ダンマス(異端者)

AN@RCHY

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第2514話 想定外の効果もあり

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 あ~しまったな。プールの位置を高くしておけば、魔法を使い続けなくても勝手に水が流せたじゃん。確か……サイフォンの仕組みとか言う奴だっけな? 小さい頃に、ああいった行動にも名前がつくって不思議だと思ってたっけな。

 シリウス君やい、そのまま水を吐き続けていてくれ。ちょっとだけ隣の部屋の構造を変えてくるから、頼んだ。

 そう言ってから俺は隣の部屋へ移動して、2階分ほど上へ部屋を移動させる。ただ広いだけの空間ができてしまったが、その内何かに使うだろう。消防のホースだと魔法を使わなければ、余り勢いが出ないだろうから、腕が軽く入る太さの塩ビ管を設置する。

 こうなってくると、サイフォンの仕組みとか関係なしに、排水溝と同じ扱いになるな。

 そういえば、ブラウニーたちにも限定的に召喚が可能になっていたはずだから、水とかなら魔力を使わなくても出し続けられるはずだ。

 ブラウニーたちを呼んで、召喚の件について確認をとってみる。

 食材や飲み物、衣服や布に限定して召喚できるようになっているようなので、シリウス君の休んでいる時に交代で水を流し続ける任務をお願いする。

 シリウス君に関しては、触れているだけで効果があり、寝た状態でもコアルームに水が浸入するのを防ぐこともできるため、シリウス君だけに負担をかける必要が無くなった。

 それでも水のある場所にいてもらわないといけないので、子どもたちにシリウス君の好物でも持って来てもらって、ねぎらってもらうしかないな。

 水をコアルームの外に出す方法はいろいろと考える必要はあるけど、ダンジョンの上半分を水で埋める必要がないのであれば、足りなくなった分だけ補充していけば問題ないはずだ。

 ここで驚いたことが1つ、魔物化したプランクトンも呼ぶことができたのだ。ブラウニーたちには制限があるのに、なぜか? と思ったが、ブラウニーの1人が、魚の食料だし召喚できないかな? と思ったところ、召喚できるようになったらしい。

 ディストピアでも同じことを試してもできなかったので、おそらく創造神が関係していると思われる。あの爺さんなら、本当に何でもありだからな。

 これで、マッピングする体制は整った。上半分をマッピングするのに、シリウス君のシカらをゴリ押しするか、自力でやるか……あ~、自力はないな。

 色々考えたけど、このダンジョン広すぎるんだよ。それが迷路になっているから、総移動距離を考えてありえないと思った。本来なら、年単位で戦うダンジョンバトルなのだが、俺にはそんなに時間をかけている暇がない。

 もっと言えば、遅くなればなるほど、従魔たちの機嫌が悪くなっていくからな。子どもたちに合えない時間が長くなれば、あいつらが暴れ出す可能性も無きにしも非ず。

 勝者のご褒美をもらっても、従魔たちが台無しにしてしまう可能性があるので、早く帰れるならその方法を使うべきだろう。シリウス君もきっとわかってくれる。メグちゃんが見ていると脅せば、絶対に全力で頑張ってくれるよ。

 ディストピアに帰った後の心配もしないといけないなんて、本当にあのファッ〇ンゴッド共め!

 でも当初の予定より、数百倍の速さで色々できているのは本当に助かる。水流し込んでいるだけで、敵がどんどん死んでDPも増えていくし、控えめに言っても最高だな。

 数百人いるダンジョンマスターを倒すのは面倒だけど、上位5人、俺を除いて4人は居場所が分かるわけだから、最短距離を進んで殺しまわればいいだけだろう。

 今頃展開では、大変な騒ぎになっているんだろうな。本来想定していたのと全く違う道を進み始めているんだからな。

 神共は、なけなしのDPでSランクの魔物を召喚していたのだろう。俺を殺せないにしても、痛手を負わせると考えていたはずだ。本来、ダンジョンマスターがSランクの魔物と1人で戦って、勝てるわけないからな。あの魔物たちも、俺を任すトラップの1つだったはずだ。

 倒せずに持ち込んでいた食材を使い切って、餓死というコースが1つ目、俺がSランクの魔物に殺されるか重傷を負わせられ、そのまま負けるのが2つ目、トラップでワンチャンが3つ目、俺は他のダンジョンマスターにあうのに苦労して、倒した際の恩恵を受けられないのが4つ目。

 単純に考えて、このくらいが神共が俺に仕掛けた罠だろう。

 これ以外の、DPの配分や召喚する際のDPの上昇は、4つの作戦に付随して作った物だろうな。

 創造神のじっちゃんのおかげで、後出しのルール変更が無くなったのが一番で回収かくかもな。こちらに知らされていないルールなんて沢山あるだろうし、変えたところで俺に知る方法は無いからな。

 本気でお灸を添えてやるからな!

 子どもたちは既に寝ているが、妻たちはまだ起きていたので、状況を説明しておく。

 今の話を、向こうでも聞いていたようなので、情報共有をしてくれるようだ。

 シリウス君とブラウニーには悪いけど、俺はこの辺で寝させてもらおう。明日は、状況を見てどうするか決めないといけないからな。

 寝る前に一応マッピングの確認をしたところ、大半の罠の位置まで丸裸にしていたのには驚いた。プランクトンという極小の魔物なので、小さな隙間でも水と一緒に入っていってしまうのだろう。

 落とし穴でも突き出す槍でもギロチンでも、なんでもお見通し!

 明日が楽しみだ。
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