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ぼんの宇宙日記(22日目)
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22日目。 今日は、“遠い”っていうことをいっぱい考えた。
朝、船長が通信室で誰かと話していた。 画面の向こうは地球で、ぼくには聞き取れない言葉だった。 でも、声の調子と表情で「遠くにいる大事な人」ってわかった。 ぼくは、その画面から2メートルくらい離れて座っていた。 “遠くにいる人の声”って、なんかドキドキする。
昼、ミナが「ぼん、最近あんまり抱っこさせてくれないね」と言ってきた。 ぼくは、ちょっとだけ彼女から離れて座って、しっぽをくるん。 それが、「今はこのくらいの距離がちょうどいい」っていう返事。 でも、ミナがチュールを持って近づいてくると、ぼくも“その距離を再考”する。 距離は、においとタイミングに左右される。
午後、マヤが星図室で「この星、光っているけど何光年先なんだろう」って呟いていた。 ぼくはその窓の近くで星を見つめていた。 星は遠い。遠いのに見える。 ぼくの瞳にはちゃんと映る。 それって、不思議だけど、ちょっと嬉しい。
夕方、ジンが「ぼん、今日は距離を気にしているな」と言った。 ぼくは操舵室の端からジンを見て、少し近づいた。 足元まできて、座って、じっと見た。 それが、「もうちょっとだけ話してもいいよ」っていう返事。 ぼくは、距離で会話することが得意。
夜、船長が「遠いものにばかり目を向けていると、近くのものに気づかないぞ」と言った。 ぼくは彼のすぐそばで丸くなって、ゴロゴロ鳴らした。 それが、「今日は遠くを見たけど、ちゃんとそばにいるよ」っていう返事。
おやすみ、遠い星。おやすみ、近くの声。また、距離で心を測る日が来るといいね。
朝、船長が通信室で誰かと話していた。 画面の向こうは地球で、ぼくには聞き取れない言葉だった。 でも、声の調子と表情で「遠くにいる大事な人」ってわかった。 ぼくは、その画面から2メートルくらい離れて座っていた。 “遠くにいる人の声”って、なんかドキドキする。
昼、ミナが「ぼん、最近あんまり抱っこさせてくれないね」と言ってきた。 ぼくは、ちょっとだけ彼女から離れて座って、しっぽをくるん。 それが、「今はこのくらいの距離がちょうどいい」っていう返事。 でも、ミナがチュールを持って近づいてくると、ぼくも“その距離を再考”する。 距離は、においとタイミングに左右される。
午後、マヤが星図室で「この星、光っているけど何光年先なんだろう」って呟いていた。 ぼくはその窓の近くで星を見つめていた。 星は遠い。遠いのに見える。 ぼくの瞳にはちゃんと映る。 それって、不思議だけど、ちょっと嬉しい。
夕方、ジンが「ぼん、今日は距離を気にしているな」と言った。 ぼくは操舵室の端からジンを見て、少し近づいた。 足元まできて、座って、じっと見た。 それが、「もうちょっとだけ話してもいいよ」っていう返事。 ぼくは、距離で会話することが得意。
夜、船長が「遠いものにばかり目を向けていると、近くのものに気づかないぞ」と言った。 ぼくは彼のすぐそばで丸くなって、ゴロゴロ鳴らした。 それが、「今日は遠くを見たけど、ちゃんとそばにいるよ」っていう返事。
おやすみ、遠い星。おやすみ、近くの声。また、距離で心を測る日が来るといいね。
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