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1.無人島ダンジョン
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目が覚めるとそこは絶海の孤島だった。
遠浅の美しい海に囲まれた外周100キロほどの大きな島。
大体日本の島でいったら宮古島くらいの大きさだろうか。
青い空と真っ白な砂浜の広がるなかなかのロケーションだ。
これが旅行で来たのであれば最高だったんだがな。
「いやぁ、参った……」
どうやら俺は、一度死んで転生というものをしてしまったらしい。
固有名:ヤマダ
種 族:迷宮の魔王
性 別:男
年 齢:0歳
称 号:【転生者】
レベル:1
H P:10/10
M P:10/10
S P:10/10
攻撃力:10
防御力:10
素早さ:10
魔攻力:10
魔防力:10
スキル:【アイテムボックス】【言語理解】【鑑定】
ダンジョンマスターレベル:1
所有ダンジョン:【名も無き島のダンジョン】
D P:1000
これが俺のステータスだ。
ステータスやパラメータなんてゲームみたいだが、それを言うならばこの世界自体がゲームの中のような世界だ。
俺が最初に目覚めたのはこの島の中心部に存在している岩山。
その頂上付近にぽっかりと口を開けている横穴の中だった。
その横穴は内部が浅い洞窟のようになっており、不自然なほど壁や地面がつるつるだった。
まるで人が岩を削って作った人工の洞窟のように。
中心部には円柱形の台座が地面からにょきりと生えており、上には薄紫がかった真ん丸の水晶玉が乗せられていた。
いったいなんなのかと触ってみた俺は、自分という存在がどういった生き物なのかを知った。
頭に直接流れ込んできたのはこの世界とダンジョン、そしてその主たる魔王という存在についての知識。
この世界はレベル、スキル、ステータス、ダンジョンなどまるでゲームのような要素に溢れた世界だった。
迷宮の魔王という種族はダンジョンを造り、侵入者を誘き寄せてその魔力を吸収する。
魔力はダンジョンポイントとして魔王に還元される。
魔王はそのダンジョンポイントを使うことにより、様々なことができる。
自分自身の強化であったり、ダンジョンの拡張、食料を生み出すこともできれば武器を生み出すことだってできる。
ほぼなんでもできると言っても過言ではないだろう。
俺はそんな迷宮の魔王に転生したのだ。
【転生者】という称号を見れば一度死んで転生したことは察しがついた。
しかし俺には死んだ記憶がない。
この称号というものがすべての人にランダムに与えられるものでなければ、おそらく俺は自分が死んだことも知らないままに死んだのだろう。
急病か火事か地震か、それとも隕石でも落ちて地球人類全員が死んだという可能性もある。
痛みを感じる間もなく知らないうちに死ぬというのは幸せなことなのかもしれないが、なんとなくアンニュイな気持ちになる。
両親はすでに死んでいるし、他に家族もない。
友達もいないし仕事はフリーランスの翻訳業だったので同僚もいない。
思い返してみればそれほどあちらの世界に未練はない。
一つだけ未練があるとすれば近所のコンビニの店員だろうか。
何度も相対するうちに、少しだけ仲良くなれたと自分では思っている。
しかしおそらくそれも俺の思い込みだろう。
どうせ裏ではダブルチキンとかいうあだ名を付けられているに決まっている。
いつもファ〇チキとスパ〇シーチキンを1つずつ買っていたから。
そう考えると、思い残すことはなにもない。
転生先の種族はおそらくこれ以上ないほどのアタリだろう。
この世界での魔王の扱いや人間たちとの関係などは気になるところだが、この無人島ではそうそう人に出会うこともあるまい。
のんびりと新しい人生を楽しませてもらうとしよう。
遠浅の美しい海に囲まれた外周100キロほどの大きな島。
大体日本の島でいったら宮古島くらいの大きさだろうか。
青い空と真っ白な砂浜の広がるなかなかのロケーションだ。
これが旅行で来たのであれば最高だったんだがな。
「いやぁ、参った……」
どうやら俺は、一度死んで転生というものをしてしまったらしい。
固有名:ヤマダ
種 族:迷宮の魔王
性 別:男
年 齢:0歳
称 号:【転生者】
レベル:1
H P:10/10
M P:10/10
S P:10/10
攻撃力:10
防御力:10
素早さ:10
魔攻力:10
魔防力:10
スキル:【アイテムボックス】【言語理解】【鑑定】
ダンジョンマスターレベル:1
所有ダンジョン:【名も無き島のダンジョン】
D P:1000
これが俺のステータスだ。
ステータスやパラメータなんてゲームみたいだが、それを言うならばこの世界自体がゲームの中のような世界だ。
俺が最初に目覚めたのはこの島の中心部に存在している岩山。
その頂上付近にぽっかりと口を開けている横穴の中だった。
その横穴は内部が浅い洞窟のようになっており、不自然なほど壁や地面がつるつるだった。
まるで人が岩を削って作った人工の洞窟のように。
中心部には円柱形の台座が地面からにょきりと生えており、上には薄紫がかった真ん丸の水晶玉が乗せられていた。
いったいなんなのかと触ってみた俺は、自分という存在がどういった生き物なのかを知った。
頭に直接流れ込んできたのはこの世界とダンジョン、そしてその主たる魔王という存在についての知識。
この世界はレベル、スキル、ステータス、ダンジョンなどまるでゲームのような要素に溢れた世界だった。
迷宮の魔王という種族はダンジョンを造り、侵入者を誘き寄せてその魔力を吸収する。
魔力はダンジョンポイントとして魔王に還元される。
魔王はそのダンジョンポイントを使うことにより、様々なことができる。
自分自身の強化であったり、ダンジョンの拡張、食料を生み出すこともできれば武器を生み出すことだってできる。
ほぼなんでもできると言っても過言ではないだろう。
俺はそんな迷宮の魔王に転生したのだ。
【転生者】という称号を見れば一度死んで転生したことは察しがついた。
しかし俺には死んだ記憶がない。
この称号というものがすべての人にランダムに与えられるものでなければ、おそらく俺は自分が死んだことも知らないままに死んだのだろう。
急病か火事か地震か、それとも隕石でも落ちて地球人類全員が死んだという可能性もある。
痛みを感じる間もなく知らないうちに死ぬというのは幸せなことなのかもしれないが、なんとなくアンニュイな気持ちになる。
両親はすでに死んでいるし、他に家族もない。
友達もいないし仕事はフリーランスの翻訳業だったので同僚もいない。
思い返してみればそれほどあちらの世界に未練はない。
一つだけ未練があるとすれば近所のコンビニの店員だろうか。
何度も相対するうちに、少しだけ仲良くなれたと自分では思っている。
しかしおそらくそれも俺の思い込みだろう。
どうせ裏ではダブルチキンとかいうあだ名を付けられているに決まっている。
いつもファ〇チキとスパ〇シーチキンを1つずつ買っていたから。
そう考えると、思い残すことはなにもない。
転生先の種族はおそらくこれ以上ないほどのアタリだろう。
この世界での魔王の扱いや人間たちとの関係などは気になるところだが、この無人島ではそうそう人に出会うこともあるまい。
のんびりと新しい人生を楽しませてもらうとしよう。
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