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プロローグ
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魔法少女な彼女
「ひったくりは許さない!」
そう叫ぶと少女は高く飛び、遠くを走っていたひったくりに思い切り乗っかる
そして取られた鞄を奪い取り気絶しているひったくりを縛りあげる
「あ、あの、ありがとうございました」
鞄を取られた女性は少女から鞄を受け取るとそう言った
「いえいえ、ひったくりは許せませんからね!」
少女はそう言うとその場でにこりと笑う
それを言うと同時に周りで拍手が起きる
「あの、お名前は…」
鞄を取られていた女性は少女にそう聞いた
「ローズマリーって呼んでください!一応魔法少女です。それでは────」
そう少女は答え後ろを振り返るとそこにはスーツ姿の青年がいて
「・・・・・」
信じたくないという顔でこちらを見ていた
「・・・・」
少女はすぐ真っ赤な顔になり、その場から無言で大きく飛び建物の影へと消えた
─────────────────────
俺は"ガチャ"という音をたてドアを開ける。
このアパートの2階にある部屋のうちの一つは、数年前にお互いが成人してから彼女と同棲している家だった。
家に入ると彼女がエプロン姿で玄関までくると
「おかえり!夜ご飯もうすぐだからちょっと待っててね!」
そう言い満面の笑みでこちらを見てくる
俺はその状態のまま無言で彼女を見る
そして彼女はというと笑みを崩さずにいた
それから少しの沈黙のあと俺は彼女に声をかけた
「なあ」
「ハイ、ナンデショウ」
片言で返してくる彼女に向け俺は会心の一撃をくらわす
「お前、その歳で少女はないと思うぞ」
「言わないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
彼女の叫び声がアパート中に響いた
「ひったくりは許さない!」
そう叫ぶと少女は高く飛び、遠くを走っていたひったくりに思い切り乗っかる
そして取られた鞄を奪い取り気絶しているひったくりを縛りあげる
「あ、あの、ありがとうございました」
鞄を取られた女性は少女から鞄を受け取るとそう言った
「いえいえ、ひったくりは許せませんからね!」
少女はそう言うとその場でにこりと笑う
それを言うと同時に周りで拍手が起きる
「あの、お名前は…」
鞄を取られていた女性は少女にそう聞いた
「ローズマリーって呼んでください!一応魔法少女です。それでは────」
そう少女は答え後ろを振り返るとそこにはスーツ姿の青年がいて
「・・・・・」
信じたくないという顔でこちらを見ていた
「・・・・」
少女はすぐ真っ赤な顔になり、その場から無言で大きく飛び建物の影へと消えた
─────────────────────
俺は"ガチャ"という音をたてドアを開ける。
このアパートの2階にある部屋のうちの一つは、数年前にお互いが成人してから彼女と同棲している家だった。
家に入ると彼女がエプロン姿で玄関までくると
「おかえり!夜ご飯もうすぐだからちょっと待っててね!」
そう言い満面の笑みでこちらを見てくる
俺はその状態のまま無言で彼女を見る
そして彼女はというと笑みを崩さずにいた
それから少しの沈黙のあと俺は彼女に声をかけた
「なあ」
「ハイ、ナンデショウ」
片言で返してくる彼女に向け俺は会心の一撃をくらわす
「お前、その歳で少女はないと思うぞ」
「言わないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
彼女の叫び声がアパート中に響いた
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