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第三章 魔法学園都市オクタグラム編
46 イミナの学園生活4
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テノ先生のアシスタントとみられる人物が声をあげる。
「それではただいまより魔術師テノ先生による実演講義を始める!皆の者、礼!」
生徒の全員が頭を下げる。いやまぁリヴァイアサンは当然しない。
「む?1人礼をしていないものがいるがどこのどいつだ?」
テノ先生は俺らのところへ歩いてくる。そして退屈そうにしているリヴァイアサンを見つける。テノ先生は少し不思議そうな感じでリヴァイアサンを見ていたが、はっと目を見開き頭を下げた。
「あ、あ!あぁ…いやすみません。お初にお目にかかります。海龍帝王様。」
周りの生徒が一斉にリヴァイアサンの方を見る。
「む?我を知っているのか。」
「教師陣は今朝学園長から連絡を受けています。海龍帝王様とその眷族の方々が我が学校に一時的に編入すると。」
「ほうほう、わかっているではないか。」
幼女に教師が頭を下げているという異様な光景が広がり、周りはざわつき始める。
「お、おいあれがリヴァイアサン?」
「どうりでここの魔力濃度が高かったんだ。」
「ねぇ今眷族っていった?もしかしてそれって。」
リヴァイさんはイミナの手を握っている。
「そちらが眷族でいらっしゃいますか?」
「いかにも!こいつは我、トゥルガー=リヴァイアサンの眷族イミナである!」
周りがさらにざわつきだす。
「海龍帝王様、なぜ生徒側に?教師権限を持つあなたならぜひ私に代わって授業を進行していただきたい。生徒もその方が喜びます。」
「我はイミナと一緒にいるだけじゃ。ま、まぁ…お前らがどうしても我に教わりたいというのであれば?教えてやってもかまわないが?」
リヴァイアサンはまんざらでもない表情を浮かべている。
「それでは、今日は私の講義はやめにして海龍帝王様の実演講義としていただきましょう。安心してください、講義は受けたことにしますので。それでは私は書類整理をしなければいけないので海龍帝王様、よろしくお願いします。」
そういうとテノ先生はそそくさと学園内に入っていった。もしかして仕事おしつけた…?しかしリヴァイアサンはそんなことは一切気にせず胸を張って威張っている。
「はっはっはっは!貴様らがどうしてもと請うのならば我の魔法を見せてやらんでもないぞ!」
「海龍帝王様、それでは高位の水属性魔法をお見せください。」
「ふむ、よろしい。皆の者少し離れておれ。」
生徒全員がリヴァイアサンから離れる。すると、リヴァイアサンが青白い光で包まれる。するとリヴァイアサンは高々と叫ぶ。
『永久獄流球(エタニティスフィア)!!!』
大量の水がリヴァイアサンからあふれ出て、それがやがてそれで激流となり、球状になっていく。激しい魔力を帯びた球は勢いよく加速し、空へと飛びあがり、やがてはじけた。リヴァイアサンははじけた瞬間指を鳴らし、俺らを防核で覆った。エタニティスフィアが破裂し、その水しぶきが勢いよく空から落ちてくるがリヴァイアサンが張った防核のおかげで俺らは水一滴もかからなかった。
「「「「お、おおおぉぉー。」」」」
周りから歓声がおこる。
「ほ、他にも見せてください!」
「海龍帝王様の魔力量はどのくらいなのでしょうか!」
「階級上海龍帝王様の魔法はどのレベルなのでしょうか?」
「なぁ。」
1人の男の声が通り、周りが静まり返る。その男とはアイン級次席、フェイ=ルマンドノートであった。
「海龍帝王様の眷族も海龍帝王様並みにすごい魔法の使い手なのか?」
イミナはあからさまに暗い表情をする。なぜなら彼女は魔法を使えない。確かにリヴァイアサンの眷族となりその魔力量はとてつもないものとなった。しかし、いくら魔力があっても魔法という形で消費しなければほとんど意味がないのである。
「わ、私は魔法が使えないんです…。」
周りがざわつきだす。
「魔法が使えない…?じゃあなぜこの学園にいる。ここオクタグラムは魔法を極める場所だ、魔法が使えないやつがきていい場所じゃない。」
(ほらやっぱりこういうことになるじゃんか!イミナ!)
(うぅー反論できません、やっぱり講義には参加しない方がよかったです…。)
いや、講義を受けられるってきいてぜひって言ったのイミナだからね?
「おいイミナ。」
「はい、トゥルガーさんなんでしょう。」
「それとおぬし、えーと…フェイ?だったかの。」
「はい。」
「二人で勝負せい。ルールは簡単、どちらもその場から動いてはいけない。どちらかが倒れたら負けだ。よし、やるのだ。」
つまり、魔法で勝負しろということだ。えーと…それは無理ゲーじゃ?
「いいからほれ。二人とも距離をとれ。」
イミナ、そしてフェイは所定の位置につく。
ん、そういえば待て。リヴァイアサンは何と言った?
その場から動いてはいけない?つまり…?
「魔法が使えないものなど怖くもなんともない。こんなのただの処刑だ。だから…一撃でしとめてやる。」
「それじゃあ、いくのだ。はじめ!」
(イミナ、殴れ。)
(え、何をですか?)
(なんでもいい、素振りしろ。)
「えい。」
空中を殴る。その風圧がフェイにまで届くが、フェイは微動だにしない。
「ほう?貴様は武術家か何かか。相当の腕のようだがさすがにこの距離まではとどく」
俺がイミナに攻撃のアシストに入る。
その後、その様子を見ていた生徒は語る。
巨大な黒い腕が海龍帝王の眷族の背中から出てきて、オクタグラム次席フェイ=ルマンドノートをその腕で吹き飛ばしたと。
「それではただいまより魔術師テノ先生による実演講義を始める!皆の者、礼!」
生徒の全員が頭を下げる。いやまぁリヴァイアサンは当然しない。
「む?1人礼をしていないものがいるがどこのどいつだ?」
テノ先生は俺らのところへ歩いてくる。そして退屈そうにしているリヴァイアサンを見つける。テノ先生は少し不思議そうな感じでリヴァイアサンを見ていたが、はっと目を見開き頭を下げた。
「あ、あ!あぁ…いやすみません。お初にお目にかかります。海龍帝王様。」
周りの生徒が一斉にリヴァイアサンの方を見る。
「む?我を知っているのか。」
「教師陣は今朝学園長から連絡を受けています。海龍帝王様とその眷族の方々が我が学校に一時的に編入すると。」
「ほうほう、わかっているではないか。」
幼女に教師が頭を下げているという異様な光景が広がり、周りはざわつき始める。
「お、おいあれがリヴァイアサン?」
「どうりでここの魔力濃度が高かったんだ。」
「ねぇ今眷族っていった?もしかしてそれって。」
リヴァイさんはイミナの手を握っている。
「そちらが眷族でいらっしゃいますか?」
「いかにも!こいつは我、トゥルガー=リヴァイアサンの眷族イミナである!」
周りがさらにざわつきだす。
「海龍帝王様、なぜ生徒側に?教師権限を持つあなたならぜひ私に代わって授業を進行していただきたい。生徒もその方が喜びます。」
「我はイミナと一緒にいるだけじゃ。ま、まぁ…お前らがどうしても我に教わりたいというのであれば?教えてやってもかまわないが?」
リヴァイアサンはまんざらでもない表情を浮かべている。
「それでは、今日は私の講義はやめにして海龍帝王様の実演講義としていただきましょう。安心してください、講義は受けたことにしますので。それでは私は書類整理をしなければいけないので海龍帝王様、よろしくお願いします。」
そういうとテノ先生はそそくさと学園内に入っていった。もしかして仕事おしつけた…?しかしリヴァイアサンはそんなことは一切気にせず胸を張って威張っている。
「はっはっはっは!貴様らがどうしてもと請うのならば我の魔法を見せてやらんでもないぞ!」
「海龍帝王様、それでは高位の水属性魔法をお見せください。」
「ふむ、よろしい。皆の者少し離れておれ。」
生徒全員がリヴァイアサンから離れる。すると、リヴァイアサンが青白い光で包まれる。するとリヴァイアサンは高々と叫ぶ。
『永久獄流球(エタニティスフィア)!!!』
大量の水がリヴァイアサンからあふれ出て、それがやがてそれで激流となり、球状になっていく。激しい魔力を帯びた球は勢いよく加速し、空へと飛びあがり、やがてはじけた。リヴァイアサンははじけた瞬間指を鳴らし、俺らを防核で覆った。エタニティスフィアが破裂し、その水しぶきが勢いよく空から落ちてくるがリヴァイアサンが張った防核のおかげで俺らは水一滴もかからなかった。
「「「「お、おおおぉぉー。」」」」
周りから歓声がおこる。
「ほ、他にも見せてください!」
「海龍帝王様の魔力量はどのくらいなのでしょうか!」
「階級上海龍帝王様の魔法はどのレベルなのでしょうか?」
「なぁ。」
1人の男の声が通り、周りが静まり返る。その男とはアイン級次席、フェイ=ルマンドノートであった。
「海龍帝王様の眷族も海龍帝王様並みにすごい魔法の使い手なのか?」
イミナはあからさまに暗い表情をする。なぜなら彼女は魔法を使えない。確かにリヴァイアサンの眷族となりその魔力量はとてつもないものとなった。しかし、いくら魔力があっても魔法という形で消費しなければほとんど意味がないのである。
「わ、私は魔法が使えないんです…。」
周りがざわつきだす。
「魔法が使えない…?じゃあなぜこの学園にいる。ここオクタグラムは魔法を極める場所だ、魔法が使えないやつがきていい場所じゃない。」
(ほらやっぱりこういうことになるじゃんか!イミナ!)
(うぅー反論できません、やっぱり講義には参加しない方がよかったです…。)
いや、講義を受けられるってきいてぜひって言ったのイミナだからね?
「おいイミナ。」
「はい、トゥルガーさんなんでしょう。」
「それとおぬし、えーと…フェイ?だったかの。」
「はい。」
「二人で勝負せい。ルールは簡単、どちらもその場から動いてはいけない。どちらかが倒れたら負けだ。よし、やるのだ。」
つまり、魔法で勝負しろということだ。えーと…それは無理ゲーじゃ?
「いいからほれ。二人とも距離をとれ。」
イミナ、そしてフェイは所定の位置につく。
ん、そういえば待て。リヴァイアサンは何と言った?
その場から動いてはいけない?つまり…?
「魔法が使えないものなど怖くもなんともない。こんなのただの処刑だ。だから…一撃でしとめてやる。」
「それじゃあ、いくのだ。はじめ!」
(イミナ、殴れ。)
(え、何をですか?)
(なんでもいい、素振りしろ。)
「えい。」
空中を殴る。その風圧がフェイにまで届くが、フェイは微動だにしない。
「ほう?貴様は武術家か何かか。相当の腕のようだがさすがにこの距離まではとどく」
俺がイミナに攻撃のアシストに入る。
その後、その様子を見ていた生徒は語る。
巨大な黒い腕が海龍帝王の眷族の背中から出てきて、オクタグラム次席フェイ=ルマンドノートをその腕で吹き飛ばしたと。
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