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50.巨大海獣
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「あれは、なんだ?ま、まさか、魔物なのか……」
マストの上の物見で見張っていた男爵領警備隊の兵士が思わず声を上げる。
神巻きタバコによって増幅された俺の聴覚には、船室にいてもそれを聞き取ることができた。
遠見の魔法で軽く船の外の様子を見れば、荒波に揺られ雷に照らし出される巨大な影。
俺は即座にベッドから起き上がり、男爵から預かっている宝剣を腰にぶら下げる。
部屋から出て、隣の男爵の船室のドアを少し乱暴気味に叩いた。
「男爵、起きてますか?」
ばさっと男爵の飛び起きる音がする。
手早く上着を着た男爵が扉を開けて出てくる。
「何かありましたか」
「魔物のようです。それも超大型の」
「わかりました。すぐに兵を起こし戦闘準備に入ります」
「お願いします。俺は甲板に向かいます」
兵たちをたたき起こしに向かう男爵と別れ、俺は甲板に出る。
外は雨風が吹き荒び、天候は最悪。
船は揺れて戦いにくい。
状況は最悪だな。
眼前に見えるは聳え立つ塔のような魔物。
よく見れば、それは大きな蛇のような姿をしていた。
すぐにカランッカランッカランッと緊急事態を意味する鐘が鳴らされる。
見張りの兵士はようやくあの巨大な物体が魔物だということを認識したらしい。
まあ無理も無い。
それほどまでに、その魔物は巨大だった。
たぶんスカイツリーくらいはある。
あれが倒れ掛かってきただけでも船は海の藻屑と化すだろう。
なんとかしなければならない。
幸いにも、この船には過剰とも思える兵器を積んできている。
倒せる可能性は十分にある。
俺の役目はあれが絶命したとき、海に倒れるのを防ぐことか。
うまいこと異空間収納にでも仕舞わなければ大変なことになってしまう。
男爵にたたき起こされた兵士たちが、慌てた様子でバタバタと甲板に出てくる。
「うわぁ、なんだよあれ……」
「あんな魔物見たことねえよ……」
「海はおっかねえところだ……」
完全にビビッてしまっている。
この船には超兵器を積んできているのだから、もう少し自信を持って欲しいものだ。
「お前らビビッてんじゃねえ!さっさと主砲に魔石を放り込まねえか!!」
巨大な海の魔物を前にして怖気づいた兵士たちを鼓舞するブルーノさん。
やはりこういうときは年季がものを言う。
すぐに兵士たちも立ち直り、甲板の主砲にエネルギー源である魔石を運び込み始める。
主砲の魔導レールガンはとんでもなく魔石を食うからね。
しかしその分威力は期待できる。
実験では山ひとつ無くなったからね。
低いけど男爵領唯一の山だったのに。
まあ山の下から銀の鉱脈が見つかったから結果オールライト。
あの巨大な魔物も男爵領の山のように粉砕されてくれたらいいのだけど。
「隊長!シーサーペントです!!」
「なに!?」
巨大な魔物に注意を奪われていた俺達だが、海には他にも危険な魔物がいっぱいだ。
その一種がシーサーペント。
10メートルくらいある海蛇の魔物だ。
牙には猛毒があり、ちょっと触れただけでも命が危うい。
そんな魔物が大量に船に群がってこようとしていた。
いつの間にこんなことに。
あれ、よく見たらなんかあの巨大な魔物ってシーサーペントに似ているような。
まさか、親子なのか。
あのでかいのが親で、シーサーペントは子供。
シーサーペントというのは、あのでかい蛇の魔物の子供のことだったとでもいうのか。
海の魔物というのはいちいちスケールがでかくて困るね。
とにかく今はこのシーサーペントの群れをどうにかしなければ。
「ガトリング砲、1番から10番。用意!」
甲板に響き渡る男爵の声。
そういえばこの船は大砲を魔導ガトリング砲に換えてあったんだった。
レールガンに威力は劣るが、速射性が高いし魔石もそこまで食わない。
シーサーペントに通用すればいいのだが。
「放て!」
パパパパと火薬よりも小さい音で弾丸の雨が発射される。
ガトリング砲の砲門が撫でるようにシーサーペントを殺傷していく。
シーサーペントの表皮はそこそこ硬いようだが、ガトリング砲の前では紙も同然だ。
海が真っ赤に染まり、大きな海蛇の死骸だらけになる。
グロテスクだ。
シーサーペントは大きな魔石も持っているし、毒も素材になる。
もったいないので俺はウォーターハンドでできるだけ回収して異空間収納にしまった。
「撃ち方やめ!」
ガトリング砲の掃射が終わり、海面に生きているシーサーペントは居なくなる。
生き残った奴も海底へ逃げていったようだ。
残るはあの巨大な親シーサーペント。
『グラァァァァァァッ!!』
子供がやられて怒ったのか、親シーサーペントの咆哮が響き渡る。
鼓膜がビリビリして、腹の底から恐怖がせり上がってくるような声だ。
甲板の兵士たちは足をガクガクと震わせ、座り込んでしまった者もいる。
すごい威圧感だ。
昔ダムの放水を目にしたときの感覚に似ているな。
あんな大きな水の流れの前には、自分の力なんてちっぽけなものだという感覚。
しかしおっさんは、抗って抗ってここまで生きてきたんだよ。
社会という大きな流れにね。
足がすくんだときは、靴を脱いで裸足になる。
これに限る。
俺は革靴を放り投げた。
腹に力を込め、声を振り絞る。
「ブルーノさん!レールガンを撃て!!」
「わ、分かった!!」
呆然と立ち尽くしていたブルーノさんが我を取り戻す。
そしてエネルギー充填の終わったレールガンの砲門を微調整する。
幸いなことに的はでかい。
動きも速くない。
ブルーノさんは聳え立つ塔のような巨体に向けてレールガンを放った。
砲門から放たれるのは音速の10倍の速度の弾丸。
魔法によって発生した強力な磁力の誘導によって、短い距離で弾丸は急激に加速する。
発生した衝撃波は魔法によって相殺されるし、反動も慣性制御魔法によってそれほどではない。
超速の弾丸を食らったシーサーペントが俺達の船とは逆側に倒れる。
「やったか?」
ああ、やってないわこれ。
誰かが口にしたお決まりのフレーズのせいで、延長戦が確定した。
マストの上の物見で見張っていた男爵領警備隊の兵士が思わず声を上げる。
神巻きタバコによって増幅された俺の聴覚には、船室にいてもそれを聞き取ることができた。
遠見の魔法で軽く船の外の様子を見れば、荒波に揺られ雷に照らし出される巨大な影。
俺は即座にベッドから起き上がり、男爵から預かっている宝剣を腰にぶら下げる。
部屋から出て、隣の男爵の船室のドアを少し乱暴気味に叩いた。
「男爵、起きてますか?」
ばさっと男爵の飛び起きる音がする。
手早く上着を着た男爵が扉を開けて出てくる。
「何かありましたか」
「魔物のようです。それも超大型の」
「わかりました。すぐに兵を起こし戦闘準備に入ります」
「お願いします。俺は甲板に向かいます」
兵たちをたたき起こしに向かう男爵と別れ、俺は甲板に出る。
外は雨風が吹き荒び、天候は最悪。
船は揺れて戦いにくい。
状況は最悪だな。
眼前に見えるは聳え立つ塔のような魔物。
よく見れば、それは大きな蛇のような姿をしていた。
すぐにカランッカランッカランッと緊急事態を意味する鐘が鳴らされる。
見張りの兵士はようやくあの巨大な物体が魔物だということを認識したらしい。
まあ無理も無い。
それほどまでに、その魔物は巨大だった。
たぶんスカイツリーくらいはある。
あれが倒れ掛かってきただけでも船は海の藻屑と化すだろう。
なんとかしなければならない。
幸いにも、この船には過剰とも思える兵器を積んできている。
倒せる可能性は十分にある。
俺の役目はあれが絶命したとき、海に倒れるのを防ぐことか。
うまいこと異空間収納にでも仕舞わなければ大変なことになってしまう。
男爵にたたき起こされた兵士たちが、慌てた様子でバタバタと甲板に出てくる。
「うわぁ、なんだよあれ……」
「あんな魔物見たことねえよ……」
「海はおっかねえところだ……」
完全にビビッてしまっている。
この船には超兵器を積んできているのだから、もう少し自信を持って欲しいものだ。
「お前らビビッてんじゃねえ!さっさと主砲に魔石を放り込まねえか!!」
巨大な海の魔物を前にして怖気づいた兵士たちを鼓舞するブルーノさん。
やはりこういうときは年季がものを言う。
すぐに兵士たちも立ち直り、甲板の主砲にエネルギー源である魔石を運び込み始める。
主砲の魔導レールガンはとんでもなく魔石を食うからね。
しかしその分威力は期待できる。
実験では山ひとつ無くなったからね。
低いけど男爵領唯一の山だったのに。
まあ山の下から銀の鉱脈が見つかったから結果オールライト。
あの巨大な魔物も男爵領の山のように粉砕されてくれたらいいのだけど。
「隊長!シーサーペントです!!」
「なに!?」
巨大な魔物に注意を奪われていた俺達だが、海には他にも危険な魔物がいっぱいだ。
その一種がシーサーペント。
10メートルくらいある海蛇の魔物だ。
牙には猛毒があり、ちょっと触れただけでも命が危うい。
そんな魔物が大量に船に群がってこようとしていた。
いつの間にこんなことに。
あれ、よく見たらなんかあの巨大な魔物ってシーサーペントに似ているような。
まさか、親子なのか。
あのでかいのが親で、シーサーペントは子供。
シーサーペントというのは、あのでかい蛇の魔物の子供のことだったとでもいうのか。
海の魔物というのはいちいちスケールがでかくて困るね。
とにかく今はこのシーサーペントの群れをどうにかしなければ。
「ガトリング砲、1番から10番。用意!」
甲板に響き渡る男爵の声。
そういえばこの船は大砲を魔導ガトリング砲に換えてあったんだった。
レールガンに威力は劣るが、速射性が高いし魔石もそこまで食わない。
シーサーペントに通用すればいいのだが。
「放て!」
パパパパと火薬よりも小さい音で弾丸の雨が発射される。
ガトリング砲の砲門が撫でるようにシーサーペントを殺傷していく。
シーサーペントの表皮はそこそこ硬いようだが、ガトリング砲の前では紙も同然だ。
海が真っ赤に染まり、大きな海蛇の死骸だらけになる。
グロテスクだ。
シーサーペントは大きな魔石も持っているし、毒も素材になる。
もったいないので俺はウォーターハンドでできるだけ回収して異空間収納にしまった。
「撃ち方やめ!」
ガトリング砲の掃射が終わり、海面に生きているシーサーペントは居なくなる。
生き残った奴も海底へ逃げていったようだ。
残るはあの巨大な親シーサーペント。
『グラァァァァァァッ!!』
子供がやられて怒ったのか、親シーサーペントの咆哮が響き渡る。
鼓膜がビリビリして、腹の底から恐怖がせり上がってくるような声だ。
甲板の兵士たちは足をガクガクと震わせ、座り込んでしまった者もいる。
すごい威圧感だ。
昔ダムの放水を目にしたときの感覚に似ているな。
あんな大きな水の流れの前には、自分の力なんてちっぽけなものだという感覚。
しかしおっさんは、抗って抗ってここまで生きてきたんだよ。
社会という大きな流れにね。
足がすくんだときは、靴を脱いで裸足になる。
これに限る。
俺は革靴を放り投げた。
腹に力を込め、声を振り絞る。
「ブルーノさん!レールガンを撃て!!」
「わ、分かった!!」
呆然と立ち尽くしていたブルーノさんが我を取り戻す。
そしてエネルギー充填の終わったレールガンの砲門を微調整する。
幸いなことに的はでかい。
動きも速くない。
ブルーノさんは聳え立つ塔のような巨体に向けてレールガンを放った。
砲門から放たれるのは音速の10倍の速度の弾丸。
魔法によって発生した強力な磁力の誘導によって、短い距離で弾丸は急激に加速する。
発生した衝撃波は魔法によって相殺されるし、反動も慣性制御魔法によってそれほどではない。
超速の弾丸を食らったシーサーペントが俺達の船とは逆側に倒れる。
「やったか?」
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