3 / 3
おまけ
しおりを挟む
得意魔術
突然だが、俺、ギルドマスター兼万年三流付与魔術師のジェイにも得意魔術がある。
何を隠そう俺は精神強化魔術が得意なのだ。
混乱や魅了のような一部の状態異常対策でしか使えない、などと侮るなかれ。
精神強化は日常生活の中でも有用なのだ!
例1 パーティーメンバーKとの交渉
Kさん「おい、ジェイ、3万ゴールド貸してくれ。次の依頼終わったら返すから。」
最近気になる酒場のウェイトレスにプレゼントを贈るのだというKさん。輝くような笑顔を向けられて俺は、つい腰元の巾着に手をのばす。
精神強化!
俺 「貸すわけないだろ!依頼が終わってからプレゼントすればいいじゃないか!」
危ないところだった。3万ゴールドはなかなかの大金である。それにこいつは一度味を占めたらどんどん付け上がるので、絶対に貸すわけにはいかない。
K さん「今じゃないと売ってないんだ。頼むよ、な?」
そう言ってKは俺の顔を覗き込むように、ぐっと顔を近づけた。ふわ~、まつげ長い、肌がきれいだしなんかいいにおいがする。はわわわ。
精神強化!精神強化!精神強化!
一気に頭が冷静になり、心拍が平常運転に戻る。
俺 「だめっ!」
けっ、相変わらずけち臭いやつめ!Kはそう吐き捨てて部屋を出て行った。
口をツンと尖らせてる顔も可愛い。
…………精神強化!
例2 酒場の会計
おれ 「うぇ~い、ひっく、ねえちゃんおかいけ~い。」(ベロベロ)
給仕 「は~い、お会計5万5000ゴールドになりま~す!」
おれ 「ごまんごせんごぉるどぉ?おれしょんなにのんだかなぁ?」(ベロベロ)
給仕 「当店ではこの値段設定になっておりますぅ。」(にこっ)
おれ 「えへへ、そっか~」(べろべろ)
え~っと、いちお~あれかけとこっか~
おれ 「うぇり、れりじい、精神強化」
…………。
俺 「ローテル酒1本、エール2杯、それから料理5品、高めに見積もっても2万ゴールドですよね?(ちゃりんちゃりん)それでは!」
お金をカウンターに置くと、すぐさま踵を返し走る。
うおぉぉー!空舞う風の力 速度上昇、夜瞬く星の力 直感強化!
ぼったくりじゃねーかぁ!ごめんなさい5万は無理です、帰らせてくださいー!
例3 夜もうるさい宿屋にて
隣の部屋から何やら物音が聞こえる。
(あっ♡ ケイいけませんわ、こんな壁の薄い所で)
(ははっ、なら声我慢すりゃいいだけだろ?)
(……ケイ、私も)
(わかってるって、もちろん忘れてないさ)
ぎしぎしぎしぎし
精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化
突然だが、俺、ギルドマスター兼万年三流付与魔術師のジェイにも得意魔術がある。
何を隠そう俺は精神強化魔術が得意なのだ。
混乱や魅了のような一部の状態異常対策でしか使えない、などと侮るなかれ。
精神強化は日常生活の中でも有用なのだ!
例1 パーティーメンバーKとの交渉
Kさん「おい、ジェイ、3万ゴールド貸してくれ。次の依頼終わったら返すから。」
最近気になる酒場のウェイトレスにプレゼントを贈るのだというKさん。輝くような笑顔を向けられて俺は、つい腰元の巾着に手をのばす。
精神強化!
俺 「貸すわけないだろ!依頼が終わってからプレゼントすればいいじゃないか!」
危ないところだった。3万ゴールドはなかなかの大金である。それにこいつは一度味を占めたらどんどん付け上がるので、絶対に貸すわけにはいかない。
K さん「今じゃないと売ってないんだ。頼むよ、な?」
そう言ってKは俺の顔を覗き込むように、ぐっと顔を近づけた。ふわ~、まつげ長い、肌がきれいだしなんかいいにおいがする。はわわわ。
精神強化!精神強化!精神強化!
一気に頭が冷静になり、心拍が平常運転に戻る。
俺 「だめっ!」
けっ、相変わらずけち臭いやつめ!Kはそう吐き捨てて部屋を出て行った。
口をツンと尖らせてる顔も可愛い。
…………精神強化!
例2 酒場の会計
おれ 「うぇ~い、ひっく、ねえちゃんおかいけ~い。」(ベロベロ)
給仕 「は~い、お会計5万5000ゴールドになりま~す!」
おれ 「ごまんごせんごぉるどぉ?おれしょんなにのんだかなぁ?」(ベロベロ)
給仕 「当店ではこの値段設定になっておりますぅ。」(にこっ)
おれ 「えへへ、そっか~」(べろべろ)
え~っと、いちお~あれかけとこっか~
おれ 「うぇり、れりじい、精神強化」
…………。
俺 「ローテル酒1本、エール2杯、それから料理5品、高めに見積もっても2万ゴールドですよね?(ちゃりんちゃりん)それでは!」
お金をカウンターに置くと、すぐさま踵を返し走る。
うおぉぉー!空舞う風の力 速度上昇、夜瞬く星の力 直感強化!
ぼったくりじゃねーかぁ!ごめんなさい5万は無理です、帰らせてくださいー!
例3 夜もうるさい宿屋にて
隣の部屋から何やら物音が聞こえる。
(あっ♡ ケイいけませんわ、こんな壁の薄い所で)
(ははっ、なら声我慢すりゃいいだけだろ?)
(……ケイ、私も)
(わかってるって、もちろん忘れてないさ)
ぎしぎしぎしぎし
精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化 精神強化
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
足手まといだと言われて冒険者パーティから追放されたのに、なぜか元メンバーが追いかけてきました
ちくわ食べます
ファンタジー
「ユウト。正直にいうけど、最近のあなたは足手まといになっている。もう、ここらへんが限界だと思う」
優秀なアタッカー、メイジ、タンクの3人に囲まれていたヒーラーのユウトは、実力不足を理由に冒険者パーティを追放されてしまう。
――僕には才能がなかった。
打ちひしがれ、故郷の実家へと帰省を決意したユウトを待ち受けていたのは、彼の知らない真実だった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる