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ペーター編
62話 くしゃみをすると願いが叶うらしい?
しおりを挟む「なにが起きるかな♪ なにが起きるかな♪ ほらフェルリナちゃんも一緒に♪」
マグ太様がステップを踏む。ペーターは鼻をすすって言った。
「先月ジャムキングがくしゃみした時は、チッチャイーナの火山が噴火した」
「あれね。ハルの火山だったらオイラひと暴れしてやったのにィ」
「ボクがくしゃみしたら、何が起きると思う?」
「ペーター君の戦闘力はジャムキングの比じゃないから、もっとゥロックンゥロォールな事が起きるね!」
ちょ、ちょっと待って!? 二人して何企んでるの???
「くっ……へくっ……ふっしゅんっ」
ペーターがあっさりくしゃみをし、マグ太様がイワワと笑った。
「くしゃみ可愛いやん」
「肋骨に響かないようにしただけ。痛た……」
「ねえペーター大丈夫?」
私は思わず話に割って入った。
接近禁止魔法のこと、本当なの? どうして教えてくれなかったの? なのに彼は私の方を見向きもせず、マグ太様と喋り続ける。
「スケールの大きさより、願いが叶うかの精度が問題なのよ」
「ほう?」
「物好きなジャムキングはデッカイーナとチッチャイーナの戦争を止めたかった。それが噴火という形に現れたのさ」
「だからネズミ一匹死なずに停戦になったのか」
「ボクの願い事はね、軍の監察が押し寄せて、あのドライヴ野郎が逮捕され終身刑になること」
「細かイワ! そんなんでいいの? だったらオイラは フェアリー王室超絶美人姉妹がオイラの元に押し寄せてくる! でお願いします」
ゼイツ准将が催促してきた。
「おい宙返り野郎! 休憩ばっかしてんじゃねーぞイテッ!」
と、肩をすくめて何かに打たれた。空から何かが降っていた。
なにあれ、雪……? あられ?
超個人的ゲリラ霰が終わると、ゼイツ准将はキャッチした氷をうなじに当てた。
「火傷にちょうどいいなコレ」
それを見ていた私たち三人は、お互いの顔を少々見合わせた。
「え、あれだけ?」
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