57 / 69
第三章 魔法学園都市オクタグラム編
52 vs極装
しおりを挟む
パリーーン
激しい音とともにリヴァイアサンの張った防壁が割れ衝撃波があたりを吹き飛ばす。イミナが立っていたところは、まるで隕石でも落ちたかのような穴が開いていた。中心には黒い繭、イミナとリミドがいた。
「我の防壁を破るだとっ!!なんて魔力量なのだ、まさか…リミドによってイミナの魔力量も増加してその分暴走したというのか!」
黒い繭に大きな一つの目、そして大きな口が現れる。
目は血走り、リヴァイアサンをまっすぐとにらみつけていた。
『チカヅクナ。チカヅクナ。チカヅクナ。チカヅクナ。』
「ど、どうしちゃったのイミナちゃん!」
「こんなすさまじい魔力暴走は見たことがない!」
フェイとロイは跡形もなく破壊されたグラウンドの様子を見て驚いていた。
「貴様ら下がっておれ…イミナとリミドの意識が飛んでおる…。あれは、いわば自動守護形態。悪魔帝と戦った時に、反動でああなったとイミナから聞いたことがある。あのせいでテルミアの冒険者を攻撃し、半ば強制的にテルミアを去ることになった…。記事には書かれなかったそうだが。やはり、意識が飛ぶとこうなるのか。」
リヴァイアサンは大きな舌打ちをする。
「黒の繭、話に聞いた以上に禍々しい。」
「イミナちゃん!頑張って!」
「イミナァ!!!」
「貴様ら離れろ!!」
『チカヅクナトイッタダロウ?』
『極装(ガイルドベント)』
リミドの意志の強さがゆえに起こってしまう暴走状態。
イミナに二度と脅威を近づかせない。悪魔帝との戦闘を一度経験してしまったが故のこれである。明らかに異常と言っていいほど強大な魔力を持つリヴァイアサンを目の前にして、防衛本能が働かないわけがなかった。
「闇魔法」を使ってイミナとリミドはリヴァイアサンの目の前に転移し、魔力を込めた強力な一撃を打ち込む。魔力でとっさに防壁を張ったリヴァイアサンは無傷であるが、その表情は驚嘆と喜びが混ざった複雑なものである。
「おぬし…魔法が使えるようになったのか!」
「わ、私のを真似した!?」
そう、それはロイがイミナとの模擬戦の時に使用した転移の闇魔法。それをイミナとリミドは暴走状態、無意識で真似しリヴァイアサンに攻撃を放ったのだ。
「くそ、これはイミナ相手に二度と使いたくなかったが、こうなってしまえば仕方のないことなのだ。融合状態なら、その解除ぐらいで済むだろう。」
リヴァイアサンは大きく息を吸い込み、魔力を放出する。
それにとっさに反応してリミドは防御態勢に入る。
『帝王覇気(エンペラードライブ)!!!!!』
先ほどのイミナとリミドの魔力暴走の比じゃないほどの衝撃波があたりを吹き飛ばす。ロイとフェイは、それぞれ防壁を張ってその場に何とか踏みとどまっているようだった。帝王覇気を受けたリミドは、完全な融合状態が解除されたようで、イミナからはがれかける。イミナの顔が少しだけ現れる。
「イミナ!起きろ!リミドを鎮まらせろ!」
イミナは完全に意識を失っているようで、リヴァイアサンの声に一切の反応を示さなかった。
『ア、ア…イミナ、イミナ…マ、マモラ、マモラナキャ!!!!』
『アアアアアァァァァァッァア!!!!』
この世のものとは思えない咆哮がオクタグラムを包む。
「うっるさいのう!まったくもう…世話のかかる眷族なのだ。」
「パパ!パパ!」
突如、リヴァイアサンの指につけていたリミドの分身体が活性化する。
「な、貴様しばらくしゃべらないと思ったら!…なるほど、リミドが暴走しても分身体に影響はないのか…。これは…。もしや…?」
リヴァイアサンは何かを思いつく。
「ふぅ…。久々に我がんばっちゃおう。」
リヴァイアサンの人化が解け、完全な龍の姿へと変わる。
溢れんばかりの魔力、そのオーラはまさしく帝王の名を冠する存在のもの。
世界に八匹存在する龍王の一角。海龍帝王リヴァイアサン。
青い鬣、青い鱗。ギラつく眼光。
久々の龍の姿にリヴァイアサンは思わずにやけてしまう。
「かかってくるのだイミナ、リミド。早く我が楽にさせてやる。」
リミドはイミナとの融合が不完全になった為か動きが著しく遅くなっていた。それでも、常人からすればすさまじい速度、威力でリヴァイアサンに攻撃をする。リヴァイアサンの鱗は強靭だが、リミドの攻撃に少しダメージを受けているようだった。
「くぅー!この火力馬鹿め!」
尻尾でイミナとリミドを掴もうとするも、転移してしまいまともに攻撃をすることができない。リヴァイアサンは苦戦している様子だった。しかし。
「あぁ、あれを使えばいいのだ!」
リヴァイアサンは何かを思いついたようだった。すると目を閉じて攻撃の手を止める。そのすきを見てイミナとリミドはリヴァイアサンの顔面に攻撃を仕掛けようと、すさまじい魔力を込めた大きな腕で殴りかかろうとする。
『魔法封じ結界!!!』
先ほどの書物を見ただけでリヴァイアサンは魔法封じの結界の仕組みを理解し、それを再現したのだ。浮遊、転移が封じられたイミナとリミドはなすすべなくリヴァイアサンの尻尾につかまってしまう。
「ほれ目を覚ますのだ!!」
「パパ!」
そういってリヴァイアサンは指につけていたリミドの分身体をリミドの中に吸収させる。そう、これこそがリヴァイアサンが考えていたこと。リミドの正常な部分ともいえる分身体をリミドの中に入れることで、リミドの暴走状態が解除されるのではないか。実際、その考えはあっていた。
リミドは激しく変形し、その後鎮まり、イミナのもとへと収縮していった。
制服は原型をとどめておらず、イミナの体も魔力暴走のせいかボロボロだった。
リヴァイアサンは人の姿へと戻り、イミナをそっと抱きしめる。
「おぉよしよしイミナ。よく頑張ったのだ。よしよし。」
「す、すごい…イミナちゃんもだけど…。」
「海龍帝王の力の片鱗…。恐ろしい。」
イミナ、それを抱きしめるリヴァイアサン。
それを見守る二人のオクタグラムの生徒。
原型を留めていないボロボロのグラウンド。
異様な光景が広がっていた。
作者コメント:割と細かく書かなくて戦闘シーンは楽ですね。Lv2ガイルドベント。相当威力が上がっているようでリヴァイアサンの装甲を若干ですが貫通してダメージを与えたようでしたが…まだまだリヴァイアサンには追い付きませんね。果たして…イミナは無事魔法が使えるようになったのでしょうか?
激しい音とともにリヴァイアサンの張った防壁が割れ衝撃波があたりを吹き飛ばす。イミナが立っていたところは、まるで隕石でも落ちたかのような穴が開いていた。中心には黒い繭、イミナとリミドがいた。
「我の防壁を破るだとっ!!なんて魔力量なのだ、まさか…リミドによってイミナの魔力量も増加してその分暴走したというのか!」
黒い繭に大きな一つの目、そして大きな口が現れる。
目は血走り、リヴァイアサンをまっすぐとにらみつけていた。
『チカヅクナ。チカヅクナ。チカヅクナ。チカヅクナ。』
「ど、どうしちゃったのイミナちゃん!」
「こんなすさまじい魔力暴走は見たことがない!」
フェイとロイは跡形もなく破壊されたグラウンドの様子を見て驚いていた。
「貴様ら下がっておれ…イミナとリミドの意識が飛んでおる…。あれは、いわば自動守護形態。悪魔帝と戦った時に、反動でああなったとイミナから聞いたことがある。あのせいでテルミアの冒険者を攻撃し、半ば強制的にテルミアを去ることになった…。記事には書かれなかったそうだが。やはり、意識が飛ぶとこうなるのか。」
リヴァイアサンは大きな舌打ちをする。
「黒の繭、話に聞いた以上に禍々しい。」
「イミナちゃん!頑張って!」
「イミナァ!!!」
「貴様ら離れろ!!」
『チカヅクナトイッタダロウ?』
『極装(ガイルドベント)』
リミドの意志の強さがゆえに起こってしまう暴走状態。
イミナに二度と脅威を近づかせない。悪魔帝との戦闘を一度経験してしまったが故のこれである。明らかに異常と言っていいほど強大な魔力を持つリヴァイアサンを目の前にして、防衛本能が働かないわけがなかった。
「闇魔法」を使ってイミナとリミドはリヴァイアサンの目の前に転移し、魔力を込めた強力な一撃を打ち込む。魔力でとっさに防壁を張ったリヴァイアサンは無傷であるが、その表情は驚嘆と喜びが混ざった複雑なものである。
「おぬし…魔法が使えるようになったのか!」
「わ、私のを真似した!?」
そう、それはロイがイミナとの模擬戦の時に使用した転移の闇魔法。それをイミナとリミドは暴走状態、無意識で真似しリヴァイアサンに攻撃を放ったのだ。
「くそ、これはイミナ相手に二度と使いたくなかったが、こうなってしまえば仕方のないことなのだ。融合状態なら、その解除ぐらいで済むだろう。」
リヴァイアサンは大きく息を吸い込み、魔力を放出する。
それにとっさに反応してリミドは防御態勢に入る。
『帝王覇気(エンペラードライブ)!!!!!』
先ほどのイミナとリミドの魔力暴走の比じゃないほどの衝撃波があたりを吹き飛ばす。ロイとフェイは、それぞれ防壁を張ってその場に何とか踏みとどまっているようだった。帝王覇気を受けたリミドは、完全な融合状態が解除されたようで、イミナからはがれかける。イミナの顔が少しだけ現れる。
「イミナ!起きろ!リミドを鎮まらせろ!」
イミナは完全に意識を失っているようで、リヴァイアサンの声に一切の反応を示さなかった。
『ア、ア…イミナ、イミナ…マ、マモラ、マモラナキャ!!!!』
『アアアアアァァァァァッァア!!!!』
この世のものとは思えない咆哮がオクタグラムを包む。
「うっるさいのう!まったくもう…世話のかかる眷族なのだ。」
「パパ!パパ!」
突如、リヴァイアサンの指につけていたリミドの分身体が活性化する。
「な、貴様しばらくしゃべらないと思ったら!…なるほど、リミドが暴走しても分身体に影響はないのか…。これは…。もしや…?」
リヴァイアサンは何かを思いつく。
「ふぅ…。久々に我がんばっちゃおう。」
リヴァイアサンの人化が解け、完全な龍の姿へと変わる。
溢れんばかりの魔力、そのオーラはまさしく帝王の名を冠する存在のもの。
世界に八匹存在する龍王の一角。海龍帝王リヴァイアサン。
青い鬣、青い鱗。ギラつく眼光。
久々の龍の姿にリヴァイアサンは思わずにやけてしまう。
「かかってくるのだイミナ、リミド。早く我が楽にさせてやる。」
リミドはイミナとの融合が不完全になった為か動きが著しく遅くなっていた。それでも、常人からすればすさまじい速度、威力でリヴァイアサンに攻撃をする。リヴァイアサンの鱗は強靭だが、リミドの攻撃に少しダメージを受けているようだった。
「くぅー!この火力馬鹿め!」
尻尾でイミナとリミドを掴もうとするも、転移してしまいまともに攻撃をすることができない。リヴァイアサンは苦戦している様子だった。しかし。
「あぁ、あれを使えばいいのだ!」
リヴァイアサンは何かを思いついたようだった。すると目を閉じて攻撃の手を止める。そのすきを見てイミナとリミドはリヴァイアサンの顔面に攻撃を仕掛けようと、すさまじい魔力を込めた大きな腕で殴りかかろうとする。
『魔法封じ結界!!!』
先ほどの書物を見ただけでリヴァイアサンは魔法封じの結界の仕組みを理解し、それを再現したのだ。浮遊、転移が封じられたイミナとリミドはなすすべなくリヴァイアサンの尻尾につかまってしまう。
「ほれ目を覚ますのだ!!」
「パパ!」
そういってリヴァイアサンは指につけていたリミドの分身体をリミドの中に吸収させる。そう、これこそがリヴァイアサンが考えていたこと。リミドの正常な部分ともいえる分身体をリミドの中に入れることで、リミドの暴走状態が解除されるのではないか。実際、その考えはあっていた。
リミドは激しく変形し、その後鎮まり、イミナのもとへと収縮していった。
制服は原型をとどめておらず、イミナの体も魔力暴走のせいかボロボロだった。
リヴァイアサンは人の姿へと戻り、イミナをそっと抱きしめる。
「おぉよしよしイミナ。よく頑張ったのだ。よしよし。」
「す、すごい…イミナちゃんもだけど…。」
「海龍帝王の力の片鱗…。恐ろしい。」
イミナ、それを抱きしめるリヴァイアサン。
それを見守る二人のオクタグラムの生徒。
原型を留めていないボロボロのグラウンド。
異様な光景が広がっていた。
作者コメント:割と細かく書かなくて戦闘シーンは楽ですね。Lv2ガイルドベント。相当威力が上がっているようでリヴァイアサンの装甲を若干ですが貫通してダメージを与えたようでしたが…まだまだリヴァイアサンには追い付きませんね。果たして…イミナは無事魔法が使えるようになったのでしょうか?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ポツンと建つ古民家食堂の店主(おっさん)は、元S級冒険者。
平木明日香
ファンタジー
かつて帝国を救った伝説のS級冒険者、ゼン・アルヴァリード。
すべてを捨て、山奥でひっそりと食堂を開いた彼の願いは、ただ一つ――静かな隠居生活。
しかし噂は広がり、旅人、商人、異種族の王女までが押しかけてくる始末!?
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだ……」
極上のグルメ、ちょっとズレた客人たち、時々バトルと懐かしき因縁。
笑って泣けて、腹が鳴る。異世界スローライフ×コメディ、ここに開店!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる