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「相沢君、君を抱きたい……」
僕はそっと、君の耳にそう囁いた。
君の僕に対する想いは、恋や愛じゃないかもしれない。でも、体を重ねることで、僕の想いが君に伝わればいいと思った。君は愛されるべき人だと、僕の全てで伝えたかった。
「あんたはバカだ……」
そんな風に言うくせに、君は僕の手を引いて、部屋へと連れて来てくれた。
神聖なものに触れるかのように、僕は震えながら君にキスをした。
「……んっ……」
重なった唇から、小さな声が漏れる。
角度を変えて、何度も何度も啄む様なキスをした。
濡れた君の唇と瞳に、ほんのりと色付いた頬に、どうしようもなく欲情した。
「相沢君は綺麗だ……、好きだよ」
強張った肩を撫でて、耳の下にもキスをした。
頸筋を唇で辿って、邪魔なシャツを脱がせた。
君は恥ずかしそうに無意識に胸を隠す。
肋骨の浮いた薄い身体。服を脱ぐと、思った以上に君は細くて、ちょっと心配になった。ちゃんと食べているのだろうか? そして、僕は君を壊してしまわないだろうか?
「俺の裸なんか見て、萎えねぇの? 」
君はそっぽを向いてそんなことを言うから、その手を僕の脚の間に導いた。
「ほら、もうこんなに硬い。相沢君だからこうなるんだよ……。責任取ってね」
悪戯っぽく囁いて、君の耳にかぷりと噛みついた。
「ひゃっ……」
そんなかわいい声が聞こえたから、僕は嬉しくなって、左手で君の頭を撫でて、もう一度唇にキスをした。
今度は口内にも舌を侵入させて、君の甘い舌を吸った。
深く、深く、貪る様に、君とのキスに夢中になる。
左手で頭を支えて、右手で背中を撫で摩る。
脇腹に手をやると、君は擽ったそうに身を捩った。
「あんたも脱げよ……」
シャツを脱いだら、君の手が恐々と僕に触れた。
ああ、君は可愛い。
耐えきれず、僕はベッドに君を押し倒した。
「相沢君は何もしなくていいから、僕に任せて。気持ち良かったら、素直に声を聞かせて、その方がもっと良くなるから……」
優しく君の素肌を撫でながら、僕は唇で鎖骨を辿る。
甘噛みしたり、吸い付いたり、簡単に痕のつく君の白い肌に、僕の印を刻んでいく。
ポカリと、頭を叩かれた。
君の顔を見たら、悔しそうに唇を歪めてた。
「なんか、あんた、慣れててムカつく……」
ぼそっと、そんなことを言う君も、とても愛おしい。
「慣れてなんかないよ、ほら」
君の手を、今度は僕の心臓の上にくっつけた。
ずっと、心臓が壊れそうなくらい、鼓動が速くて煩いんだ。
「……熱い」
うん、僕の肌も、熱を持ってる。
こんなにも興奮してるのは、相沢君、君とだからだ。
ギュッと抱きしめた。
「相沢君、大好きだよ」
「……ひさたか。久敬って呼んで」
「久敬、僕はさとる、智だよ」
「知ってるよ、智、もう一回キスして……」
クスクスと笑いながら、僕たちはまたキスをした。
僕はそっと、君の耳にそう囁いた。
君の僕に対する想いは、恋や愛じゃないかもしれない。でも、体を重ねることで、僕の想いが君に伝わればいいと思った。君は愛されるべき人だと、僕の全てで伝えたかった。
「あんたはバカだ……」
そんな風に言うくせに、君は僕の手を引いて、部屋へと連れて来てくれた。
神聖なものに触れるかのように、僕は震えながら君にキスをした。
「……んっ……」
重なった唇から、小さな声が漏れる。
角度を変えて、何度も何度も啄む様なキスをした。
濡れた君の唇と瞳に、ほんのりと色付いた頬に、どうしようもなく欲情した。
「相沢君は綺麗だ……、好きだよ」
強張った肩を撫でて、耳の下にもキスをした。
頸筋を唇で辿って、邪魔なシャツを脱がせた。
君は恥ずかしそうに無意識に胸を隠す。
肋骨の浮いた薄い身体。服を脱ぐと、思った以上に君は細くて、ちょっと心配になった。ちゃんと食べているのだろうか? そして、僕は君を壊してしまわないだろうか?
「俺の裸なんか見て、萎えねぇの? 」
君はそっぽを向いてそんなことを言うから、その手を僕の脚の間に導いた。
「ほら、もうこんなに硬い。相沢君だからこうなるんだよ……。責任取ってね」
悪戯っぽく囁いて、君の耳にかぷりと噛みついた。
「ひゃっ……」
そんなかわいい声が聞こえたから、僕は嬉しくなって、左手で君の頭を撫でて、もう一度唇にキスをした。
今度は口内にも舌を侵入させて、君の甘い舌を吸った。
深く、深く、貪る様に、君とのキスに夢中になる。
左手で頭を支えて、右手で背中を撫で摩る。
脇腹に手をやると、君は擽ったそうに身を捩った。
「あんたも脱げよ……」
シャツを脱いだら、君の手が恐々と僕に触れた。
ああ、君は可愛い。
耐えきれず、僕はベッドに君を押し倒した。
「相沢君は何もしなくていいから、僕に任せて。気持ち良かったら、素直に声を聞かせて、その方がもっと良くなるから……」
優しく君の素肌を撫でながら、僕は唇で鎖骨を辿る。
甘噛みしたり、吸い付いたり、簡単に痕のつく君の白い肌に、僕の印を刻んでいく。
ポカリと、頭を叩かれた。
君の顔を見たら、悔しそうに唇を歪めてた。
「なんか、あんた、慣れててムカつく……」
ぼそっと、そんなことを言う君も、とても愛おしい。
「慣れてなんかないよ、ほら」
君の手を、今度は僕の心臓の上にくっつけた。
ずっと、心臓が壊れそうなくらい、鼓動が速くて煩いんだ。
「……熱い」
うん、僕の肌も、熱を持ってる。
こんなにも興奮してるのは、相沢君、君とだからだ。
ギュッと抱きしめた。
「相沢君、大好きだよ」
「……ひさたか。久敬って呼んで」
「久敬、僕はさとる、智だよ」
「知ってるよ、智、もう一回キスして……」
クスクスと笑いながら、僕たちはまたキスをした。
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