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第17話「それから」
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ついに、この日が来た。
今日はエリナと俺の結婚式だ。
忙しかった幹部としての日々を抜け出し、今日はただ、祝福される時間。
式にはギルドの仲間たちが集まってくれている。
懐かしい顔、新しい顔。みんなの笑顔を見るだけで、心が満たされる。
昔、あの頃の俺なら、こんな日が来るなんて夢にも思わなかった。
でも今は違う。
エリナが隣にいて、俺たちの未来がここにある。
準備が着々と進む中、胸の奥がじんわりと温かくなった。
これから始まる新しい生活に、期待と覚悟を胸に抱いて。
式の準備が進むたびに、ふと昔の記憶が蘇ってきた。
「お荷物」と呼ばれ、追放されたあの日。
それでも諦めずに、ギルド職員としての道を歩み始めた自分。
エリナの優しい笑顔と支えがなければ、ここまで来ることはできなかった。
あの頃は気づけなかったけれど、今ははっきり分かる。
俺の価値を認め、共に歩んでくれた彼女がいたからこそ、俺はここにいるんだ。
参列者の顔ぶれを見ながら、これまでの苦労が報われる瞬間を噛み締めていた。
これからも、どんな困難も二人で乗り越えていこう――そう心に誓った。
*
「新郎リオン・アルディスはエリナ・ランフォードを妻とし、生涯愛する事を誓いますか?」
「はい。誓います」
「新婦エリナ・ランフォードはリオン・アルディスを夫とし、生涯愛する事を誓いますか?」
「誓います」
式は滞りなく進んでいった。
披露宴の最中、突然の緊急連絡が舞い込んだ。
俺達の席のすぐ傍の親族席にいたギルドマスターに連絡が言ったのが聞こえてしまった。
ギルドマスターが表情を変える。一瞬、式場の空気がピリリと締まった。
何があったのか。俺は不安になる。
だが、エリナがすぐに俺の手を握る。
「大丈夫よ」
その言葉だけで俺は落ち着いた。
「やっぱりギルド敷地内じゃ無くて教会でやればよかったな」
「ふふ、私達らしいじゃない。一緒に乗り越えましょう」
冗談めいて行った俺に対してエリナはそう囁いた。
「何があったんですか?」
俺とエリナはギルドマスターに尋ねた。
「すまない。緊急の案件だ。動けるものは手を貸してくれ」
「「はい」」
俺とエリナを始め出席者全員で取り組んだ。
緊急の案件ではあったが、協力して問題の解決にあたった。
その姿を見た仲間たちの目には、より深い信頼と祝福が宿った。
過去も今も、すべてが俺たちの絆を強くしてくれている。
この試練もまた、二人の未来を照らす光になったのだ。
*
すべてが終わり、二人だけになってから静かに誓いの言葉を再び交わした。
エリナの瞳は、どんな時も俺を支えてくれた温かさで輝いていた。
「これからも、共に歩んでいこう」
俺は迷わずそう言った。
「ええ。もちろんよ」
エリナもそう返答をくれた。
数々の試練も、追放の苦しみも、すべてがあったからこそ、今の幸せがある。
この日を迎えられたことに感謝しながら、二人で新たな未来を切り拓いていく。
笑顔に包まれたその瞬間、俺は心からそう確信した。
これからは、ただ支えるだけじゃない。
エリナと共に、自分の価値を証明し続ける人生が始まるのだ。
*
ギルドのロビーは、今では活気と笑顔で満ちていた。
カウンターには、ギルド幹部として堂々と立つエリナ・ランフォード。
彼女の穏やかな声が、今日も訪れる冒険者たちを迎える。
「新人登録ですね。はい、こちらへどうぞ」
その横では、ギルド幹部でありエリナの夫でもあるリオン・アルディスが、後方の執務室から静かに現れる。
帳簿、装備管理、任務配分、報奨金調整。かつて裏方だった彼の手腕は、今やギルド全体を動かす要だ。
「今回の遠征、補給が足りない。出発は三日後にずらすべきだ」
リオンの冷静な声に、ベテラン冒険者たちが頷く。
「はい。リオンさん」
それを見ていた若い職員たちは皆、彼を尊敬していた。
戦いこそしないが、彼の指示は冒険者を生かし、守るものだからだ。
*
ギルド二階の訓練室。
かつて“影”だった者が、今は“光”を与えていた。
セリナ・ロッシュは、若い盗賊志望の少女に手本を見せながら微笑む。
「いい? 大事なのは目立たず、でも確実に“見る”ことよ」
動きにまだぎこちなさの残る少女に、セリナは膝をついて目線を合わせる。
「私は……戦えない。でも、見抜くことはできる。だから、あなたたちには“見逃さない目”を持ってほしいの」
その言葉に、少女は小さく頷いた。
セリナの背後には、かつての痛みと後悔がある。
だからこそ、誰よりも“失わせないための教え”を伝える力があった。
*
夕刻。ギルドの会議室では、幹部会議が開かれていた。
「新たな拠点設立の話、進めるべきかと」
リオンの提案に、エリナが頷く。
「西方の開拓地ね。ギルドとしても支援体制を整える必要があるわ」
「人材も育ってきている。かつての俺たちのように、過ちを繰り返させないためにもな」
その言葉に、一瞬だけ室内が静かになる。
“かつての俺たち”――リオンは、あの過去を悔いてはいない。
でも、あの痛みがあったからこそ、今のギルドがある。
エリナは微笑んだ。
「そうね。あの時、あなたがここに来てくれてよかった」
「こちらこそ、君がいてくれてよかった」
視線が交差し、言葉にならない想いが通じる。
*
夜。ギルドの屋上には、灯りがいくつも揺れていた。
新人たちが明日の任務に胸を弾ませ、セリナが空を見上げ、エリナが手帳を閉じ、リオンがギルドの旗を見つめていた。
風が吹く。旗がたなびく。
その紋章は、かつて名ばかりだった「信頼」と「支援」を。
今は誇り高く、象徴していた。
ここは、導く者たちのギルド。
そしてその未来は、まだ始まったばかりだった。
*
(百年後/ギルド育成学院・講義室)
陽の光が差し込む石造りの教室には、若き冒険者志望たちが並び、熱心に講師の言葉に耳を傾けていた。
「――さて、今日の講義は《ギルド史に名を残した人物》についてだ」
年老いた講師が、壁にかかる一枚の古い絵画を指さした。
そこに描かれているのは、淡い微笑を浮かべた男と、隣に立つ穏やかな女性。
共に黒と青を基調とした衣を身にまとい、背後には立派なギルドの建物が描かれている。
「この二人を知っているかね?」
生徒の一人が、勢いよく手を挙げた。
「えっと……リオン・アルディスと、エリナ・ランフォード!」
「そう、正解だ」
講師は目を細めて頷いた。
「彼らは今から百年以上前、今の『中央統一ギルド制度』の礎を築いた人物として知られている」
講師の声は、敬意に満ちていた。
「リオン・アルディス。元はA級パーティ冒険者だった。実際には戦闘力は乏しかったがパーティの裏側を一人で取り仕切っていた。そんな裏方だったリオンは理不尽な追放を経てギルド職員へと転身。数字、管理、戦略――一切の無駄を排除し、ギルドに秩序をもたらした。戦場に立たずとも“最も信頼された男”と呼ばれた」
別の生徒が、手を挙げる。
「でも先生、戦えなかったのに、なぜそんなに評価されたんですか?」
講師は微笑んだ。いい質問だと思ったのだ。
「いいか。“戦える者”は多くいる。だが、“戦える者を導ける者”は少ない。リオンは自分の得意を貫き、他人の力を生かすことで、多くの命を救った。パーティを追放された男が、最も多くの冒険者を支えたのさ」
生徒たちがざわつく中、講師はもう一人の人物へと話を移した。
「そして、彼を信じ、支え続けたのが――エリナ・ランフォードだ。ギルド受付嬢として、誰よりも人を見る目を持ち、リオンの価値を最初に認めた存在。後に副ギルドマスターとなり、人と人をつなぐ橋渡しとして尽力した」
生徒の一人が呟くように言った。
「……ふたりは、恋人だったんですか?」
講師は笑った。
「おいおい。教科書をよく見ろ。二人は夫婦だ。だが、祖母から聞いた話だと、二人は恋人であり、伴侶であり、戦友だった。だが何より、互いを“理解し続けた者”たちだったと、私は聞いている。祖母は名前こそ残らなかったが、昔はリオンと同じパーティだったそうだぞ」
「それってリオンを追放した人ってことですか?」
「そういういい方もあるが、その後もいろいろあって和解したそうだ。私も昔二人に抱っこしてもらったことがあるみたいだからな。覚えては無いが」
講師はがははと大きな声で笑った。
「君たちが今、ギルドに守られて育ち、夢を語れるのは、彼らが“支える”という生き方を選び、貫いたからだ」
講師は、少しだけ目を細めた。
「英雄とは、剣を振るう者とは限らない。静かに誰かを支え、その背中を押し続けた者もまた――時代を動かすのだ」
講義の鐘が鳴り、生徒たちが立ち上がる。
その背後で、絵画の中のリオンとエリナは、変わらぬ笑みを浮かべていた。
風が吹き抜ける講義室の窓から、外のギルドの旗がはためく。
それは、百年の時を越えても、彼らの意思が今なお息づいていることを、静かに、確かに、証明していた。
今日はエリナと俺の結婚式だ。
忙しかった幹部としての日々を抜け出し、今日はただ、祝福される時間。
式にはギルドの仲間たちが集まってくれている。
懐かしい顔、新しい顔。みんなの笑顔を見るだけで、心が満たされる。
昔、あの頃の俺なら、こんな日が来るなんて夢にも思わなかった。
でも今は違う。
エリナが隣にいて、俺たちの未来がここにある。
準備が着々と進む中、胸の奥がじんわりと温かくなった。
これから始まる新しい生活に、期待と覚悟を胸に抱いて。
式の準備が進むたびに、ふと昔の記憶が蘇ってきた。
「お荷物」と呼ばれ、追放されたあの日。
それでも諦めずに、ギルド職員としての道を歩み始めた自分。
エリナの優しい笑顔と支えがなければ、ここまで来ることはできなかった。
あの頃は気づけなかったけれど、今ははっきり分かる。
俺の価値を認め、共に歩んでくれた彼女がいたからこそ、俺はここにいるんだ。
参列者の顔ぶれを見ながら、これまでの苦労が報われる瞬間を噛み締めていた。
これからも、どんな困難も二人で乗り越えていこう――そう心に誓った。
*
「新郎リオン・アルディスはエリナ・ランフォードを妻とし、生涯愛する事を誓いますか?」
「はい。誓います」
「新婦エリナ・ランフォードはリオン・アルディスを夫とし、生涯愛する事を誓いますか?」
「誓います」
式は滞りなく進んでいった。
披露宴の最中、突然の緊急連絡が舞い込んだ。
俺達の席のすぐ傍の親族席にいたギルドマスターに連絡が言ったのが聞こえてしまった。
ギルドマスターが表情を変える。一瞬、式場の空気がピリリと締まった。
何があったのか。俺は不安になる。
だが、エリナがすぐに俺の手を握る。
「大丈夫よ」
その言葉だけで俺は落ち着いた。
「やっぱりギルド敷地内じゃ無くて教会でやればよかったな」
「ふふ、私達らしいじゃない。一緒に乗り越えましょう」
冗談めいて行った俺に対してエリナはそう囁いた。
「何があったんですか?」
俺とエリナはギルドマスターに尋ねた。
「すまない。緊急の案件だ。動けるものは手を貸してくれ」
「「はい」」
俺とエリナを始め出席者全員で取り組んだ。
緊急の案件ではあったが、協力して問題の解決にあたった。
その姿を見た仲間たちの目には、より深い信頼と祝福が宿った。
過去も今も、すべてが俺たちの絆を強くしてくれている。
この試練もまた、二人の未来を照らす光になったのだ。
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すべてが終わり、二人だけになってから静かに誓いの言葉を再び交わした。
エリナの瞳は、どんな時も俺を支えてくれた温かさで輝いていた。
「これからも、共に歩んでいこう」
俺は迷わずそう言った。
「ええ。もちろんよ」
エリナもそう返答をくれた。
数々の試練も、追放の苦しみも、すべてがあったからこそ、今の幸せがある。
この日を迎えられたことに感謝しながら、二人で新たな未来を切り拓いていく。
笑顔に包まれたその瞬間、俺は心からそう確信した。
これからは、ただ支えるだけじゃない。
エリナと共に、自分の価値を証明し続ける人生が始まるのだ。
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ギルドのロビーは、今では活気と笑顔で満ちていた。
カウンターには、ギルド幹部として堂々と立つエリナ・ランフォード。
彼女の穏やかな声が、今日も訪れる冒険者たちを迎える。
「新人登録ですね。はい、こちらへどうぞ」
その横では、ギルド幹部でありエリナの夫でもあるリオン・アルディスが、後方の執務室から静かに現れる。
帳簿、装備管理、任務配分、報奨金調整。かつて裏方だった彼の手腕は、今やギルド全体を動かす要だ。
「今回の遠征、補給が足りない。出発は三日後にずらすべきだ」
リオンの冷静な声に、ベテラン冒険者たちが頷く。
「はい。リオンさん」
それを見ていた若い職員たちは皆、彼を尊敬していた。
戦いこそしないが、彼の指示は冒険者を生かし、守るものだからだ。
*
ギルド二階の訓練室。
かつて“影”だった者が、今は“光”を与えていた。
セリナ・ロッシュは、若い盗賊志望の少女に手本を見せながら微笑む。
「いい? 大事なのは目立たず、でも確実に“見る”ことよ」
動きにまだぎこちなさの残る少女に、セリナは膝をついて目線を合わせる。
「私は……戦えない。でも、見抜くことはできる。だから、あなたたちには“見逃さない目”を持ってほしいの」
その言葉に、少女は小さく頷いた。
セリナの背後には、かつての痛みと後悔がある。
だからこそ、誰よりも“失わせないための教え”を伝える力があった。
*
夕刻。ギルドの会議室では、幹部会議が開かれていた。
「新たな拠点設立の話、進めるべきかと」
リオンの提案に、エリナが頷く。
「西方の開拓地ね。ギルドとしても支援体制を整える必要があるわ」
「人材も育ってきている。かつての俺たちのように、過ちを繰り返させないためにもな」
その言葉に、一瞬だけ室内が静かになる。
“かつての俺たち”――リオンは、あの過去を悔いてはいない。
でも、あの痛みがあったからこそ、今のギルドがある。
エリナは微笑んだ。
「そうね。あの時、あなたがここに来てくれてよかった」
「こちらこそ、君がいてくれてよかった」
視線が交差し、言葉にならない想いが通じる。
*
夜。ギルドの屋上には、灯りがいくつも揺れていた。
新人たちが明日の任務に胸を弾ませ、セリナが空を見上げ、エリナが手帳を閉じ、リオンがギルドの旗を見つめていた。
風が吹く。旗がたなびく。
その紋章は、かつて名ばかりだった「信頼」と「支援」を。
今は誇り高く、象徴していた。
ここは、導く者たちのギルド。
そしてその未来は、まだ始まったばかりだった。
*
(百年後/ギルド育成学院・講義室)
陽の光が差し込む石造りの教室には、若き冒険者志望たちが並び、熱心に講師の言葉に耳を傾けていた。
「――さて、今日の講義は《ギルド史に名を残した人物》についてだ」
年老いた講師が、壁にかかる一枚の古い絵画を指さした。
そこに描かれているのは、淡い微笑を浮かべた男と、隣に立つ穏やかな女性。
共に黒と青を基調とした衣を身にまとい、背後には立派なギルドの建物が描かれている。
「この二人を知っているかね?」
生徒の一人が、勢いよく手を挙げた。
「えっと……リオン・アルディスと、エリナ・ランフォード!」
「そう、正解だ」
講師は目を細めて頷いた。
「彼らは今から百年以上前、今の『中央統一ギルド制度』の礎を築いた人物として知られている」
講師の声は、敬意に満ちていた。
「リオン・アルディス。元はA級パーティ冒険者だった。実際には戦闘力は乏しかったがパーティの裏側を一人で取り仕切っていた。そんな裏方だったリオンは理不尽な追放を経てギルド職員へと転身。数字、管理、戦略――一切の無駄を排除し、ギルドに秩序をもたらした。戦場に立たずとも“最も信頼された男”と呼ばれた」
別の生徒が、手を挙げる。
「でも先生、戦えなかったのに、なぜそんなに評価されたんですか?」
講師は微笑んだ。いい質問だと思ったのだ。
「いいか。“戦える者”は多くいる。だが、“戦える者を導ける者”は少ない。リオンは自分の得意を貫き、他人の力を生かすことで、多くの命を救った。パーティを追放された男が、最も多くの冒険者を支えたのさ」
生徒たちがざわつく中、講師はもう一人の人物へと話を移した。
「そして、彼を信じ、支え続けたのが――エリナ・ランフォードだ。ギルド受付嬢として、誰よりも人を見る目を持ち、リオンの価値を最初に認めた存在。後に副ギルドマスターとなり、人と人をつなぐ橋渡しとして尽力した」
生徒の一人が呟くように言った。
「……ふたりは、恋人だったんですか?」
講師は笑った。
「おいおい。教科書をよく見ろ。二人は夫婦だ。だが、祖母から聞いた話だと、二人は恋人であり、伴侶であり、戦友だった。だが何より、互いを“理解し続けた者”たちだったと、私は聞いている。祖母は名前こそ残らなかったが、昔はリオンと同じパーティだったそうだぞ」
「それってリオンを追放した人ってことですか?」
「そういういい方もあるが、その後もいろいろあって和解したそうだ。私も昔二人に抱っこしてもらったことがあるみたいだからな。覚えては無いが」
講師はがははと大きな声で笑った。
「君たちが今、ギルドに守られて育ち、夢を語れるのは、彼らが“支える”という生き方を選び、貫いたからだ」
講師は、少しだけ目を細めた。
「英雄とは、剣を振るう者とは限らない。静かに誰かを支え、その背中を押し続けた者もまた――時代を動かすのだ」
講義の鐘が鳴り、生徒たちが立ち上がる。
その背後で、絵画の中のリオンとエリナは、変わらぬ笑みを浮かべていた。
風が吹き抜ける講義室の窓から、外のギルドの旗がはためく。
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