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2.ダンジョンの拡張
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さしあたってやらなければならないことは、ダンジョンの拡張だろうか。
いまのところこの島で敵性生物に出会ったことは無いが、広い島だし何がいるのかわかったものじゃない。
人間は文明を作らないと生きていけないものだからおそらく何の開発もされた形跡がないこの島には住んでいない。
文明を作れる知性を持った別の生き物もいないだろう。
だが恐ろしい野生動物やゲームに出てくるモンスターのようなものが住んでいないとも限らない。
安心して眠ることのできる住処というのは必要だ。
幸いにもダンジョンポイントはゼロからのスタートというわけではないようで初期ポイントの1000ポイントがある。
これを使ってダンジョンを造り、侵入者を誘き寄せろということなのだろう。
武器や食料、スキルを身につけることのできるアイテムなどにも興味はあるが、優先度はダンジョンのほうが高い。
魔王は何も食べなくても半年くらいは生き延びられるだけの生命力を持った生き物だ。
ポイントの許す限り堅牢なダンジョンを造り上げ、身の安全を確保したうえで余ったダンジョンポイントを使ってそれらの品物を手に入れるのがいいだろう。
「ダンジョンポイントを最大限有効活用するには……」
その名の通り迷宮にしてしまうのがいいか。
ダンジョンはなぜか物理的に攻略不可能にしてしまうことができない。
侵入者を食いものにする以上は正々堂々と知恵比べでもしろという神的な存在のメッセージなのかなんなのか。
魔王やダンジョンなんてどう考えても進化論的に乗っとった適者生存で進化した種族ではない。
ダンジョンポイントでアイテムが生み出せるなんてどんな進化をしても不可能だ。
神とか悪魔とか、そういったファンタジーな何かによって魔王が魔王たりえているのだろう。
それはもうそうなのだと割り切るしかない。
まあそんななにかの思惑によって魔王はダンジョンに鍵をかけて引きこもるわけにもいかないわけだ。
ダンジョンポイントもそんなに多いわけではないし、俺には迷路で迷わせるくらいしか思いつかない。
複雑に入り組んだ通路を幾重にも重ね、正解のルートを選ばない限りは先に進むことのできない高難易度の迷路とする。
危険度の高い罠はポイントが張る。
だから危険度の低い嫌がらせのような罠を有効に活用し、迷路と組み合わせ侵入者を惑わせる。
敵となるモンスターは弱い奴でもポイントが張るので今のところはなしだ。
「こんなものか」
洞窟内の台座に鎮座している水晶玉、ダンジョンコアに触れてダンジョンの拡張を設定していく。
ひとまず階層は1層だけでいい。
だがその広さはポイントの許す限り広げる。
手持ちのポイントでは500メートル四方が限界のようだ。
少し狭い気がするが、その分通路を狭くして嫌がらせをする。
通路は人間が2人すれ違えるかどうかという幅に設定。
右手を壁についていればいつか攻略できるという迷路の攻略法も使えないようにボタンを押すと通路が入れ替わる仕掛けを付けておこう。
このボタンの仕掛けも、正解は一つだけ。
正しい場所のボタンを正しい手順で押して通路を切り替えなければゴールにたどり着けないようにする。
すでに勘だけで最奥までたどり着ける確率は限りなくゼロに近いが、世の中には信じられないくらい強運な人間というのが存在しているものだ。
念には念を入れてダミーの正解を作っておく。
迷路を抜けてたどり着ける部屋は4つ。
その中に意味のある部屋は俺の過ごすダンジョンコアルームだけ。
他の部屋には床が抜けてすべり台で入り口の天井から落ちてくる罠でも仕掛けておこう。
やっとたどり着いた正解だと思った部屋が実はハズレで、一気に入り口まで戻されたら相当しんどいだろう。
「その前に知性のある侵入者なんて来るかは分からないけどな」
来なかったら俺はどうやってダンジョンポイントを稼いだらいいんだろうな。
いまのところこの島で敵性生物に出会ったことは無いが、広い島だし何がいるのかわかったものじゃない。
人間は文明を作らないと生きていけないものだからおそらく何の開発もされた形跡がないこの島には住んでいない。
文明を作れる知性を持った別の生き物もいないだろう。
だが恐ろしい野生動物やゲームに出てくるモンスターのようなものが住んでいないとも限らない。
安心して眠ることのできる住処というのは必要だ。
幸いにもダンジョンポイントはゼロからのスタートというわけではないようで初期ポイントの1000ポイントがある。
これを使ってダンジョンを造り、侵入者を誘き寄せろということなのだろう。
武器や食料、スキルを身につけることのできるアイテムなどにも興味はあるが、優先度はダンジョンのほうが高い。
魔王は何も食べなくても半年くらいは生き延びられるだけの生命力を持った生き物だ。
ポイントの許す限り堅牢なダンジョンを造り上げ、身の安全を確保したうえで余ったダンジョンポイントを使ってそれらの品物を手に入れるのがいいだろう。
「ダンジョンポイントを最大限有効活用するには……」
その名の通り迷宮にしてしまうのがいいか。
ダンジョンはなぜか物理的に攻略不可能にしてしまうことができない。
侵入者を食いものにする以上は正々堂々と知恵比べでもしろという神的な存在のメッセージなのかなんなのか。
魔王やダンジョンなんてどう考えても進化論的に乗っとった適者生存で進化した種族ではない。
ダンジョンポイントでアイテムが生み出せるなんてどんな進化をしても不可能だ。
神とか悪魔とか、そういったファンタジーな何かによって魔王が魔王たりえているのだろう。
それはもうそうなのだと割り切るしかない。
まあそんななにかの思惑によって魔王はダンジョンに鍵をかけて引きこもるわけにもいかないわけだ。
ダンジョンポイントもそんなに多いわけではないし、俺には迷路で迷わせるくらいしか思いつかない。
複雑に入り組んだ通路を幾重にも重ね、正解のルートを選ばない限りは先に進むことのできない高難易度の迷路とする。
危険度の高い罠はポイントが張る。
だから危険度の低い嫌がらせのような罠を有効に活用し、迷路と組み合わせ侵入者を惑わせる。
敵となるモンスターは弱い奴でもポイントが張るので今のところはなしだ。
「こんなものか」
洞窟内の台座に鎮座している水晶玉、ダンジョンコアに触れてダンジョンの拡張を設定していく。
ひとまず階層は1層だけでいい。
だがその広さはポイントの許す限り広げる。
手持ちのポイントでは500メートル四方が限界のようだ。
少し狭い気がするが、その分通路を狭くして嫌がらせをする。
通路は人間が2人すれ違えるかどうかという幅に設定。
右手を壁についていればいつか攻略できるという迷路の攻略法も使えないようにボタンを押すと通路が入れ替わる仕掛けを付けておこう。
このボタンの仕掛けも、正解は一つだけ。
正しい場所のボタンを正しい手順で押して通路を切り替えなければゴールにたどり着けないようにする。
すでに勘だけで最奥までたどり着ける確率は限りなくゼロに近いが、世の中には信じられないくらい強運な人間というのが存在しているものだ。
念には念を入れてダミーの正解を作っておく。
迷路を抜けてたどり着ける部屋は4つ。
その中に意味のある部屋は俺の過ごすダンジョンコアルームだけ。
他の部屋には床が抜けてすべり台で入り口の天井から落ちてくる罠でも仕掛けておこう。
やっとたどり着いた正解だと思った部屋が実はハズレで、一気に入り口まで戻されたら相当しんどいだろう。
「その前に知性のある侵入者なんて来るかは分からないけどな」
来なかったら俺はどうやってダンジョンポイントを稼いだらいいんだろうな。
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