ぼくの愛する詩と声

neko

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月下の妖精

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古城に降り立つ妖精は

月明かりに照らされて

窓辺の影を見つめつつ



優しい歌を歌うのか

癒しの唄を唄うのか





窓辺の影はうたを聴き

静かにひっそり 涙をながす



静かにひっそり 囁くように

小さく 小さく 口遊む

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