おちゆく先に

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4話

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 初仕事を終えて約銀貨2枚を手に入れ、その足で武器を見に来ていた。もちろん井戸で身体を洗いましたとも。井戸で洗い物などしていた奥様方には物凄い顔で睨まれていたし、臭いもまだ残っていると思うが・・・。

 「た、高い」これが武器を見た感想である。1番安い銅の槍でも銀貨15枚もする。
 項垂れていると店の奥から厳ついおっさんが出てきて、
 「坊主、なにしている?ここは坊主のような奴が遊びに来るとこじゃないぞ!」と言われ放り出されてしまった。
 「ちっ、見るくらいいいじゃないか!」愚痴りつつも値段が知れただけよしとしようと思うのだった。

 それから俺は2週間休みなしにひたすらドブを攫った。そりゃもう攫いまくった!
 そのおかげでなんとか武器のお金銀貨15枚以上貯めることができた。
 早速、再び大通りにある武器屋に行く。
 
「らっしゃい、っていつぞやの坊主か」
 そう言ってまた放り出すつもりなのか近寄ってきたので、
 「お、お金ならある!槍を売ってくれ!こんな見た目でも組合員です!」
 と捲し立てると、武器屋のおっさんは
 「ん?そうかそうか、金があるなら客だ!すまんな!予算はいくらだ?」
 とガハガハと笑い背中を叩いてくる。ものすごく痛い。
 今の所持金が銀貨22枚くらいなので銀貨15枚!と答えると、
 「なら銅のやつだな これなんかどうだ?坊主みてぇにちっこいやつだとちょうどいいんじゃないか?」
 渡されたのは一般的に銅の短槍って言われているものだった。
 「そいつなら特別に銀貨8枚で売ってやる。どうだ?」
 俺が訝しげにおっさんを睨んでいると、
 「短槍ってのはな使い手がいねぇんだよ。だから坊主みたいに金がなく背も低いやつにおすすめしてんだ。騙されたと思って中庭で振ってみろ!」
 言いたいことはいろいろあるが、とりあえず武器屋のおっさんに中庭に案内されて言われてとおりに短槍を試しに振ってみる。

 お、なかなかいいんじゃないか?今の力でも十分振り回せる。それから十数分短槍を振り回したり突いたりしていた。
 「もう少し身長が伸びてから普通の槍を買えばいいか・・・」そう思うことにして短槍を購入した。
 武器を購入してから門の外に出るために必要なものを買いそろえていったら所持金がいつの間にか銀貨4枚ほどになっていた。
 「鞄とか靴がこんなに高いとは・・・」
 寂しくなった革袋を眺めながら肩を落とし歩くが、
 『いや、また明日から頑張って貯めればいいんだ!また暫くは1日1食になりそうだけど』と自分にいいきかせてから大通りから外れた先にある安宿に戻り寝た。
 ちなみに今泊まっている宿は1泊食事なしで銅貨3枚のボロ宿だ。
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