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3章.継いでいくもの、変えていくもの(徳川喜和)
2.普通ってよくわからないけど、自分たちはこのままがいいねって思う。
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「家が家だからね~」
喜和が苦笑いすると、
「‥だね」
鳴門も苦笑いした。
「ねぇ、喜和ちゃん」
少しの沈黙の後、ポツリと鳴門が小声でそう切り出した。
喜和が鳴門を振り向く。
鳴門は表情を消して‥無表情でただ前を向いている。
「喜和ちゃんは、今の状況に不満はない? 」
周りに誰もいないことを確認してから鳴門は言う。
否、周りに誰もいないことはあり得ない。
だって、ここは暗殺部隊の‥徳川家の庭だ。
常に屋敷全体が厳重に監視されていて‥ピリピリとした緊張感が感じられる。この屋敷には、例え猫の子一匹たりとて忍び込めはしないだろう。ってそういう感じ。実際、猫‥野生動物はこの屋敷の「普通じゃない」雰囲気を恐れて近づきもしない。
‥別に子供たちは見張られてるわけでは無いが‥皆癖で常に気配を消して暮らしているんだ。今も近くに喜和の兄がいるのが喜和にだけは、何となくわかるんだけど(なんせ身内だからね)視界には入っていない。(だけど、いることはわかる)
兄は弟たちのことを別に見てはいないんだけど、きっと「何かあったら」すぐに飛んでくるだろう。
気にしてない振りしてるけど、実は気にしてるんだね~、ではなく、それこそ条件反射で‥だ。
どんな状態でも、何かあったら、瞬時に対応。それが、暗殺者の通常スタイルってもんだ。(すくなくともここではそうだ)
喜和には兄が二人いる。
三人兄弟の末っ子の彼は、兄二人に特別可愛がられているわけでも、苛められているわけでもない。寧ろ、二人の兄は喜和の幼馴染である鳴門を本当の妹のようにめちゃ可愛がっていた。
‥だから今、兄が近くにいるって状況は‥「密かに弟を見守る」ってことは絶対にないけど、弟が「大事な鳴門」に何か意地悪をして泣かせたりしないか見守っている‥って感じなのかも。
兄たちにとって喜和は「前科あり」の要注意人物認識だから。
昔は喜和も幼くて、大好きな幼馴染にちょっかいを出したい。構いたい、構って欲しい。‥って年頃もあった。
で、ちょっと(勿論ほんの軽~く)叩いて、泣く鳴門可愛い~ってしたこともあるんだ。‥まあ、子供にはそんな時もあるかもね~なんだけど‥それを許す兄たちではなかった。
兄たちは‥(その年端もいかない)弟をその都度本気でしばいていた。勿論命をどうこう‥ってレベルではないけど、一般的な兄弟喧嘩のレベルは多分ゆうに超えるレベルの奴で! (一般的ってどんなのか知らないけど多分)
もう、顔は笑ってたけど、目がマジだった!
今は勿論そういうのはない。
しないよ! 意地悪とかするわけがない! もうガキじゃないんだからね!
照れくさいから、あからさまに好意を向けたりは‥できないけど。優しくはしてる。兄認識されない程度に、だ。
にしても‥まあ、兄たちにとって鳴門ちゃんが「可愛い妹」認識なのはいいことだ。兄弟で鳴門ちゃんを取り合うとか‥嫌だもんね。僕はまだまだこれから伸びるだろうけど‥今はまだ兄たちに何一つ勝てるものはないわけだし。でも! それも今の内だけだ! すぐに追いついて見せる!
思わず胸の前で握りこぶしを作る喜和に、鳴門は首を傾げる。
‥時々、喜和ちゃん一人の世界に入るよね‥。喜和ちゃんって‥もしかしてちょっと根暗‥?
鳴門がそんな喜和の様子についてそんな風に思ってることを喜和は知らない。
「不満? 」
こほん、と咳払いし‥さっきの沈黙というか考え事をごまかすように‥喜和が話を戻した。
鳴門が頷く。
「つまりさ。うちは‥情報収集のプロフェッショナルで、喜和ちゃんの家は暗殺を生業にしてるわけじゃない。‥世間一般的に考えて、そういうのって「普通」じゃないわけじゃない?
喜和ちゃんはそういうのに、不満はないのかなって。
普通の‥表の世界の子供たちみたいに学校に行ったり、友達と街で買い物したり‥そういう普通の生活をしたいと思ったことはない? 」
こてんと首を傾げて、喜和を見る。
「(鳴門ちゃん可愛い!! いや‥)ごほん。んん。‥そういうのは、ないかなあ。産まれてからずっとここしか知らないし‥。僕は結構この職業って言うか‥家業向いてると思ってるんだよね。
その為の努力が苦にならない。他の暮らしとか‥正直想像がつかないな~」
「あ~! 成程!
‥それをいうとぼく‥私もそうだな」
ちょっと前までは僕っこだった鳴門は時々一人称が僕になる。それを慌てて訂正するのも可愛くって、喜和はにこにこと鳴門を見る。
僕っ子の鳴門ちゃんも可愛いんだけどね~。
なんて思ってるのは、内緒だ。(僕ってもしかしてちょっとキモいかな?? )
ついニマニマしていると、兄さんに睨まれた気がした。(相変わらず姿は見えないけどね)全く! 好きな子を見てニマニマしちゃうのぐらい大目に見て欲しい。だって生理現象だ。‥あと、僕が鳴門ちゃんと結婚したら、兄さんたちにとって鳴門ちゃんがホントの「義妹」になるんだよ?? (ホントの義理って変だけど)協力しても損はないと思うよ??
「兄さん! 」
って呼ばれたくない??
因みに今は長男も次男も
「義直様」「直史様」
と名前で呼ばれている。僕と違って幼馴染じゃないからね!! しかも、(実は)ずっと見守ってるんだけど、鳴門ちゃんには姿が見えてないから、きっとそこにいること自体気付かれてない。だから、兄たちのことは「あんまり話したことない偉い人」って認識っぽい。‥だけど、「あれ」認識されてたら、‥余計にヤバいと思う。ちょっと怖いよね!! ストーカーだよね!
「(喜和ちゃんまた自分の世界に入ってる‥)ならいいよね。
いやね。団子食べながら、ふとそんなこと考えちゃってさ。もしここに産まれてなかったら、他にも生き方があったのかな~って。喜和ちゃんはそんなこと思わないのかな~って。
私と‥じゃなくて、綺麗なお姉さんたちと遊びに行ったり‥とかね。ここには私しかいないから‥そういうことも出来ない訳じゃない?
そういうことかんがえちゃって。
ない? 急に取り留めもないこと考えちゃうこと‥」
へへって鳴門が笑う。
喜和は、ちょっと肩をすくめて
「う~ん。どうだろ。考えたことなかったや」
って、鳴門と同じようにへへって笑った。
考えたことなかったってのは、ホント。だけど、言われて初めて考えた。(僕が他の女と出掛けるとかは‥どうでもいいから考えもしないけど)
鳴門ちゃんが学校に行くって「if」だ。
学校に行って、同じ年のたくさんの子供たちと一緒に学ぶ鳴門ちゃん‥
きっと、スカートとかはく。きっと壮絶可愛いい鳴門ちゃんは似合うだろう。だから、皆に注目されまくる‥。
恋は盲目、贔屓目じゃないか? お前、女とか他に見たことないだろって?? って思ってる?
‥別にインターネットで「巷で人気の歌手や女優」だって見てるし、ここにも同年代の女位いっぱいいる。ハニトラ部門の世間一般でいう綺麗どころだって見てる。‥だけど、その中でも鳴門ちゃんは可愛いんだ。潰して来たライバルだって、両手じゃ足りないぞ! (注:殺してはいない)
もう一度言う。客観的に見て、鳴門ちゃんは可愛い。(力説)
ああ脱線した‥。
(つまり)鳴門ちゃんは可愛いから、学校なんて行ったらきっと、ライバルだらけってことじゃないか。
常に鳴門ちゃんに変な虫がつかないかって気にする生活とか‥考えただけでうんざりする。(しかも、それを鳴門ちゃんに気付かれない様に始末するとか!! ‥面倒だな)血も残さず消すのってなかなか大変なんだ。うん。
ちょっと悪い顔になる喜和に鳴門は首を傾げる。(喜和ちゃん、今度は一体何を想像したんだ?? )
「学校ってやっぱり、いろんなこと勉強するんだよね。それこそ‥「こんなの習う必要あるか? 」ってことも。普通の子供の振りもしなきゃならないし‥友達付き合いもしなきゃならないだろうし‥
それって‥ちょっと時間がもったいないって言うか‥」
って(若干うんざりした表情で)呟いたのは、鳴門。
二人は顔を見合わせて苦笑いし、
「「やっぱり、今のままが僕らには向いてるね」」
って笑い合うのだった。
喜和が苦笑いすると、
「‥だね」
鳴門も苦笑いした。
「ねぇ、喜和ちゃん」
少しの沈黙の後、ポツリと鳴門が小声でそう切り出した。
喜和が鳴門を振り向く。
鳴門は表情を消して‥無表情でただ前を向いている。
「喜和ちゃんは、今の状況に不満はない? 」
周りに誰もいないことを確認してから鳴門は言う。
否、周りに誰もいないことはあり得ない。
だって、ここは暗殺部隊の‥徳川家の庭だ。
常に屋敷全体が厳重に監視されていて‥ピリピリとした緊張感が感じられる。この屋敷には、例え猫の子一匹たりとて忍び込めはしないだろう。ってそういう感じ。実際、猫‥野生動物はこの屋敷の「普通じゃない」雰囲気を恐れて近づきもしない。
‥別に子供たちは見張られてるわけでは無いが‥皆癖で常に気配を消して暮らしているんだ。今も近くに喜和の兄がいるのが喜和にだけは、何となくわかるんだけど(なんせ身内だからね)視界には入っていない。(だけど、いることはわかる)
兄は弟たちのことを別に見てはいないんだけど、きっと「何かあったら」すぐに飛んでくるだろう。
気にしてない振りしてるけど、実は気にしてるんだね~、ではなく、それこそ条件反射で‥だ。
どんな状態でも、何かあったら、瞬時に対応。それが、暗殺者の通常スタイルってもんだ。(すくなくともここではそうだ)
喜和には兄が二人いる。
三人兄弟の末っ子の彼は、兄二人に特別可愛がられているわけでも、苛められているわけでもない。寧ろ、二人の兄は喜和の幼馴染である鳴門を本当の妹のようにめちゃ可愛がっていた。
‥だから今、兄が近くにいるって状況は‥「密かに弟を見守る」ってことは絶対にないけど、弟が「大事な鳴門」に何か意地悪をして泣かせたりしないか見守っている‥って感じなのかも。
兄たちにとって喜和は「前科あり」の要注意人物認識だから。
昔は喜和も幼くて、大好きな幼馴染にちょっかいを出したい。構いたい、構って欲しい。‥って年頃もあった。
で、ちょっと(勿論ほんの軽~く)叩いて、泣く鳴門可愛い~ってしたこともあるんだ。‥まあ、子供にはそんな時もあるかもね~なんだけど‥それを許す兄たちではなかった。
兄たちは‥(その年端もいかない)弟をその都度本気でしばいていた。勿論命をどうこう‥ってレベルではないけど、一般的な兄弟喧嘩のレベルは多分ゆうに超えるレベルの奴で! (一般的ってどんなのか知らないけど多分)
もう、顔は笑ってたけど、目がマジだった!
今は勿論そういうのはない。
しないよ! 意地悪とかするわけがない! もうガキじゃないんだからね!
照れくさいから、あからさまに好意を向けたりは‥できないけど。優しくはしてる。兄認識されない程度に、だ。
にしても‥まあ、兄たちにとって鳴門ちゃんが「可愛い妹」認識なのはいいことだ。兄弟で鳴門ちゃんを取り合うとか‥嫌だもんね。僕はまだまだこれから伸びるだろうけど‥今はまだ兄たちに何一つ勝てるものはないわけだし。でも! それも今の内だけだ! すぐに追いついて見せる!
思わず胸の前で握りこぶしを作る喜和に、鳴門は首を傾げる。
‥時々、喜和ちゃん一人の世界に入るよね‥。喜和ちゃんって‥もしかしてちょっと根暗‥?
鳴門がそんな喜和の様子についてそんな風に思ってることを喜和は知らない。
「不満? 」
こほん、と咳払いし‥さっきの沈黙というか考え事をごまかすように‥喜和が話を戻した。
鳴門が頷く。
「つまりさ。うちは‥情報収集のプロフェッショナルで、喜和ちゃんの家は暗殺を生業にしてるわけじゃない。‥世間一般的に考えて、そういうのって「普通」じゃないわけじゃない?
喜和ちゃんはそういうのに、不満はないのかなって。
普通の‥表の世界の子供たちみたいに学校に行ったり、友達と街で買い物したり‥そういう普通の生活をしたいと思ったことはない? 」
こてんと首を傾げて、喜和を見る。
「(鳴門ちゃん可愛い!! いや‥)ごほん。んん。‥そういうのは、ないかなあ。産まれてからずっとここしか知らないし‥。僕は結構この職業って言うか‥家業向いてると思ってるんだよね。
その為の努力が苦にならない。他の暮らしとか‥正直想像がつかないな~」
「あ~! 成程!
‥それをいうとぼく‥私もそうだな」
ちょっと前までは僕っこだった鳴門は時々一人称が僕になる。それを慌てて訂正するのも可愛くって、喜和はにこにこと鳴門を見る。
僕っ子の鳴門ちゃんも可愛いんだけどね~。
なんて思ってるのは、内緒だ。(僕ってもしかしてちょっとキモいかな?? )
ついニマニマしていると、兄さんに睨まれた気がした。(相変わらず姿は見えないけどね)全く! 好きな子を見てニマニマしちゃうのぐらい大目に見て欲しい。だって生理現象だ。‥あと、僕が鳴門ちゃんと結婚したら、兄さんたちにとって鳴門ちゃんがホントの「義妹」になるんだよ?? (ホントの義理って変だけど)協力しても損はないと思うよ??
「兄さん! 」
って呼ばれたくない??
因みに今は長男も次男も
「義直様」「直史様」
と名前で呼ばれている。僕と違って幼馴染じゃないからね!! しかも、(実は)ずっと見守ってるんだけど、鳴門ちゃんには姿が見えてないから、きっとそこにいること自体気付かれてない。だから、兄たちのことは「あんまり話したことない偉い人」って認識っぽい。‥だけど、「あれ」認識されてたら、‥余計にヤバいと思う。ちょっと怖いよね!! ストーカーだよね!
「(喜和ちゃんまた自分の世界に入ってる‥)ならいいよね。
いやね。団子食べながら、ふとそんなこと考えちゃってさ。もしここに産まれてなかったら、他にも生き方があったのかな~って。喜和ちゃんはそんなこと思わないのかな~って。
私と‥じゃなくて、綺麗なお姉さんたちと遊びに行ったり‥とかね。ここには私しかいないから‥そういうことも出来ない訳じゃない?
そういうことかんがえちゃって。
ない? 急に取り留めもないこと考えちゃうこと‥」
へへって鳴門が笑う。
喜和は、ちょっと肩をすくめて
「う~ん。どうだろ。考えたことなかったや」
って、鳴門と同じようにへへって笑った。
考えたことなかったってのは、ホント。だけど、言われて初めて考えた。(僕が他の女と出掛けるとかは‥どうでもいいから考えもしないけど)
鳴門ちゃんが学校に行くって「if」だ。
学校に行って、同じ年のたくさんの子供たちと一緒に学ぶ鳴門ちゃん‥
きっと、スカートとかはく。きっと壮絶可愛いい鳴門ちゃんは似合うだろう。だから、皆に注目されまくる‥。
恋は盲目、贔屓目じゃないか? お前、女とか他に見たことないだろって?? って思ってる?
‥別にインターネットで「巷で人気の歌手や女優」だって見てるし、ここにも同年代の女位いっぱいいる。ハニトラ部門の世間一般でいう綺麗どころだって見てる。‥だけど、その中でも鳴門ちゃんは可愛いんだ。潰して来たライバルだって、両手じゃ足りないぞ! (注:殺してはいない)
もう一度言う。客観的に見て、鳴門ちゃんは可愛い。(力説)
ああ脱線した‥。
(つまり)鳴門ちゃんは可愛いから、学校なんて行ったらきっと、ライバルだらけってことじゃないか。
常に鳴門ちゃんに変な虫がつかないかって気にする生活とか‥考えただけでうんざりする。(しかも、それを鳴門ちゃんに気付かれない様に始末するとか!! ‥面倒だな)血も残さず消すのってなかなか大変なんだ。うん。
ちょっと悪い顔になる喜和に鳴門は首を傾げる。(喜和ちゃん、今度は一体何を想像したんだ?? )
「学校ってやっぱり、いろんなこと勉強するんだよね。それこそ‥「こんなの習う必要あるか? 」ってことも。普通の子供の振りもしなきゃならないし‥友達付き合いもしなきゃならないだろうし‥
それって‥ちょっと時間がもったいないって言うか‥」
って(若干うんざりした表情で)呟いたのは、鳴門。
二人は顔を見合わせて苦笑いし、
「「やっぱり、今のままが僕らには向いてるね」」
って笑い合うのだった。
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