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第一章:リャンガとして
第十七話:冒テントイ録脱走日・トゥーチョの作戦
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トゥーチョが冒テントイ録にやってきてから約一ヶ月が過ぎた夜。遂に命綱だった賞味期限切れのお菓子が底を尽きた─────
厳かな雰囲気が漂う中、ショーケースの上で足を組み座るロコイサ王が見下ろすのは石床の上で左片膝を着いていたトゥーチョ。
「大変お待たせしてしまい申し訳がございませんっチョッ! ロコイサ王様っ!」
そうは言ってロコイサ王を見上げるトゥーチョの面持ちは、謝っている者とは思えぬ程に生き生きとしていた。
「良い……別に構わぬ。してお主のその顔の自信の満ち溢れよう……少々期待しても良さそうだな」
「はいっバッチリ問題ありませんっチョ! ロコイサ王様にこの約一ヶ月という猶予を頂いたお陰でこの店の今期のだいたいの流れを把握することができましたっチョ。そして今回……作戦はその中で見つけた一番隙をつけそうな新発売の玩具の入荷時、そこを狙って明日作戦を実行致したいと考えておりますっチョ。
急時ではありますっチョが食糧切れのこともありますので明日のタイミングが万全を期した状態で挑める最後の機会になりますっチョ。ですので大変申し訳がございませんっチョがロコイサ王様、どうかご了承を頂きたく願いますっチョッ!!」
石床に頭を付きトゥーチョが頼み込むと、ロコイサ王は考える間もなく顔色ひとつ変えずに言葉を返した。
「我はお主の才気を図りたいが故に機会を与えたのだ、無論止めるつもりはない。お主が思うように好きにやってみせよ。我は其に付き合おう」
グッ
ロコイサ王からの承諾を得たトゥーチョは感謝の気持ちを込め、更に強く石床へ頭を押し付け石床に僅かにヒビを入れた。
「御承諾頂き感謝の限りですっチョッ!!
チョれでは早速ではございますがロコイサ王様、これよりご説明の方へと移らせて頂ければと思いますっチョ──────────────」
──────────────────────────────────────────────────────────
─────────────────────────────
トゥーチョの作戦説明会が終わり、迎えた翌日早朝───────────
ピー ピー ピー ピー
冒テントイ録の外で本日入荷する玩具を積んだ荷車が駐まる音が鳴ると、その音を聞きつけたモチャオーチが一度シャッターを開けに店へと出てきた。
ガラガラガラガラ
シャッターを開け終えたモチャオーチは印鑑など必要な物を取りに再び家屋へと戻って行く。
「今ですっチョ~っ!!」
トゥーチョの気合いの入った小さな合図で早急に外に飛び出した二人。勿論そのまま逃げ切ることは不可能だと学んでいた彼らは昨晩の打ち合わせ通りに荷車の方へ向かって走って行く。
ばんっ
扉を閉め運転席から姿を現したのは全身黄色い作業着に中肉中背の身を包んだ人相の良い黒髪ショートの二十代後半の男。配送員はそのまま荷台へと回り荷物を下ろしに取り掛かる。
「モチャオ~チさ~んっおはよ~ございま~っほにゃへぇ~~んっ」
元からフニャフニャとしていた彼の声で発せられていた挨拶だが、何故かそのまま原形を留めることなく体のバランスとともによれていき。
ボスンっ
と配送員は前のめりに柔らかい材質のダンボールの上へと倒れ込んだ。倒れた配送員の背後からドヤ顔で姿を見せたのは、ダンボール片手に立つトゥーチョだった。
【昨晩のトゥーチョの作戦説明─その1】
『(まずは運びに来た配送員にオレがこの【当たり心地良すぎて癒失神しちゃうふかふかダンボール】で一発かまして失神させますっチョ─────)』
それから間髪入れずに気絶した配送員をウーポシュックスでダンボールへと変えたトゥーチョは、そのダンボールを両手で抱え上げ自身は次の行動に移るべく計画通りロコイサ王にパスを繋げた。
ぱッ
「ロコイサ王様っ、お願い致しますっチョッ!」
ゴべしーーんッッ!!
トゥーチョから出されたパスは無情にもロコイサ王の反射的に出された拳により薙ぎ払われ、そのまま荷車の荷台へと弾き飛ばされた。
「焦るでないっ! トゥーチョよっ! お主が手を滑らせたがためにダンボールが我の方へと飛んできたではないかァっ!!」
「─────ッ!? ……チョ……えっ? いやっ……チョれはっ……」
それ以上は口に出すことはなかったトゥーチョだったが彼の内心は、
(チョえぇぇえぇぇーーーーッ!? 昨日100チョー%確認しましたっチョよねぇーーーーッ!?)
だった。
青ざめ言葉を失い固まっていたトゥーチョを見て、それを落ち着いたと判断したロコイサ王は。
「よし落ち着きを取り戻したようだな。ここからはその状態を維持したままで事を進めていくがよい。さて……ほれっ、我に配送員を差し出すのではなかったか? 早うするのだっ」
断じて今のが配送員でしたとは言えなかったトゥーチョは。
「…………配送員はいなくなりましたっチョ」
「……そうか。それはつまり、我の任が一つ減ったということか…………良き事ッ!!」
【昨晩のトゥーチョの作戦説明─その2】
『(次に2WCCが店に出てくる前に急いでオレが配送員をダンボールに変えてロコイサ王様にパス致しますので、トラックの後ろに隠して下さいっチョ)』
ガラガラガラ
モチャオーチが硝子ドアを開け再び店へと出てきた。
「おはよう~今日も朝早くからありがとうね~……おや?」
【昨晩のトゥーチョの作戦説明─その3】
『(そしてヤツが再び店の外に出てきた時っ! ヤツの目の前にはダンボールの壁が立ちはだかっていますっチョっ!)』
モチャオーチの目前には彼の背丈の倍程の高さでピラミッド状に積み上げられたダンボールの壁が3重に置かれ、更にその手前には二つのダンボールが横並びに置かれていた。
タ タ タ
動揺しつつもゆっくりと足を進めていき、モチャオーチは二つのダンボールの前で止まった。困惑しどうしたらいいか分からず立ち止まっているモチャオーチに壁の向こうから指示が出される。
「ダブ……モチャオーチさんっ、すいませんが目の前の二つのダンボールを開けてみてもらえませんか?」
配送員を装ったトゥーチョのチョ抜き言葉で出された指示にモチャオーチは、何も聞かずに言われた通りに二つのダンボールを開ける。
「おや? 中身が空っぽだね……いやしかしこっちにはちゃんと入っているね。これは一体……」
「お目にして頂いた通りの状況です。自分も荷下ろしの際に先程初めて気付きました。モチャオーチさん……この度は多大なるご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳がございませんッ!! お客様にプライベート事情をお話するなどご無礼極まりなく非常に申し上げ難いのですがこの状況は恐らく、昨日理不尽な言い掛かりを付けてきて喧嘩になった自分のスーパー空ハラ上司の仕業です。本来出荷予定だったものに嫌がらせで沢山の空箱を混ぜ込まれてしまいこのような状況なってしまいました、本当に申し訳がございませんッ!!」
「そうだったのかい……君も大変だねぇ~。まぁそういうことなら、微力ながら私にも手伝わせてくれないかい? 君にはいつもお世話になっているからね」
「ありがとうございますっ!!」
────────
直後3重に積み上げられたダンボールの壁の一層目が一瞬にして消え去っていた──────
「空空空空有空空空空空有空有空空空空有空空空空有─────────」
「チョッ!? チョッ、まだまだいっぱいあるのですが御言葉に甘えてもっと頼ませて頂いても大丈夫ですか~~~~ッ!?」
「勿論いいですよぉぉぉおぉぉ~~~~っ!!」
「チョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョ────────────」
バババババババババババババババババババババババババ
バババババババババババババババババババババババババ────────────
死に物狂いでダンボールを生成しまくるトゥーチョとそれを余裕の表情で開封していくモチャオーチ。
(まずいッチョッ!! 想定外に手捌きが早すぎるッチョ!! 逃げる隙が全くないッチョ!! チョあ~~~~ッ、こうなったらもうしょうがないっチョッ。ロコイサ王様だけでもッ!!)
「ロコイサ王様っ! 申し訳がございませんっチョがっ……オレはっ……どうやらここまでのようですッチョ!! ですのでオレを置いて今の内に早くお逃げ下さいッチョッ!!!!」
そう言ってトゥーチョが必死な顔を向けた先。虚しくもそこではロコイサ王と見知らぬ幼い少年の木の枝で突き合う決闘が繰り広げられていた─────────────
厳かな雰囲気が漂う中、ショーケースの上で足を組み座るロコイサ王が見下ろすのは石床の上で左片膝を着いていたトゥーチョ。
「大変お待たせしてしまい申し訳がございませんっチョッ! ロコイサ王様っ!」
そうは言ってロコイサ王を見上げるトゥーチョの面持ちは、謝っている者とは思えぬ程に生き生きとしていた。
「良い……別に構わぬ。してお主のその顔の自信の満ち溢れよう……少々期待しても良さそうだな」
「はいっバッチリ問題ありませんっチョ! ロコイサ王様にこの約一ヶ月という猶予を頂いたお陰でこの店の今期のだいたいの流れを把握することができましたっチョ。そして今回……作戦はその中で見つけた一番隙をつけそうな新発売の玩具の入荷時、そこを狙って明日作戦を実行致したいと考えておりますっチョ。
急時ではありますっチョが食糧切れのこともありますので明日のタイミングが万全を期した状態で挑める最後の機会になりますっチョ。ですので大変申し訳がございませんっチョがロコイサ王様、どうかご了承を頂きたく願いますっチョッ!!」
石床に頭を付きトゥーチョが頼み込むと、ロコイサ王は考える間もなく顔色ひとつ変えずに言葉を返した。
「我はお主の才気を図りたいが故に機会を与えたのだ、無論止めるつもりはない。お主が思うように好きにやってみせよ。我は其に付き合おう」
グッ
ロコイサ王からの承諾を得たトゥーチョは感謝の気持ちを込め、更に強く石床へ頭を押し付け石床に僅かにヒビを入れた。
「御承諾頂き感謝の限りですっチョッ!!
チョれでは早速ではございますがロコイサ王様、これよりご説明の方へと移らせて頂ければと思いますっチョ──────────────」
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トゥーチョの作戦説明会が終わり、迎えた翌日早朝───────────
ピー ピー ピー ピー
冒テントイ録の外で本日入荷する玩具を積んだ荷車が駐まる音が鳴ると、その音を聞きつけたモチャオーチが一度シャッターを開けに店へと出てきた。
ガラガラガラガラ
シャッターを開け終えたモチャオーチは印鑑など必要な物を取りに再び家屋へと戻って行く。
「今ですっチョ~っ!!」
トゥーチョの気合いの入った小さな合図で早急に外に飛び出した二人。勿論そのまま逃げ切ることは不可能だと学んでいた彼らは昨晩の打ち合わせ通りに荷車の方へ向かって走って行く。
ばんっ
扉を閉め運転席から姿を現したのは全身黄色い作業着に中肉中背の身を包んだ人相の良い黒髪ショートの二十代後半の男。配送員はそのまま荷台へと回り荷物を下ろしに取り掛かる。
「モチャオ~チさ~んっおはよ~ございま~っほにゃへぇ~~んっ」
元からフニャフニャとしていた彼の声で発せられていた挨拶だが、何故かそのまま原形を留めることなく体のバランスとともによれていき。
ボスンっ
と配送員は前のめりに柔らかい材質のダンボールの上へと倒れ込んだ。倒れた配送員の背後からドヤ顔で姿を見せたのは、ダンボール片手に立つトゥーチョだった。
【昨晩のトゥーチョの作戦説明─その1】
『(まずは運びに来た配送員にオレがこの【当たり心地良すぎて癒失神しちゃうふかふかダンボール】で一発かまして失神させますっチョ─────)』
それから間髪入れずに気絶した配送員をウーポシュックスでダンボールへと変えたトゥーチョは、そのダンボールを両手で抱え上げ自身は次の行動に移るべく計画通りロコイサ王にパスを繋げた。
ぱッ
「ロコイサ王様っ、お願い致しますっチョッ!」
ゴべしーーんッッ!!
トゥーチョから出されたパスは無情にもロコイサ王の反射的に出された拳により薙ぎ払われ、そのまま荷車の荷台へと弾き飛ばされた。
「焦るでないっ! トゥーチョよっ! お主が手を滑らせたがためにダンボールが我の方へと飛んできたではないかァっ!!」
「─────ッ!? ……チョ……えっ? いやっ……チョれはっ……」
それ以上は口に出すことはなかったトゥーチョだったが彼の内心は、
(チョえぇぇえぇぇーーーーッ!? 昨日100チョー%確認しましたっチョよねぇーーーーッ!?)
だった。
青ざめ言葉を失い固まっていたトゥーチョを見て、それを落ち着いたと判断したロコイサ王は。
「よし落ち着きを取り戻したようだな。ここからはその状態を維持したままで事を進めていくがよい。さて……ほれっ、我に配送員を差し出すのではなかったか? 早うするのだっ」
断じて今のが配送員でしたとは言えなかったトゥーチョは。
「…………配送員はいなくなりましたっチョ」
「……そうか。それはつまり、我の任が一つ減ったということか…………良き事ッ!!」
【昨晩のトゥーチョの作戦説明─その2】
『(次に2WCCが店に出てくる前に急いでオレが配送員をダンボールに変えてロコイサ王様にパス致しますので、トラックの後ろに隠して下さいっチョ)』
ガラガラガラ
モチャオーチが硝子ドアを開け再び店へと出てきた。
「おはよう~今日も朝早くからありがとうね~……おや?」
【昨晩のトゥーチョの作戦説明─その3】
『(そしてヤツが再び店の外に出てきた時っ! ヤツの目の前にはダンボールの壁が立ちはだかっていますっチョっ!)』
モチャオーチの目前には彼の背丈の倍程の高さでピラミッド状に積み上げられたダンボールの壁が3重に置かれ、更にその手前には二つのダンボールが横並びに置かれていた。
タ タ タ
動揺しつつもゆっくりと足を進めていき、モチャオーチは二つのダンボールの前で止まった。困惑しどうしたらいいか分からず立ち止まっているモチャオーチに壁の向こうから指示が出される。
「ダブ……モチャオーチさんっ、すいませんが目の前の二つのダンボールを開けてみてもらえませんか?」
配送員を装ったトゥーチョのチョ抜き言葉で出された指示にモチャオーチは、何も聞かずに言われた通りに二つのダンボールを開ける。
「おや? 中身が空っぽだね……いやしかしこっちにはちゃんと入っているね。これは一体……」
「お目にして頂いた通りの状況です。自分も荷下ろしの際に先程初めて気付きました。モチャオーチさん……この度は多大なるご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳がございませんッ!! お客様にプライベート事情をお話するなどご無礼極まりなく非常に申し上げ難いのですがこの状況は恐らく、昨日理不尽な言い掛かりを付けてきて喧嘩になった自分のスーパー空ハラ上司の仕業です。本来出荷予定だったものに嫌がらせで沢山の空箱を混ぜ込まれてしまいこのような状況なってしまいました、本当に申し訳がございませんッ!!」
「そうだったのかい……君も大変だねぇ~。まぁそういうことなら、微力ながら私にも手伝わせてくれないかい? 君にはいつもお世話になっているからね」
「ありがとうございますっ!!」
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直後3重に積み上げられたダンボールの壁の一層目が一瞬にして消え去っていた──────
「空空空空有空空空空空有空有空空空空有空空空空有─────────」
「チョッ!? チョッ、まだまだいっぱいあるのですが御言葉に甘えてもっと頼ませて頂いても大丈夫ですか~~~~ッ!?」
「勿論いいですよぉぉぉおぉぉ~~~~っ!!」
「チョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョ────────────」
バババババババババババババババババババババババババ
バババババババババババババババババババババババババ────────────
死に物狂いでダンボールを生成しまくるトゥーチョとそれを余裕の表情で開封していくモチャオーチ。
(まずいッチョッ!! 想定外に手捌きが早すぎるッチョ!! 逃げる隙が全くないッチョ!! チョあ~~~~ッ、こうなったらもうしょうがないっチョッ。ロコイサ王様だけでもッ!!)
「ロコイサ王様っ! 申し訳がございませんっチョがっ……オレはっ……どうやらここまでのようですッチョ!! ですのでオレを置いて今の内に早くお逃げ下さいッチョッ!!!!」
そう言ってトゥーチョが必死な顔を向けた先。虚しくもそこではロコイサ王と見知らぬ幼い少年の木の枝で突き合う決闘が繰り広げられていた─────────────
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