、レスポンスの速さもいじった気がするな。そのおかげで今使っている端末は、苦無く操作ができるんだったな。でもブッ君は、レスポンスはあげていないが気にならないな。
元々、本をめくるという動作に時間がかかって、ページをめくる音も聞こえるので気になっていないんだと思う。
色々変な俺ではあるが、集中する時に使う道具はこだわっている事を思い出した。魔改造して遊んでいるのは否めないが、その恩恵をフルに受けてストレスなく色々が使えているんだな。
シンラたちが勉強を始めて1時間ほどすると、休憩をするためかブラウニーたちが飲み物を運んできた。
午前中は、30分に一度水分補給をしていたな。ブラウニーたちが気をつけてくれるから、良く動きよく学べる環境を安心して子どもたちに提供できるのだろう。
俺の好物であるミルクティーが出てきたのは、俺が一緒にいることもあるが、俺の影響でミーシャたちも好きだったりするのが原因だろう。
一口含んですぐに気付く。いつもと使っているミルクが違う……いつもに比べて、かなりミルクの味が濃厚に感じられる。ってことはおそらく、生クリームに近いミルクを使っているのだろう。
そこから浮かんでくるのは、おやつに食べたアイスだ。アイス用のダンジョン牛から採れる生クリームが、美味しいというのは聞いていた。それはアイスにするための味かと思っていたが、生クリームの状態でも美味しいということなのだろうか?
予想通りダンジョン牛のミルクではあったが、今回は生クリームにして使っているわけではなく、搾りたてのミルクを低温殺菌して使っている。
そもそもミルクと生クリームの違いとは、含まれる乳脂肪分の度合いが違う。一般的に売られている牛乳は3.8パーセントくらいで、生クリームは製品によっても違うが、18~50パーセントくらいの乳脂肪分があるらしい。それによって、濃厚さの感じ方が違うんだとさ。
味と言えば、搾乳する品種だけでなく、同じ品種でも個体が変わると、若干味が変わってくる。誤差のような感じもするが、そういったところまで管理するのがブラウニーたちなのだ。これって家精霊ではなく、酪農精霊なのではないだろうか?
家事仕事に酪農はさすがに含まれていないと思うのだが、ブラウニーたちが喜んで作業をしているので、無粋なツッコミはしないでおこう。
他にも言うと、同じ個体でも体調や餌によって味が変わってくる。鳥を育てる時の餌によって、肉の味が変わるのと一緒だろう。
それにしても、ミルクティーの味が全体的に濃いんだよな。ミルクの味わいだけでそうなっているとは思えないし、茶葉も変えたのかな?
俺の予想はあっているようで、間違っていた。
味は濃くなっているが、ミルク以外にも紅茶の味も強くなっているのは間違いないらしい。茶葉の量を増やしただけで、あとは変えていないんだとさ。それなら濃くなっても不思議じゃないな。
何で茶葉の量を増やしたのかを聞けば、納得する理由だった。
ミルクの味が強すぎて、紅茶の味が負けたんだとさ。だから茶葉の量を調整して味を調えたらしい。いつもより一回り小さなコップで出てきたのは、摂取量の調整なんだとさ。
これを飲むと口に残るから、最後に口をさっぱりするように、水出しの紅茶も持って来ているな。
昔はお寿司屋さんに行ってガリを食べたり緑茶を飲むのって、何でか分からなかったんだよな。でも今なら分かる。口の中をさっぱりさせる……リセットをさせるためにあったんだな。緑茶の方は未だによくわからないけど、ガリの方は分かる。
俺の主観だけど、ガリ自体は味が濃いものだと思うが、あの味で口の中に残っている脂分などがさっぱりするんだよな。他に言うと、食欲増進効果もあるんじゃないかと思ってる。
人によって意見は違うだろうけど、俺はそう感じている。
シンラたちは、ストローで一生懸命に吸っている。そんな姿はかわいいな。
後半戦の勉強が始まると、シンラはまた険しい顔をして、どこどこが違う……と悩み続けている。家系的には禿はいないけど、そのうち禿げたりしないよな?
シンラの将来の髪形を心配しながら……ってよく考えたら、毛根が死んでいても生やすことができる育毛剤があったわ。理屈は分からんが、普通は生えているところにだけ影響を及ぼす魔法薬……
どこからでも毛が生えるとなると心配だとのことで、手の甲とかで試してみたけど、人に影響があったのは、元々髪の毛の生えている場所だけだったな。
動物にも使えるようで、その場合は元々毛が生えていた場所以外には、影響がなかった。何処かと言えば、間違って肉球についてしまったのだが、肉球には影響はなかったけど、その周りの毛が増えてしまったので、処理するのに時間がかかったっけな。
本当に謎が多い世界だよな……DPって本当に何なんだろうな?
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