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第二章 海岸貿易国ポーラル編
34 龍の土下座
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最初だけリヴァイアサン視点です。
「あ、あれ!?我いつの間に寝ていたんじゃ!?なんか人間化解けてるし…なんか頭痛いし…。イミナァ、イミナはどこだぁ。」
どうやら我は寝ていたらしい。寝ていた?寝ていた…。おかしいな我は睡眠を必要としない龍の帝王種、ならば精神ダメージを受けて疲弊した?最高レベルの精神耐性を持つ我が?我が意識を失う前に何があった。確かイミナが用を足しにいって…それで、売り子がきて、我に酒のような飲み物を…。まさか酔ったのか?この我が?…確かに、少し体が温かい。酒によるものだな…。我も衰えたのかのう?
「い、いたい…。」
頭が痛い。頭痛というより、頭を物理的に殴られた痛みである。
「い、イミナはどこだ。どこだぁ…。」
お、あれはイミナじゃないか。なにか人間の男が二人もめているようだが…。
1人は小童じゃないか…もう1人は…ん?
「おい、剣聖。貴様がなぜここにいる。」
我がドアを開けて建物の中にはいる。周りが急に静まる。
な、なぜだ。なぜイミナが我を警戒しているのだ。
な、なぜだ。なぜリミッドパーツが我に攻撃態勢をとっているのだ。
な、なぜだ。なぜ…いや、あの小童は別にどうでもよい。
「どうしたイミナよ、そんなにびびりおって。すまんのう、なぜか酔ってしまったようでの。精神耐性をもっておったのだがなぜか酔ってしまってのう。」
「これ以上近づくなリヴァイアサン。それ以上近づいたら、俺らは真っ先にこの街を出る。」
「と、トゥルガーさん…。その、私も。ちょっと、怖くて…。」
「な、なんなのだ。我が意識を失っている間に何があったのだ。それになぜ剣聖がおるのだ。説明しろ、誰か説明するのだ!」
「すまぬ、すまぬイミナ!この通りなのだ!」
リヴァイアサンは俺らの前で土下座したのだ。しかし、油断ならない。これ以上こいつにかかわってはいけない。いつ暴れるかわからない、イミナが危険にさらされるかもしれない。こいつは今までは強大な力を持つが一応は味方をしてくれる存在であったが、今では完全な脅威である。中立、どころか敵対ともいえる。
「お前がどういおうが知らん、イミナの命が危険にさらされた以上だ。俺にはイミナを守る義務がある。」
「すみませんトゥルガーさん、私もリミドさんには賛成です。」
「あららーやっちゃったね海龍帝王。でも自業自得だと思うよ?どうしてあんな暴れてたの。俺もびっくりしたよ、ぶらぶら街を歩いていたら急に龍の咆哮が聞こえるんだもん。結果酔って暴れてるお前、死にかけの全裸の少女、そしてこの意味不明の黒いの。馬鹿弟子、これなんなの。」
「悪魔だよ。悪魔と契約してるです、この新人Bランク。」
「いや悪魔じゃないだろ。俺に鑑定眼あるの知ってるよね。なにこれリミッドパーツ?」
「はい、信用できないので嘘つきました。」
「あぁなんだてめぇこのやろう。」
「そやつは魔流性生命体の一種なのだよ。オリジナル種でそやつの心臓代わりになっているらしい。」
「へぇ、これまたなんで。」
「そこらへんは聞かないでいただけるとありがたい。」
「あそう、まぁいいけど。」
シルヴァが話にぐいぐい食い込まないのは、どうやら師匠譲りだったらしい。
「ただ新人Bランク、糞師匠。今俺たちが警戒するべきはたぶんリヴァイアサンじゃありません。」
「シルヴァ、それはどういうことだ。」
「考えても見てみろ。こいつは俺と同じで最高レベルの精神耐性を持っている。そんなやつが酔ってるという状況は確実に怪しい。」
「あぁ?そうか馬鹿弟子、お前そういえばそんなの持ってたな。俺が酒に酔えなくなるからとるなって言ったのにそれを無視してとったな。じゃあお前、そういうの詳しいんじゃねぇか。」
「えぇ、むかつきますがおっしゃる通りです。」
「あぁてめぇ!?なめてっといい加減」
「精神耐性を無視して、生命体への精神を攻撃する。この場合は酔わせるという脳への攻撃ですが、これを可能にするのは二種類。」
「一つ、超位魔法。これを使うのは相当な手練れの魔術師しかいません。そしてそんな阿保みたいな魔法使う奴が近くにいて、リヴァイアサンが気づかないわけがありません。」
「二つ、超危険麻薬アジャジャールの種だ。最も可能性があるのはこれだろう。どんな生物だろうと脳の活動を著しく弱らせて確実に酔わせるもの。最高レベルの精神耐性があってもこれだけ酔うレベル、精神耐性を持っていない常人が口にすれば死に至るほどの危険なものだ。」
「おいリヴァイアサン、何か暴れる直前に口にしたか。」
「売り子がきて、酒のようなものを飲んだのだ…。」
「見た目は。」
「お、覚えてないのだ。」
「使えない龍だな。」
そう言い残してシルヴァは店を急いで出ていった。おそらく情報収集をしにいったのだろう。
「つ、つまりなのだ。我は悪くないのだ。」
「そうですね、トゥルガーさんは何者かの手によって意図的に暴れさせられたのかもしれません。」
「でも、海龍帝王の不注意だったのは間違いないよね。」
「俺も剣聖に賛成だ、二度と関わりたくない。」
「だからすまぬと言っているだろう。」
「トゥルガーさん!」
「い、イミナ…。」
龍が泣きべそをかいている。それを剣聖はにやにやしながら見ている。
なんだ?Sランクは化け物ぞろいと聞いていたがそういう意味でなの?
「リミドさん、その、許してあげてはどうでしょうか。」
「…お前が危険な目に合うんだぞ。」
「彼女は誰かにはめられたんです、私たちがきちんと監視すれば…大丈夫ではないでしょうか。」
「…。わかった。俺はイミナに従うさ。」
「…!!ありがとうなのだイミナ!!」
「トゥルガーさん、これからはもっと注意深く行動してくださいね。」
「約束するのだぁ!」
「おいリミッドパーツ、お前分離させて監視させる、とかそういうことできるか。」
「できるが…?」
「こいつに着けとけ。そうすれば安心だろう。」
「え、えぇ!?こやつを我に装備しろと?いやじゃ、気味が悪い。」
「確かに、それならトゥルガーさんに近づく人物などを鮮明に把握することができますね。」
「くっ…くそ。わ、わかったのだ。」
俺は指輪の形をした小さな分離体をつくり、それをリヴァイアサンに渡す。リヴァイアサンは不機嫌そうな顔をして俺の分離体を指にはめた。
「…ママ?」
「誰が貴様の母なのだ、気味悪い!」
分離体にむかってキレてました。
オリジナルスキル を固有能力(オリジナルスキル)にしました。もしまだ訂正前の部分があったら言ってください。
「あ、あれ!?我いつの間に寝ていたんじゃ!?なんか人間化解けてるし…なんか頭痛いし…。イミナァ、イミナはどこだぁ。」
どうやら我は寝ていたらしい。寝ていた?寝ていた…。おかしいな我は睡眠を必要としない龍の帝王種、ならば精神ダメージを受けて疲弊した?最高レベルの精神耐性を持つ我が?我が意識を失う前に何があった。確かイミナが用を足しにいって…それで、売り子がきて、我に酒のような飲み物を…。まさか酔ったのか?この我が?…確かに、少し体が温かい。酒によるものだな…。我も衰えたのかのう?
「い、いたい…。」
頭が痛い。頭痛というより、頭を物理的に殴られた痛みである。
「い、イミナはどこだ。どこだぁ…。」
お、あれはイミナじゃないか。なにか人間の男が二人もめているようだが…。
1人は小童じゃないか…もう1人は…ん?
「おい、剣聖。貴様がなぜここにいる。」
我がドアを開けて建物の中にはいる。周りが急に静まる。
な、なぜだ。なぜイミナが我を警戒しているのだ。
な、なぜだ。なぜリミッドパーツが我に攻撃態勢をとっているのだ。
な、なぜだ。なぜ…いや、あの小童は別にどうでもよい。
「どうしたイミナよ、そんなにびびりおって。すまんのう、なぜか酔ってしまったようでの。精神耐性をもっておったのだがなぜか酔ってしまってのう。」
「これ以上近づくなリヴァイアサン。それ以上近づいたら、俺らは真っ先にこの街を出る。」
「と、トゥルガーさん…。その、私も。ちょっと、怖くて…。」
「な、なんなのだ。我が意識を失っている間に何があったのだ。それになぜ剣聖がおるのだ。説明しろ、誰か説明するのだ!」
「すまぬ、すまぬイミナ!この通りなのだ!」
リヴァイアサンは俺らの前で土下座したのだ。しかし、油断ならない。これ以上こいつにかかわってはいけない。いつ暴れるかわからない、イミナが危険にさらされるかもしれない。こいつは今までは強大な力を持つが一応は味方をしてくれる存在であったが、今では完全な脅威である。中立、どころか敵対ともいえる。
「お前がどういおうが知らん、イミナの命が危険にさらされた以上だ。俺にはイミナを守る義務がある。」
「すみませんトゥルガーさん、私もリミドさんには賛成です。」
「あららーやっちゃったね海龍帝王。でも自業自得だと思うよ?どうしてあんな暴れてたの。俺もびっくりしたよ、ぶらぶら街を歩いていたら急に龍の咆哮が聞こえるんだもん。結果酔って暴れてるお前、死にかけの全裸の少女、そしてこの意味不明の黒いの。馬鹿弟子、これなんなの。」
「悪魔だよ。悪魔と契約してるです、この新人Bランク。」
「いや悪魔じゃないだろ。俺に鑑定眼あるの知ってるよね。なにこれリミッドパーツ?」
「はい、信用できないので嘘つきました。」
「あぁなんだてめぇこのやろう。」
「そやつは魔流性生命体の一種なのだよ。オリジナル種でそやつの心臓代わりになっているらしい。」
「へぇ、これまたなんで。」
「そこらへんは聞かないでいただけるとありがたい。」
「あそう、まぁいいけど。」
シルヴァが話にぐいぐい食い込まないのは、どうやら師匠譲りだったらしい。
「ただ新人Bランク、糞師匠。今俺たちが警戒するべきはたぶんリヴァイアサンじゃありません。」
「シルヴァ、それはどういうことだ。」
「考えても見てみろ。こいつは俺と同じで最高レベルの精神耐性を持っている。そんなやつが酔ってるという状況は確実に怪しい。」
「あぁ?そうか馬鹿弟子、お前そういえばそんなの持ってたな。俺が酒に酔えなくなるからとるなって言ったのにそれを無視してとったな。じゃあお前、そういうの詳しいんじゃねぇか。」
「えぇ、むかつきますがおっしゃる通りです。」
「あぁてめぇ!?なめてっといい加減」
「精神耐性を無視して、生命体への精神を攻撃する。この場合は酔わせるという脳への攻撃ですが、これを可能にするのは二種類。」
「一つ、超位魔法。これを使うのは相当な手練れの魔術師しかいません。そしてそんな阿保みたいな魔法使う奴が近くにいて、リヴァイアサンが気づかないわけがありません。」
「二つ、超危険麻薬アジャジャールの種だ。最も可能性があるのはこれだろう。どんな生物だろうと脳の活動を著しく弱らせて確実に酔わせるもの。最高レベルの精神耐性があってもこれだけ酔うレベル、精神耐性を持っていない常人が口にすれば死に至るほどの危険なものだ。」
「おいリヴァイアサン、何か暴れる直前に口にしたか。」
「売り子がきて、酒のようなものを飲んだのだ…。」
「見た目は。」
「お、覚えてないのだ。」
「使えない龍だな。」
そう言い残してシルヴァは店を急いで出ていった。おそらく情報収集をしにいったのだろう。
「つ、つまりなのだ。我は悪くないのだ。」
「そうですね、トゥルガーさんは何者かの手によって意図的に暴れさせられたのかもしれません。」
「でも、海龍帝王の不注意だったのは間違いないよね。」
「俺も剣聖に賛成だ、二度と関わりたくない。」
「だからすまぬと言っているだろう。」
「トゥルガーさん!」
「い、イミナ…。」
龍が泣きべそをかいている。それを剣聖はにやにやしながら見ている。
なんだ?Sランクは化け物ぞろいと聞いていたがそういう意味でなの?
「リミドさん、その、許してあげてはどうでしょうか。」
「…お前が危険な目に合うんだぞ。」
「彼女は誰かにはめられたんです、私たちがきちんと監視すれば…大丈夫ではないでしょうか。」
「…。わかった。俺はイミナに従うさ。」
「…!!ありがとうなのだイミナ!!」
「トゥルガーさん、これからはもっと注意深く行動してくださいね。」
「約束するのだぁ!」
「おいリミッドパーツ、お前分離させて監視させる、とかそういうことできるか。」
「できるが…?」
「こいつに着けとけ。そうすれば安心だろう。」
「え、えぇ!?こやつを我に装備しろと?いやじゃ、気味が悪い。」
「確かに、それならトゥルガーさんに近づく人物などを鮮明に把握することができますね。」
「くっ…くそ。わ、わかったのだ。」
俺は指輪の形をした小さな分離体をつくり、それをリヴァイアサンに渡す。リヴァイアサンは不機嫌そうな顔をして俺の分離体を指にはめた。
「…ママ?」
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