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3.不謹慎なデート
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美術館のなかは広々としていて迷路のよう。絵画だけでなく彫刻やオブジェもあって見応えがあった。
佐野先生は一つひとつ時間をかけて見ていた。その横顔をじっと見ていたら、わたしの視線に気がついたらしく、佐野先生がこちらを見た。
「おもしろいか?」
小声で聞かれたので「はい」と小さく返事をする。
佐野先生はそれからも静かに見続けていたので、わたしも黙ってついていった。だけど目の前の背中を追いながら、切なくなる一方。これではいけないと、途中から少し距離を置いて自分のペースでまわっていった。
美術館は一時間半ほど堪能。普段、美術館にはあまり行かないけれど、静謐《せいひつ》な雰囲気も含めて楽しめ、たまにはこういうのもいいなと、そこは素直に思った。
美術館を出ると、再び広い駐車場を歩く。緑の森から涼しげな風が吹き渡っている。気持ちのいい風だった。
隣を歩く佐野先生を見ると、さっきと少し様子が違う。まったく覇気が感じられない。心ここにあらずだった。
心配になって「どうかしました?」と声をかけると、佐野先生は我に返る。わたしの声は届いていなかったみたいで「なに?」と聞き返してくるので、別の話題をさがし、言葉を続けた。
「熱心に見入ってましたよね。美術が好きなんですね」
「昔から絵を描くのが好きだったんだ。将来は漫画家になりたいと思ってた時期もあったな。子どもの頃の話だけど」
「へえ、意外です。漫画家だなんて」
教師一筋かと思っていた。
「誰でも一度は思うだろう?」
「わたしは思ったことありませんよ。絵を描くのは好きでしたけど、自分で才能を感じたことがないんで、美術部にも入りませんでした」
「でもお母さんは美術部だったよな? 絵も上手だった」
「覚えてたんですか?」
「さっき、思い出した」
「すごい記憶力!」
家庭訪問のときのことだ。たくさんの教え子がいるのに、記憶に残るものなんだろうか。
「お母さんも美術部だったっておっしゃっていたから、それで印象に残っていたんだ。イチゴの花の絵が飾ってあったのもなんとなく覚えてるよ。あとオレンジ色の花もあったよな?」
「マリーゴールドです。妹の誕生日が七月十八日なんですけど、誕生花なんです」
「誕生花? ああ、そういう意味だったのか。それじゃあイチゴの花はいつ?」
「四月十三日です」
「とっくに過ぎてるな、輝の誕生日」
「そうなんです。佐野先生にプレゼントのおねだりができなくて残念です」
今年の誕生日は、父は仕事で帰宅が遅く、母と妹にお祝いしてもらった。イチゴたっぷりのホールケーキを食べられるとはしゃいでいる無邪気な妹の姿を母と一緒に見守り、なんとも微笑ましい誕生日だった。
「それじゃあケーキの代わりに、アイスを買ってやろうか?」
「急にどうしたんですか? 甘いものは大好きなんで、うれしいですけど」
「よし! なら、俺も食おうかな」
でも、そんな店がどこにあるのだろう。辺りを見渡してもどこにもない。おしゃれなカフェなら美術館に併設されているんだけど。
「あそこだよ」
わたしがキョロキョロとしていたので、佐野先生が駐車場の奥を指さした。
「あった!」
やっと見つけることができた。それは森の背景に馴染むようなフォレストグリーンの移動販売車だった。
わたしはストロベリー。佐野先生は抹茶味を頼んだ。座るところがないので、周辺の遊歩道を散策しながら、アイスを食べた。
「すっごくおいしいです。わたし、アイスが大好きで、朝ごはんのあとにデザートで食べることもあるくらいなんですよ」
「朝からアイス!? さすがにそれはないだろう」
「わたしはまだいいほうです。アイス好きの人のなかには朝ごはん代わりに食べる人もいるんですよ。すごいですよね、アイスだけ食べて朝食をすませるなんて」
「アイスだけって……。おいおい、嘘だろ?」
「本当です。テレビで見ましたもん」
それでも佐野先生は眉根を寄せ、「信じられん」とつぶやいた。
それにしてもミスマッチだなあ。佐野先生とアイス。ファミレスでもチョコパフェを完食していたけれど、実は甘党だったのか。
「抹茶味もおいしそうですね」
ほかにも種類があったけれど、最後まで迷ったのが抹茶味だった。
「ほら、やるよ」
「いや、でも……」
「食べたいんだろう? こっち側、まだ口つけてないから」
「え……」
さすがにかぶりつくのはどうかと思って躊躇していたら、佐野先生が「食え」と、抹茶味のアイスを目の前に突き出してきた。そこまでされると食べないわけにいかない。
「いただきます」
遠慮がちに、小さく口を開けた。
「うまいだろう?」
「……はい、おいしいです」
顔から火が出そうだった。いい年をして間接キスにドキドキしている。佐野先生の食べかけの部分に口をつけてしまった。だって口をつけていない部分はなんとなく悪い気がして……。
佐野先生が、わたしが口をつけた部分を食べているのを見ながら、やっぱり遠慮すればよかったかなとちょっとだけ後悔していた。
佐野先生はなんとも思わないのだろうか。それはそれでわたしのプライドが傷つくんですけど。
「なんでだろうな? 観光地とかに来ると、つい買っちゃうんだよな」
「たしかに。観光地のアイスクリーム屋さんは、オジサンとかおじいちゃんがよく買っているイメージです」
「おまえ、またそんなことを……。俺のことをオジサン呼ばわりするなよ。まあでも街中では絶対買えないな。あと、男同士でも買いにくい。でも今日は輝が一緒だから買いやすかったよ。ここのアイスはほかの店と比べて濃厚だから、なんか無性に食べたくなったんだ」
ということは、前にもほかの誰かとここのアイスを食べたことがあるんだね。車で二時間もかかる場所なので、男同士というわけではないような気がする。いま現在おつき合いしている彼女と来たのかな。たしか、この美術館は完成して一年も経っていなかったはずだから。
デートだと浮かれていたけれど、現実を思い知って落ち込んだ。
そりゃあ、デートぐらいするだろう。美術館以外にも、遊園地や水族館、泊まりがけの旅行なんかもあるかもしれない。でもデートした思い出の場所に居合わせているのはつらい。美術館にいるときも、ここまでの道のりも、彼女のことを思い出さないわけがない。
「腹でも壊したか?」
考えごとをしていたら、心配そうに顔を覗き込まれた。
だめだ、気をつけないと。たぶん、そうとう暗い顔になっていたような気がする。
「違います。もう小学生じゃないんですから、アイスを食べたくらいでお腹を壊しませんよ」
笑顔を作るってこんなに大変だったっけ? そう思うくらい、いまものすごく表情筋を使っている感じがする。
おいしいものを食べると元気がでる、なんて言っていた自分がばかみたいだ。元気どころか、自分の身体が泥沼に沈んでいくように重く、苦しかった。
佐野先生は一つひとつ時間をかけて見ていた。その横顔をじっと見ていたら、わたしの視線に気がついたらしく、佐野先生がこちらを見た。
「おもしろいか?」
小声で聞かれたので「はい」と小さく返事をする。
佐野先生はそれからも静かに見続けていたので、わたしも黙ってついていった。だけど目の前の背中を追いながら、切なくなる一方。これではいけないと、途中から少し距離を置いて自分のペースでまわっていった。
美術館は一時間半ほど堪能。普段、美術館にはあまり行かないけれど、静謐《せいひつ》な雰囲気も含めて楽しめ、たまにはこういうのもいいなと、そこは素直に思った。
美術館を出ると、再び広い駐車場を歩く。緑の森から涼しげな風が吹き渡っている。気持ちのいい風だった。
隣を歩く佐野先生を見ると、さっきと少し様子が違う。まったく覇気が感じられない。心ここにあらずだった。
心配になって「どうかしました?」と声をかけると、佐野先生は我に返る。わたしの声は届いていなかったみたいで「なに?」と聞き返してくるので、別の話題をさがし、言葉を続けた。
「熱心に見入ってましたよね。美術が好きなんですね」
「昔から絵を描くのが好きだったんだ。将来は漫画家になりたいと思ってた時期もあったな。子どもの頃の話だけど」
「へえ、意外です。漫画家だなんて」
教師一筋かと思っていた。
「誰でも一度は思うだろう?」
「わたしは思ったことありませんよ。絵を描くのは好きでしたけど、自分で才能を感じたことがないんで、美術部にも入りませんでした」
「でもお母さんは美術部だったよな? 絵も上手だった」
「覚えてたんですか?」
「さっき、思い出した」
「すごい記憶力!」
家庭訪問のときのことだ。たくさんの教え子がいるのに、記憶に残るものなんだろうか。
「お母さんも美術部だったっておっしゃっていたから、それで印象に残っていたんだ。イチゴの花の絵が飾ってあったのもなんとなく覚えてるよ。あとオレンジ色の花もあったよな?」
「マリーゴールドです。妹の誕生日が七月十八日なんですけど、誕生花なんです」
「誕生花? ああ、そういう意味だったのか。それじゃあイチゴの花はいつ?」
「四月十三日です」
「とっくに過ぎてるな、輝の誕生日」
「そうなんです。佐野先生にプレゼントのおねだりができなくて残念です」
今年の誕生日は、父は仕事で帰宅が遅く、母と妹にお祝いしてもらった。イチゴたっぷりのホールケーキを食べられるとはしゃいでいる無邪気な妹の姿を母と一緒に見守り、なんとも微笑ましい誕生日だった。
「それじゃあケーキの代わりに、アイスを買ってやろうか?」
「急にどうしたんですか? 甘いものは大好きなんで、うれしいですけど」
「よし! なら、俺も食おうかな」
でも、そんな店がどこにあるのだろう。辺りを見渡してもどこにもない。おしゃれなカフェなら美術館に併設されているんだけど。
「あそこだよ」
わたしがキョロキョロとしていたので、佐野先生が駐車場の奥を指さした。
「あった!」
やっと見つけることができた。それは森の背景に馴染むようなフォレストグリーンの移動販売車だった。
わたしはストロベリー。佐野先生は抹茶味を頼んだ。座るところがないので、周辺の遊歩道を散策しながら、アイスを食べた。
「すっごくおいしいです。わたし、アイスが大好きで、朝ごはんのあとにデザートで食べることもあるくらいなんですよ」
「朝からアイス!? さすがにそれはないだろう」
「わたしはまだいいほうです。アイス好きの人のなかには朝ごはん代わりに食べる人もいるんですよ。すごいですよね、アイスだけ食べて朝食をすませるなんて」
「アイスだけって……。おいおい、嘘だろ?」
「本当です。テレビで見ましたもん」
それでも佐野先生は眉根を寄せ、「信じられん」とつぶやいた。
それにしてもミスマッチだなあ。佐野先生とアイス。ファミレスでもチョコパフェを完食していたけれど、実は甘党だったのか。
「抹茶味もおいしそうですね」
ほかにも種類があったけれど、最後まで迷ったのが抹茶味だった。
「ほら、やるよ」
「いや、でも……」
「食べたいんだろう? こっち側、まだ口つけてないから」
「え……」
さすがにかぶりつくのはどうかと思って躊躇していたら、佐野先生が「食え」と、抹茶味のアイスを目の前に突き出してきた。そこまでされると食べないわけにいかない。
「いただきます」
遠慮がちに、小さく口を開けた。
「うまいだろう?」
「……はい、おいしいです」
顔から火が出そうだった。いい年をして間接キスにドキドキしている。佐野先生の食べかけの部分に口をつけてしまった。だって口をつけていない部分はなんとなく悪い気がして……。
佐野先生が、わたしが口をつけた部分を食べているのを見ながら、やっぱり遠慮すればよかったかなとちょっとだけ後悔していた。
佐野先生はなんとも思わないのだろうか。それはそれでわたしのプライドが傷つくんですけど。
「なんでだろうな? 観光地とかに来ると、つい買っちゃうんだよな」
「たしかに。観光地のアイスクリーム屋さんは、オジサンとかおじいちゃんがよく買っているイメージです」
「おまえ、またそんなことを……。俺のことをオジサン呼ばわりするなよ。まあでも街中では絶対買えないな。あと、男同士でも買いにくい。でも今日は輝が一緒だから買いやすかったよ。ここのアイスはほかの店と比べて濃厚だから、なんか無性に食べたくなったんだ」
ということは、前にもほかの誰かとここのアイスを食べたことがあるんだね。車で二時間もかかる場所なので、男同士というわけではないような気がする。いま現在おつき合いしている彼女と来たのかな。たしか、この美術館は完成して一年も経っていなかったはずだから。
デートだと浮かれていたけれど、現実を思い知って落ち込んだ。
そりゃあ、デートぐらいするだろう。美術館以外にも、遊園地や水族館、泊まりがけの旅行なんかもあるかもしれない。でもデートした思い出の場所に居合わせているのはつらい。美術館にいるときも、ここまでの道のりも、彼女のことを思い出さないわけがない。
「腹でも壊したか?」
考えごとをしていたら、心配そうに顔を覗き込まれた。
だめだ、気をつけないと。たぶん、そうとう暗い顔になっていたような気がする。
「違います。もう小学生じゃないんですから、アイスを食べたくらいでお腹を壊しませんよ」
笑顔を作るってこんなに大変だったっけ? そう思うくらい、いまものすごく表情筋を使っている感じがする。
おいしいものを食べると元気がでる、なんて言っていた自分がばかみたいだ。元気どころか、自分の身体が泥沼に沈んでいくように重く、苦しかった。
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