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お姉ちゃんと僕
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僕の名前はソラ、高校生だ。両親は海外で仕事をしているから、ほとんど家に帰ってこない。物心ついた頃からそんな生活だったから、寂しさには慣れた。でも、その代わりに僕の日常は、――彩花お姉ちゃん――に完全に支配されている。
お姉ちゃんは僕の義理の姉貴で、血は繋がっていない。両親の再婚で、僕が10歳の時に家に来た。それ以来、僕の生活はお姉ちゃんを中心に回ってる。
「お姉ちゃんの命令は絶対」。これが僕たちの家のルールだ。子供の頃は「宿題やりなさい」とか「部屋片付けなさい」くらいだった。でも、最近、お姉ちゃんの命令は……普通じゃなくなってきた。まるで僕を試すみたいに、どんどん過激になってる。
朝、キッチンのテーブルで彩花お姉ちゃんはコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる。朝陽が窓から差し込んで、お姉ちゃんの白い肌を照らす。シルクのネグリジェが少し透けてて、僕はその下のラインに目を奪われそうになる。ダメだ、こんなこと考えちゃいけない。お姉ちゃんは義理の姉貴なんだから。
「ソラ、ぼーっとしてないで朝ごはん食べなさい。遅刻するわよ」
お姉ちゃんの声は甘いけど、有無を言わさない響きがある。僕は慌ててトーストに手を伸ばす。
「はい、お姉ちゃん」
「ふーん、今日は素直ね。いつもこうだと楽なんだけど」
お姉ちゃんは新聞を畳むと、テーブルの向こうから僕をじっと見つめる。その視線は、まるで心の奥まで見透かすみたいで、背筋がゾクッとする。お姉ちゃんの唇が、ニヤリと弧を描く。
「ねえ、ソラ。今日から新しいルールを追加するわ」
「新しい……ルール?」
「そう。私の言うことには、どんなことでも『はい、お姉ちゃん』って答えること。疑問も文句も、一切なし。いい?」
お姉ちゃんの声は穏やかだけど、目が笑ってない。僕はゴクリと唾を飲み込む。
「え、でも……なんでも?」
「なんでも、よ。ソラ、私に逆らうつもり?」
お姉ちゃんは身を乗り出して、僕の顔に近づく。お姉ちゃんの香水の匂いが鼻をくすぐる。甘くて、危険な香り。心臓がドクドクと鳴り始める。
「い、いいえ! 逆らうつもりはないよ、お姉ちゃん!」
「ふふ、いい子ね。じゃあ、試してみましょうか」
お姉ちゃんは椅子から立ち上がると、キッチンのカウンターに寄りかかる。ネグリジェの裾が少し上がって、太ももがチラリと見える。僕は目を逸らすけど、心臓はさらに速くなる。
「ソラ、床に跪きなさい」
「……え?」
「跪きなさい、って言ったの。聞こえなかった?」
お姉ちゃんの声が一瞬、低くなる。空気が冷えたみたいに、部屋の雰囲気が変わる。僕は慌てて椅子から降りて、床に膝をつく。冷たいフローリングが膝に当たって、ちょっと痛い。
「はい、お姉ちゃん」
「いい感じね。でも、姿勢が悪いわ。背筋を伸ばして、顔は私の方を見て」
お姉ちゃんの言葉に従い、背筋をピンと伸ばす。お姉ちゃんを見上げると、満足そうに微笑んでるけど、その目は獲物を値踏みするみたいに鋭い。
「いいわ、ソラ。これから私の命令は、もっと細かく、もっと厳しくなるから。ちゃんと従えるかしら?」
「はい、お姉ちゃん……」
声が小さくなる。お姉ちゃんの言葉には逆らえない。お姉ちゃんの声、視線、存在そのものが、僕を縛る鎖みたいだ。
学校から帰ると、彩花お姉ちゃんはリビングのソファに寝そべっていた。白いブラウスとタイトなスカート、OLみたいな格好だけど、どこか色っぽい。お姉ちゃんはスマホをいじりながら、僕が入ってきたのに気づくと、ゆっくり顔を上げる。
「おかえり、ソラ。遅かったわね」
「ごめん、部活がちょっと長引いて……」
「ふーん、言い訳? まぁ、いいわ。今日は特別に許してあげる。でも、その代わり……」
お姉ちゃんはソファから立ち上がると、僕の目の前まで歩いてくる。ヒールの音がカツカツと響く。お姉ちゃんは僕の顔を覗き込むようにして、囁く。
「ソラ、今日から毎日、私の帰宅を玄関で出迎えなさい。跪いて、靴を脱がせて、ちゃんと挨拶するの。いい?」
「え、玄関で……跪く?」
「そう。嫌?」
お姉ちゃんの指が、僕の顎を軽く持ち上げる。爪が肌に少し食い込む。痛いわけじゃないけど、その感触にドキッとする。
「嫌じゃないよ、お姉ちゃん。やるよ」
「ふふ、いい子。じゃあ、早速練習しましょうか」
お姉ちゃんは僕の手を取って、玄関へ引っ張っていく。抵抗できず、ついていくしかない。玄関に着くと、お姉ちゃんはドアの前に立つ。
「はい、ソラ。靴、脱がせて」
「はい、お姉ちゃん……」
床に膝をつく。お姉ちゃんの黒いパンプスが目の前にあって、細い足首が覗いている。頭がぼーっとする。震える手で、お姉ちゃんの靴をそっと脱がす。ストッキング越しの足は、陶器みたいに滑らかだ。靴を脱がせると、お姉ちゃんは満足そうに笑う。
「上出来。明日からは、ちゃんと『お帰りなさい、お姉ちゃん』って言うのよ。忘れたら、罰を与えるから」
「罰……?」
「そう。どんな罰かは、楽しみにしておきなさい」
お姉ちゃんはくるりと背を向けてリビングに戻る。僕は玄関の床に座り込んだまま、お姉ちゃんの後ろ姿を見つめる。心臓がドキドキして、頭が混乱してる。お姉ちゃんの命令、確実にエスカレートしてる。でも、嫌いじゃない。むしろ、お姉ちゃんの声に従うたびに、胸の奥が熱くなる。
その夜、僕が部屋で宿題をしていると、彩花お姉ちゃんがノックもせずにずかずか入ってきた。黒いキャミソールとショートパンツ、ラフだけど色っぽい格好だ。
「ソラ、宿題進んでる?」
「う、うん、だいたい終わったよ」
「ふーん、偉いわね。じゃあ、ご褒美をあげる」
「ご褒美?」
僕が聞き返すと、お姉ちゃんはベッドの端に腰掛けて、足を組む。その仕草は自然すぎるほど滑らかで、僕の視線を釘付けにする。
「そう、ご褒美。ソラ、服、全部脱いで」
「え、え!? お姉ちゃん、急に何!?」
声が裏返る。顔が一気に熱くなる。マッサージって、ただの肩揉みとかだよね? でも、全部って……。
「冗談じゃないわ。ソラ、服、全部脱ぎなさい。私の命令、忘れた?」
お姉ちゃんの声が低くなる。甘いけど、絶対に逆らえない響き。頭が真っ白になる。お姉ちゃんの命令は絶対。でも、こんな命令、初めてだ。
「で、でも、お姉ちゃん……全部って……」
「ソラ、聞き間違い? 全部、よ。下着も。ほら、早く」
お姉ちゃんはベッドの端に座ったまま、僕をじっと見つめる。目は「早くしなさい」と言ってる。手が震え始める。逆らえない。お姉ちゃんの言うことは、いつも正しい。
「はい、お姉ちゃん……」
小さい声で答えると、Tシャツの裾に手をかける。心臓がバクバクしてる。お姉ちゃんの視線を感じながら、Tシャツを脱ぐ。冷たい空気が肌に触れる。ジーンズのボタンに手をかける。お姉ちゃんは黙って見てる。その視線が、肌を刺すみたいだ。
「ふーん、ソラ、意外と筋肉ついてるのね。恥ずかしがる必要ないわよ」
お姉ちゃんの声に、からかう響き。顔がさらに熱くなる。ジーンズを脱いで、残るは下着。お姉ちゃんの顔をチラッと見る。微笑んでるけど、目は容赦ない。
「お姉ちゃん……本当に、全部?」
「ソラ、時間かかりすぎ。私の我慢、試してる?」
お姉ちゃんの声が鋭くなる。慌てて目を閉じ、下着に手をかける。考えるのをやめる。お姉ちゃんの命令に従うだけ。スルリと下着を下ろす。冷たい空気が全身を包む。恥ずかしさで頭がクラクラする。両手で体を隠そうとするけど、お姉ちゃんの声がそれを許さない。
「手を下ろしなさい、ソラ。隠すなんて、失礼よ」
「はい、お姉ちゃん……」
震える手をおろす。お姉ちゃんの視線が、僕の全身を舐めるように這う。恥ずかしくて、死にそう。でも、お姉ちゃんの目には満足そうな光がある。
「いい子ね、ソラ。ちゃんと従えるじゃない。ほら、ベッドに仰向けになりなさい」
お姉ちゃんの命令に従い、ベッドに仰向けになる。心臓がうるさい。お姉ちゃんはベッドに膝をついて、僕の横に座る。お姉ちゃんの手が、肩にそっと触れる。ビクッと体が跳ねる。お姉ちゃんの指は冷たくて、柔らかい。肩を揉み始めるけど、その動きは、ただのマッサージじゃない。指が、まるで肌を味わうみたいに、ゆっくり滑る。
「ソラ、緊張してる? ふふ、可愛いわね。もっとリラックスしなさい」
お姉ちゃんの声は甘くて、誘うみたい。目を閉じて、お姉ちゃんの手に身を任せる。指が、肩から胸、脇腹へと移動する。羽みたいに軽く肌を撫でるたびに、ゾクゾクする感覚が走る。恥ずかしいのに、体が熱くなってくる。
「お姉ちゃん……これ、ほんとにマッサージ?」
「ふふ、ソラ、疑ってる? 私のやり方に文句?」
「い、いや! そんなことないよ、お姉ちゃん!」
慌てて否定すると、お姉ちゃんはクスクス笑う。手が、腹部を撫で、太ももに近づく。ドキッとして、目を開ける。お姉ちゃんの指が、太ももの内側を軽く撫でる。その瞬間、体が勝手に反応してしまう。まずい。まずいよ、お姉ちゃん。こんなの、ダメだ。体が、熱くなって、抑えられない。
「ソラ、なに? 私の命令もなしに、こんな反応?」
お姉ちゃんの声が、急に冷たくなる。お姉ちゃんの手が止まり、僕の顔を覗き込む。お姉ちゃんの目は、まるで心の奥まで見透かすみたい。僕の体が、お姉ちゃんの命令に背いて、反応してしまった。恥ずかしさで頭が真っ白になる。
「お、お姉ちゃん、ごめん! 僕、わざとじゃ……!」
「ふーん、わざとじゃない? でも、ソラ、私の許可なくそんな反応するなんて、悪い子ね」
お姉ちゃんの手が、僕の太ももに軽く爪を立てる。ゾクッとする感覚に、体がまた反応してしまう。まずい、まずい、まずい。抑えようとしても、体の熱が収まらない。そして、お姉ちゃんの指が、意図的に、僕の敏感な部分に近づく。軽く、触れるか触れないかの距離で、お姉ちゃんの手が動く。
「お姉ちゃん、だ、ダメだよ……!」
「ダメ? ソラ、誰が決めるの? 私の命令が絶対でしょ?」
お姉ちゃんの声は甘いのに、冷酷だ。お姉ちゃんの手が、ほんの少し、触れる。頭が真っ白になる。抑えきれず、体の緊張が一気に解放されてしまう。恥ずかしさで死にそうになる。お姉ちゃんの目の前で、こんなこと……。
「ソラ、なんてこと。私の許可なく、こんなことするなんて」
お姉ちゃんの声が、低く響く。お姉ちゃんはベッドから立ち上がると、僕を見下ろす。お姉ちゃんの目は、怒ってるように見えるけど、どこか楽しそう。怖い。なのに、なぜかドキドキする。
「お姉ちゃん、ごめん! 本当に、わざとじゃなかったんだ!」
「ふーん、謝っても遅いわ。ソラ、悪い子にはお仕置きが必要よね」
お姉ちゃんは部屋の隅にあるクローゼットに歩み寄ると、何かを取り出す。黒い革のベルト。細くて、しなやかで、でもどこか不気味だ。お姉ちゃんはそれを手に持つと、ゆっくりベッドに戻ってくる。
「ソラ、両手を頭の上に上げなさい」
「え、お姉ちゃん……何!?」
「早く。逆らう気?」
お姉ちゃんの声が鋭い。僕は慌てて両手を頭の上に上げる。お姉ちゃんはベルトを手に、僕の手首を軽く縛る。きつくはないけど、動けない。心臓がバクバクしてる。怖い。でも、お姉ちゃんの目を見ると、逆らえない。
「ソラ、私の命令に背いた罰よ。ちゃんと覚えておきなさい」
お姉ちゃんはベルтの端を手に持つと、軽く、僕の太ももに当てる。ピシッと小さな音が響く。痛みはほとんどないけど、衝撃に体がビクッと震える。お姉ちゃんはそれを何度か繰り返す。毎回、お姉ちゃんの目は僕の反応をじっと観察してる。
「お姉ちゃん、ごめん……」
「ふふ、ソラ、泣きそうな顔、可愛いわね。でも、罰は最後まで受けるのよ」
お姉ちゃんの手が、ベルトを置いて、僕の頬を撫でる。その感触に、また体が反応しそうになる。ダメだ、こんな状況なのに。お姉ちゃんはそれに気づいたみたいで、ニヤリと笑う。
「ソラ、ほんと、悪い子ね。まだ懲りてないの?」
「お姉ちゃん、ほんとにごめん!」
「ふーん、いいわ。今日はここまでにしてあげる。でも、ソラ、明日からはもっと厳しくするから。私の命令、絶対よ。忘れないで」
お姉ちゃんはベルトを解くと、僕の手首を解放する。立ち上がって、部屋を出ていく。僕はベッドに倒れ込んだまま、動けない。体はまだ熱くて、頭は混乱してる。お姉ちゃんの命令、どんどんエスカレートしてる。なのに、僕の心は、お姉ちゃんの次の命令を、どこかで楽しみにしてる。
お姉ちゃんは僕の義理の姉貴で、血は繋がっていない。両親の再婚で、僕が10歳の時に家に来た。それ以来、僕の生活はお姉ちゃんを中心に回ってる。
「お姉ちゃんの命令は絶対」。これが僕たちの家のルールだ。子供の頃は「宿題やりなさい」とか「部屋片付けなさい」くらいだった。でも、最近、お姉ちゃんの命令は……普通じゃなくなってきた。まるで僕を試すみたいに、どんどん過激になってる。
朝、キッチンのテーブルで彩花お姉ちゃんはコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる。朝陽が窓から差し込んで、お姉ちゃんの白い肌を照らす。シルクのネグリジェが少し透けてて、僕はその下のラインに目を奪われそうになる。ダメだ、こんなこと考えちゃいけない。お姉ちゃんは義理の姉貴なんだから。
「ソラ、ぼーっとしてないで朝ごはん食べなさい。遅刻するわよ」
お姉ちゃんの声は甘いけど、有無を言わさない響きがある。僕は慌ててトーストに手を伸ばす。
「はい、お姉ちゃん」
「ふーん、今日は素直ね。いつもこうだと楽なんだけど」
お姉ちゃんは新聞を畳むと、テーブルの向こうから僕をじっと見つめる。その視線は、まるで心の奥まで見透かすみたいで、背筋がゾクッとする。お姉ちゃんの唇が、ニヤリと弧を描く。
「ねえ、ソラ。今日から新しいルールを追加するわ」
「新しい……ルール?」
「そう。私の言うことには、どんなことでも『はい、お姉ちゃん』って答えること。疑問も文句も、一切なし。いい?」
お姉ちゃんの声は穏やかだけど、目が笑ってない。僕はゴクリと唾を飲み込む。
「え、でも……なんでも?」
「なんでも、よ。ソラ、私に逆らうつもり?」
お姉ちゃんは身を乗り出して、僕の顔に近づく。お姉ちゃんの香水の匂いが鼻をくすぐる。甘くて、危険な香り。心臓がドクドクと鳴り始める。
「い、いいえ! 逆らうつもりはないよ、お姉ちゃん!」
「ふふ、いい子ね。じゃあ、試してみましょうか」
お姉ちゃんは椅子から立ち上がると、キッチンのカウンターに寄りかかる。ネグリジェの裾が少し上がって、太ももがチラリと見える。僕は目を逸らすけど、心臓はさらに速くなる。
「ソラ、床に跪きなさい」
「……え?」
「跪きなさい、って言ったの。聞こえなかった?」
お姉ちゃんの声が一瞬、低くなる。空気が冷えたみたいに、部屋の雰囲気が変わる。僕は慌てて椅子から降りて、床に膝をつく。冷たいフローリングが膝に当たって、ちょっと痛い。
「はい、お姉ちゃん」
「いい感じね。でも、姿勢が悪いわ。背筋を伸ばして、顔は私の方を見て」
お姉ちゃんの言葉に従い、背筋をピンと伸ばす。お姉ちゃんを見上げると、満足そうに微笑んでるけど、その目は獲物を値踏みするみたいに鋭い。
「いいわ、ソラ。これから私の命令は、もっと細かく、もっと厳しくなるから。ちゃんと従えるかしら?」
「はい、お姉ちゃん……」
声が小さくなる。お姉ちゃんの言葉には逆らえない。お姉ちゃんの声、視線、存在そのものが、僕を縛る鎖みたいだ。
学校から帰ると、彩花お姉ちゃんはリビングのソファに寝そべっていた。白いブラウスとタイトなスカート、OLみたいな格好だけど、どこか色っぽい。お姉ちゃんはスマホをいじりながら、僕が入ってきたのに気づくと、ゆっくり顔を上げる。
「おかえり、ソラ。遅かったわね」
「ごめん、部活がちょっと長引いて……」
「ふーん、言い訳? まぁ、いいわ。今日は特別に許してあげる。でも、その代わり……」
お姉ちゃんはソファから立ち上がると、僕の目の前まで歩いてくる。ヒールの音がカツカツと響く。お姉ちゃんは僕の顔を覗き込むようにして、囁く。
「ソラ、今日から毎日、私の帰宅を玄関で出迎えなさい。跪いて、靴を脱がせて、ちゃんと挨拶するの。いい?」
「え、玄関で……跪く?」
「そう。嫌?」
お姉ちゃんの指が、僕の顎を軽く持ち上げる。爪が肌に少し食い込む。痛いわけじゃないけど、その感触にドキッとする。
「嫌じゃないよ、お姉ちゃん。やるよ」
「ふふ、いい子。じゃあ、早速練習しましょうか」
お姉ちゃんは僕の手を取って、玄関へ引っ張っていく。抵抗できず、ついていくしかない。玄関に着くと、お姉ちゃんはドアの前に立つ。
「はい、ソラ。靴、脱がせて」
「はい、お姉ちゃん……」
床に膝をつく。お姉ちゃんの黒いパンプスが目の前にあって、細い足首が覗いている。頭がぼーっとする。震える手で、お姉ちゃんの靴をそっと脱がす。ストッキング越しの足は、陶器みたいに滑らかだ。靴を脱がせると、お姉ちゃんは満足そうに笑う。
「上出来。明日からは、ちゃんと『お帰りなさい、お姉ちゃん』って言うのよ。忘れたら、罰を与えるから」
「罰……?」
「そう。どんな罰かは、楽しみにしておきなさい」
お姉ちゃんはくるりと背を向けてリビングに戻る。僕は玄関の床に座り込んだまま、お姉ちゃんの後ろ姿を見つめる。心臓がドキドキして、頭が混乱してる。お姉ちゃんの命令、確実にエスカレートしてる。でも、嫌いじゃない。むしろ、お姉ちゃんの声に従うたびに、胸の奥が熱くなる。
その夜、僕が部屋で宿題をしていると、彩花お姉ちゃんがノックもせずにずかずか入ってきた。黒いキャミソールとショートパンツ、ラフだけど色っぽい格好だ。
「ソラ、宿題進んでる?」
「う、うん、だいたい終わったよ」
「ふーん、偉いわね。じゃあ、ご褒美をあげる」
「ご褒美?」
僕が聞き返すと、お姉ちゃんはベッドの端に腰掛けて、足を組む。その仕草は自然すぎるほど滑らかで、僕の視線を釘付けにする。
「そう、ご褒美。ソラ、服、全部脱いで」
「え、え!? お姉ちゃん、急に何!?」
声が裏返る。顔が一気に熱くなる。マッサージって、ただの肩揉みとかだよね? でも、全部って……。
「冗談じゃないわ。ソラ、服、全部脱ぎなさい。私の命令、忘れた?」
お姉ちゃんの声が低くなる。甘いけど、絶対に逆らえない響き。頭が真っ白になる。お姉ちゃんの命令は絶対。でも、こんな命令、初めてだ。
「で、でも、お姉ちゃん……全部って……」
「ソラ、聞き間違い? 全部、よ。下着も。ほら、早く」
お姉ちゃんはベッドの端に座ったまま、僕をじっと見つめる。目は「早くしなさい」と言ってる。手が震え始める。逆らえない。お姉ちゃんの言うことは、いつも正しい。
「はい、お姉ちゃん……」
小さい声で答えると、Tシャツの裾に手をかける。心臓がバクバクしてる。お姉ちゃんの視線を感じながら、Tシャツを脱ぐ。冷たい空気が肌に触れる。ジーンズのボタンに手をかける。お姉ちゃんは黙って見てる。その視線が、肌を刺すみたいだ。
「ふーん、ソラ、意外と筋肉ついてるのね。恥ずかしがる必要ないわよ」
お姉ちゃんの声に、からかう響き。顔がさらに熱くなる。ジーンズを脱いで、残るは下着。お姉ちゃんの顔をチラッと見る。微笑んでるけど、目は容赦ない。
「お姉ちゃん……本当に、全部?」
「ソラ、時間かかりすぎ。私の我慢、試してる?」
お姉ちゃんの声が鋭くなる。慌てて目を閉じ、下着に手をかける。考えるのをやめる。お姉ちゃんの命令に従うだけ。スルリと下着を下ろす。冷たい空気が全身を包む。恥ずかしさで頭がクラクラする。両手で体を隠そうとするけど、お姉ちゃんの声がそれを許さない。
「手を下ろしなさい、ソラ。隠すなんて、失礼よ」
「はい、お姉ちゃん……」
震える手をおろす。お姉ちゃんの視線が、僕の全身を舐めるように這う。恥ずかしくて、死にそう。でも、お姉ちゃんの目には満足そうな光がある。
「いい子ね、ソラ。ちゃんと従えるじゃない。ほら、ベッドに仰向けになりなさい」
お姉ちゃんの命令に従い、ベッドに仰向けになる。心臓がうるさい。お姉ちゃんはベッドに膝をついて、僕の横に座る。お姉ちゃんの手が、肩にそっと触れる。ビクッと体が跳ねる。お姉ちゃんの指は冷たくて、柔らかい。肩を揉み始めるけど、その動きは、ただのマッサージじゃない。指が、まるで肌を味わうみたいに、ゆっくり滑る。
「ソラ、緊張してる? ふふ、可愛いわね。もっとリラックスしなさい」
お姉ちゃんの声は甘くて、誘うみたい。目を閉じて、お姉ちゃんの手に身を任せる。指が、肩から胸、脇腹へと移動する。羽みたいに軽く肌を撫でるたびに、ゾクゾクする感覚が走る。恥ずかしいのに、体が熱くなってくる。
「お姉ちゃん……これ、ほんとにマッサージ?」
「ふふ、ソラ、疑ってる? 私のやり方に文句?」
「い、いや! そんなことないよ、お姉ちゃん!」
慌てて否定すると、お姉ちゃんはクスクス笑う。手が、腹部を撫で、太ももに近づく。ドキッとして、目を開ける。お姉ちゃんの指が、太ももの内側を軽く撫でる。その瞬間、体が勝手に反応してしまう。まずい。まずいよ、お姉ちゃん。こんなの、ダメだ。体が、熱くなって、抑えられない。
「ソラ、なに? 私の命令もなしに、こんな反応?」
お姉ちゃんの声が、急に冷たくなる。お姉ちゃんの手が止まり、僕の顔を覗き込む。お姉ちゃんの目は、まるで心の奥まで見透かすみたい。僕の体が、お姉ちゃんの命令に背いて、反応してしまった。恥ずかしさで頭が真っ白になる。
「お、お姉ちゃん、ごめん! 僕、わざとじゃ……!」
「ふーん、わざとじゃない? でも、ソラ、私の許可なくそんな反応するなんて、悪い子ね」
お姉ちゃんの手が、僕の太ももに軽く爪を立てる。ゾクッとする感覚に、体がまた反応してしまう。まずい、まずい、まずい。抑えようとしても、体の熱が収まらない。そして、お姉ちゃんの指が、意図的に、僕の敏感な部分に近づく。軽く、触れるか触れないかの距離で、お姉ちゃんの手が動く。
「お姉ちゃん、だ、ダメだよ……!」
「ダメ? ソラ、誰が決めるの? 私の命令が絶対でしょ?」
お姉ちゃんの声は甘いのに、冷酷だ。お姉ちゃんの手が、ほんの少し、触れる。頭が真っ白になる。抑えきれず、体の緊張が一気に解放されてしまう。恥ずかしさで死にそうになる。お姉ちゃんの目の前で、こんなこと……。
「ソラ、なんてこと。私の許可なく、こんなことするなんて」
お姉ちゃんの声が、低く響く。お姉ちゃんはベッドから立ち上がると、僕を見下ろす。お姉ちゃんの目は、怒ってるように見えるけど、どこか楽しそう。怖い。なのに、なぜかドキドキする。
「お姉ちゃん、ごめん! 本当に、わざとじゃなかったんだ!」
「ふーん、謝っても遅いわ。ソラ、悪い子にはお仕置きが必要よね」
お姉ちゃんは部屋の隅にあるクローゼットに歩み寄ると、何かを取り出す。黒い革のベルト。細くて、しなやかで、でもどこか不気味だ。お姉ちゃんはそれを手に持つと、ゆっくりベッドに戻ってくる。
「ソラ、両手を頭の上に上げなさい」
「え、お姉ちゃん……何!?」
「早く。逆らう気?」
お姉ちゃんの声が鋭い。僕は慌てて両手を頭の上に上げる。お姉ちゃんはベルトを手に、僕の手首を軽く縛る。きつくはないけど、動けない。心臓がバクバクしてる。怖い。でも、お姉ちゃんの目を見ると、逆らえない。
「ソラ、私の命令に背いた罰よ。ちゃんと覚えておきなさい」
お姉ちゃんはベルтの端を手に持つと、軽く、僕の太ももに当てる。ピシッと小さな音が響く。痛みはほとんどないけど、衝撃に体がビクッと震える。お姉ちゃんはそれを何度か繰り返す。毎回、お姉ちゃんの目は僕の反応をじっと観察してる。
「お姉ちゃん、ごめん……」
「ふふ、ソラ、泣きそうな顔、可愛いわね。でも、罰は最後まで受けるのよ」
お姉ちゃんの手が、ベルトを置いて、僕の頬を撫でる。その感触に、また体が反応しそうになる。ダメだ、こんな状況なのに。お姉ちゃんはそれに気づいたみたいで、ニヤリと笑う。
「ソラ、ほんと、悪い子ね。まだ懲りてないの?」
「お姉ちゃん、ほんとにごめん!」
「ふーん、いいわ。今日はここまでにしてあげる。でも、ソラ、明日からはもっと厳しくするから。私の命令、絶対よ。忘れないで」
お姉ちゃんはベルトを解くと、僕の手首を解放する。立ち上がって、部屋を出ていく。僕はベッドに倒れ込んだまま、動けない。体はまだ熱くて、頭は混乱してる。お姉ちゃんの命令、どんどんエスカレートしてる。なのに、僕の心は、お姉ちゃんの次の命令を、どこかで楽しみにしてる。
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