6 / 21
6話「逃走劇 ~姉妹達のバチバチ~」
しおりを挟む
――――リードリッヒが宿舎であわあわと慌て始めた頃、門前では、ある荷馬車が到着していた。
それは、王都直通の移動販売店「暮らしのお供」である。一か月に一回に不定期で訪れるこの店は兵団員の精神安定剤となっており、様々な品を扱っている。
例えば、王都で流行りの書籍や雑誌。
これは、娯楽が無いに等しい最前線に必要不可欠な最低限な娯楽文化である。
化粧品。兵団員には女性もいるのだから、重要な品だ。
食材(主につまみ)。酒の出需品・・・・だな。
あと、細かい雑貨等々。
「お!最新巻出ているのかっ!これはありがてぇ」
男が店頭に置かれている書籍を手にし、目を輝かせている。
「店主!ゴブリンでも作れる宮廷料理の今月号はないのか?」
若い男が、料理本を求めて声を張り上げる。
「俺は、魔物料理全集をもう一冊くれないか?」
先ほどの若い男の上司だろうか、横から口を出す。
「わぁ!この化粧水っ!いい香り~~。3つ頂戴!いや、これもいいなぁ~」
化粧品コーナーで化粧水と睨めっこしている女。
「ほう!これは美味い!買ったわい!!!」
酔った老騎士が、試食コーナーで酒のつまみを漁る。
このように、門前には一時的に市場が出現しており、とても賑わっていた。
リードリッヒは、これを少し離れたところで眺めて
(やべぇ・・・・見張りが多い)と誤解したのである。そんなこと、あの賑わいを見たらリードリッヒの考え違いだと分かるのでは?と誰が見ても思う状況だが、追われていると思い込んでいるリードリッヒには、他の可能性を考える余裕はなかった。
ちなみに、娘達は門前にいる兵団員達の違和感に気づいてはいたが
(自分達が気付いたのだから、リードリッヒも同じだろう)と自分より上位の存在であると認識している為、リードリッヒを過大評価していた。実際は、全然気付いていないのだが・・・・。
「これでは、正面突破は難しいな。兵団員に手を出したくないし。どうしたものか」
悩むリードリッヒ。サイファーに兵団員を凍らせるか?
いや~溶けるように調整しても、死者を出してしまう恐れがある。
トリアに竜巻を発生させて、その中を歩いて出ていくか?
いや~これもまずいか?普通に死者が出る。
だったら、ツムの影魔法で体半分まで埋めちまえばいいのか?
いやいや、ツム自身以外で影の出入りをさせたことはないからなぁ~。
いつもは、殺害目的に使っているし。リスクが勝つな。悩みに悩むがいい案が思いつかない。
すると、う~~う~~と首を捻っているリードリッヒの肩を叩くものがいた。
影魔法を操るツムが、全てを飲み込むような漆黒の瞳でこちらを見上げていた。
「ん?なんだ?はっ!何かいい案が思いついたのかっ!!」
ツムの両肩に手を置き八方塞がりな、この状況の打開案に期待する。
ツムは、表情を変えないまま、こくりと頭を縦に振った。
ツムの後ろでは、ぐぬぬ・・・とツムとリードリッヒのスキンシップを眺めている4体。
私がっ!先に発言していれば~~と後悔もしている4体。
「壁を乗り越えればいい・・・・・と思う」
ほんの少し表情に赤みがあるツムは、リードリッヒに真っすぐ見つめられている状況に顔を背けながら打開案を出した。
それは、最もシンプルな方法だった。
「・・・・・・・・・・その手があったかっ!!」
一瞬、時の歩みが止まったかの如く静寂が訪れたが、意識を戻したリードリッヒは、ツムの方に置いた手に力が入り、でかしたっ!と言わんばかりに体を揺さぶる。
いきなりの出来事に、「はわわわわわ~~」と揺さぶられるままになるツム。
表情の赤みが増し、茹で上がったタコのようだ。
この状況に耐えかねたメラニーが「ちょ!マスター!止やめてください!ツムから離れてっ~~!」とツムとリードリッヒの間に入り、引き裂こうとする。
「おっと、すまんすまん。ついな。ツムからこんな風に話しかけてくれることは
あまりないし、嬉しかったからな」
揺さぶりをピタッと止め、手を離した。
離されたツムは体の揺れがまだ収まっていないみたいで、ゆらゆらと左右に揺れている。
ほけぇぇぇぇぇ~~~~と茹でタコ顔の状態で表情が緩んでいる。
「さて、壁を乗り越えるか・・・・。いや、飛び越えるが正確かな?
とにかくだ、他のやつには真似できないだろうが!俺らなら可能だな!」
さっきまで、悩み顔で首を捻っていた男のセリフか?
思われてしまうほどに自信をもって堂々とした表情と仁王立ちである。
「飛び越えるとして、ぼくたちは何をすればいいんだ?」
サイファーが、自身があるのは分かったから早く指示を出せと
言わんばかりのギロリっと睨んだ青い瞳で問いかけた。
「おう!作戦は結構シンプルだぞ。トリアの風魔法で、壁を飛び越えていけばいいだけだからな!」
「それは分かってる。で?着地はどうするの?ぼくたち姉妹は問題ないけど、あなたは?」
「え・・・・あ・・・あ~~~~・・・・・・」
自信満々な表情から苦しそうな表情へと徐々に変化していく。
自分がどうするか考えていなかったのだ。詰めが甘いリードリッヒ。
それに呆れたサイファーは
(やっぱりね。ぼくたちの事ばかりを考えて、自分を疎かにする。いつまで経っても治らないわね)と自分たちの事を道具として見ていないリードリッヒに好感を持てるけども・・・・
もし、あなたがいなくなったらぼくたちはどうなってしまうのだろうと考えてしまう。もっとリードリッヒ自身のことを考えてほしいと思うサイファーであった。
「私が担いで飛ぶよ!」
サイファーの後ろで話を聞いていたトリアが活気のいい声で、この作戦の問題点を解決する。
「みんなを壁の外側に飛ばした後、私がマスター!を担いで飛べば解決でしょう?それでいこうよ!」
元気のいい声・・・・。
「よし!それなら、万事解決だな!これで目途が立ったぞ!ではどっち方面に脱出するかだが・・・・」
リードリッヒは微塵も気付いていないが、ツム以外の姉妹達の間で稲妻が飛び交っている。
(((この・・・っ!策士めっ!!!!)))
ツムは揺さぶりの影響で反応していないが、それ以外の姉妹達は勘付いていた。
これは、合法的にリードリッヒと密着できる状態だ・・・・と。
先ほどのツムを見て、私も・・・・どうにかっ!と考えていた姉妹達。
だが、トリアの風魔法を使って脱出という案が出て、純粋にあれ?リードリッヒはどう越えるの?と考えてしまった。その純粋な心からの、サイファーの発言だったが。
これが、トリアの強力な一手を生む引き金となってしまった。
普段、馬鹿みたいにお茶らけているトリアだが、こういう時に鼻が利くではないが、悪知恵が働く。
メラニー、サイファー、チューリッヒがトリアの方に顔を向けると為て遣ったり《してやったり》とにんまり笑ったトリアがいた。
「・・・・・門の近場はバレるから~~。反対側か?この時間帯なら人は少ないだろう。
よし!西側から飛び越えるぞ!」
方針が決まったリードリッヒは、出発進行!と歩き出そうとするが、姉妹達(メラニー、サイファー、チューリッヒ、トリア)が4体で見つめ合ってる?為、ん?怪訝な表情をして足を止める。
「何してんだ?おまえら。行くぞ!さっさと抜けちまおう!」
再び歩き始めたリードリッヒ。
現実に帰ってきたツムがとことこと着いて行く。
向き合っている3体は、メラニ―とサイファーが先に動き始め、トリアの横を通過するとき
「今回は譲りますわ」
「ぼくの発言を利用した罪・・・今回は大目に見てやる」
負け惜しみを言う2体。その後ろ姿を見て、姉達と張り合えていることに嬉しさ半分怖さ半分なトリア。
そして、トリアも動き出した。
最後に残ったチューリッヒは、「私も負けないもん・・・」と小さな声で独り言を呟き、みんなの後を追う。
それは、王都直通の移動販売店「暮らしのお供」である。一か月に一回に不定期で訪れるこの店は兵団員の精神安定剤となっており、様々な品を扱っている。
例えば、王都で流行りの書籍や雑誌。
これは、娯楽が無いに等しい最前線に必要不可欠な最低限な娯楽文化である。
化粧品。兵団員には女性もいるのだから、重要な品だ。
食材(主につまみ)。酒の出需品・・・・だな。
あと、細かい雑貨等々。
「お!最新巻出ているのかっ!これはありがてぇ」
男が店頭に置かれている書籍を手にし、目を輝かせている。
「店主!ゴブリンでも作れる宮廷料理の今月号はないのか?」
若い男が、料理本を求めて声を張り上げる。
「俺は、魔物料理全集をもう一冊くれないか?」
先ほどの若い男の上司だろうか、横から口を出す。
「わぁ!この化粧水っ!いい香り~~。3つ頂戴!いや、これもいいなぁ~」
化粧品コーナーで化粧水と睨めっこしている女。
「ほう!これは美味い!買ったわい!!!」
酔った老騎士が、試食コーナーで酒のつまみを漁る。
このように、門前には一時的に市場が出現しており、とても賑わっていた。
リードリッヒは、これを少し離れたところで眺めて
(やべぇ・・・・見張りが多い)と誤解したのである。そんなこと、あの賑わいを見たらリードリッヒの考え違いだと分かるのでは?と誰が見ても思う状況だが、追われていると思い込んでいるリードリッヒには、他の可能性を考える余裕はなかった。
ちなみに、娘達は門前にいる兵団員達の違和感に気づいてはいたが
(自分達が気付いたのだから、リードリッヒも同じだろう)と自分より上位の存在であると認識している為、リードリッヒを過大評価していた。実際は、全然気付いていないのだが・・・・。
「これでは、正面突破は難しいな。兵団員に手を出したくないし。どうしたものか」
悩むリードリッヒ。サイファーに兵団員を凍らせるか?
いや~溶けるように調整しても、死者を出してしまう恐れがある。
トリアに竜巻を発生させて、その中を歩いて出ていくか?
いや~これもまずいか?普通に死者が出る。
だったら、ツムの影魔法で体半分まで埋めちまえばいいのか?
いやいや、ツム自身以外で影の出入りをさせたことはないからなぁ~。
いつもは、殺害目的に使っているし。リスクが勝つな。悩みに悩むがいい案が思いつかない。
すると、う~~う~~と首を捻っているリードリッヒの肩を叩くものがいた。
影魔法を操るツムが、全てを飲み込むような漆黒の瞳でこちらを見上げていた。
「ん?なんだ?はっ!何かいい案が思いついたのかっ!!」
ツムの両肩に手を置き八方塞がりな、この状況の打開案に期待する。
ツムは、表情を変えないまま、こくりと頭を縦に振った。
ツムの後ろでは、ぐぬぬ・・・とツムとリードリッヒのスキンシップを眺めている4体。
私がっ!先に発言していれば~~と後悔もしている4体。
「壁を乗り越えればいい・・・・・と思う」
ほんの少し表情に赤みがあるツムは、リードリッヒに真っすぐ見つめられている状況に顔を背けながら打開案を出した。
それは、最もシンプルな方法だった。
「・・・・・・・・・・その手があったかっ!!」
一瞬、時の歩みが止まったかの如く静寂が訪れたが、意識を戻したリードリッヒは、ツムの方に置いた手に力が入り、でかしたっ!と言わんばかりに体を揺さぶる。
いきなりの出来事に、「はわわわわわ~~」と揺さぶられるままになるツム。
表情の赤みが増し、茹で上がったタコのようだ。
この状況に耐えかねたメラニーが「ちょ!マスター!止やめてください!ツムから離れてっ~~!」とツムとリードリッヒの間に入り、引き裂こうとする。
「おっと、すまんすまん。ついな。ツムからこんな風に話しかけてくれることは
あまりないし、嬉しかったからな」
揺さぶりをピタッと止め、手を離した。
離されたツムは体の揺れがまだ収まっていないみたいで、ゆらゆらと左右に揺れている。
ほけぇぇぇぇぇ~~~~と茹でタコ顔の状態で表情が緩んでいる。
「さて、壁を乗り越えるか・・・・。いや、飛び越えるが正確かな?
とにかくだ、他のやつには真似できないだろうが!俺らなら可能だな!」
さっきまで、悩み顔で首を捻っていた男のセリフか?
思われてしまうほどに自信をもって堂々とした表情と仁王立ちである。
「飛び越えるとして、ぼくたちは何をすればいいんだ?」
サイファーが、自身があるのは分かったから早く指示を出せと
言わんばかりのギロリっと睨んだ青い瞳で問いかけた。
「おう!作戦は結構シンプルだぞ。トリアの風魔法で、壁を飛び越えていけばいいだけだからな!」
「それは分かってる。で?着地はどうするの?ぼくたち姉妹は問題ないけど、あなたは?」
「え・・・・あ・・・あ~~~~・・・・・・」
自信満々な表情から苦しそうな表情へと徐々に変化していく。
自分がどうするか考えていなかったのだ。詰めが甘いリードリッヒ。
それに呆れたサイファーは
(やっぱりね。ぼくたちの事ばかりを考えて、自分を疎かにする。いつまで経っても治らないわね)と自分たちの事を道具として見ていないリードリッヒに好感を持てるけども・・・・
もし、あなたがいなくなったらぼくたちはどうなってしまうのだろうと考えてしまう。もっとリードリッヒ自身のことを考えてほしいと思うサイファーであった。
「私が担いで飛ぶよ!」
サイファーの後ろで話を聞いていたトリアが活気のいい声で、この作戦の問題点を解決する。
「みんなを壁の外側に飛ばした後、私がマスター!を担いで飛べば解決でしょう?それでいこうよ!」
元気のいい声・・・・。
「よし!それなら、万事解決だな!これで目途が立ったぞ!ではどっち方面に脱出するかだが・・・・」
リードリッヒは微塵も気付いていないが、ツム以外の姉妹達の間で稲妻が飛び交っている。
(((この・・・っ!策士めっ!!!!)))
ツムは揺さぶりの影響で反応していないが、それ以外の姉妹達は勘付いていた。
これは、合法的にリードリッヒと密着できる状態だ・・・・と。
先ほどのツムを見て、私も・・・・どうにかっ!と考えていた姉妹達。
だが、トリアの風魔法を使って脱出という案が出て、純粋にあれ?リードリッヒはどう越えるの?と考えてしまった。その純粋な心からの、サイファーの発言だったが。
これが、トリアの強力な一手を生む引き金となってしまった。
普段、馬鹿みたいにお茶らけているトリアだが、こういう時に鼻が利くではないが、悪知恵が働く。
メラニー、サイファー、チューリッヒがトリアの方に顔を向けると為て遣ったり《してやったり》とにんまり笑ったトリアがいた。
「・・・・・門の近場はバレるから~~。反対側か?この時間帯なら人は少ないだろう。
よし!西側から飛び越えるぞ!」
方針が決まったリードリッヒは、出発進行!と歩き出そうとするが、姉妹達(メラニー、サイファー、チューリッヒ、トリア)が4体で見つめ合ってる?為、ん?怪訝な表情をして足を止める。
「何してんだ?おまえら。行くぞ!さっさと抜けちまおう!」
再び歩き始めたリードリッヒ。
現実に帰ってきたツムがとことこと着いて行く。
向き合っている3体は、メラニ―とサイファーが先に動き始め、トリアの横を通過するとき
「今回は譲りますわ」
「ぼくの発言を利用した罪・・・今回は大目に見てやる」
負け惜しみを言う2体。その後ろ姿を見て、姉達と張り合えていることに嬉しさ半分怖さ半分なトリア。
そして、トリアも動き出した。
最後に残ったチューリッヒは、「私も負けないもん・・・」と小さな声で独り言を呟き、みんなの後を追う。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
悪役令嬢と弟が相思相愛だったのでお邪魔虫は退場します!どうか末永くお幸せに!
ユウ
ファンタジー
乙女ゲームの王子に転生してしまったが断罪イベント三秒前。
婚約者を蔑ろにして酷い仕打ちをした最低王子に転生したと気づいたのですべての罪を被る事を決意したフィルベルトは公の前で。
「本日を持って私は廃嫡する!王座は弟に譲り、婚約者のマリアンナとは婚約解消とする!」
「「「は?」」」
「これまでの不始末の全ては私にある。責任を取って罪を償う…全て悪いのはこの私だ」
前代未聞の出来事。
王太子殿下自ら廃嫡を宣言し婚約者への謝罪をした後にフィルベルトは廃嫡となった。
これでハッピーエンド。
一代限りの辺境伯爵の地位を許され、二人の幸福を願ったのだった。
その潔さにフィルベルトはたちまち平民の心を掴んでしまった。
対する悪役令嬢と第二王子には不測の事態が起きてしまい、外交問題を起こしてしまうのだったが…。
タイトル変更しました。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい
夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。
彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。
そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。
しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる