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第2393話 迷っても突き進む
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独りになりたいということで、妻たちにお願いをして移動したが、どこか目的地があるわけでもなく、迷いながら散歩をするような形になってしまった。
監視室から出れば、そこはダンジョン農園なのでいつもの光景が広がっている。畑があり、色々なものが育てられている。普段と違うのは今が夜だから周りが暗いので、何か不思議な感じだ。
夜の畑に来ることなんてほとんどなかったので、新鮮な感じがするな。
ここを荒らすわけではないが、ドリアードたちが管理してくれている場所なので、勝手に入るのはやめておこう。
畑のあるエリアから離れて、ダンジョン農園の出入り口へ向かう。
やっぱり落ち着く場所といえば、世界樹の下だよな。昼間によく木陰で本を読んだりゲームをしたりしたな。
いつもの椅子を取り出して、くつろぐ姿勢をとる。真っ暗だったので、焚火台をとりだし火を見てのんびりとすることにした。
今まで逃げていたわけではない……俺が責任をとれるようにしているのだけど、グリエルとガリアが優秀なので俺が責任を取るようなことは今までなかった。でも、今回は確実に起こるであろう責任問題、それを考えると俺は少し体が震えてしまっている。
いろいろ考えても仕方がない部分もあるが、色々考えてしまう。
思考がグチャグチャしていて、いつの間にか1時間経っていたみたいだな。シェリル・イリア・ネルの3人が呼びに来てくれた。この3人が一緒に行動しているのを見るのは久しぶりな気がする。
お兄ちゃんと呼ばれていた時期もあったが、子どもが育ってきていつの間にか旦那様と呼ぶようになってたんだっけな。
呼び方といえば、ミリー・カエデ・リンドの3人は名前で呼ぶが、それ以外の妻たちはいつの間にか旦那様って呼ぶようになったんだよな。初めは照れながら言っていたが、最近は何の抵抗もなく言えるようになってきたんだよな。
まだ俺がモヤモヤしているのを察してくれたようで、椅子を並べて俺が落ち着くのを待ってくれた。
どれくらい時間がたったかわからないが、何も言わずに焚火に付き合ってくれた。
幼いイメージのあった3人が、いつの間にか大人になっていて母親の顔をするようになってたな。時が過ぎるのって本当に早いな。
ミーシャたちも少し前まで赤ちゃんだったのに、いつの間にかお姉ちゃんになってたしな。
俺にも守る家族がいるように、軍人……兵士たちにも守りたいものがあるんだよな。そのために兵士として志願し、つらい訓練にも耐えているんだよな。
レイリーの話では、つらい訓練に耐えられるだけでは、軍人としては二流、実践を乗り越えて一流という感じで話していたっけな。
日本では聞かないが、アメリカとかでは実戦を経験して心を病んでしまう兵士も多いとか。
PTSD……心的外傷後ストレス障害で、退役を余儀なくされたりするんだとか。
中には感覚がマヒして、ゲームのように感じてしまった人もいたとかいう話だ。
考えがまとまっていないけど、俺は俺の責任を果たせるようにしないとな。綾乃とバザールたちを手伝おうと思っていたが、今回は2人にしばらく頑張ってもらおう。
兵士に犠牲が出てしまうのは、仕方がないことだと割り切るが、住民に被害が出ることだけは絶対に許さない。俺はそちらの対策をしよう。
そこで俺は3人に、めぐちゃんとシリウス君に最終防衛ラインを務めてもらえるように、話してもらうようにお願いした。
これで、街中の被害はゼロにできるだろう。難民たちの街はダゴンに任せるとして、あの2人であれば多少強いくらいの人間から、街を守ることも簡単だろう。
「旦那様、今からするよりは今日はよく寝て、明日から動きましょう。すぐに攻めてくるわけではないのに、こんな時間に起こされるほうも困ると思います」
シェリルの助言で、俺ははっとする。俺は早く対策をしたいと考えていたが、それで迷惑をこうむる人が出ては意味がない。
俺が反省している間にイリアとネルが関係各員に、明日も会議をするので早めに仕事を終わらせるか、部下に任せられる仕事は任せるよう調整して、呼び出しがかかったらすぐに集まれるようにしておいてください、とメールを送っていた。
俺は3人に連れられて寝室へ向かう。
何かがあるわけでもないが、3人が優しく包み込むようにして寝てくれた。
体は元気でも、心が疲れていたようだな。人のぬくもりを感じながら寝ると、こんなに安心するんだな。
朝起きると、昨日の夜と変わらず、3人が俺を包み込んでいてくれた。いつもなら、先に起きて支度をしていたりするのだが、今日は起きるまで一緒にいてくれたようだな。
俺が起きると、普段はしてくれない身支度の手伝いをしてくれた。なんか、小説に出てくる偉い人になった気分だな。
これが妻だからいいけど、赤の他人のメイドとかだと、正直うっとうしく感じそう。自分で準備したほうが楽なのに、偉そうな人って手伝わせたりするんだろうな?
体が元気でも心が疲れていると、長い眠りが必要になることもあるんだな。
身支度を手伝ってもらっている時に時間を確認して、内心で驚いてしまった。
すでにお昼の時間を過ぎていて、昼食の準備も済んでいるから、身支度が終わり次第食堂へ行きましょうとのこと。
3人は先に起きていたのに、俺が起きた時にいなかったら寂しがると思い、食事を食べずにずっと一緒にいてくれたみたいだ。
今度埋め合わせをしないとな。
食堂で食べた昼食は……和食だった。日本にいたころには食べたことのない、高級料亭のような食事だったが、すごく懐かしく落ち着く味がした。
シルキーたちの心遣いは、こんなところにもあるんだな。食事もやっぱり大切だな。
先に話し合いが必要なのはグリエルとガリアなので、30分後から会議を始めると連絡を入れておいた。
監視室から出れば、そこはダンジョン農園なのでいつもの光景が広がっている。畑があり、色々なものが育てられている。普段と違うのは今が夜だから周りが暗いので、何か不思議な感じだ。
夜の畑に来ることなんてほとんどなかったので、新鮮な感じがするな。
ここを荒らすわけではないが、ドリアードたちが管理してくれている場所なので、勝手に入るのはやめておこう。
畑のあるエリアから離れて、ダンジョン農園の出入り口へ向かう。
やっぱり落ち着く場所といえば、世界樹の下だよな。昼間によく木陰で本を読んだりゲームをしたりしたな。
いつもの椅子を取り出して、くつろぐ姿勢をとる。真っ暗だったので、焚火台をとりだし火を見てのんびりとすることにした。
今まで逃げていたわけではない……俺が責任をとれるようにしているのだけど、グリエルとガリアが優秀なので俺が責任を取るようなことは今までなかった。でも、今回は確実に起こるであろう責任問題、それを考えると俺は少し体が震えてしまっている。
いろいろ考えても仕方がない部分もあるが、色々考えてしまう。
思考がグチャグチャしていて、いつの間にか1時間経っていたみたいだな。シェリル・イリア・ネルの3人が呼びに来てくれた。この3人が一緒に行動しているのを見るのは久しぶりな気がする。
お兄ちゃんと呼ばれていた時期もあったが、子どもが育ってきていつの間にか旦那様と呼ぶようになってたんだっけな。
呼び方といえば、ミリー・カエデ・リンドの3人は名前で呼ぶが、それ以外の妻たちはいつの間にか旦那様って呼ぶようになったんだよな。初めは照れながら言っていたが、最近は何の抵抗もなく言えるようになってきたんだよな。
まだ俺がモヤモヤしているのを察してくれたようで、椅子を並べて俺が落ち着くのを待ってくれた。
どれくらい時間がたったかわからないが、何も言わずに焚火に付き合ってくれた。
幼いイメージのあった3人が、いつの間にか大人になっていて母親の顔をするようになってたな。時が過ぎるのって本当に早いな。
ミーシャたちも少し前まで赤ちゃんだったのに、いつの間にかお姉ちゃんになってたしな。
俺にも守る家族がいるように、軍人……兵士たちにも守りたいものがあるんだよな。そのために兵士として志願し、つらい訓練にも耐えているんだよな。
レイリーの話では、つらい訓練に耐えられるだけでは、軍人としては二流、実践を乗り越えて一流という感じで話していたっけな。
日本では聞かないが、アメリカとかでは実戦を経験して心を病んでしまう兵士も多いとか。
PTSD……心的外傷後ストレス障害で、退役を余儀なくされたりするんだとか。
中には感覚がマヒして、ゲームのように感じてしまった人もいたとかいう話だ。
考えがまとまっていないけど、俺は俺の責任を果たせるようにしないとな。綾乃とバザールたちを手伝おうと思っていたが、今回は2人にしばらく頑張ってもらおう。
兵士に犠牲が出てしまうのは、仕方がないことだと割り切るが、住民に被害が出ることだけは絶対に許さない。俺はそちらの対策をしよう。
そこで俺は3人に、めぐちゃんとシリウス君に最終防衛ラインを務めてもらえるように、話してもらうようにお願いした。
これで、街中の被害はゼロにできるだろう。難民たちの街はダゴンに任せるとして、あの2人であれば多少強いくらいの人間から、街を守ることも簡単だろう。
「旦那様、今からするよりは今日はよく寝て、明日から動きましょう。すぐに攻めてくるわけではないのに、こんな時間に起こされるほうも困ると思います」
シェリルの助言で、俺ははっとする。俺は早く対策をしたいと考えていたが、それで迷惑をこうむる人が出ては意味がない。
俺が反省している間にイリアとネルが関係各員に、明日も会議をするので早めに仕事を終わらせるか、部下に任せられる仕事は任せるよう調整して、呼び出しがかかったらすぐに集まれるようにしておいてください、とメールを送っていた。
俺は3人に連れられて寝室へ向かう。
何かがあるわけでもないが、3人が優しく包み込むようにして寝てくれた。
体は元気でも、心が疲れていたようだな。人のぬくもりを感じながら寝ると、こんなに安心するんだな。
朝起きると、昨日の夜と変わらず、3人が俺を包み込んでいてくれた。いつもなら、先に起きて支度をしていたりするのだが、今日は起きるまで一緒にいてくれたようだな。
俺が起きると、普段はしてくれない身支度の手伝いをしてくれた。なんか、小説に出てくる偉い人になった気分だな。
これが妻だからいいけど、赤の他人のメイドとかだと、正直うっとうしく感じそう。自分で準備したほうが楽なのに、偉そうな人って手伝わせたりするんだろうな?
体が元気でも心が疲れていると、長い眠りが必要になることもあるんだな。
身支度を手伝ってもらっている時に時間を確認して、内心で驚いてしまった。
すでにお昼の時間を過ぎていて、昼食の準備も済んでいるから、身支度が終わり次第食堂へ行きましょうとのこと。
3人は先に起きていたのに、俺が起きた時にいなかったら寂しがると思い、食事を食べずにずっと一緒にいてくれたみたいだ。
今度埋め合わせをしないとな。
食堂で食べた昼食は……和食だった。日本にいたころには食べたことのない、高級料亭のような食事だったが、すごく懐かしく落ち着く味がした。
シルキーたちの心遣いは、こんなところにもあるんだな。食事もやっぱり大切だな。
先に話し合いが必要なのはグリエルとガリアなので、30分後から会議を始めると連絡を入れておいた。
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