心形刀流剣術の先生の一番弟子の武士っ子、異世界でバフ・デバフ役と回復・サポート役の女性に出会い、人々を助けたいと願う。

４章

とある修道女

その後・・・
隣町・・・
レナ「ここが隣町のララの町よ！それじゃあ、さっそくギルドに・・・」
？？？「へい！ねーちゃーん！」
マリたちのところに、一人のガラの悪そうな男がやってくる。
ガラの悪そうな男「ねーちゃん！俺と遊ぼうぜ！いいところ知ってるからよぉ！！」
マリ「・・・？それは私に言ってるのか？」
ガラの悪そうな男「ああ！ねーちゃん、すげー美人だからよぉ！」
マリ「こ、これは・・・どういうことだ？」
ミナミ「マリちゃん、女として意識されてるんだよ～！」
マリ「お、女として意識されてる！？私がか！？だが、こんなガラの悪そうな奴はな・・・」
ガラの悪そうな男「ねーちゃん、すっげー美人だからよぉ！俺の彼女にならねーか？」
レナ「はいはい、ストップ。この子、バフなしでゴブリンを切り倒すくらい強い剣士ちゃんだから、あんたみたいな男が下手に近づいたら、切り殺されちゃうわよ？」
マリ（私は、武士なのだが・・・）
ガラの悪そうな男が、マリの腰に差している村正を見た。
ガラの悪そうな男「ひ、ひぃぃぃぃ！！！とんでもねぇ女だぁーーー！！」
ガラの悪そうな男は逃げて行った。
レナ「はい！一件落着！！早くギルドへ向かいましょ！」
？？？「罪を犯していない者を殺してはいけません」
そこに、一人の修道女が歩いてきた。
修道女「女神様・・・ヤーナドーナ様が仰っています・・・善を追求せよと・・・まだ罪を犯していない民を切り殺すなと・・・」
レナ「え？あいつ、まだ罪を犯してないの？あんなにガラの悪そうなのに？」
修道女「ヤーナドーナ様は善を追求し、悪を滅ぼす女神様・・・あなた方が悪になった時、ヤーナドーナ様は悪の敵もろともあなたたちを滅ぼしてしまうでしょう・・・」
修道女は去っていった・・・
ミナミ「ふえぇ～！怖かったよ～！」
マナ「誰だ？彼女は？」
レナ「この町の修道女、エリアナよ。噂では、前の人間族と魔物族の戦争が起きた時、悪逆非道を働いた魔物たちを魔法でほとんど消滅させたそうよ。一度私たちのパーティーに誘ったことがあるんだけど、彼女は頑固でね～。仲間になってくれなかったわ。」
マナ「エリアナ・・・」