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119話
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その報せが届いたのは不幸にも大半の幹部や多くの部隊が出払っている時だった。
クォムボーラにはいくつかの戦闘部隊がある。
最も戦闘力のある竜人部隊、機動力を生かした戦闘を得意とする獣人部隊、数多の魔法を操ることのできるエルフ部隊、強靭な肉体による突破力が売りのドワーフ部隊などがあるが、その報せが届いた時にすぐに対応できる部隊はドワーフ部隊と居残りである少数のエルフ部隊だけだった。
「なんじゃと!?」
「正体不明の敵が我らの集落に襲撃をかけてきております。現在判明しているだけでも半数以上がその敵の手にかかっており実際の被害は更に上回るかと」
「襲撃された集落には生き残りは居らんかったのか!?」
「はい…。判明している集落に住んでいた仲間は全滅しているとのことです」
「死因はなんじゃ?敵は魔物か?」
「それが…まだ分かっておりません。何しろ大半が争うことなく亡くなっており、ほんの少数だけが交戦した形跡がありました。その交戦形跡も不可解な点が多く…敵が魔物なのか人族なのかはまだ特定に至っておりません」
「くそっ!殆どの部隊が出払ってるというのに!仕方がない!儂が残っておる部隊の半数を率いて出撃する。残りの半数はこの集落の防衛じゃ!」
クォムボーラの拠点に居た幹部は三人、その内二人は魔導具や鍛治などの生産組だった。
唯一の戦闘組であるエリックは報せが届いてすぐに支度を終え近くの集落へと出立した。
「邪魔だ」
そう呟いてジグレイドは襲い掛かってきた最後の亜人を短槍で薙いだ。
戦闘が終わり魔素の吸収を弱め近くの椅子に座って一息ついた。
今殲滅した集落が15個目、ジグレイドはあといくつ殲滅すれば竜人に辿り着くのだろうと考えながら僅かな睡眠をとった。
しかしひと時の睡眠はほんの僅かだけで終わりを迎えた。
そう部隊を引き連れたエリックが到着したのである。
「ここは殺されてるじゃと!?生き残りを探せ!敵と遭遇しても交戦するでないぞ!必ず儂に報告せい!では散開!」
襲撃に到着してすぐに周囲の探索を始める。
エリック達はここへ来るまでに敵らしき存在を確認していなかった。
にも関わらずこの集落は襲撃を受けた後だった。
そうすると敵は未だこの集落の中にいるか、エリック達とすれ違ったか、もしくは敵が集落以外の方向へ行ったかの三択になる。
三択目であれば他の幹部達が戻ってきてから敵に対処できる可能性もあるが、そう思い通りにはいかなかった。
「エリック様、中央広場に全身鎧を纏った何者かが居ります。敵やもしれません」
「ふむ、敵はまだこの集落に居たのか…その鎧の近くに敵の仲間はおったのか?」
「いえ、現在発見できているのはその鎧だけです」
「一人で集落に住む全員を逃さずに殺すことなぞ出来るはずもない。絶対に仲間がおるはずじゃ!引き続き敵の捜索を続けよ。儂はその鎧を見に行く」
エリックは引き連れてきた部隊の中で精鋭と呼べるほどの強者五人を引き連れて中央広場へと急いだ。
クォムボーラにはいくつかの戦闘部隊がある。
最も戦闘力のある竜人部隊、機動力を生かした戦闘を得意とする獣人部隊、数多の魔法を操ることのできるエルフ部隊、強靭な肉体による突破力が売りのドワーフ部隊などがあるが、その報せが届いた時にすぐに対応できる部隊はドワーフ部隊と居残りである少数のエルフ部隊だけだった。
「なんじゃと!?」
「正体不明の敵が我らの集落に襲撃をかけてきております。現在判明しているだけでも半数以上がその敵の手にかかっており実際の被害は更に上回るかと」
「襲撃された集落には生き残りは居らんかったのか!?」
「はい…。判明している集落に住んでいた仲間は全滅しているとのことです」
「死因はなんじゃ?敵は魔物か?」
「それが…まだ分かっておりません。何しろ大半が争うことなく亡くなっており、ほんの少数だけが交戦した形跡がありました。その交戦形跡も不可解な点が多く…敵が魔物なのか人族なのかはまだ特定に至っておりません」
「くそっ!殆どの部隊が出払ってるというのに!仕方がない!儂が残っておる部隊の半数を率いて出撃する。残りの半数はこの集落の防衛じゃ!」
クォムボーラの拠点に居た幹部は三人、その内二人は魔導具や鍛治などの生産組だった。
唯一の戦闘組であるエリックは報せが届いてすぐに支度を終え近くの集落へと出立した。
「邪魔だ」
そう呟いてジグレイドは襲い掛かってきた最後の亜人を短槍で薙いだ。
戦闘が終わり魔素の吸収を弱め近くの椅子に座って一息ついた。
今殲滅した集落が15個目、ジグレイドはあといくつ殲滅すれば竜人に辿り着くのだろうと考えながら僅かな睡眠をとった。
しかしひと時の睡眠はほんの僅かだけで終わりを迎えた。
そう部隊を引き連れたエリックが到着したのである。
「ここは殺されてるじゃと!?生き残りを探せ!敵と遭遇しても交戦するでないぞ!必ず儂に報告せい!では散開!」
襲撃に到着してすぐに周囲の探索を始める。
エリック達はここへ来るまでに敵らしき存在を確認していなかった。
にも関わらずこの集落は襲撃を受けた後だった。
そうすると敵は未だこの集落の中にいるか、エリック達とすれ違ったか、もしくは敵が集落以外の方向へ行ったかの三択になる。
三択目であれば他の幹部達が戻ってきてから敵に対処できる可能性もあるが、そう思い通りにはいかなかった。
「エリック様、中央広場に全身鎧を纏った何者かが居ります。敵やもしれません」
「ふむ、敵はまだこの集落に居たのか…その鎧の近くに敵の仲間はおったのか?」
「いえ、現在発見できているのはその鎧だけです」
「一人で集落に住む全員を逃さずに殺すことなぞ出来るはずもない。絶対に仲間がおるはずじゃ!引き続き敵の捜索を続けよ。儂はその鎧を見に行く」
エリックは引き連れてきた部隊の中で精鋭と呼べるほどの強者五人を引き連れて中央広場へと急いだ。
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