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第1章:第3節
弁当と遭遇
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コンビニ行って買い出しを済ませた私達は部屋に戻り、私はキッチンに立ち料理を作っていた。
今日の朝食の献立は、豆腐とワカメの味噌汁、惣菜はひじきの煮物、メインは肉じゃがという定番料理だ。
「うーん……見た目が地味ばっかりだな。」
構造して彩りが足りないと感じ、ポテトサラダを加えて計四品作り終え、事前に炊飯したご飯をよそい、食卓に並べて行く。
「お前らしさが出てるな」
「……健康第一ですから」
食卓前にミナトが既に座っていて、私が作った料理を見る。褒めてるのか貶してるのか微妙な返答に、私はグッと怒りを抑え、平然と答える。
そして私達は手を合わせ、頂きますと言って、朝食を食べる。
料理を口にしたミナトは美味いと言って口を運ぶ。
「どうやったらこんな美味い料理作れんだよ………!」
「どうやってって……ほとんどコンビニの作り置きですが。」
料理作ったと言っても、ほとんどコンビニの作り置きで、それを少し工夫しただけである。
「……だとしても、だ。ここまで美味しくなんねぇ!」
「大袈裟ですよ」
そう言って自分が作った料理を口に運ぶ。
「……そういや、学校から帰ってきたらキッチンに行くよな?なんでだ?」
暫くしてミナトは、疑問に思った事を真正面に座っている私に問いかける。
(よく見てるなぁ…)
「いつも毎朝、弁当作っているので帰ってきたら弁当箱を洗ってます。」
「弁当、か………」
そう思いながらも淡々に答えるとミナトの箸が止まり、考え込み始める。
(あっ、これもしかしなくても……)
「スピカ」
「………なんですか?」
ミナトの揺るぎない眼差しを見て私は今、ミナトが何言おうとしてるのか察知する。
「俺の分も作れ!」
(……流れ的にそうなりますよね。)
予想的中の答えに私は心の中で苦笑いした。
※※※※※※※※※※
数時間後、ミナト専用の弁当箱を買いに行くため、私一人で隣町に来ていた。
ミナトも行くのかと思ったら、ヴァンパイアは低気圧で基本朝には弱いらしく、学校お休みだから二度寝するとのこと。
(だったら、休みの日はぐっすり寝ればいいのに……)
ふてくさそうに思いながら、デパートへと入って行く。
「雑貨店は、と…………」
デパートの案内図を見つけ、雑貨店を探す。そして4階に雑貨店があることを知った私は、近くにあるエスカレーターに登っていく。
4階に着いた私はエスカレーターから降りて、雑貨店へと向かう。
「あれ?スピカ先輩じゃないっすか」
ふと聞き覚えのある馴れ馴れしい声に耳にした私は心の中でゲッ、と若干引き気味になる。
声した方に向けば今朝方会ったばかりの神無月が奇抜な服装で立っていた。
「…………カイト君」
「明日学校で会うって言ったんすけど、偶然会っちゃいましたね♪」
神無月は私の所に歩み寄り、頭の上に指を閉じたピースサインでカッコつける。
「…………何故、カイト君が此処にいるのですか?」
「うーん……暇つぶしっすね。」
(何にも考えてないのかい!?)
呑気に答える神無月に私は心の中で突っ込みを入れる。
(あっ、よく考えたらブラブラする人もいるよね、うん…)
「そういうスピカ先輩はどうして此処に?」
一旦頭を冷やし、ヤケクソで考えてたら今度は、いたずらっぽい笑みで私に話しかける。
「………ちょっと、雑貨店に、ね。」
若干引き気味になっていた私は早く雑貨店に行ってこの場から去りたくて、簡潔に言う。
「へぇ~雑貨店っすか!俺も一緒に回っても良いっすか?」
(えー、なんでそうなるの…………)
私の心の中は絶望的に陥っていた。
嫌がっているのに空気を読んでくれない神無月はあろうことか、私と一緒に回ると言い出した。
「何故です?カイト君にとって雑貨店は詰まらない所ですよ?」
「確かに俺、雑貨店は興味ないんすけど、スピカ先輩に興味あるんで♪」
「…………意味が分かりません。」
そういうやりとりをして、私はチラッと偶然時計台を見る。
(ハッ!コレだ!!)
時計と神無月を見て、私の頭の中に何か閃いた。
「すみません、仰ってなかったことがあります。実は、雑貨店に友達と待ち合わせしているのです。」
「……そうなんすか?」
「ええ。凪と待ち合わせしているのです。」
「えっ…………桃ちゃん先輩、すか」
私が凪と口にした途端、神無月の表情がみるみる青くなっていく。
実は神無月、凪が弱点である。
前世で各エンドを全て見ると、スピカから各キャラの弱点を教えてくれるという特典があることを思い出したのだ。
「急がなければいかなくなりましたので、私はこれで!」
神無月が体が動かなくなった隙に、私は神無月から逃げるように雑貨店に向かっていく。
凪と待ち合わせというのは勿論、嘘だ。
(どうでも良い情報だな、と前世の時は思っていたが、これが役に立つ日が来るとは………)
私は心の中でこの体の持ち主、"スピカ"に感謝したのだった。
今日の朝食の献立は、豆腐とワカメの味噌汁、惣菜はひじきの煮物、メインは肉じゃがという定番料理だ。
「うーん……見た目が地味ばっかりだな。」
構造して彩りが足りないと感じ、ポテトサラダを加えて計四品作り終え、事前に炊飯したご飯をよそい、食卓に並べて行く。
「お前らしさが出てるな」
「……健康第一ですから」
食卓前にミナトが既に座っていて、私が作った料理を見る。褒めてるのか貶してるのか微妙な返答に、私はグッと怒りを抑え、平然と答える。
そして私達は手を合わせ、頂きますと言って、朝食を食べる。
料理を口にしたミナトは美味いと言って口を運ぶ。
「どうやったらこんな美味い料理作れんだよ………!」
「どうやってって……ほとんどコンビニの作り置きですが。」
料理作ったと言っても、ほとんどコンビニの作り置きで、それを少し工夫しただけである。
「……だとしても、だ。ここまで美味しくなんねぇ!」
「大袈裟ですよ」
そう言って自分が作った料理を口に運ぶ。
「……そういや、学校から帰ってきたらキッチンに行くよな?なんでだ?」
暫くしてミナトは、疑問に思った事を真正面に座っている私に問いかける。
(よく見てるなぁ…)
「いつも毎朝、弁当作っているので帰ってきたら弁当箱を洗ってます。」
「弁当、か………」
そう思いながらも淡々に答えるとミナトの箸が止まり、考え込み始める。
(あっ、これもしかしなくても……)
「スピカ」
「………なんですか?」
ミナトの揺るぎない眼差しを見て私は今、ミナトが何言おうとしてるのか察知する。
「俺の分も作れ!」
(……流れ的にそうなりますよね。)
予想的中の答えに私は心の中で苦笑いした。
※※※※※※※※※※
数時間後、ミナト専用の弁当箱を買いに行くため、私一人で隣町に来ていた。
ミナトも行くのかと思ったら、ヴァンパイアは低気圧で基本朝には弱いらしく、学校お休みだから二度寝するとのこと。
(だったら、休みの日はぐっすり寝ればいいのに……)
ふてくさそうに思いながら、デパートへと入って行く。
「雑貨店は、と…………」
デパートの案内図を見つけ、雑貨店を探す。そして4階に雑貨店があることを知った私は、近くにあるエスカレーターに登っていく。
4階に着いた私はエスカレーターから降りて、雑貨店へと向かう。
「あれ?スピカ先輩じゃないっすか」
ふと聞き覚えのある馴れ馴れしい声に耳にした私は心の中でゲッ、と若干引き気味になる。
声した方に向けば今朝方会ったばかりの神無月が奇抜な服装で立っていた。
「…………カイト君」
「明日学校で会うって言ったんすけど、偶然会っちゃいましたね♪」
神無月は私の所に歩み寄り、頭の上に指を閉じたピースサインでカッコつける。
「…………何故、カイト君が此処にいるのですか?」
「うーん……暇つぶしっすね。」
(何にも考えてないのかい!?)
呑気に答える神無月に私は心の中で突っ込みを入れる。
(あっ、よく考えたらブラブラする人もいるよね、うん…)
「そういうスピカ先輩はどうして此処に?」
一旦頭を冷やし、ヤケクソで考えてたら今度は、いたずらっぽい笑みで私に話しかける。
「………ちょっと、雑貨店に、ね。」
若干引き気味になっていた私は早く雑貨店に行ってこの場から去りたくて、簡潔に言う。
「へぇ~雑貨店っすか!俺も一緒に回っても良いっすか?」
(えー、なんでそうなるの…………)
私の心の中は絶望的に陥っていた。
嫌がっているのに空気を読んでくれない神無月はあろうことか、私と一緒に回ると言い出した。
「何故です?カイト君にとって雑貨店は詰まらない所ですよ?」
「確かに俺、雑貨店は興味ないんすけど、スピカ先輩に興味あるんで♪」
「…………意味が分かりません。」
そういうやりとりをして、私はチラッと偶然時計台を見る。
(ハッ!コレだ!!)
時計と神無月を見て、私の頭の中に何か閃いた。
「すみません、仰ってなかったことがあります。実は、雑貨店に友達と待ち合わせしているのです。」
「……そうなんすか?」
「ええ。凪と待ち合わせしているのです。」
「えっ…………桃ちゃん先輩、すか」
私が凪と口にした途端、神無月の表情がみるみる青くなっていく。
実は神無月、凪が弱点である。
前世で各エンドを全て見ると、スピカから各キャラの弱点を教えてくれるという特典があることを思い出したのだ。
「急がなければいかなくなりましたので、私はこれで!」
神無月が体が動かなくなった隙に、私は神無月から逃げるように雑貨店に向かっていく。
凪と待ち合わせというのは勿論、嘘だ。
(どうでも良い情報だな、と前世の時は思っていたが、これが役に立つ日が来るとは………)
私は心の中でこの体の持ち主、"スピカ"に感謝したのだった。
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