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ぼんの宇宙日記(4日目)
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4日目。 今日は、ちょっとだけ“ぼんらしくない”日だった。 いたずらじゃなくて、ぼくがみんなを助けたんだ。 …たぶん。
朝、いつものように操舵室のクッションで丸くなっていたら、 船長が「冷却ユニットの警告が出ている」と言ってバタバタし始めた。 ぼくは、なんとなく居住区の方へ歩いていった。 そしたら、変な音がした。 「カチ…カチ…」って、壁の中から。
ぼくは、その音が気になって、棚の上に飛び乗って耳をすませた。 音の場所を見つけて、しっぽで壁を叩いたら、 ちょうど通りかかったミナが「え?ここ?」って言って、工具を持ってきた。 開けてみたら、冷却ユニットの配線がずれていたらしい。 ミナは「ぼん、すごい!」って言ってくれた。 ぼくは、ただ音が気になっただけなんだけど… でも、ちょっと誇らしかった。
昼は、船長がぼくに特別なごはんをくれた。 「今日のヒーローにはチュールだ」って。 ぼくは、目をまんまるにして、しっぽをブンブン振った。 チュールは、宇宙でも最高だった。 地球の味がした。 ちょっとだけ、草の匂いも思い出した。
午後は、ゼロ重力の廊下で遊んだ。 今日は、誰もぼくを止めなかった。 「ヒーローの自由時間だな」って言われた。 ぼくは、くるくる回って、星の形を描いた。 誰も見てなかったけど、ぼくは知っている。 星は、ぼくの夢の地図だから。
夜、船長がぼくに言った。 「お前がいると、宇宙も少しだけ地球に近づくな」 ぼくは、彼の足元で丸くなって、ゴロゴロ鳴らした。 それが、ぼくの「ぼくもそう思う」っていう返事。
おやすみ、棚の音。おやすみ、チュール。また明日。
朝、いつものように操舵室のクッションで丸くなっていたら、 船長が「冷却ユニットの警告が出ている」と言ってバタバタし始めた。 ぼくは、なんとなく居住区の方へ歩いていった。 そしたら、変な音がした。 「カチ…カチ…」って、壁の中から。
ぼくは、その音が気になって、棚の上に飛び乗って耳をすませた。 音の場所を見つけて、しっぽで壁を叩いたら、 ちょうど通りかかったミナが「え?ここ?」って言って、工具を持ってきた。 開けてみたら、冷却ユニットの配線がずれていたらしい。 ミナは「ぼん、すごい!」って言ってくれた。 ぼくは、ただ音が気になっただけなんだけど… でも、ちょっと誇らしかった。
昼は、船長がぼくに特別なごはんをくれた。 「今日のヒーローにはチュールだ」って。 ぼくは、目をまんまるにして、しっぽをブンブン振った。 チュールは、宇宙でも最高だった。 地球の味がした。 ちょっとだけ、草の匂いも思い出した。
午後は、ゼロ重力の廊下で遊んだ。 今日は、誰もぼくを止めなかった。 「ヒーローの自由時間だな」って言われた。 ぼくは、くるくる回って、星の形を描いた。 誰も見てなかったけど、ぼくは知っている。 星は、ぼくの夢の地図だから。
夜、船長がぼくに言った。 「お前がいると、宇宙も少しだけ地球に近づくな」 ぼくは、彼の足元で丸くなって、ゴロゴロ鳴らした。 それが、ぼくの「ぼくもそう思う」っていう返事。
おやすみ、棚の音。おやすみ、チュール。また明日。
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