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第12話 はりきり初仕事! だけど……?
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その日は、いつもより早く目が覚めてしまった。
カーテンを開けて外を見ると、あたりは青みがかった朝の空気に包まれ、屋敷の周囲の黒土はしっとりと濡れていた。夜の間に雨が降ったようだ。今朝は少し肌寒い。
きょうは清掃の仕事が入っている。会社としての初仕事だ。新人二人の指導も同時にしなければいけない。気を引き締めてかからなければ。スウミは木櫛で髪をとき、はねる癖毛を押さえつけると一つに結んだ。乗馬服改め清掃服に着替えてから厨房に行くと、すでに全員揃っていた。
挨拶を交わしながら、もとは調理台か何かだったと思われる木製のテーブルを囲む輪に加わる。
卓上にはナイフで切り分けた丸パンと野菜の酢漬けが4人分用意されていた。
「エルド王子からの贈り物を早速いただくことにしたよ。王子には感謝だね」
「そうだね……」
くれたのはリオンでは? とスウミは一瞬思ったけれど、王子の許可なしにリオンがくれたとも思えないし、お城でのご奉公の報酬としてもらったわけだから、やはり王子にもらったということになるのだろう。「貧しくて食生活も悲惨だろうから食材を届けてやれ」と命じたのだろうか。スウミは情けないようなありがたいような複雑な気持ちでパンを手にとった。
「エルド王子って、この島国の王子様のことですか?」
酢漬けをまじまじと見つめていたマノが、顔を上げてそう尋ねた。スウミは当たり前のことを聞かれたので驚いたが、しかし貴族ではない人なら王族の名前なんて興味がなくても当然なのかもしれないと思い直した。
「そうだよ。エルド王子は、このセラージュ島をおさめるクヴァンツ王家の第一王子なの」
「そのエルド王子と社長は関係があるのですか」
「関係って、まあ、そうだね、関係あるよ。うちは第一王子派になったから」
それより社長と呼ばれるのがなんだか馴染めない。そのうち慣れるのだろうか。
「ではエルド王子は味方だということですね」
「味方っていうのはちょっと違うかな」と、父が話に入ってきた。
「私たちは王子の味方だけれど、エルド王子は私たちの味方とは限らない。そういう関係だよ」
父らしい考え方だなあとスウミは思った。王家に忠誠を誓っていても、王家を信用しているわけではないし、頼る気もないのだ。
「……よくわかりません」
マノは目をぎゅっと強く閉じた。学習所で難問を当てられたときの子どもみたいな顔だ。大の男がそんな顔をするものだから妙に可愛くて、スウミは思わず忍び笑いをもらした。
「とりあえず敵じゃないってことなんでしょ。じゃあ、それでいいじゃないの。ねえ、社長」と、パンをむしゃむしゃ食べながらビビカが言い、この話はこれで終わった。
ちなみにビビカもスウミもくだけた口調になっているが、これは清掃方法について部屋でレクチャーしていたら自然とそうなったのだ。マノは敬語のままだが、敬語のほうが良いというので無理強いはしないことにした。本人が話しやすい言葉が一番だろう。
そうして、朝食を済ませると、4人は掃除道具を乗せた荷車とともに、デルファンの街へと出発した。
ヒッパ氏の豪邸のドアを叩くと、顔なじみの使用人がスウミたちを出迎えた。
「来てくれて助かるわ。きょうは特にひどいのよ」
話しながら向かった食堂は確かにひどい有様だった。
大きなテーブルの上には汚れた食器が幾重にも重なり、食べ残しがこぼれてテーブルクロスに染みをつくっている。床に倒れた燭台からはだらしなく蝋がたれて、カーペットの上で濁った色に固まっていた。特にひどいのは壁で、何種類もの染料をぶちまけたかのようにまだら模様になっている。
「これは戦いの跡ですか?」とマノ。
「儀式の跡じゃない?」とビビカ。
使用人は軽く笑った。きっと冗談だと思ったのだろう。しかしこの二人は多分本気で言っているとスウミは気づいていたので、はらはらした。
「これは旦那様のパーティーの跡なのよ。昨夜は酔っ払って料理を壁に投げつけて遊んだみたいね」
「食べ物を粗末にするなんて、困った方ですね」と、スウミが言うと、使用人は何度も頷いた。
「今夜もまたパーティーをやる予定だそうだから、夕方までに綺麗にしておいてほしいの。あと、いつものように屋敷全体の掃除もお願いね。私は旦那様と奥様の付き添いで王都に行かないといけなくて」
「わかりました。おまかせください」
スウミが笑顔で応じると、使用人は何か言いたげにスウミを見た。
「どうかしましたか?」
「いえね、あなたがギルドを辞めて、清掃の会社を始めたって聞いたけど」
「は、はい」
思わず背筋が伸びる。
「こんなこと言って良いのか……。噂で聞いたんだけど借金があるんですって?」
「う、は、はい。そうなんです。その返済のために稼がないといけなくなりました」
噂になるのって早いんだなとスウミは苦笑する。ギルド経由だろうか。口止めしていなかったから仕方がない。そもそもギルドの受付で事情を話したのだから、誰が聞いていてもおかしくなかった。
「気の毒ねえ。貴族なのに清掃なんかやらないといけないなんて」
スウミは何も言わずに微笑み返した。子供のころから「清掃なんか」と言われ続けているから慣れているけれど、それでも胸がちくりとしてしまう。相手に悪気がないのはわかっているのだが。
「頑張ってね。今後はギルドには頼まずに、ずっとあなたに頼むように旦那様にお願いしておくから」
「あ、ありがとうございます!」
思いがけない言葉をもらい、スウミはふだんより大きな声でお礼を言っていた。
こんなふうに言ってもらえて嬉しい。良い仕事をして期待に応えよう。そう思ったのに……。
清掃の現場は大いに荒れた。
まず、マノが壁に穴を開けた。布で拭こうとして力加減を間違えたらしい。いくらなんでも馬鹿力すぎないだろうか。そしてビビカがカーペットのシミを取るために洗剤ではなく赤ワインを使ったために、さらにシミが広がった。なぜ赤。せめて白にしてほしかった。
(それに、お父様まで)
なんと父は窓ガラスを割ってしまった。蜘蛛の巣防止クリームを窓枠に塗ろうとして、バランスを崩してガラスに手をついてしまったらしい。
(さらに最悪なのが私だ)
自分でも信じたくないのだけれど、燭台を折るという大失態をしでかしてしまった。磨き布で少し強めに擦ったら、ぽきりといってしまったのだ。清掃歴10年近い人間がやるようなミスじゃない。恥ずかしさのあまり証拠隠滅したいと一瞬だけ思ってしまい、ますますおのれを恥じた。
夕方になって帰宅したヒッパ氏夫妻は自宅の惨状を見て、言葉を失った。
「申しわけありません!」
スウミは深く頭を下げた。膝に頭がつきそうなほど、限界まで下げた。
「被害についてはもちろん弁償させていただきますが、お約束の時間まで、まだ少しあります。今晩のパーティーができるようにしますので!」
「……パーティーができるようにったって、どうやって……」
「家具を動かして壁の穴を隠してみようと思うんです。あと絨毯のシミにはラグを敷いて、窓は……」
「もういい」
ヒッパ氏は投げやりに手を振った。
「今夜のパーティーは中止だ。まったく、とんでもない目に遭った。もうおたくには頼まないよ。やっぱりギルドに頼むべきだったな」
使用人が苦々しい顔で頷いた。
「済みません、旦那様。私こんなことになるなんて思わなくて」
「本当に、申しわけありませんでした」
スウミは使用人にも頭を下げた。
「……もういいから。さっさと出ていって」
呆れられてしまったことよりも、親切を裏切ってしまったことのほうがスウミは堪えた。
追い出されるようにヒッパ邸から出ると、近くの空き地までやってきたところで、スウミたちは地面に座り込んでしまった。
夕焼け空を見上げて、父は「大変なことになっちゃったねえ」と、呟いた。
「社長、本当に申しわけありません」
「ごめん、社長」
マノとビビカは正座して、頭をさげた。スウミは慌てて二人に顔を上げてもらった。
「二人は悪くないよ。だって初めてなんだものね。私のほうこそ謝らなきゃ。フォローできなくてごめん」
3人でどんよりしていたら、父が明るい声を出した。
「うーん、今回はもうしょうがない! 気持ちを切りかえて、次から頑張ろう」
父はすでに笑顔を取り戻していた。
「お父様、気持ちの切りかえが早すぎない?」
「そうかい? だけど、暗く落ち込んでいたって何にもならないよ」
「そうだけど、反省もしないと」
「まじめだねえ。もっと肩の力を抜いてごらん。ほら笑って」
「この状況で笑うの?」
「こういう状況だからこそ、笑顔が必要なんだよ。大丈夫だって。笑顔を忘れないようにしていれば、次からはきっとうまくいくさ」
「……お父様……。そうだね、うん、きっとそうだね」
スウミと父が盛り上がっているのをよそに、
「これは少し考え直さなければなりませんね」
唇を噛んで俯いていたマノが、そんなことを呟いた。
カーテンを開けて外を見ると、あたりは青みがかった朝の空気に包まれ、屋敷の周囲の黒土はしっとりと濡れていた。夜の間に雨が降ったようだ。今朝は少し肌寒い。
きょうは清掃の仕事が入っている。会社としての初仕事だ。新人二人の指導も同時にしなければいけない。気を引き締めてかからなければ。スウミは木櫛で髪をとき、はねる癖毛を押さえつけると一つに結んだ。乗馬服改め清掃服に着替えてから厨房に行くと、すでに全員揃っていた。
挨拶を交わしながら、もとは調理台か何かだったと思われる木製のテーブルを囲む輪に加わる。
卓上にはナイフで切り分けた丸パンと野菜の酢漬けが4人分用意されていた。
「エルド王子からの贈り物を早速いただくことにしたよ。王子には感謝だね」
「そうだね……」
くれたのはリオンでは? とスウミは一瞬思ったけれど、王子の許可なしにリオンがくれたとも思えないし、お城でのご奉公の報酬としてもらったわけだから、やはり王子にもらったということになるのだろう。「貧しくて食生活も悲惨だろうから食材を届けてやれ」と命じたのだろうか。スウミは情けないようなありがたいような複雑な気持ちでパンを手にとった。
「エルド王子って、この島国の王子様のことですか?」
酢漬けをまじまじと見つめていたマノが、顔を上げてそう尋ねた。スウミは当たり前のことを聞かれたので驚いたが、しかし貴族ではない人なら王族の名前なんて興味がなくても当然なのかもしれないと思い直した。
「そうだよ。エルド王子は、このセラージュ島をおさめるクヴァンツ王家の第一王子なの」
「そのエルド王子と社長は関係があるのですか」
「関係って、まあ、そうだね、関係あるよ。うちは第一王子派になったから」
それより社長と呼ばれるのがなんだか馴染めない。そのうち慣れるのだろうか。
「ではエルド王子は味方だということですね」
「味方っていうのはちょっと違うかな」と、父が話に入ってきた。
「私たちは王子の味方だけれど、エルド王子は私たちの味方とは限らない。そういう関係だよ」
父らしい考え方だなあとスウミは思った。王家に忠誠を誓っていても、王家を信用しているわけではないし、頼る気もないのだ。
「……よくわかりません」
マノは目をぎゅっと強く閉じた。学習所で難問を当てられたときの子どもみたいな顔だ。大の男がそんな顔をするものだから妙に可愛くて、スウミは思わず忍び笑いをもらした。
「とりあえず敵じゃないってことなんでしょ。じゃあ、それでいいじゃないの。ねえ、社長」と、パンをむしゃむしゃ食べながらビビカが言い、この話はこれで終わった。
ちなみにビビカもスウミもくだけた口調になっているが、これは清掃方法について部屋でレクチャーしていたら自然とそうなったのだ。マノは敬語のままだが、敬語のほうが良いというので無理強いはしないことにした。本人が話しやすい言葉が一番だろう。
そうして、朝食を済ませると、4人は掃除道具を乗せた荷車とともに、デルファンの街へと出発した。
ヒッパ氏の豪邸のドアを叩くと、顔なじみの使用人がスウミたちを出迎えた。
「来てくれて助かるわ。きょうは特にひどいのよ」
話しながら向かった食堂は確かにひどい有様だった。
大きなテーブルの上には汚れた食器が幾重にも重なり、食べ残しがこぼれてテーブルクロスに染みをつくっている。床に倒れた燭台からはだらしなく蝋がたれて、カーペットの上で濁った色に固まっていた。特にひどいのは壁で、何種類もの染料をぶちまけたかのようにまだら模様になっている。
「これは戦いの跡ですか?」とマノ。
「儀式の跡じゃない?」とビビカ。
使用人は軽く笑った。きっと冗談だと思ったのだろう。しかしこの二人は多分本気で言っているとスウミは気づいていたので、はらはらした。
「これは旦那様のパーティーの跡なのよ。昨夜は酔っ払って料理を壁に投げつけて遊んだみたいね」
「食べ物を粗末にするなんて、困った方ですね」と、スウミが言うと、使用人は何度も頷いた。
「今夜もまたパーティーをやる予定だそうだから、夕方までに綺麗にしておいてほしいの。あと、いつものように屋敷全体の掃除もお願いね。私は旦那様と奥様の付き添いで王都に行かないといけなくて」
「わかりました。おまかせください」
スウミが笑顔で応じると、使用人は何か言いたげにスウミを見た。
「どうかしましたか?」
「いえね、あなたがギルドを辞めて、清掃の会社を始めたって聞いたけど」
「は、はい」
思わず背筋が伸びる。
「こんなこと言って良いのか……。噂で聞いたんだけど借金があるんですって?」
「う、は、はい。そうなんです。その返済のために稼がないといけなくなりました」
噂になるのって早いんだなとスウミは苦笑する。ギルド経由だろうか。口止めしていなかったから仕方がない。そもそもギルドの受付で事情を話したのだから、誰が聞いていてもおかしくなかった。
「気の毒ねえ。貴族なのに清掃なんかやらないといけないなんて」
スウミは何も言わずに微笑み返した。子供のころから「清掃なんか」と言われ続けているから慣れているけれど、それでも胸がちくりとしてしまう。相手に悪気がないのはわかっているのだが。
「頑張ってね。今後はギルドには頼まずに、ずっとあなたに頼むように旦那様にお願いしておくから」
「あ、ありがとうございます!」
思いがけない言葉をもらい、スウミはふだんより大きな声でお礼を言っていた。
こんなふうに言ってもらえて嬉しい。良い仕事をして期待に応えよう。そう思ったのに……。
清掃の現場は大いに荒れた。
まず、マノが壁に穴を開けた。布で拭こうとして力加減を間違えたらしい。いくらなんでも馬鹿力すぎないだろうか。そしてビビカがカーペットのシミを取るために洗剤ではなく赤ワインを使ったために、さらにシミが広がった。なぜ赤。せめて白にしてほしかった。
(それに、お父様まで)
なんと父は窓ガラスを割ってしまった。蜘蛛の巣防止クリームを窓枠に塗ろうとして、バランスを崩してガラスに手をついてしまったらしい。
(さらに最悪なのが私だ)
自分でも信じたくないのだけれど、燭台を折るという大失態をしでかしてしまった。磨き布で少し強めに擦ったら、ぽきりといってしまったのだ。清掃歴10年近い人間がやるようなミスじゃない。恥ずかしさのあまり証拠隠滅したいと一瞬だけ思ってしまい、ますますおのれを恥じた。
夕方になって帰宅したヒッパ氏夫妻は自宅の惨状を見て、言葉を失った。
「申しわけありません!」
スウミは深く頭を下げた。膝に頭がつきそうなほど、限界まで下げた。
「被害についてはもちろん弁償させていただきますが、お約束の時間まで、まだ少しあります。今晩のパーティーができるようにしますので!」
「……パーティーができるようにったって、どうやって……」
「家具を動かして壁の穴を隠してみようと思うんです。あと絨毯のシミにはラグを敷いて、窓は……」
「もういい」
ヒッパ氏は投げやりに手を振った。
「今夜のパーティーは中止だ。まったく、とんでもない目に遭った。もうおたくには頼まないよ。やっぱりギルドに頼むべきだったな」
使用人が苦々しい顔で頷いた。
「済みません、旦那様。私こんなことになるなんて思わなくて」
「本当に、申しわけありませんでした」
スウミは使用人にも頭を下げた。
「……もういいから。さっさと出ていって」
呆れられてしまったことよりも、親切を裏切ってしまったことのほうがスウミは堪えた。
追い出されるようにヒッパ邸から出ると、近くの空き地までやってきたところで、スウミたちは地面に座り込んでしまった。
夕焼け空を見上げて、父は「大変なことになっちゃったねえ」と、呟いた。
「社長、本当に申しわけありません」
「ごめん、社長」
マノとビビカは正座して、頭をさげた。スウミは慌てて二人に顔を上げてもらった。
「二人は悪くないよ。だって初めてなんだものね。私のほうこそ謝らなきゃ。フォローできなくてごめん」
3人でどんよりしていたら、父が明るい声を出した。
「うーん、今回はもうしょうがない! 気持ちを切りかえて、次から頑張ろう」
父はすでに笑顔を取り戻していた。
「お父様、気持ちの切りかえが早すぎない?」
「そうかい? だけど、暗く落ち込んでいたって何にもならないよ」
「そうだけど、反省もしないと」
「まじめだねえ。もっと肩の力を抜いてごらん。ほら笑って」
「この状況で笑うの?」
「こういう状況だからこそ、笑顔が必要なんだよ。大丈夫だって。笑顔を忘れないようにしていれば、次からはきっとうまくいくさ」
「……お父様……。そうだね、うん、きっとそうだね」
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