12 / 17
12.女神像の完成とスキルポイント
しおりを挟む
「できた……」
石工スキルを駆使し、総作業時間300時間ほどかけ、JK神様の石像が完成した。
サイズは等身大。
ご要望通り実際に会った印象よりも二割増しくらい胸を大きく作った。
あちらの世界でJK神様と出会ったときは深夜のテンションだったし、話したのはラブホだったのでかなり美化されているかもしれない。
実際のJK神様はミニのワンピース姿だったが、石像は俺の妄想を爆発させて高校の制服のような衣装になっている。
全て石でできているので当然キャストオフはできない。
そのような恐れ多いことができようはずもない。
この石像の特徴は、なんといっても色があるということだろう。
普通石像は1つの岩から削り出すため色はほとんど一色だし、石膏像は真っ白だ。
しかし俺がJK神様からもらった石工スキルは石を切ったり貼ったり混ぜたりすることができる。
そのため色の濃い石と薄い石を部位ごとに使い分けることによって、白黒漫画のように色の濃淡で色彩を表現することができるのだ。
雪のように真っ白な肌は白っぽい石で、良い匂いがしそうな亜麻色の髪は淡い色の石で、強い意思を宿した真っ黒な瞳は濃い色の石で作ってある。
それだけのことだが、まるで本当に生きているかのように躍動感が生まれている。
我ながらいい出来だ。
特に100時間くらい作り込んだ脚のラインがたまらん。
色の濃い石で表現した黒ストッキングがまたいい味を醸し出している。
膝の裏のところに少し皺ができるくらいのサイズ感のストッキングだ。
このくらいが一番好きなんだよな。
膝上丈のミニスカートに黒ストッキングなんか履いた女は大体、脚を見せたいけれど同性からは嫌われたくないという中途半端にあざとい女だ。
しかし男はそういう女が大好きなのだ。
黒ストッキングなんか履いたら人によっては素足よりもエロいと思う男も多いというのに、それがわかっているのかわかっていないのか女は黒ストを履く。
JKはわかっているのかいないのか微妙な年ごろだ。
そんなJKの見せる不安定な魅力をうまく引き出せている作品だと思う。
まあJK神様は神様なのでおそらくそのような年齢ではないと思うが。
「これで女神クエストをひとつクリアしたことになるのか」
ステータスを確認すると女神像のクエストが消え、SPが10ポイント増えていた。
どうやらJK神様も石像の出来に満足してくれたようだ。
このSPというのを使えばスキルの成長を早めることができるのだよな。
どのくらいのSPをつぎ込めばスキルレベルを1アップさせることができるのかわからないので慎重に使っていこう。
スキルごとに必要なポイントが違う可能性もあるが、とりあえずは同じだと仮定して進める。
上げる優先順位は火弾、アイテムボックス(小)、通販(微)、石工、体毛操作の順かな。
石工と体毛操作の2つのスキルについては現時点ですでにスキルの性能に不満はないので後回しでも構わない。
石壁の拡張により日々拠点の安全性が上昇している状況では完全な戦闘スキルの火弾と便利系スキルのアイテムボックス(小)、通販(微)の2つのどれを上げるか迷うが、一応危険が無くなったわけではないので火弾をまず最優先で上げることにした。
現段階の豆鉄砲のような魔法スキルでは巨大イノシシの子供相手でも全く倒せる気がしない。
スキルをぶっ放しただけで倒せることはなくとも、せめて動きを阻害するとかある程度のダメージを与えることができるくらいの威力は欲しいところだ。
俺はステータスのSPの部分をタップした。
すると俺がJK神様からもらった5つのスキルのリストが出てきた。
スキル名の右側には、1/10という数字が表示されている。
熟練度のようなものだろうか。
あれだけ毎日使った石工スキルですら2/10にすら達していないとは、スキルをたくさんもらった対価は思った以上に重たいな。
地力でスキルレベルを上げていたら死ぬまでかかってもオール2くらいまでしか上がらないのではなかろうか。
女神クエストとSPのシステムは大変ありがたい。
俺はさっそく火弾のスキルにタップしてSPを注ぎ込む。
SPを1消費することにより、火弾スキルの右側の数字が2/10に変化した。
どうやらSP1ごとに熟練度が1上昇する仕様なようだ。
俺は迷う事なく火弾の熟練度を10まで上げる。
ステータスを確認すると、火弾スキルのレベルが2になっていた。
俺はJK神様の石像に感謝の祈りを捧げた。
「ありがたやありがたや」
スキルレベルの上限が100とかであれば、このレベルアップにそれほどの価値はない。
しかし俺はそうではないと思っている。
上限が100であるならばレベル2に上げるのがこんなに大変なはずがない。
スキルを5つ持っているからといって俺だけそこまでハードモードにされるとは思えない。
そう願いたい。
とにもかくにも、レベルアップしたスキルを使ってみる以外に確かめる方法はない。
俺は指先を意識して火弾と念じる。
人差し指の先にチリチリと空気を燃やすような火の弾が生まれた。
火弾は今までにないような眩い光と空気のゆらぎを纏っており、間違いなくパワーアップしていた。
レベルが1つ上がっただけでこれほどまでに変わるものなのか。
これはレベル上限が5ということもありえるな。
俺が無双する日も近いかもしれない。
俺は指先を石壁に向け、火弾を放った。
高速で放たれた火弾はビームのような軌跡を描きながら一直線に壁に激突した。
衝撃波で少し髪がなびく。
特に爆発なんかはしなかったものの、石でできた壁に小さなクレーターを作って消えた。
近づいて確認するとクレーターは硝子のようにツルツルしている。
これは石壁の表面を溶かすような高温が生じたということだ。
めちゃめちゃパワーアップしているじゃないか。
これならば、イノシシ野郎に一矢報いることができるかもしれない。
石工スキルを駆使し、総作業時間300時間ほどかけ、JK神様の石像が完成した。
サイズは等身大。
ご要望通り実際に会った印象よりも二割増しくらい胸を大きく作った。
あちらの世界でJK神様と出会ったときは深夜のテンションだったし、話したのはラブホだったのでかなり美化されているかもしれない。
実際のJK神様はミニのワンピース姿だったが、石像は俺の妄想を爆発させて高校の制服のような衣装になっている。
全て石でできているので当然キャストオフはできない。
そのような恐れ多いことができようはずもない。
この石像の特徴は、なんといっても色があるということだろう。
普通石像は1つの岩から削り出すため色はほとんど一色だし、石膏像は真っ白だ。
しかし俺がJK神様からもらった石工スキルは石を切ったり貼ったり混ぜたりすることができる。
そのため色の濃い石と薄い石を部位ごとに使い分けることによって、白黒漫画のように色の濃淡で色彩を表現することができるのだ。
雪のように真っ白な肌は白っぽい石で、良い匂いがしそうな亜麻色の髪は淡い色の石で、強い意思を宿した真っ黒な瞳は濃い色の石で作ってある。
それだけのことだが、まるで本当に生きているかのように躍動感が生まれている。
我ながらいい出来だ。
特に100時間くらい作り込んだ脚のラインがたまらん。
色の濃い石で表現した黒ストッキングがまたいい味を醸し出している。
膝の裏のところに少し皺ができるくらいのサイズ感のストッキングだ。
このくらいが一番好きなんだよな。
膝上丈のミニスカートに黒ストッキングなんか履いた女は大体、脚を見せたいけれど同性からは嫌われたくないという中途半端にあざとい女だ。
しかし男はそういう女が大好きなのだ。
黒ストッキングなんか履いたら人によっては素足よりもエロいと思う男も多いというのに、それがわかっているのかわかっていないのか女は黒ストを履く。
JKはわかっているのかいないのか微妙な年ごろだ。
そんなJKの見せる不安定な魅力をうまく引き出せている作品だと思う。
まあJK神様は神様なのでおそらくそのような年齢ではないと思うが。
「これで女神クエストをひとつクリアしたことになるのか」
ステータスを確認すると女神像のクエストが消え、SPが10ポイント増えていた。
どうやらJK神様も石像の出来に満足してくれたようだ。
このSPというのを使えばスキルの成長を早めることができるのだよな。
どのくらいのSPをつぎ込めばスキルレベルを1アップさせることができるのかわからないので慎重に使っていこう。
スキルごとに必要なポイントが違う可能性もあるが、とりあえずは同じだと仮定して進める。
上げる優先順位は火弾、アイテムボックス(小)、通販(微)、石工、体毛操作の順かな。
石工と体毛操作の2つのスキルについては現時点ですでにスキルの性能に不満はないので後回しでも構わない。
石壁の拡張により日々拠点の安全性が上昇している状況では完全な戦闘スキルの火弾と便利系スキルのアイテムボックス(小)、通販(微)の2つのどれを上げるか迷うが、一応危険が無くなったわけではないので火弾をまず最優先で上げることにした。
現段階の豆鉄砲のような魔法スキルでは巨大イノシシの子供相手でも全く倒せる気がしない。
スキルをぶっ放しただけで倒せることはなくとも、せめて動きを阻害するとかある程度のダメージを与えることができるくらいの威力は欲しいところだ。
俺はステータスのSPの部分をタップした。
すると俺がJK神様からもらった5つのスキルのリストが出てきた。
スキル名の右側には、1/10という数字が表示されている。
熟練度のようなものだろうか。
あれだけ毎日使った石工スキルですら2/10にすら達していないとは、スキルをたくさんもらった対価は思った以上に重たいな。
地力でスキルレベルを上げていたら死ぬまでかかってもオール2くらいまでしか上がらないのではなかろうか。
女神クエストとSPのシステムは大変ありがたい。
俺はさっそく火弾のスキルにタップしてSPを注ぎ込む。
SPを1消費することにより、火弾スキルの右側の数字が2/10に変化した。
どうやらSP1ごとに熟練度が1上昇する仕様なようだ。
俺は迷う事なく火弾の熟練度を10まで上げる。
ステータスを確認すると、火弾スキルのレベルが2になっていた。
俺はJK神様の石像に感謝の祈りを捧げた。
「ありがたやありがたや」
スキルレベルの上限が100とかであれば、このレベルアップにそれほどの価値はない。
しかし俺はそうではないと思っている。
上限が100であるならばレベル2に上げるのがこんなに大変なはずがない。
スキルを5つ持っているからといって俺だけそこまでハードモードにされるとは思えない。
そう願いたい。
とにもかくにも、レベルアップしたスキルを使ってみる以外に確かめる方法はない。
俺は指先を意識して火弾と念じる。
人差し指の先にチリチリと空気を燃やすような火の弾が生まれた。
火弾は今までにないような眩い光と空気のゆらぎを纏っており、間違いなくパワーアップしていた。
レベルが1つ上がっただけでこれほどまでに変わるものなのか。
これはレベル上限が5ということもありえるな。
俺が無双する日も近いかもしれない。
俺は指先を石壁に向け、火弾を放った。
高速で放たれた火弾はビームのような軌跡を描きながら一直線に壁に激突した。
衝撃波で少し髪がなびく。
特に爆発なんかはしなかったものの、石でできた壁に小さなクレーターを作って消えた。
近づいて確認するとクレーターは硝子のようにツルツルしている。
これは石壁の表面を溶かすような高温が生じたということだ。
めちゃめちゃパワーアップしているじゃないか。
これならば、イノシシ野郎に一矢報いることができるかもしれない。
1
あなたにおすすめの小説
借金5億で異世界転移、よりによって金本位制の世界だった
夜明け一葉
ファンタジー
32歳の個人トレーダー・佐藤慧は、5年間の雪辱を賭けたトレードで5億円の借金を抱え、意識を失った。目覚めると、そこは剣と魔法が存在する見知らぬ世界だった。常識が通じない異世界で、金貨を見るだけで嘔吐する「金アレルギー」を抱えながら、若き冒険者リナと出会い、生き延びる術を探し始める。諦めることだけができなかった男が、新たな世界で再び立ち上がる異世界サバイバル譚。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
辺境で静かに暮らしていた俺、実は竜王の末裔だったらしく気づけば国ができていた
平木明日香
ファンタジー
はるか五億四千万年前、この星は六柱の竜王によって治められていた。火・水・風・土・闇・光――それぞれの力が均衡を保ち、世界は一つの大きな生命のように静かに巡っていた。だが星の異変をきっかけに竜の力は揺らぎ、その欠片は“魂”となって新たな生命に宿る。やがて誕生した人類は文明を築き、竜の力を利用し、ついには六大陸そのものを巨大な封印装置へと変えて竜王を眠りにつかせた。
それから幾千年。
現代では六つの大国がそれぞれ封印を管理し、かろうじて世界の均衡を保っている。しかし各地で異常な魔獣が出現し、封印の揺らぎが噂されはじめていた。
そんな世界を気ままに旅する青年がいる。名はブラック・ドラグニル。三年前からハンターとして魔獣を討伐し、その肉を味わいながら各地を渡り歩く放浪者だ。規格外の実力を持ちながら名誉や地位には興味がなく、ただ「世界のうまいものを食べ尽くす」ことを楽しみに生きている。
ある日、光の王国ルミナリア近郊で王女ユリアナが大型魔獣に襲われる事件が起きる。死を覚悟した騎士団の前に現れたブラックは、その怪物をわずか数十秒で討ち倒す。彼にとっては雑魚同然だったが、その圧倒的な強さは王国中に知れ渡る。王女は自由に生きる彼の姿に心を奪われるが、ブラックは次の目的地へ向かう計画を練るばかり。
だが彼自身はまだ知らない。
自らが竜族の末裔であり、世界を再び“統合”へ導く鍵となる存在であることを。
竜の封印が揺らぐとき、自由を愛する青年は世界の命運を左右する選択を迫られる。
これは、竜の記憶と人の魂が交錯する壮大なファンタジー叙事譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる