Love looks not with the eyes, but with the mind

我利我利亡者

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 どういうことだ?
 主人が獣人?
 そもそも、獣人が何故ここに?
 獣人は人間と比べて、とても優れた種族だ。
 恵まれた身体能力。発達した頭脳。美しい見た目。
 だからこそ、人間と比べて種族全体の数こそ少ないがどこの国でも獣人は支配階級にいることが多いし、仲間意識が強く同種で群れることを好み、1人でいることはまずありえない。
 こんな人気のない山中に1人引きこもって、人目を忍ぶように隠遁生活をするなんて、考えられないのだ。
 ……そうか、あの時触れた主人の毛。あれは毛皮のようにフワフワのなんかじゃなくて、本当に本物の毛皮だったのか。常に手袋をしていたのは、細かい毛に覆われた獣人特有の肌を俺に気づかれないためだろう。だとしても、手袋越しに俺に触れる手は獣人特有の鋭い爪はなく、まるで人間のようだった。あれはどうして。
 だけど、主人は獣人で、普通の人間ではなくて、それで、それで……。
 ああ、もう! 訳が分からん! 一体全体どういうことなんだよ!
 驚きで脳が情報を処理しきれず固まってしまった俺の目の前で、主人と思しきその獣人もまた全身の毛を逆立たせ、アングリと口を開けた驚きのポーズのまま固まっている。顔は狼だから読み取りにくいけど、これは分かるぞ。いかにも『やっちまったー!』て感じの表情だ。
 ハッと先に自分を取り戻したのは俺の方だった。
 このままいつまでも2人惚けていても仕方がない。
 そもそもこの獣人が本当に主人かどうかなんて、まだ分からないじゃないか!  さっき目の前の獣人が喋った時はモゴモゴしていて声がよく聞き取れなかったし、未だこの獣人が主人だという確証はないんだ!
 もしかすると、本物の主人は今頃どこか山の中でこの騒動に気が付かず、のんびり山に自生する野生の薬草を取っていて、俺は近くにいて魔物に襲われていた獣人をたまたま拾っただけかもしれないぞ! (いや、そんな事ほぼほぼありえないなんて、分かっちゃいるんだけどさ)
 俺はゴクリと唾を飲み下し、目の前の獣人が俺のよく知る主人なのか確かめるために、恐る恐る声をかけた。
「あのー……。ご主人、ですよね?」
 目の前の獣人はパチクリと琥珀色の目を瞬かせ、こちらを見やる。
 そうして暫し見つめ合う。すると、驚きで見開かれていた獣人の目がほんの少しだけ、苦しそうに眇られた。どうしたんだろう、と戸惑う俺に、獣人は悲しげな表情で絞り出すように言葉を発する。
「お前っ……包帯……どうしてっ……!」
 果たして、矢張りその声はよく知る主人の声と同じで、俺はとうとう目の前にいるこの美しい獣人が、ここの所なにくれとなく俺の世話を焼き、見えなくなっていた目の治療までしてくれた恩人だと認めざるを得なくなった。
 ん?
 待てよ、目といえば光に晒せば魔法の込められた軟膏が感光して毒に変わり、目潰れてが見えなくなるという話だったが、一向にその気配がない。包帯を外してもう暫く経つのに、視界がぼやけることも、霞むことも、目が痛むこともないのだ。主人は薬は感光するとすぐさま毒に変わると言っていたのに、これはどういうことだろうか。なんか変だぞ。
 そうして俺が自分の目に意識を向けた瞬間。
「あっ、ちょっと!」
 俺が自分の目に気を取られた一瞬の隙をつき、主人であろう狼の獣人は目にも止まらぬ速さで立ち上がったかと思うと、怪我をしているとは思えないスピードで走り出したではないか!
「ちょっと、待ってください!」
 慌ててあとを追いかけるが、さすが獣人。人間とは比べ物にならないくらい足が速くて追いつけない。ただでさえ俺は魔物と命のやり取りをしたばかりなので精神が高ぶって、さらにそれが足に来てガクガクなのだから、尚更だ。先程の戦闘で、過酷な治療で削れた体力の余力を使い切ってしまったというのもある。角をひとつ曲がった頃には、もうその姿はどこにも見えなかった。
 どうしよう。この屋敷、無駄にでかいから探すとなると骨だぞ。
 流石にまだあの魔物がうろついているだろうから外に出るような馬鹿な真似はしないとして、この広大な屋敷の中を逃げ回られちゃ、たかだか少し前に招かれてここに滞在している客人であるだけの俺が、遥か昔からここに住んでいて屋敷の構造を熟知しているはずの住人の主人に敵うはずもない。藁の山からたった1本の小さな針を見つける様なものだ。しかもその針は逃げ回るときた。到底追いついて捕まえられる自信がない。
 どうしようと思いながらあたりに視線を巡らせた俺は、あることに気がついた。
 よく磨かれた床に、血痕が落ちている。
 主人のものだ!
 血痕は点々と続き、ご親切にも俺の進むべき道を示すかのように廊下に印をつけている。急に動いたことで、魔物にやられた傷口から血が溢れたのだろう。これなら主人がどこに行っても、あとを追いかけられる。
 それにしても、これだけ出血しているなんて、傷は浅くはないに違いない。早く手当して差し上げなくては。心配を胸に、廊下についた血の雫を辿る。
 間断なく続く血痕を導に進んでいくと、やがて俺はツンとする消毒薬と乾燥した薬草の匂いがする、今や懐かしい研究室と書かれたプレートのある部屋の前にたどり着いた。血痕はその研究室の扉の先へと吸い込まれて消えている。そっとノブに手をかけてみるが、鍵がかかっていた。
 なるほど、ここか。
 試しに扉の向こうの魔力の気配を探ってみると、覚えのある魔力の流れが伝わってきた。間違いない、主人はこの研究室の中にいる。
 俺はコンコン、と扉をノックして、中に向かって優しく語りかけた。
「ご主人。ここを開けてください。怪我の手当をしましょう。私の記憶が確かなら、あの魔物は毒は持っていませんが、爪が鋭い。できるだけ早く怪我の手当をしなければなりません」
 中で人が動く気配がする。
 暫くの間を置いて、答えが返ってきた。
「要らん。手当くらい、1人でできる」
「しかし……」
「要らん! 目障りだ! 今すぐこの屋敷を出ていけ!」
 強い言葉で拒絶される。あまりの勢いに、少しビックリして身を竦ませてしまった。他にも何か言われるかと思ったが、それきり主人は沈黙してしまって、相変わらず扉が開けられる気配はない。
 だが、こっちもいつまでも扉を開けてくれるまで待っている訳にはいかないんだ。主人の怪我が心配だし、それに、なにより。
「いいえ、出ていきません。恩人のご主人のお言葉でも、それには従えません。私は大切な人が傷ついて、苦しんでいるというのに、放っておけるような薄情者ではございません」
 扉を開けてもらうため宥めるように、しかし、断固とした意志を滲ませながら、優しく声をかける。
 主人は俺の言葉をどう受け取ったのか、暫し沈黙が流れた。どのくらいそうしていただろうか。もう一度ノックしようかと思ったほど長い時間が流れたあと、ようやく扉の向こうから言葉が返ってきた。
「なにを、間の抜けたことを。私が大切な『人』だって? 馬鹿馬鹿しい。お前だって見ただろう? お前に隠していた、私の本当の姿を。全身が毛皮に覆われていて、見上げるほどに大きく、耳まで口の裂けた、お前とは何もかもが違う、醜い私を。私は断じて人などではない。残忍で恐ろしい、この手に軽く力を込めるだけで簡単にお前の首を折れてしまう『ケダモノ』だ」
「ご主人……」
 聞こえてきた主人の声はいつもの堂々としたものではなく、微かに震えていて弱々しい。捨て鉢な口調で自分のことを悪し様に言捨てた主人に、俺はますます心配になってくる。
「ご主人は、ご自分のことがお嫌いなのですか? もしかして、私に『包帯を外すと薬が感光して目が見えなくなる』と言ったのも、目の見えるようになってきた私に包帯を外させないようにして目を塞いで、ご主人のお姿を見せないための嘘だったのでしょうか」
 だとしたら、いつまでたっても見えなくなる気配のないこの目にも説明がつく。最初っから薬は普通の魔法薬で、感光して毒になったりしない種類のものなんだろう。そもそも、今にして思えば俺の体をいつも心配してくれていた主人が、ちょっと間違えただけで目が潰れるなんて、そんな危ない薬を使うはずがないのだ。治療が終わったらさっさと俺をこの屋敷から追い出そうとしたのも、概ね同じような理由だろう。
 全ては自分の姿を俺に見せない為。自分が獣人だと知られない為だ。そこまで自分の姿を見られるのを嫌うなんて、どうしたのだろう。
 獣人は美しい。一瞬しか見られなかったが、例に漏れず主人もそうだった。
 獣人たちは自分の美しさや祖先の獣に似た自らの姿に誇りを持っていて、中には下賎な生き物である人間に見られると汚れると言って顔を隠す差別主義者がいるくらいだ。
 だが、人間の俺をわざわざ助けてくれた主人が差別主義者だとは思えないし、主人の様子はそんな差別主義に基づいて姿を見せたくないというよりは、人に姿を見られることを根本的に恐れているように見受けられた。
 それでも俺には主人がなぜ部屋に立て篭るのか分からなかったので、カマをかけるために悲しげな声音で声をかける。
「ご主人、人に姿を見られるのが恐ろしいのですか? それとも……姿を見られたくないくらい私の事が嫌いなのでしょうか」
「違う! そんなんじゃない! お前を嫌っているなんて、そんな……」
 間髪入れずに返ってきた返事に、ホッと胸を撫で下ろす。ほぼないとは思っていたが、これで『そうだ』と答えられでもした日には、きっと立ち直れなかった。
「そうですか。なら、ここをあけてお姿をみせてください。私は早く面と向かってあなたと対峙して、無事を確かめたいし、治療もしたいのです」
「……それは、できない」
「なぜでしょうか?」
「お前に、私のこの醜い姿を見られたくないんだ」
 何度も言うようだが、主人は決して醜い人などではない。一瞬しか見れなくても、いやだからこそ、嫌という程にその美しさがこの目に焼き付いている。そもそも気高く自尊心に溢れているのが常の獣人が、こうまで自分を卑下するとは、なにか裏がありそうだ。
 沈黙で俺が訝しんでいることに気がついたのだろう。俺のその疑問に答えるように、相変わらず震える声で、主人は話し始めた。
「私は自分の姿が嫌いだ。恐ろしい牙、鋭い爪、強い力。その全てが疎ましくて仕方がない。元々は違った、私だって典型的な獣人らしく、自分と祖先に対する誇りや、獣人としてのプライドを持っていた。貴族として生まれた私は沢山の人間に囲まれて育ったんだ。幼い私には人間の友人がいた。同じ貴族の出で、家族ぐるみの親交があったその友人とは、毎日のように一緒に遊んでいた。ある日、いつものようにその友人と遊んでいた時のことだ。少しじゃれつくつもりで飛びついた弾みに、私はその友人に大怪我をおわせてしまったんだ。私の強い力で骨が折れ、鋭い爪で肉が裂け、苦しむ友人の姿は今でも忘れられない。情けないことに私は、友人の悲鳴で大人たちが駆けつけるまでの間、どんどん血溜まりが広がっていくのを呆然と眺めていることしかできなかった。それからだ、人と関わるのが怖くなったのは。力加減のできない獣人の子供が他人に怪我をおわせてしまうのはよくあることだと言って、周囲の大人はおろか、当の怪我をさせてしまった友人ですら私は悪くないと言う。あれは不幸な事故だったんだと言って、私を慰めてくるんだ。そんな周囲の態度で、余計に私は自分の持つ危険性が怖くなったし、自分を責める気持ちが強くなった。私は友人に怪我をさせてしまった事件のことを深く後悔し、それ以来人を遠ざけて過ごすようになった。もし万が一誰かを傷つけても自分ですぐ治療できるよう、医術も学んだ。だが、それでも私の不安が払拭されることはない。誰も傷つけたくないあまり、とうとう獣人の誇りでもある爪を切り、犬歯を抜き、それでも他人を傷つける恐怖に耐えきれなくて周囲の反対を振り切り誰も来ない山奥に人目を避けて引きこもった」
 成程、それで手袋越しでも獣人特有の鋭い爪がなかったのか。納得がいった。獣人の中には魔物と素手で渡り合う者もいると聞くが、主人は特に反撃の痕跡もなくやられて倒れてしまっていたようだった。それは主人は普段この屋敷にこもりきりで特に戦闘を得意としていないからというのもあるだろうが、主な要因は武器である爪牙を捨ててしまっていたからというのも有るのだろう。
「ここに引き籠るようになって他人を傷つける不安はなくなったが、その代わりに当然人との関わりも捨てることになった。だが、私だって別に好きで人を避けていたわけじゃない。それしか解決策がなかったからそうなってしまったんだ。本当は1人は嫌で、誰かと一緒にいたかったし、慣れ親しんだ人たちとの別れも辛かった。けれど、それ以上にまたこの手で誰かを傷つけるのが怖かったんだ。きっと、このまま自分は孤独に静かに誰とも関わることなく、1人で死んでいくんだと思っていた。それが、大切な友人を傷つけた罰なのだと。なのにあの日、お前が現れた。誰かと関わるのはまだ怖かったけれど、それ以上に押しつぶされそうなほど大きな孤独に私は負けてしまった。お前を屋敷に招き入れ、話をするうちに更に欲が出た。朗らかに笑う声。知己に富んだ話。無邪気に慕ってくる様子。孤独に蝕まれていた私の心に、いつの間にかお前が住み着いたんだ。まだ誰かがいる生活が受け入れられなくて素っ気ない態度をとってしまったり、あまり親しくなるのが怖くて思わず口さがない言葉を言ってしまっても、お前の私に対する態度は変わらない。そんなお前に私は勘違いしそうになってしまう。欲望に負けて目の治療を言い訳にお前を引き止めたが、そうすべきじゃなかった。日を追うごとにお前の存在が私の中でどんどんと大きくなっていく。だが、もうあんな思いはたくさんだ。大切な人を傷つけるような、そんな思いは。どんなに気をつけても、このおぞましい体はきっとお前を傷つけてしまうに違いない。私に少しでも恩を感じているのなら、どうかお願いだ。今すぐここを立ち去って、二度と戻ってこないでくれ」
 主人の血を吐くような告白と、必死の思いの懇願を、俺は黙って聞いていた。この扉の向こうで彼は、どれほど悲愴な思いを抱えいるのだろう。大切な人を意図せず傷つけて、人を遠ざけて、それでも孤独に慣れなくて。長い間ずっと、とても辛かったに違いない。
 そんな人に、なんと言葉をかけるのが正解なのか、彼を納得させられるような正解が俺に出せるのだろうか。
 俺の、答えは。
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