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第一章 悪魔を喰らうもの
episode1 悪魔が来たりて
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生きることに飽いた神々が戯れに人間を喰らった結果、醜き姿と相成り果てて、神は神でなくなった。最高神たるメビウスは人間を喰らった神を自分たちとは正反対の存在──悪魔と称し、やがて天界を二分する戦いへと発展していく。
長きに渡り繰り広げられた神と悪魔の戦いは、最高神メビウスを失うという悲劇がありながらも、最後の生き残りとなった悪魔が地上に堕ちたことで神々の勝利が確定した。
────黒の聖書 神魔大戦
ヴェラ・シヴィル大陸を生きる人間にとって、その光景はさして珍しいものではない。
「あなた!」
「お父さん!」
「俺のことは構わず早くここから逃げろッ‼」
愛する妻と子の逃げる時間を少しでも稼ぐため、男は無謀だと知りつつも震えながら手にした剣を構えた。
自分の背丈の二倍はあろうと思われる悪魔に向けて剣を振るうが、次の瞬間には硬質な音を奏でて真っ二つに折れた刃が空しく宙を舞う。
唖然とする男の首に暴力を具現化した腕がヌッと伸び、悪魔はいとも簡単に男の首を引きちぎってしまった。口をあんぐりと開けて首から滴り落ちる血を呑むその姿に、男の妻と子は逃げることも忘れ、ただただその場にくずおれる。
凶悪な声が大地を席巻する。
絶望への連鎖は始まったばかりであった。
▲▽▲
「ええいまだかッ! まだあの悪魔を仕留められないのかッ!」
声を荒らげる長身痩躯の男──ジルド・ハイムの横では、四肢を無残に引き裂かれた戦士の躯が、やはり同じ戦士の手によって粛々と運ばれている。
風に乗って微かに聞こえてくる住民たちの悲鳴や戦士たちの怒号。そして、身を凍らせるような甲高い鳴き声がこの場に集う生者をあざ笑うかのようで、鳴り止む気配を一向に見せる気配はない。
ここはジェスター王国の東端に位置する町──ラ・ピエスタ。
北にミネア連峰を望む風光明媚なこの田舎町は、ただ一体の悪魔の出現によって滅びの危機に瀕しようとしていた。
「ですが戦士長、そもそもアイゼンの戦士であの悪魔を倒すことなど不可能です」
悲痛な表情でそう口にするのは副戦士長であるナハラ。内心で相変わらず使えない奴めと舌打ちをし、ジルドは再び声を荒らげた。
「うちにはアイゼンの戦士だけではない。シュタールの戦士もいるだろう。さっさと討伐に向かわせろ!」
戦士のランクは(ブライ)から始まり(アイゼン)(シュタール)(クリスタル)(プラティーン)(オリハルコン)(アダマント)の順に上がっていく。
田舎町では精々アイゼンの戦士がいるくらいだが、不幸中の幸いというべきか。ラ・ピエスタの町には戦士長であるジルドを含め、シュタールの称号を持つ戦士が三人いた。
「…………」
「なにを黙っている? さっさとシュタールの戦士マハジャとスミスを向かわせろ」
ナハラが力なく指さす方向に目を向けてみれば、運ばれている誰のものとも判別できない死体の首からキラキラと輝く銀色の小さな板がぶら下がっている。
「──ッ⁉」
ジルドの手は自然と自分の首にかけられたプレートを握り締めた。
遠目からでもはっきりわかる見慣れたそれは、間違いなくシュタールの戦士を示すプレートであり、それが示す事実はただひとつ。戦士マハジャかスミスのどちらかが死に、事態は最悪の方向に進んでいるということだ。
(俺も行くしかないが……くくくっ。戦士長たるこの俺が震えるか)
修羅場を潜り抜けてきた経験は一度や二度ではない。それでも不可避な死を前に震えている手を見つめながらジルドが自嘲すると、ナハラが必死をこれでもかと顔に張り付かせながら進言した。
「私が最初に提言した通り、やはりここは神聖騎士団に頼むよりほかはないかと……」
ナハラが口にする神聖騎士団は、ジェスター王国にも少なくない影響を及ぼすゼラーレ教会が有する最精鋭の騎士団である。
その主任務は戦女神テレサの名の下に悪魔を屠ることにあった。
「お前はまだそんなことを言っているのか? 仮に早馬を送ったところで星都ペンタリアまでは片道二日はかかる。往復で四日だ。しかもまとまった数の騎士団ともなれば、それ以上の日数がかかることも予想される。僅か数時間でこの有様なのに到着までどう持ちこたえるというのだ」
「ではどうするのです?」
「──俺が行く」
ジルドは自分を奮い立たせるように力強く言う。
ナハラは逡巡する素振りを見せたのち、言いにくそうに口を開いた。
「無礼を承知で申し上げますが戦士マハジャやスミスと戦士長にそれほど力量の差があるとは思えません」
仮にもジルドは戦士ギルド〝風見鶏〟を統べる戦士長である。ナハラに言われるまでもなく己の力量など誰よりもよく知っている。それでもナハラに言われたという事実が、ジルドの神経を逆撫でした。
「ならどうしろと言うのだ! お前も副戦士長なら文句ばかり言っていないで少しは知恵を働かせたらどうなのだ!」
ジルドが怒りに任せてナハラを睨みつけると、
「こういう場面で私が全く役に立たないことは誰よりも戦士長がよくご存じでしょうに」
さも当然のような顔をして言うナハラに、ジルドは殴りたい衝動を堪えるのにかなりの神経を費やすこととなった。
戦士にあるまじき情けない言い分ではあるが、ナラハの言葉それ自体に訂正の余地はない。彼は剣術よりも算術に特別秀いでた人間で、ジルドも承知の上で雇い入れている。
腕っぷしの強さだけでギルド経営が成り立たないことは言うまでなく、要するにナハラに初めから剣の腕を当てにはしていない。平時であればそれなりに優秀であっても、荒事にはとことん向かないのがナハラという人間だ。
「せめてまとまった兵士でもいればよかったのですが……」
「それを今言ったところでなにかが変わるのか? 大体それでは我々の商売が成り立たないではないか」
辺境の片田舎などに王国兵士が常駐しているはずもなく、よって町の治安維持は戦士ギルド風見鶏に委任されている。それはラ・ピエスタの町が特別というわけではなく、ジェスター王国に属する小さな町はどこも似たり寄ったりだ。
その代わりジェスター王国からは、治安維持費としてそれなりの報酬を毎月受け取っている。つまり人類にとって最大の天敵であると同時に頂点捕食者でもある悪魔が襲撃してきたからといって、ケツをまくって逃げ出すことなど到底許されないのだ。
「とにかく俺は行く。お前は引き続き避難誘導の指揮を執れ。わかったな?」
ナハラが返事の代わりに呟く。
「以前この町に立ち寄られた聖剣士様が今もいらっしゃれば……」
──聖剣士。
誰でも知っているその名は数々の悪魔をただのひとりで屠ってきたという稀代の英雄である。西方の地に現れたという強力な悪魔を討伐するため、二日間町に滞在していた経緯がある。
(ナハラの言う通り聖剣士様がいたら問題はあっさり解決したんだろうが……⁉ ある! まだ解決できる方法があるじゃないか)
ジルドはつい二日ほど前、目の前の使えない副戦士長からとある報告を聞かされていたことを不意に思い出した。その時は一刻も早く町から出て行ってくれと願いもしたが、今となっては神の、否、悪魔の思し召しかもしれない。
ブツブツと何事かを呟いているナハラに、ジルドは急き立てるように尋ねた。
「あの者はまだこの町にいるな!」
「は? あの者とは……?」
「あの者といったらあの者だ!」
どこまでも察しの悪いナハラにイライラが頂点に達するジルドであったが、程なくしてようやくそのことにナハラも思い立ったらしく、さして大きくない目を大きく開いて声を上げた。
「まさかあの者を⁉」
「そうだ! ほかにこの危機を乗り越える術はない!」
「ですが戦士長も聞いたことがあるはずです。あれにかかわった者はその身に呪いが降りかかるという噂があることを。私は反対です」
表情をあらん限りに強張らせるナハラに向かって、ジルドは盛大に舌打ちした。
「そんな悠長なことを言っている場合か!」
「しかし……」
渋るナハラを両肩を握り潰す勢いで掴みジルドは言う。
「悪魔には悪魔を、だ。──ここに呼べ。デモンズイーターを」
長きに渡り繰り広げられた神と悪魔の戦いは、最高神メビウスを失うという悲劇がありながらも、最後の生き残りとなった悪魔が地上に堕ちたことで神々の勝利が確定した。
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ヴェラ・シヴィル大陸を生きる人間にとって、その光景はさして珍しいものではない。
「あなた!」
「お父さん!」
「俺のことは構わず早くここから逃げろッ‼」
愛する妻と子の逃げる時間を少しでも稼ぐため、男は無謀だと知りつつも震えながら手にした剣を構えた。
自分の背丈の二倍はあろうと思われる悪魔に向けて剣を振るうが、次の瞬間には硬質な音を奏でて真っ二つに折れた刃が空しく宙を舞う。
唖然とする男の首に暴力を具現化した腕がヌッと伸び、悪魔はいとも簡単に男の首を引きちぎってしまった。口をあんぐりと開けて首から滴り落ちる血を呑むその姿に、男の妻と子は逃げることも忘れ、ただただその場にくずおれる。
凶悪な声が大地を席巻する。
絶望への連鎖は始まったばかりであった。
▲▽▲
「ええいまだかッ! まだあの悪魔を仕留められないのかッ!」
声を荒らげる長身痩躯の男──ジルド・ハイムの横では、四肢を無残に引き裂かれた戦士の躯が、やはり同じ戦士の手によって粛々と運ばれている。
風に乗って微かに聞こえてくる住民たちの悲鳴や戦士たちの怒号。そして、身を凍らせるような甲高い鳴き声がこの場に集う生者をあざ笑うかのようで、鳴り止む気配を一向に見せる気配はない。
ここはジェスター王国の東端に位置する町──ラ・ピエスタ。
北にミネア連峰を望む風光明媚なこの田舎町は、ただ一体の悪魔の出現によって滅びの危機に瀕しようとしていた。
「ですが戦士長、そもそもアイゼンの戦士であの悪魔を倒すことなど不可能です」
悲痛な表情でそう口にするのは副戦士長であるナハラ。内心で相変わらず使えない奴めと舌打ちをし、ジルドは再び声を荒らげた。
「うちにはアイゼンの戦士だけではない。シュタールの戦士もいるだろう。さっさと討伐に向かわせろ!」
戦士のランクは(ブライ)から始まり(アイゼン)(シュタール)(クリスタル)(プラティーン)(オリハルコン)(アダマント)の順に上がっていく。
田舎町では精々アイゼンの戦士がいるくらいだが、不幸中の幸いというべきか。ラ・ピエスタの町には戦士長であるジルドを含め、シュタールの称号を持つ戦士が三人いた。
「…………」
「なにを黙っている? さっさとシュタールの戦士マハジャとスミスを向かわせろ」
ナハラが力なく指さす方向に目を向けてみれば、運ばれている誰のものとも判別できない死体の首からキラキラと輝く銀色の小さな板がぶら下がっている。
「──ッ⁉」
ジルドの手は自然と自分の首にかけられたプレートを握り締めた。
遠目からでもはっきりわかる見慣れたそれは、間違いなくシュタールの戦士を示すプレートであり、それが示す事実はただひとつ。戦士マハジャかスミスのどちらかが死に、事態は最悪の方向に進んでいるということだ。
(俺も行くしかないが……くくくっ。戦士長たるこの俺が震えるか)
修羅場を潜り抜けてきた経験は一度や二度ではない。それでも不可避な死を前に震えている手を見つめながらジルドが自嘲すると、ナハラが必死をこれでもかと顔に張り付かせながら進言した。
「私が最初に提言した通り、やはりここは神聖騎士団に頼むよりほかはないかと……」
ナハラが口にする神聖騎士団は、ジェスター王国にも少なくない影響を及ぼすゼラーレ教会が有する最精鋭の騎士団である。
その主任務は戦女神テレサの名の下に悪魔を屠ることにあった。
「お前はまだそんなことを言っているのか? 仮に早馬を送ったところで星都ペンタリアまでは片道二日はかかる。往復で四日だ。しかもまとまった数の騎士団ともなれば、それ以上の日数がかかることも予想される。僅か数時間でこの有様なのに到着までどう持ちこたえるというのだ」
「ではどうするのです?」
「──俺が行く」
ジルドは自分を奮い立たせるように力強く言う。
ナハラは逡巡する素振りを見せたのち、言いにくそうに口を開いた。
「無礼を承知で申し上げますが戦士マハジャやスミスと戦士長にそれほど力量の差があるとは思えません」
仮にもジルドは戦士ギルド〝風見鶏〟を統べる戦士長である。ナハラに言われるまでもなく己の力量など誰よりもよく知っている。それでもナハラに言われたという事実が、ジルドの神経を逆撫でした。
「ならどうしろと言うのだ! お前も副戦士長なら文句ばかり言っていないで少しは知恵を働かせたらどうなのだ!」
ジルドが怒りに任せてナハラを睨みつけると、
「こういう場面で私が全く役に立たないことは誰よりも戦士長がよくご存じでしょうに」
さも当然のような顔をして言うナハラに、ジルドは殴りたい衝動を堪えるのにかなりの神経を費やすこととなった。
戦士にあるまじき情けない言い分ではあるが、ナラハの言葉それ自体に訂正の余地はない。彼は剣術よりも算術に特別秀いでた人間で、ジルドも承知の上で雇い入れている。
腕っぷしの強さだけでギルド経営が成り立たないことは言うまでなく、要するにナハラに初めから剣の腕を当てにはしていない。平時であればそれなりに優秀であっても、荒事にはとことん向かないのがナハラという人間だ。
「せめてまとまった兵士でもいればよかったのですが……」
「それを今言ったところでなにかが変わるのか? 大体それでは我々の商売が成り立たないではないか」
辺境の片田舎などに王国兵士が常駐しているはずもなく、よって町の治安維持は戦士ギルド風見鶏に委任されている。それはラ・ピエスタの町が特別というわけではなく、ジェスター王国に属する小さな町はどこも似たり寄ったりだ。
その代わりジェスター王国からは、治安維持費としてそれなりの報酬を毎月受け取っている。つまり人類にとって最大の天敵であると同時に頂点捕食者でもある悪魔が襲撃してきたからといって、ケツをまくって逃げ出すことなど到底許されないのだ。
「とにかく俺は行く。お前は引き続き避難誘導の指揮を執れ。わかったな?」
ナハラが返事の代わりに呟く。
「以前この町に立ち寄られた聖剣士様が今もいらっしゃれば……」
──聖剣士。
誰でも知っているその名は数々の悪魔をただのひとりで屠ってきたという稀代の英雄である。西方の地に現れたという強力な悪魔を討伐するため、二日間町に滞在していた経緯がある。
(ナハラの言う通り聖剣士様がいたら問題はあっさり解決したんだろうが……⁉ ある! まだ解決できる方法があるじゃないか)
ジルドはつい二日ほど前、目の前の使えない副戦士長からとある報告を聞かされていたことを不意に思い出した。その時は一刻も早く町から出て行ってくれと願いもしたが、今となっては神の、否、悪魔の思し召しかもしれない。
ブツブツと何事かを呟いているナハラに、ジルドは急き立てるように尋ねた。
「あの者はまだこの町にいるな!」
「は? あの者とは……?」
「あの者といったらあの者だ!」
どこまでも察しの悪いナハラにイライラが頂点に達するジルドであったが、程なくしてようやくそのことにナハラも思い立ったらしく、さして大きくない目を大きく開いて声を上げた。
「まさかあの者を⁉」
「そうだ! ほかにこの危機を乗り越える術はない!」
「ですが戦士長も聞いたことがあるはずです。あれにかかわった者はその身に呪いが降りかかるという噂があることを。私は反対です」
表情をあらん限りに強張らせるナハラに向かって、ジルドは盛大に舌打ちした。
「そんな悠長なことを言っている場合か!」
「しかし……」
渋るナハラを両肩を握り潰す勢いで掴みジルドは言う。
「悪魔には悪魔を、だ。──ここに呼べ。デモンズイーターを」
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