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第1章:第2節
凪、変貌する
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(この凪の瞳……見たことある!!)
凪ルートで主人公由奈が凪以外のヴァンパイアに吸われてしまい、自分以外の匂いがついてることに気に食わなくて、その匂いが消えるまでとことん貪るシーンがある。
そう、桃野凪が"苦手"なのは……
…____彼が隠れヤンデレだから。
「……なんで他の男の匂いがするの?なんで牙の跡がついてるの?」
「………っ!?」
「僕が最初に君を声かけたのに僕が最初に君を見つけたのに僕が最初に君を目つけてたのに、なのに、なのに、なのに……!!」
「い、痛い……!?」
先程同じ言葉をかける凪は虚ろな目をして、ギュッと私の両腕に力を入れられる。当然、私の両腕から痛みが走る。
「君の首筋に牙の跡を残した男が気に食わない……」
こうなってしまった凪は、とても危険で………
「気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない…………」
凪はブツブツと同じ言葉を繰り返す。そしてあっ、と凪は閃く。
「あっそうか……僕がその上に牙を突きつければいいんだ……」
「なっ……!?」
「そうすれば、その男の匂い消えるよね?僕の匂い残るよね?……僕凄いよね!」
恐ろしいことを言われ、私はジタバタし始める
「離せ、凪!」
「……そんなにジタバタしないでよ。僕が虐めてるみたいじゃない。」
凪の瞳には光を通さず、淀んだ目をしていた。
「さ、さっき匂い嗅ぐだけだって……」
「……気分が変わったの」
「話が違………」
「気分が変わったの!!同じことを言わせないで!!」
「ヒィっ!?」
凪のあまりの変わりっぷりに私はピタッと固まり、体が思うように動けなくなってしまった。
(逃げたいのに……体が……動けない……)
「やっと、大人しくなったね。それじゃあ………」
それを確認した凪はニヤリと妖しい笑みを浮かべ……
「……僕が上書きしてあげるね?」
私の首筋に近づき、口を開ける。
(吸われる……!!)
目を瞑り、もうダメだと諦めかけたその時……
「おい、いるんだろ!ここを開けろ!!」
ふと玄関からドンドンドンっとドアを叩きつける音が聞こえる。
「……チッ!」
凪は舌打ちして、私から体を退け玄関まで向かう。
「………香月君、僕の部屋に何か用?」
凪が不機嫌な顔つきでドアを開ける。そこには剣幕の顔をしたミナトが立っていた。
「……んだよ。テメェに用はねぇよ!」
「……何言ってるの?この部屋の主人だから聞くのは当然だと思うけど?それに僕の同室者もいるからドンドンドンって強く叩かないでくれる?近所迷惑なんだよ!」
「ハッ、んなことどうでもいいだろう」
「はぁ?何言って…………」
「…………ここにあいつ、いるんだろ。邪魔するぞ!」
「ちょ……!?」
けどミナトの姿を目にした私は、どこかホッとして……____
「っ!?おい、しっかりしろ!!」
…____闇に堕ちるように、そのまま気を失った。
凪ルートで主人公由奈が凪以外のヴァンパイアに吸われてしまい、自分以外の匂いがついてることに気に食わなくて、その匂いが消えるまでとことん貪るシーンがある。
そう、桃野凪が"苦手"なのは……
…____彼が隠れヤンデレだから。
「……なんで他の男の匂いがするの?なんで牙の跡がついてるの?」
「………っ!?」
「僕が最初に君を声かけたのに僕が最初に君を見つけたのに僕が最初に君を目つけてたのに、なのに、なのに、なのに……!!」
「い、痛い……!?」
先程同じ言葉をかける凪は虚ろな目をして、ギュッと私の両腕に力を入れられる。当然、私の両腕から痛みが走る。
「君の首筋に牙の跡を残した男が気に食わない……」
こうなってしまった凪は、とても危険で………
「気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない気に食わない…………」
凪はブツブツと同じ言葉を繰り返す。そしてあっ、と凪は閃く。
「あっそうか……僕がその上に牙を突きつければいいんだ……」
「なっ……!?」
「そうすれば、その男の匂い消えるよね?僕の匂い残るよね?……僕凄いよね!」
恐ろしいことを言われ、私はジタバタし始める
「離せ、凪!」
「……そんなにジタバタしないでよ。僕が虐めてるみたいじゃない。」
凪の瞳には光を通さず、淀んだ目をしていた。
「さ、さっき匂い嗅ぐだけだって……」
「……気分が変わったの」
「話が違………」
「気分が変わったの!!同じことを言わせないで!!」
「ヒィっ!?」
凪のあまりの変わりっぷりに私はピタッと固まり、体が思うように動けなくなってしまった。
(逃げたいのに……体が……動けない……)
「やっと、大人しくなったね。それじゃあ………」
それを確認した凪はニヤリと妖しい笑みを浮かべ……
「……僕が上書きしてあげるね?」
私の首筋に近づき、口を開ける。
(吸われる……!!)
目を瞑り、もうダメだと諦めかけたその時……
「おい、いるんだろ!ここを開けろ!!」
ふと玄関からドンドンドンっとドアを叩きつける音が聞こえる。
「……チッ!」
凪は舌打ちして、私から体を退け玄関まで向かう。
「………香月君、僕の部屋に何か用?」
凪が不機嫌な顔つきでドアを開ける。そこには剣幕の顔をしたミナトが立っていた。
「……んだよ。テメェに用はねぇよ!」
「……何言ってるの?この部屋の主人だから聞くのは当然だと思うけど?それに僕の同室者もいるからドンドンドンって強く叩かないでくれる?近所迷惑なんだよ!」
「ハッ、んなことどうでもいいだろう」
「はぁ?何言って…………」
「…………ここにあいつ、いるんだろ。邪魔するぞ!」
「ちょ……!?」
けどミナトの姿を目にした私は、どこかホッとして……____
「っ!?おい、しっかりしろ!!」
…____闇に堕ちるように、そのまま気を失った。
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