11 / 34
第二章 人外の思い
時は半年前
しおりを挟む
「シモ兵長!!」
フィンランド地域。
名前を呼ばれたシモナは振り返る。
「なんだ、どうした?」
「聞きました? ソ連のこと」
「あぁ……聞いた聞いた。俺を殺そうだかなんだかってやつだろ?」
「そうですそうです! どうするんですか?」
「うーん……」
時は一九三九年。
丁度第二次世界大戦が始まったくらいの頃。
シモナは敵であるソ連軍から危険人物として的にされている真っ最中だった。
「……上の人に話を通してくるか……」
「怖いもの知らずですねシモナ先輩……」
「ここに入る前から仲良いからな、カール元帥げんすは」
「まぁ……出動するってなったら……気をつけて下さいよ?」
「分かってる」
踵を返してシモナは歩き出す。
晴れた日差しが長い廊下の窓から差し込んでいる。
今日はよく晴れている。最近は吹雪続きで、まともに外で訓練すら出来ていない。
よくあることだ。北欧のこの地域ならではのことだろう。
「……災難だねぇ、全く」
フードローブ……基、僕ももちろん一緒だ。
「あぁ全くだ」
「どーすんの? シモナ狙って来てんでしょ?」
「そうそう。どうしたもんかねぇほんと……」
はぁ、とひとため息をつくシモナ。
今年で二十九になるのに全く身体が衰えていないのも、それこそシモナだからだと言えるだろう。
「とりあえず、カールさんに言ってみるか……」
「うん、ガルアットもそれがいいと思う」
『司令室』と書かれた部屋の扉を、三回ノックをする。
朝七時半。今の時間は皆寝ているため、いつもは賑わう司令室前も今だけは静けさを増している。
ノックの音も、静かなこの空間に木霊して軽く響く。
「カール元帥、私とガルアットです」
『おぉ……丁度良かった、入っていいぞ』
扉越しにそんな声が聞こえる。
シモナが扉を開け「失礼します」と一言上げた。
「ガルアット、いいぞ」
「はーい」
フードローブから元の姿に変化する。
こうしてみると、シモナも、前にいるカール大将も小さく感じられる。
九年も経てばそりゃあ成長するだろう。僕の身体もそれなりに大きくなっていた。
身長で例えるなら……角を含めて僕は百九十センチ程だろう。
四足歩行だから詳しくはわからないが、二本足で立てば二メートルは軽く超えると、この前シモナに言われたばかりなのだ。
「やっぱり大きいね、ガルアット君」
「これが僕ですからねぇ……そこはまぁ、否定出来ないです」
カール元帥は微笑んでいた。
シモナがこの民兵軍に入って、僕の正体を一番最初に公表したのはカール元帥だった。
初めはとても驚いていたさ。でも、あの時僕がサポートした時の話をしたら、カール元帥の目の色が変わったんだ。
『責任を持てるのか?』
しばらくの沈黙のあと、口を開いたかと思えばそうシモナに言ったそうだ。
『彼はもう大人です。彼の責任は、彼自身がとるものですが……私が飼い主ですから、彼の責任は私も一緒に背負います』
フィンランド語でそんなことを言っていたようだ。
その時はまだフィンランド語も少ししか分からなかった僕だ。今思えばシモナは凄いことを言っていたんだなと……少し貫禄してしまう。
「さて、本題に戻ろうかシモナ」
「えぇ。それにしても、丁度良かった……というのは、やはり元帥も?」
「その通り。今ソ連軍の一部が君目当てでこちらに来ているそうなんだ。無論僕らも全力を尽くす。だが……大半は戦力である君に任せることになる。大丈夫かい?」
「差し支えありません。私にはガルアットもついていますし、銃さえあればなんとでもなりますから」
「なりますなります!!」
「それは頼もしいな」
カール元帥はまた笑ってみせた。
現在、シモナが入っている民兵軍の人数はおよそ三十二人ととても小さい所。
対してソ連軍は何千人もの戦力を引き付けて、来年もやってくるそうだ。
そして引き出しから何かを取り出した大将は、僕達に近づくよう仕草を見せる。
「……お?」
近づいて見てみたそれは、この付近の地図だった。
僕らの拠点目掛けて、赤い線を伝い矢印が引っ張ってある。
コッラーの河を挟んである僕らの拠点に、どうやって来ると言うのだろうか。
「恐らくソ連軍が通るであろうルートだ。事前に調べておいた」
「ふむ……」
「シモナ? どったの?」
地図を見ているシモナの目が明らかに違うことに気づいた。
まるで『別の道を通ってくるのではないか』という、そんな目だ。
「一応偵察してみるー?」
「それが良さそうだな……」
「……よし。任せよう。もしはちあったならば、その時はその時だ。思いっきり撃ち殺してやれ」
「はい」
「はい!」
二人同時に軽く敬礼をしていた。
僕は、その姿が毎回かっこいいと思っている。
人間になれたら、とも思うのだが、残念ながら僕の能力の『自由自在に姿を変える能力』の中に、人間に変化が出来る力が存在しない。
それだけが欠点で、どうにかなれないものかと試し繰り返していたのだが……結果はどれもダメだった。
「では、失礼します」
「失礼します!!」
いつも通りフードローブに変化してシモナに着せられる。
こんな日常が当たり前になってきていて、別に人間になれなくても、彼女のそばにいられたらそれでいいかと……最近は人間になることを諦めている。
扉を閉めて、真面目な顔から一変ふわっと女の子らしい顔に戻ったシモナ。
表情の一変はどうやってしているものなのかと前にシモナに聞いたが、『うーん………………。…………ごめん、分からない』と曖昧な返事をされたものだ。
「緊張してた?」
「まぁね…………」
はにかみ笑いを見せたシモナを見て、僕も思わずふふふと声を上げてしまった。
僕が普段の姿で話す時は、普通の人間のように、口から言葉を発するタイプ。逆に何かに変化している時は、テレパシーのように頭に直接話しかけるタイプだ。
だから、近くにいる人にもたまに聞こえてしまう時が多々あって、入りたての時は誤魔化すのが大変だったとのシモナからの経験談を聞いている。
「そういえばガルアット、最近他の人に声聞こえないって言われる時あるよな」
「んえ? あぁ~うん…………よくある」
フードローブの時はテレパシーなため、最近は他の人に聞こえないように、意識をシモナだけに集中して話しているのだが……それだと周りには聞こえないそうだ。
僕自身、こればかりはどうしたらいいものか分からないのだ。使い分けが難しくてどうにもならない。
「それもまた調べなきゃねぇ……さてと、探索しますか」
「うぃ! 今日は乗る?」
「乗ろうかな。出来れば走りたくないし」
「おーけー!」
二人で仲良く話しながら、拠点の出入口の方へとシモナは足を進めていく。
僕といる時だけ女言葉になるの、本当にシモナらしくて僕はいいと思うんだ。
今までは誰に対しても男言葉で統一してたらしいし……シモナもこの方が楽だと思うから、僕は気にしていない。
ほんと、べっぴんさんな飼い主だよ。
フィンランド地域。
名前を呼ばれたシモナは振り返る。
「なんだ、どうした?」
「聞きました? ソ連のこと」
「あぁ……聞いた聞いた。俺を殺そうだかなんだかってやつだろ?」
「そうですそうです! どうするんですか?」
「うーん……」
時は一九三九年。
丁度第二次世界大戦が始まったくらいの頃。
シモナは敵であるソ連軍から危険人物として的にされている真っ最中だった。
「……上の人に話を通してくるか……」
「怖いもの知らずですねシモナ先輩……」
「ここに入る前から仲良いからな、カール元帥げんすは」
「まぁ……出動するってなったら……気をつけて下さいよ?」
「分かってる」
踵を返してシモナは歩き出す。
晴れた日差しが長い廊下の窓から差し込んでいる。
今日はよく晴れている。最近は吹雪続きで、まともに外で訓練すら出来ていない。
よくあることだ。北欧のこの地域ならではのことだろう。
「……災難だねぇ、全く」
フードローブ……基、僕ももちろん一緒だ。
「あぁ全くだ」
「どーすんの? シモナ狙って来てんでしょ?」
「そうそう。どうしたもんかねぇほんと……」
はぁ、とひとため息をつくシモナ。
今年で二十九になるのに全く身体が衰えていないのも、それこそシモナだからだと言えるだろう。
「とりあえず、カールさんに言ってみるか……」
「うん、ガルアットもそれがいいと思う」
『司令室』と書かれた部屋の扉を、三回ノックをする。
朝七時半。今の時間は皆寝ているため、いつもは賑わう司令室前も今だけは静けさを増している。
ノックの音も、静かなこの空間に木霊して軽く響く。
「カール元帥、私とガルアットです」
『おぉ……丁度良かった、入っていいぞ』
扉越しにそんな声が聞こえる。
シモナが扉を開け「失礼します」と一言上げた。
「ガルアット、いいぞ」
「はーい」
フードローブから元の姿に変化する。
こうしてみると、シモナも、前にいるカール大将も小さく感じられる。
九年も経てばそりゃあ成長するだろう。僕の身体もそれなりに大きくなっていた。
身長で例えるなら……角を含めて僕は百九十センチ程だろう。
四足歩行だから詳しくはわからないが、二本足で立てば二メートルは軽く超えると、この前シモナに言われたばかりなのだ。
「やっぱり大きいね、ガルアット君」
「これが僕ですからねぇ……そこはまぁ、否定出来ないです」
カール元帥は微笑んでいた。
シモナがこの民兵軍に入って、僕の正体を一番最初に公表したのはカール元帥だった。
初めはとても驚いていたさ。でも、あの時僕がサポートした時の話をしたら、カール元帥の目の色が変わったんだ。
『責任を持てるのか?』
しばらくの沈黙のあと、口を開いたかと思えばそうシモナに言ったそうだ。
『彼はもう大人です。彼の責任は、彼自身がとるものですが……私が飼い主ですから、彼の責任は私も一緒に背負います』
フィンランド語でそんなことを言っていたようだ。
その時はまだフィンランド語も少ししか分からなかった僕だ。今思えばシモナは凄いことを言っていたんだなと……少し貫禄してしまう。
「さて、本題に戻ろうかシモナ」
「えぇ。それにしても、丁度良かった……というのは、やはり元帥も?」
「その通り。今ソ連軍の一部が君目当てでこちらに来ているそうなんだ。無論僕らも全力を尽くす。だが……大半は戦力である君に任せることになる。大丈夫かい?」
「差し支えありません。私にはガルアットもついていますし、銃さえあればなんとでもなりますから」
「なりますなります!!」
「それは頼もしいな」
カール元帥はまた笑ってみせた。
現在、シモナが入っている民兵軍の人数はおよそ三十二人ととても小さい所。
対してソ連軍は何千人もの戦力を引き付けて、来年もやってくるそうだ。
そして引き出しから何かを取り出した大将は、僕達に近づくよう仕草を見せる。
「……お?」
近づいて見てみたそれは、この付近の地図だった。
僕らの拠点目掛けて、赤い線を伝い矢印が引っ張ってある。
コッラーの河を挟んである僕らの拠点に、どうやって来ると言うのだろうか。
「恐らくソ連軍が通るであろうルートだ。事前に調べておいた」
「ふむ……」
「シモナ? どったの?」
地図を見ているシモナの目が明らかに違うことに気づいた。
まるで『別の道を通ってくるのではないか』という、そんな目だ。
「一応偵察してみるー?」
「それが良さそうだな……」
「……よし。任せよう。もしはちあったならば、その時はその時だ。思いっきり撃ち殺してやれ」
「はい」
「はい!」
二人同時に軽く敬礼をしていた。
僕は、その姿が毎回かっこいいと思っている。
人間になれたら、とも思うのだが、残念ながら僕の能力の『自由自在に姿を変える能力』の中に、人間に変化が出来る力が存在しない。
それだけが欠点で、どうにかなれないものかと試し繰り返していたのだが……結果はどれもダメだった。
「では、失礼します」
「失礼します!!」
いつも通りフードローブに変化してシモナに着せられる。
こんな日常が当たり前になってきていて、別に人間になれなくても、彼女のそばにいられたらそれでいいかと……最近は人間になることを諦めている。
扉を閉めて、真面目な顔から一変ふわっと女の子らしい顔に戻ったシモナ。
表情の一変はどうやってしているものなのかと前にシモナに聞いたが、『うーん………………。…………ごめん、分からない』と曖昧な返事をされたものだ。
「緊張してた?」
「まぁね…………」
はにかみ笑いを見せたシモナを見て、僕も思わずふふふと声を上げてしまった。
僕が普段の姿で話す時は、普通の人間のように、口から言葉を発するタイプ。逆に何かに変化している時は、テレパシーのように頭に直接話しかけるタイプだ。
だから、近くにいる人にもたまに聞こえてしまう時が多々あって、入りたての時は誤魔化すのが大変だったとのシモナからの経験談を聞いている。
「そういえばガルアット、最近他の人に声聞こえないって言われる時あるよな」
「んえ? あぁ~うん…………よくある」
フードローブの時はテレパシーなため、最近は他の人に聞こえないように、意識をシモナだけに集中して話しているのだが……それだと周りには聞こえないそうだ。
僕自身、こればかりはどうしたらいいものか分からないのだ。使い分けが難しくてどうにもならない。
「それもまた調べなきゃねぇ……さてと、探索しますか」
「うぃ! 今日は乗る?」
「乗ろうかな。出来れば走りたくないし」
「おーけー!」
二人で仲良く話しながら、拠点の出入口の方へとシモナは足を進めていく。
僕といる時だけ女言葉になるの、本当にシモナらしくて僕はいいと思うんだ。
今までは誰に対しても男言葉で統一してたらしいし……シモナもこの方が楽だと思うから、僕は気にしていない。
ほんと、べっぴんさんな飼い主だよ。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
天竜川で逢いましょう 〜日本史教師が石田三成とか無理なので平和な世界を目指します〜
岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。
けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。
髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。
戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!!???
そもそも現代人が生首とか無理なので、平和な世の中を目指そうと思います。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
日露戦争の真実
蔵屋
歴史・時代
私の先祖は日露戦争の奉天の戦いで若くして戦死しました。
日本政府の定めた徴兵制で戦地に行ったのでした。
日露戦争が始まったのは明治37年(1904)2月6日でした。
帝政ロシアは清国の領土だった中国東北部を事実上占領下に置き、さらに朝鮮半島、日本海に勢力を伸ばそうとしていました。
日本はこれに対抗し開戦に至ったのです。
ほぼ同時に、日本連合艦隊はロシア軍の拠点港である旅順に向かい、ロシア軍の旅順艦隊の殲滅を目指すことになりました。
ロシア軍はヨーロッパに配備していたバルチック艦隊を日本に派遣するべく準備を開始したのです。
深い入り江に守られた旅順沿岸に設置された強力な砲台のため日本の連合艦隊は、陸軍に陸上からの旅順艦隊攻撃を要請したのでした。
この物語の始まりです。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
この短歌は私が今年元旦に詠んだ歌である。
作家 蔵屋日唱
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
改造空母機動艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。
そして、昭和一六年一二月。
日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。
「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる