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31 この熊は 終話
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「爺さん、広場の高台だ。俺は屋根の上から行く。下から補助頼む。」
「はぁ、はぁ、お、お前さん、間違われるぞ。」
やっと息が落ち着いてきた爺さんが、軽口を叩き始める。
おっ? 軽口なら親友で慣れてるぜ?
「まぁそうだろうなぁ。そん時は、後は任せて逃げるよ。平服の偉そうなやつの、近くにいるかもだとよ。」
「はぁ、ふぅう。年は取りたくないもんだの。」
「カッコイイ爺さんじゃねーか、俺もそうなりたいね。」
「はっ。世辞も言えるか。この熊は。」
「むうっ。嫁には涼し気でカッコイイと言われるが。」
「ふははは。嫁を大切にしてやれよ。」
「言われなくても!」
動けるようになった爺さんと二人で、人込みを避けつつ王都の中央だろうと思う方向へ向かう。
結構な勢いで火の手が回り、屋根に上るのもままならない。
怒号と連続する金属音が近くなり、俺は屋根へと。
危なげなく爺さんも上がってきた。
下にいる連中に見つからない様に、身を隠しながら見回す。
運の良い事に、俺達の様に屋根に上ってるのは、いない。
アルバートの言った通り、偉そうなのがあちこちで叫んでいる。
周囲の建物から弓矢が飛ぶ。
どれが誰だか。
爺さんが俺の袖を引き、通りの一つを指さす。
「あそこに息子達が見えた。お前は合流して外に出るんじゃ。」
「待ってくれ、孫たちはどうするんだよ。このスキに連れて帰ろうぜ。」
「あの建物の中に見えた。儂が連れてくる。行け。」
「は? あそこ燃えてるぞ。って、爺さん。 待て! 爺さん!」
スルスルと屋根から降りていく姿に、「あの建物」と言われた場所を見ていた俺は、追いつけない。
切り合いをしている集団の中を、ものすごい勢いで突っ切る爺さん。
うっそだろ、下手すりゃ切られるぞ!
建物近くまで走りきったのを見届けた後、どうにか近道を探す。
ない。
遠回りして避けるしかない。
剣を手にした兵士が近寄ってくるのがわかる、このままじゃ俺もヤバイ。
歯噛みしながら、ジミーとバートとの合流を優先する。
「ジミー! バート!」
「トム! 親父はどうした?」
「すまん見失った!たぶん、あの建物のどれかだ。」
「な?」「は?」
指さす先には燃え上がる建物がいくつかある。
「見えたと言って物凄い速さで行っちまった。すまん、追いつけなかった……。」
「親父……。ジャック……。」
「マズい、こっちまで火が回ってきたぞ! 離れるぞ!」
「バート! 担ぐぞ、手伝え!」
「おお! ジミーすまん!」
どうにか人込みに紛れて通りを抜ける。
呆然としたままのジミーに、爺さんの伝言を伝える。
「儂が連れてくるって、爺さんが言ってた……。俺、止められなくて。すまない。」
「……。」
「本当に、ごめん。」
ずっと黙ったまま、ジミーが炎に包まれる建物群を見ている。
俺はただ、声を出さず泣く事しかできなかった。
ビートも何も言わず炎を見つめる。
みんなで村に戻る事にした。
もしかすると、爺さん達が村に戻ってくるかもしれない。
それなら、彼らを連れて隣国へ逃げ延びる事ができるだろう。
馬二頭を連れて、トボトボと歩く。
ゆっくり行けば、追いついてくるかもしれない。
そんな気持ちが少しあった。
馬達はちょっとづつだが回復してきた。
蹄鉄を付け直せば、アリスターはまだ遠出ができるだろう。
もう一頭は、村に残そう。
彼らを待つ間に、飼い葉を用意しておけば冬は越せる。
出迎えてくれた村人が話を聞き、あとの事は引き受けてくれた。
隠れ里と隣村には、狩人だけがわかる合図を残す。
希望は捨てずに、無茶な遠出をしてでも獲物を狩る。
生きていれば、戻って来てくれるはず。
その時には、食べるのに困らない様にしておこう。
もうそろそろ、雪が降る。
馬に荷物をくくり付け、家族が待つ隣国へと歩く。
後ろを振り向き、村のある場所を眺める。
雪が溶けるきる前に一度、戻ろうと決めた。
生きていれば、どんなにゴネても連れて行く。
そうでなければ、ゆっくりと休んでもらえるように整えよう。
町に寄り、王都の噂を聞いた。
王都でおきた政変は失敗した。
城下町でおきた火事は、城の一部も燃やしてしまったそうだ。
首謀者の貴族の庶子達は皆捕まり処刑され、城外に首がさらされているらしい。
協力者は散り散りに逃げたらしいが、捕まった者は処刑されたとか。
結構な数の貴族達が、寝返った煌びやかな鎧の傭兵に殺されたと聞いたときは笑ってしまった。
寝返った傭兵達は鎧を捨てて逃げおおせたと聞いて、また笑った。
笑った後の、凪いだ心の中で考える。
俺達はあの時二人の若者を探し出せなかった。
老狩人も戻ってこなかった。
確かめる方法は、今は思い浮かばない。
会話もなく、男五人で黙々と歩き続ける。
父親と息子を、一度に失った友人に何を言えばいいのか。
ただ隣で黙々と歩き続ける。
「すまん、村に戻る。俺は、戻ってくるのを待ちたい。」
「親父はさ、言った事は必ずやったんだ。だから、息子達を連れてくるのを待っておくよ。」
ジミーのその言葉に、何も言えなくなる。
なんとなく、そう言い出すんじゃないかと思ってた。
「お前の家族には、俺から話しておく。村までの道中、気を付けて行けよ。」
「春には様子を見に来るぞ。無理はするなよ。」
「戻ってきたら、三人ともどやしつけてやれよ!」
「生きててくれてありがとうって、言っておいてください。」
吹っ切れた様に見えるジミーは、白い歯を見せて笑って頷く。
「春にまた会おう。それまで元気でな。あとな、トムはもう泣くな。うっとおしいぞ。」
待っているだろう家族の顔を思い浮かべて、ただただ足を動かす。
きっと笑顔で迎えてくれる、暖かい家族の元へ。
約束より遅くなってしまったから、間違いなく怒られてしまう。
怒ったマリーは怖いけど、可愛いんだよな。
マチルダのどしゃ降りな説教も、懐かしい。
テレンスの冷静で心をきっちり抉ってくる一言は怖いな。
ティモシーにはポコポコ殴られてしまうかな。痛くないけど。
父さんと母さんは、元気ならまぁいいや。
冷たい空気が、顔のほてりを冷まそうと強く吹く。
薄く透き通った空が目の前に広がる。
雪。
明日には降り始めるかもしれない。
急ごう、新しい俺の家に。
愛してる。早く会いたい。
「はぁ、はぁ、お、お前さん、間違われるぞ。」
やっと息が落ち着いてきた爺さんが、軽口を叩き始める。
おっ? 軽口なら親友で慣れてるぜ?
「まぁそうだろうなぁ。そん時は、後は任せて逃げるよ。平服の偉そうなやつの、近くにいるかもだとよ。」
「はぁ、ふぅう。年は取りたくないもんだの。」
「カッコイイ爺さんじゃねーか、俺もそうなりたいね。」
「はっ。世辞も言えるか。この熊は。」
「むうっ。嫁には涼し気でカッコイイと言われるが。」
「ふははは。嫁を大切にしてやれよ。」
「言われなくても!」
動けるようになった爺さんと二人で、人込みを避けつつ王都の中央だろうと思う方向へ向かう。
結構な勢いで火の手が回り、屋根に上るのもままならない。
怒号と連続する金属音が近くなり、俺は屋根へと。
危なげなく爺さんも上がってきた。
下にいる連中に見つからない様に、身を隠しながら見回す。
運の良い事に、俺達の様に屋根に上ってるのは、いない。
アルバートの言った通り、偉そうなのがあちこちで叫んでいる。
周囲の建物から弓矢が飛ぶ。
どれが誰だか。
爺さんが俺の袖を引き、通りの一つを指さす。
「あそこに息子達が見えた。お前は合流して外に出るんじゃ。」
「待ってくれ、孫たちはどうするんだよ。このスキに連れて帰ろうぜ。」
「あの建物の中に見えた。儂が連れてくる。行け。」
「は? あそこ燃えてるぞ。って、爺さん。 待て! 爺さん!」
スルスルと屋根から降りていく姿に、「あの建物」と言われた場所を見ていた俺は、追いつけない。
切り合いをしている集団の中を、ものすごい勢いで突っ切る爺さん。
うっそだろ、下手すりゃ切られるぞ!
建物近くまで走りきったのを見届けた後、どうにか近道を探す。
ない。
遠回りして避けるしかない。
剣を手にした兵士が近寄ってくるのがわかる、このままじゃ俺もヤバイ。
歯噛みしながら、ジミーとバートとの合流を優先する。
「ジミー! バート!」
「トム! 親父はどうした?」
「すまん見失った!たぶん、あの建物のどれかだ。」
「な?」「は?」
指さす先には燃え上がる建物がいくつかある。
「見えたと言って物凄い速さで行っちまった。すまん、追いつけなかった……。」
「親父……。ジャック……。」
「マズい、こっちまで火が回ってきたぞ! 離れるぞ!」
「バート! 担ぐぞ、手伝え!」
「おお! ジミーすまん!」
どうにか人込みに紛れて通りを抜ける。
呆然としたままのジミーに、爺さんの伝言を伝える。
「儂が連れてくるって、爺さんが言ってた……。俺、止められなくて。すまない。」
「……。」
「本当に、ごめん。」
ずっと黙ったまま、ジミーが炎に包まれる建物群を見ている。
俺はただ、声を出さず泣く事しかできなかった。
ビートも何も言わず炎を見つめる。
みんなで村に戻る事にした。
もしかすると、爺さん達が村に戻ってくるかもしれない。
それなら、彼らを連れて隣国へ逃げ延びる事ができるだろう。
馬二頭を連れて、トボトボと歩く。
ゆっくり行けば、追いついてくるかもしれない。
そんな気持ちが少しあった。
馬達はちょっとづつだが回復してきた。
蹄鉄を付け直せば、アリスターはまだ遠出ができるだろう。
もう一頭は、村に残そう。
彼らを待つ間に、飼い葉を用意しておけば冬は越せる。
出迎えてくれた村人が話を聞き、あとの事は引き受けてくれた。
隠れ里と隣村には、狩人だけがわかる合図を残す。
希望は捨てずに、無茶な遠出をしてでも獲物を狩る。
生きていれば、戻って来てくれるはず。
その時には、食べるのに困らない様にしておこう。
もうそろそろ、雪が降る。
馬に荷物をくくり付け、家族が待つ隣国へと歩く。
後ろを振り向き、村のある場所を眺める。
雪が溶けるきる前に一度、戻ろうと決めた。
生きていれば、どんなにゴネても連れて行く。
そうでなければ、ゆっくりと休んでもらえるように整えよう。
町に寄り、王都の噂を聞いた。
王都でおきた政変は失敗した。
城下町でおきた火事は、城の一部も燃やしてしまったそうだ。
首謀者の貴族の庶子達は皆捕まり処刑され、城外に首がさらされているらしい。
協力者は散り散りに逃げたらしいが、捕まった者は処刑されたとか。
結構な数の貴族達が、寝返った煌びやかな鎧の傭兵に殺されたと聞いたときは笑ってしまった。
寝返った傭兵達は鎧を捨てて逃げおおせたと聞いて、また笑った。
笑った後の、凪いだ心の中で考える。
俺達はあの時二人の若者を探し出せなかった。
老狩人も戻ってこなかった。
確かめる方法は、今は思い浮かばない。
会話もなく、男五人で黙々と歩き続ける。
父親と息子を、一度に失った友人に何を言えばいいのか。
ただ隣で黙々と歩き続ける。
「すまん、村に戻る。俺は、戻ってくるのを待ちたい。」
「親父はさ、言った事は必ずやったんだ。だから、息子達を連れてくるのを待っておくよ。」
ジミーのその言葉に、何も言えなくなる。
なんとなく、そう言い出すんじゃないかと思ってた。
「お前の家族には、俺から話しておく。村までの道中、気を付けて行けよ。」
「春には様子を見に来るぞ。無理はするなよ。」
「戻ってきたら、三人ともどやしつけてやれよ!」
「生きててくれてありがとうって、言っておいてください。」
吹っ切れた様に見えるジミーは、白い歯を見せて笑って頷く。
「春にまた会おう。それまで元気でな。あとな、トムはもう泣くな。うっとおしいぞ。」
待っているだろう家族の顔を思い浮かべて、ただただ足を動かす。
きっと笑顔で迎えてくれる、暖かい家族の元へ。
約束より遅くなってしまったから、間違いなく怒られてしまう。
怒ったマリーは怖いけど、可愛いんだよな。
マチルダのどしゃ降りな説教も、懐かしい。
テレンスの冷静で心をきっちり抉ってくる一言は怖いな。
ティモシーにはポコポコ殴られてしまうかな。痛くないけど。
父さんと母さんは、元気ならまぁいいや。
冷たい空気が、顔のほてりを冷まそうと強く吹く。
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