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第二幕 映画撮影と超新星
ACT41
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ごめんなさい。それが松崎さんの第一声だった。
へ? 何が? こっちは私の第一声。
両手を合わせ、拝むように謝罪する。
「今回は太刀川くんと付き合ってるって事で……お願いできる?」
負けやがったな。松崎さんを見る視線が冷たくなるのが自分でもわかった。
「結衣……そんな目で見ないでぇ~、怖すぎる。な、何か言ってくれないかしら?」
脅えた声で松崎さんが言う。
これでも頑張ったのよぉ、と涙目で訴える。
譲歩させた結果が、付き合っているフリをすることだとしたら、元々の条件はなんだったのか気になる。聞きたい様な、聞きたくないような……。
「それはもう、凄まじい舌戦だったのよ――」
(あれ? 松崎さん、このまま回想行っちゃうの?)
はい、一旦回想でーす。気分は大御所MCだ。
「私はそれはもう頑張ったの! 頑張ったのよ! 大事なことだから二回言ったわよ」
ハイハイと、適当に相槌を打つ。
「――それであの人ったら「新田結衣と太刀川慶のカップリングは写りがいいわ。二人で宣伝に出てもらうのが最善。噂の一つや二つでも立ててくれた方がみんなが注目してくれるでしょ?」ですって! 本当に信じられないわ!」
息を荒げる松崎さんは相当の剣幕だった。
(やっぱり炎上商法だったか!)
冴えわたってるな私の直感! 自画自賛である。
まあ、当たっててほしくはなかったけどね。
「でも、私の交渉のおかげでキスすることだけは阻止したわ」
「――キス!?」
そんな話まで出ていたのか!? 確かにキスを回避してくれただけでも良しとすべきなのか?
でもなぁ……あんなゲス野郎と付き合ってると思われるのはちょっと嫌――かなり嫌だ! イ・ヤだ~ッ!!
何より嫌なのは、赤崎くんにそんな風に見られてしまう事。言い訳するか? いや、こういう場合は正直に言った方がダメージは少ないか? などと考えている間にも松崎さんの交渉成果の発表は続いている。
「それだけじぁなくてね。太刀川の小僧との同伴会場入りも阻止してみせたわ!」
わー、すごいですね。自分でも驚くほどの棒読みで答える。
松崎さんの話を総括すると、早瀬さんという広報との舌戦は完敗に終わったと言う事らしかった。
ドンマイ、松崎さん。そして、ドンマイ私……。
この後もっとドンマイな出来事が立て続けに起こるのだが、この時の私がそんな事を知る由もなかった。
マジでドンマイ、私……。
へ? 何が? こっちは私の第一声。
両手を合わせ、拝むように謝罪する。
「今回は太刀川くんと付き合ってるって事で……お願いできる?」
負けやがったな。松崎さんを見る視線が冷たくなるのが自分でもわかった。
「結衣……そんな目で見ないでぇ~、怖すぎる。な、何か言ってくれないかしら?」
脅えた声で松崎さんが言う。
これでも頑張ったのよぉ、と涙目で訴える。
譲歩させた結果が、付き合っているフリをすることだとしたら、元々の条件はなんだったのか気になる。聞きたい様な、聞きたくないような……。
「それはもう、凄まじい舌戦だったのよ――」
(あれ? 松崎さん、このまま回想行っちゃうの?)
はい、一旦回想でーす。気分は大御所MCだ。
「私はそれはもう頑張ったの! 頑張ったのよ! 大事なことだから二回言ったわよ」
ハイハイと、適当に相槌を打つ。
「――それであの人ったら「新田結衣と太刀川慶のカップリングは写りがいいわ。二人で宣伝に出てもらうのが最善。噂の一つや二つでも立ててくれた方がみんなが注目してくれるでしょ?」ですって! 本当に信じられないわ!」
息を荒げる松崎さんは相当の剣幕だった。
(やっぱり炎上商法だったか!)
冴えわたってるな私の直感! 自画自賛である。
まあ、当たっててほしくはなかったけどね。
「でも、私の交渉のおかげでキスすることだけは阻止したわ」
「――キス!?」
そんな話まで出ていたのか!? 確かにキスを回避してくれただけでも良しとすべきなのか?
でもなぁ……あんなゲス野郎と付き合ってると思われるのはちょっと嫌――かなり嫌だ! イ・ヤだ~ッ!!
何より嫌なのは、赤崎くんにそんな風に見られてしまう事。言い訳するか? いや、こういう場合は正直に言った方がダメージは少ないか? などと考えている間にも松崎さんの交渉成果の発表は続いている。
「それだけじぁなくてね。太刀川の小僧との同伴会場入りも阻止してみせたわ!」
わー、すごいですね。自分でも驚くほどの棒読みで答える。
松崎さんの話を総括すると、早瀬さんという広報との舌戦は完敗に終わったと言う事らしかった。
ドンマイ、松崎さん。そして、ドンマイ私……。
この後もっとドンマイな出来事が立て続けに起こるのだが、この時の私がそんな事を知る由もなかった。
マジでドンマイ、私……。
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