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9.トカゲと盗賊
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真っ赤なトカゲに乗った盗賊の頭目の後を追うように、屈強な男たちと追加のノーマルトカゲがぞろぞろと僕たちを囲む。
ずいぶんな数だ。
トカゲと人合わせたら100は超えているのではないだろうか。
こんな数の盗賊とトカゲには、さすがにザックスでも勝てっこない。
「大人しくしていれば苦しまずに殺してやるよ」
苦しむことのない死が最上の譲歩なのか。
確かにどうせ死ぬのならば痛くて苦しい死に方よりも安らかなものがいいけれど、できるなら死にたくはないな。
せっかく母もその交際相手のクズ男もいない世界でやり直せると思ったのに、こんな終わり方はあんまりだ。
しかし僕に戦う力はない。
あるのはアイテムをコピーする力だけ。
盗賊からしてみたら喉から手が出るほど欲しい能力だろう。
きっとスキルのことを打ち明ければ飼い殺しではあるものの死なずには済む。
抵抗して苦しんで死ぬか、抵抗せずに苦しまず死ぬか、媚びて飼い殺しになるか、僕に与えられた選択肢は3つか。
チャンスがあるとすれば3番目かな。
だけど、なんでかその選択肢は取りたくないんだよね。
僕にもプライドなんてものがあったのかもしれない。
死ぬ間際になって顔を出す程度のちっぽけなものなら無ければよかったのに。
「おら、身ぐるみ剥いじまえ」
どう考えてもこの状況を抜け出せる気はしないけれど、最後まで諦めないことを決めた。
盗賊たちは僕とザックスの着ているものまで脱がして金目のものを探す。
「うひょぉ、こいつめっちゃ金持ってやがる。すげぇ金貨の数だ」
「女はいなかったが金は持ってたか。まあまあの当たりだな。おい、お前ちょっと街まで行って酒を目いっぱい勝ってこい」
「へい」
盗賊たちはすでに僕の持っていた大量の金貨で酒盛りの算段を立てている。
こいつらが酒を飲むまで生きていられれば逃げられるチャンスもあるかもしれないな。
「あとは縛っていつものところに。わかったな」
「わかりやした」
背中に冷たい尖ったものを突き付けられながら、僕とザックスは素っ裸のまま縛られて森の中を歩かされる。
足の裏に小枝が刺さって痛い。
トカゲにやられた脇腹も痛い。
骨は折れてないかもしれないけど、絶対痣になっているだろう。
しばらく歩くと夜が明けてきた。
森の中は暗くて歩きづらかったので助かる。
体感時間で1時間くらい歩かされただろうか。
目的地が見えてきた。
そこは高さ30メートルはありそうなお椀型の窪地だった。
僕たちは全裸で縛られたままその窪地の境の崖の上に立たされた。
窪地の中には大きなノーマルトカゲが2、30匹のんびり寛いでおり、嫌な予感しかしない。
「ちょっ、まさかここから落とすわけじゃないよね?」
「落とすに決まってんだろうが。それ以外何があるんだよ」
「そんなことしたら死んじゃうじゃないか!」
「あのなあ、なんでお前たちをまだ生かしていると思っている。お前らは親分のペットの餌だ。たまには活きのいい餌をやらねえとな」
そう言って盗賊の男は、僕とザックスの背中を強く押した。
ザックスは背中を押されたくらいじゃあ落ちないけれど、僕は違う。
軽快につんのめって空中にふわりと浮く。
「ぬわぁぁっ」
「坊ちゃん!!くそがっ」
ザックスが僕を追って崖から飛び降りる。
ザックスから何か黒いモヤのようなものが伸び、僕を引き寄せた。
「じっとしててくれっ」
僕はお腹の底から這いあがってくる恐怖に抗い、言われたとおりじっと身を固める。
すぐに地面がやってきた。
真っ逆さまだ。
首の骨が折れて死ぬ。
母が今まで連れてきたクズ男が走馬灯のように流れていく。
くそっ、どうせ死ぬならあいつら道連れにしてやれば母の目も覚めたかもな。
落下の衝撃が僕を襲う。
少し内臓が口から出そうになったけれど、不思議と痛みはない。
ここが天国か。
「坊ちゃん、立て。トカゲが来てる!」
「え、トカゲ?だってここ天国……」
「死んでねえよ!俺のスキルで助かったんだっての。立って戦え」
目を開けるとそこは天国ではなく地獄だった。
畜生道かな。
トカゲがよだれを垂らしながら僕たちに殺到している。
それをザックスがなんか黒いモヤモヤで殴り飛ばしている。
なんか知らないけど僕はまだ生きているようだ。
いつの間にか僕とザックスを縛るロープは鋭い何かによって切断されていた。
僕はすぐに立ち上がる。
でも戦うって言われたって丸腰どころか全裸だよ。
どうしろって言うんだ。
おそらくザックスのあの黒いモヤはスキルだろう。
僕もスキルで何かできないかな。
僕のスキルはアイテムのコピー。
何をコピーしたらこの状況を打開できる?
キョロキョロと見回すとすぐ後ろにあった複雑な形の大岩が目に飛び込んでくる。
これを3つコピーしてバリケードのように並べれば、安全エリアを作れるかもしれない。
だがこの大岩をコピーできるかどうかは賭けだ。
果たして誰にも持ち上げることができないほど大きな物なんてコピーできるのだろうか。
僕は大岩に触れ、スキルを発動してみた。
ズンとお腹にくる地響きがして大岩の隣にもう一つ大岩が現れた。
僕に向かってきていた数匹のトカゲが下敷きになって血を流している。
大岩を落として攻撃、僕にもできたよ。
こんなに大きなものでもコピーは可能なようだ。
コピーした物の出現位置も僕が望んだとおりの場所からそれほど外れていない。
ある程度こちらの意思は汲んでくれるらしい。
生き延びられる可能性が出てきたな。
「ザックス、こっちに!」
ザックスは僕のほうをちらりと見て大岩が増えているのを見て何かを感じたのか、僕の言葉に従ってくれた。
僕は更に大岩を2つコピーして安全エリアを作り出した。
トカゲが1匹だけ一緒に安全エリアに入ってしまったけれどすぐにザックスに倒された。
「はぁ、はぁ、もう魔力切れだ。危なかったな」
「それって魔法だったんだ」
「ああ、影魔法だ。坊ちゃんこそ、このスキルはなんだよ」
「僕の奥の手だよ」
ちょうどいい機会だ。
ザックスとは色々と話し合っておこう。
ずいぶんな数だ。
トカゲと人合わせたら100は超えているのではないだろうか。
こんな数の盗賊とトカゲには、さすがにザックスでも勝てっこない。
「大人しくしていれば苦しまずに殺してやるよ」
苦しむことのない死が最上の譲歩なのか。
確かにどうせ死ぬのならば痛くて苦しい死に方よりも安らかなものがいいけれど、できるなら死にたくはないな。
せっかく母もその交際相手のクズ男もいない世界でやり直せると思ったのに、こんな終わり方はあんまりだ。
しかし僕に戦う力はない。
あるのはアイテムをコピーする力だけ。
盗賊からしてみたら喉から手が出るほど欲しい能力だろう。
きっとスキルのことを打ち明ければ飼い殺しではあるものの死なずには済む。
抵抗して苦しんで死ぬか、抵抗せずに苦しまず死ぬか、媚びて飼い殺しになるか、僕に与えられた選択肢は3つか。
チャンスがあるとすれば3番目かな。
だけど、なんでかその選択肢は取りたくないんだよね。
僕にもプライドなんてものがあったのかもしれない。
死ぬ間際になって顔を出す程度のちっぽけなものなら無ければよかったのに。
「おら、身ぐるみ剥いじまえ」
どう考えてもこの状況を抜け出せる気はしないけれど、最後まで諦めないことを決めた。
盗賊たちは僕とザックスの着ているものまで脱がして金目のものを探す。
「うひょぉ、こいつめっちゃ金持ってやがる。すげぇ金貨の数だ」
「女はいなかったが金は持ってたか。まあまあの当たりだな。おい、お前ちょっと街まで行って酒を目いっぱい勝ってこい」
「へい」
盗賊たちはすでに僕の持っていた大量の金貨で酒盛りの算段を立てている。
こいつらが酒を飲むまで生きていられれば逃げられるチャンスもあるかもしれないな。
「あとは縛っていつものところに。わかったな」
「わかりやした」
背中に冷たい尖ったものを突き付けられながら、僕とザックスは素っ裸のまま縛られて森の中を歩かされる。
足の裏に小枝が刺さって痛い。
トカゲにやられた脇腹も痛い。
骨は折れてないかもしれないけど、絶対痣になっているだろう。
しばらく歩くと夜が明けてきた。
森の中は暗くて歩きづらかったので助かる。
体感時間で1時間くらい歩かされただろうか。
目的地が見えてきた。
そこは高さ30メートルはありそうなお椀型の窪地だった。
僕たちは全裸で縛られたままその窪地の境の崖の上に立たされた。
窪地の中には大きなノーマルトカゲが2、30匹のんびり寛いでおり、嫌な予感しかしない。
「ちょっ、まさかここから落とすわけじゃないよね?」
「落とすに決まってんだろうが。それ以外何があるんだよ」
「そんなことしたら死んじゃうじゃないか!」
「あのなあ、なんでお前たちをまだ生かしていると思っている。お前らは親分のペットの餌だ。たまには活きのいい餌をやらねえとな」
そう言って盗賊の男は、僕とザックスの背中を強く押した。
ザックスは背中を押されたくらいじゃあ落ちないけれど、僕は違う。
軽快につんのめって空中にふわりと浮く。
「ぬわぁぁっ」
「坊ちゃん!!くそがっ」
ザックスが僕を追って崖から飛び降りる。
ザックスから何か黒いモヤのようなものが伸び、僕を引き寄せた。
「じっとしててくれっ」
僕はお腹の底から這いあがってくる恐怖に抗い、言われたとおりじっと身を固める。
すぐに地面がやってきた。
真っ逆さまだ。
首の骨が折れて死ぬ。
母が今まで連れてきたクズ男が走馬灯のように流れていく。
くそっ、どうせ死ぬならあいつら道連れにしてやれば母の目も覚めたかもな。
落下の衝撃が僕を襲う。
少し内臓が口から出そうになったけれど、不思議と痛みはない。
ここが天国か。
「坊ちゃん、立て。トカゲが来てる!」
「え、トカゲ?だってここ天国……」
「死んでねえよ!俺のスキルで助かったんだっての。立って戦え」
目を開けるとそこは天国ではなく地獄だった。
畜生道かな。
トカゲがよだれを垂らしながら僕たちに殺到している。
それをザックスがなんか黒いモヤモヤで殴り飛ばしている。
なんか知らないけど僕はまだ生きているようだ。
いつの間にか僕とザックスを縛るロープは鋭い何かによって切断されていた。
僕はすぐに立ち上がる。
でも戦うって言われたって丸腰どころか全裸だよ。
どうしろって言うんだ。
おそらくザックスのあの黒いモヤはスキルだろう。
僕もスキルで何かできないかな。
僕のスキルはアイテムのコピー。
何をコピーしたらこの状況を打開できる?
キョロキョロと見回すとすぐ後ろにあった複雑な形の大岩が目に飛び込んでくる。
これを3つコピーしてバリケードのように並べれば、安全エリアを作れるかもしれない。
だがこの大岩をコピーできるかどうかは賭けだ。
果たして誰にも持ち上げることができないほど大きな物なんてコピーできるのだろうか。
僕は大岩に触れ、スキルを発動してみた。
ズンとお腹にくる地響きがして大岩の隣にもう一つ大岩が現れた。
僕に向かってきていた数匹のトカゲが下敷きになって血を流している。
大岩を落として攻撃、僕にもできたよ。
こんなに大きなものでもコピーは可能なようだ。
コピーした物の出現位置も僕が望んだとおりの場所からそれほど外れていない。
ある程度こちらの意思は汲んでくれるらしい。
生き延びられる可能性が出てきたな。
「ザックス、こっちに!」
ザックスは僕のほうをちらりと見て大岩が増えているのを見て何かを感じたのか、僕の言葉に従ってくれた。
僕は更に大岩を2つコピーして安全エリアを作り出した。
トカゲが1匹だけ一緒に安全エリアに入ってしまったけれどすぐにザックスに倒された。
「はぁ、はぁ、もう魔力切れだ。危なかったな」
「それって魔法だったんだ」
「ああ、影魔法だ。坊ちゃんこそ、このスキルはなんだよ」
「僕の奥の手だよ」
ちょうどいい機会だ。
ザックスとは色々と話し合っておこう。
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