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久敬って、何度も何度も呼んで、君の全身に触れた。
掌で、指で、唇で、舌で、君の熱い肌を味わって、何度も触れたことのあるそこにも、愛しさを込めてキスをした。
「……もう、そこはいいから、挿れろよ……」
震えてるくせに、強がりを言う君を、めちゃくちゃにしたい衝動に駆られるけど、今日はそんなことしちゃダメなんだ。
「久敬、今日は挿れないよ。男同士は、準備がいるんだ。だからこうして……、一緒に気持ち良くなろうね」
僕は久敬のそれと自分のそこを重ねて握った。
腰を使いながら、右手で二本の熱の塊を擦り合わせた。
もう、ダラダラと透明な滴を垂らしているそれは、グチュグチュと卑猥な音を立てている。
「……んっ」
小さく漏れ聞こえる君の声が、僕の興奮を煽る。
さほど時間を置かずに、僕たちは吐精した。
白い液体が、君の腹を汚す。その光景に、僕の雄はまた熱を持つ。
タオルでさっと精液を拭って、僕は久敬の中心を口に含んだ。
萎えていたそれは、口の中で質量を増していく。
「俺も、智の舐めたい……」
魅力的な申し出だけど、僕は首を横に振る。
「また今度、お願いするね」
もう一度、二本を纏めて握って、二人同時に果てた。
君は疲れた様子だったから、一緒にお風呂に入ることは諦めて、熱いお湯で濡らしたタオルで清めていく。
それから、僕が浴室を借りて出てくると、君はもう眠っていた。
二人とも裸だけど、僕は君の横に寝転んで、君をそっと抱きしめた。
規則正しい君の寝息が、僕を幸せな夢の世界に導いた。
翌朝、君は僕より早起きで、僕のためにフレンチトーストを作ってくれた。
ちょっと焦げてたけど、とても美味しくて、僕は口元が緩む。
「智、キモい」
辛辣な言葉も、綺麗な顔を赤らめて言われたら、ただただ可愛いだけだ。
「久敬、好きだよ。愛してる」
僕の想いをこめた言葉に、照れ屋な君は布巾を投げつけてきたのだった。
君が、広くて寂しいその家を出て、僕の狭い部屋に押し掛けて来たのは、夏休みの終わり頃。
時々見せてくれる様になった笑顔に、僕はますます君の虜になる。
僕の想いが、君の心の氷を溶かして、君の笑顔が、僕の孤独を癒した。
僕はずっとずっと君を守ると、君の寝顔に、そっと誓ったんだ。
掌で、指で、唇で、舌で、君の熱い肌を味わって、何度も触れたことのあるそこにも、愛しさを込めてキスをした。
「……もう、そこはいいから、挿れろよ……」
震えてるくせに、強がりを言う君を、めちゃくちゃにしたい衝動に駆られるけど、今日はそんなことしちゃダメなんだ。
「久敬、今日は挿れないよ。男同士は、準備がいるんだ。だからこうして……、一緒に気持ち良くなろうね」
僕は久敬のそれと自分のそこを重ねて握った。
腰を使いながら、右手で二本の熱の塊を擦り合わせた。
もう、ダラダラと透明な滴を垂らしているそれは、グチュグチュと卑猥な音を立てている。
「……んっ」
小さく漏れ聞こえる君の声が、僕の興奮を煽る。
さほど時間を置かずに、僕たちは吐精した。
白い液体が、君の腹を汚す。その光景に、僕の雄はまた熱を持つ。
タオルでさっと精液を拭って、僕は久敬の中心を口に含んだ。
萎えていたそれは、口の中で質量を増していく。
「俺も、智の舐めたい……」
魅力的な申し出だけど、僕は首を横に振る。
「また今度、お願いするね」
もう一度、二本を纏めて握って、二人同時に果てた。
君は疲れた様子だったから、一緒にお風呂に入ることは諦めて、熱いお湯で濡らしたタオルで清めていく。
それから、僕が浴室を借りて出てくると、君はもう眠っていた。
二人とも裸だけど、僕は君の横に寝転んで、君をそっと抱きしめた。
規則正しい君の寝息が、僕を幸せな夢の世界に導いた。
翌朝、君は僕より早起きで、僕のためにフレンチトーストを作ってくれた。
ちょっと焦げてたけど、とても美味しくて、僕は口元が緩む。
「智、キモい」
辛辣な言葉も、綺麗な顔を赤らめて言われたら、ただただ可愛いだけだ。
「久敬、好きだよ。愛してる」
僕の想いをこめた言葉に、照れ屋な君は布巾を投げつけてきたのだった。
君が、広くて寂しいその家を出て、僕の狭い部屋に押し掛けて来たのは、夏休みの終わり頃。
時々見せてくれる様になった笑顔に、僕はますます君の虜になる。
僕の想いが、君の心の氷を溶かして、君の笑顔が、僕の孤独を癒した。
僕はずっとずっと君を守ると、君の寝顔に、そっと誓ったんだ。
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完結お疲れ様です!そして、有難う御座いました。
飯森様視点の切なくて、拝読していて胸が軋む程の優しさに相沢様が羨ましくなってしまいました!
素敵な物語を有難う御座います。
TENさま
素敵な感想ありがとうございます!!
お読みいただき、本当にありがとうございます!!
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